「本は我等の力。本により世界は我等の物となるのだ」
「無駄だ! 既に始まったのだ! もう誰にも止められない! 何をしようと結末は変わらない!」
データ
- アルターライドブック:岩石王ゴーレム
- 身長:213.7cm
- 体重:130.2kg
- 特色/力:岩石や土の操作/巨大化
概要
第1章「はじめに、炎の剣士あり。」から登場。
レジエルにより、幻獣のジャンルに分類される「岩石王ゴーレム」のアルターライドブックから生み出された、ゴーレム型のメギド。
ろくろ状の頭部に大きな手が付いている独特の姿で、さながら粘土細工の陶器造りを思わせる風貌をしている。よく見ると、伝承上のゴーレム同様に頭には文字らしきものが描かれている。また、左腕がひと回り大きい。
メギド共通の本の意匠は左胸と腹部にある。
戦闘では頭部の手を遠隔操作で操り、離れた対象への攻撃や拘束を行う。周囲の岩石や土を自在に操る能力を持ち、それを纏うことで巨大化することも可能。
活躍
- 第1章「はじめに、炎の剣士あり。」
冒頭で仮面ライダーカリバーからアルターライドブックを手渡されたレジエルの手によって誕生。
彼からブランクのライドブックを手渡され、新たなアルターブックを作り出す為に活動を開始した。
ブランクのライドブック早速使用し、現実世界の一部をワンダーワールドと繋げるが、その場所には神山飛羽真と須藤芽依も巻き込まれていた。
アルターブックを作り出す為に破壊活動を開始すると、騒ぎに駆けつけた飛羽真と対峙。
頭部の手を飛ばして攻撃し、自身が出現された不気味な植物に吸い込ませようとするが、飛羽真が蹴った消火栓で水で満たされた事で始末に失敗するも、続けて破壊活動を行う。
本には人々を幸せにする力を持つと信じ、その力を悪用する事に怒りを燃え上がらせる飛羽真に飛びかかられるが、すぐにいなし、建物の瓦礫で飛羽真を下敷きにした。
だが、それに呼応するかの様に「ブレイブドラゴン」のワンダーライドブックが光り輝き、そこから放たれた剣の炎に自身が吹き飛ばされ、飛羽真が引き抜いた剣が聖剣ソードライバーに変化する場面を目撃。
更に聖剣ソードライバーを装着した飛羽真が仮面ライダーセイバーに変身する。
そのままセイバーと交戦するも、セイバーの剣戟に翻弄され、ブランクライドブックで別世界を展開して無数の岩石を飛ばすが、掻い潜られてセイバーの放った「ドラゴン・ワンダー」で追い詰められる。
奥の手として、周囲に散らばった瓦礫や破片を取り込んで自らを巨大化。巨体から繰り出す攻撃でセイバーを叩き潰そうとするも、セイバーが繰り出した「火炎十字斬」で切り刻まれて敗北・爆散した。
- 第3章「父であり、剣士。」
ゴーレムメギドの元であるアルターライドブックは無事だったらしく、冒頭でレジエルが再度出現させた。
既に送り込まれていて暴れ回っていたが、突如現れた尾上亮/仮面ライダーバスターの「大断断」で一瞬で倒された。
- 剣士列伝「an episode of仮面ライダースラッシュ&バスター」
回想にて、15年前のメギド達の侵攻にて破壊活動を行い、シミーと共に哲雄/仮面ライダースラッシュと交戦するも、「スナック・音・ザ・チョッパー」でまとめて討伐された。
- 第21章「最高に輝け、全身全色(フルカラー)。」
冒頭でストリウスに連れられている別個体が登場。ハンザキメギド、アヒルメギドと共にカリュブディスメギドを生み出す素材となった。
バハトが破滅の本を解放した影響で、シミーや他のメギドとともにワンダーワールドに出現した。
歴代のライダー怪人や戦隊怪人と共に登場。放映中の作品の怪人がこうした映画の再生怪人要因に駆り出されるケースは初である。
岩石王ゴーレムアルターライドブック
岩石王ゴーレム!
『目を覚ませ…。岩石を纏う、レジェンドメギド!』
「岩石王ゴーレム」の伝承を封じ込めたアルターライドブック。
ジャンルは「幻獣」。
街の建物などを破壊し岩石を集め、自らが岩石王となるという内容の物語の模様。
最終ページの「テキストオブアルター」には森を歩く青いゴーレムが描かれ、下のテキストには『岩の巨人に宿るメギドの力が解き放たれ、ついに終焉の章を迎える』と記されている。
余談
- アルターライドブックの元ネタはアレクサンドル・デュマの小説『巌窟王』であると思われる。
- 声を演じた白熊氏は、今作が特撮初出演となった。半年後に同じニチアサの『トロピカル〜ジュ!プリキュア』にて、チョンギーレ役でレギュラー出演する事となる。
- ゴーレムをモチーフにライダー怪人は今回が初となる。過去の作品では、『仮面ライダーキバ』のブロンブースターや『仮面ライダーウィザード』のバイオレットゴーレムに採用されていた。
- 第3章でアルターブックの設定の関係で再生怪人として登場したが、初登場から数えて僅か2話という、ライダー怪人の中で最速の再登場となった。
- 先行公開映像ではドラゴンジャッ君と戦っているが、本編中にそのような描写はない。
- 上記2段目の台詞は後の展開の伏線だと思われる。
- 現段階で、本編・本編外合わせて最も再登場しているメギドである。
関連タグ
ライオンインベス、ロイミュード016&ロイミュード057、シオマネキング:サイズが変わる巨大化を経験したライダー怪人。
ハサミジャガー、カメバズーカ:昭和シリーズ二作目の最初のライダー怪人。
ゴーレムマイナソー:プロデューサーが同じスーパー戦隊に登場するゴーレム繋がりの怪人
ベローサマギア←ゴーレムメギド→マンモス・デッドマン/レックス・デッドマン