『キルバスパイダー!』
『Are you Ready?』
「変・身!」
『スパイダー!スパイダー!キルバススパイダー!』
「この星も、そして宇宙も、すべて破壊してやる!」
CV:勝杏里
スーツアクター:今井靖彦
変身者
・キルバス
概要
仮面ライダービルドの正式な続編となるVシネクスト『ビルドNEW WORLD仮面ライダークローズ』に登場する仮面ライダー。
ブラッド族の王にしてエボルトの兄であるキルバスが、キルバススパイダーフルボトルをセットしたキルバスパイダーを、戦兎から強奪して手に入れたビルドドライバーに装填して変身する。
容姿
ブラッドスタークとビルドを合わせたような見た目。全体的に赤・黒の二色で塗装されており、脚等に真っ赤な毒が泡立っているかのような模様が見られる。顔と胸の前から見たクモのような意匠、肩や腰のクモの脚のような飾りが特長。
スペック
パンチ力 | 66.0t |
---|---|
キック力 | 72.4t |
ジャンプ力 | 88.9m |
走力 | 0.9s/100m (時速400km) |
本人曰く「お前(エボルト)はこの俺に一度として勝ったことがない」と豪語する程の実力を持つ。
ブラッド族3人と万丈龍我とハザードトリガー+グレートクローズドラゴン+ブラックコブラロストフルボトルを使って変身する仮面ライダーブラッドよりもスペックが高い。
クローズドラゴンよりも高性能な変身アイテムを使用しているとはいえ、極めて高いスペックを誇り、エボル・フェーズ4のスペックにすら迫る程。
事実、劇中では(スマッシュを生成し、弱体化していたにもかかわらず)エボルフェーズ1とクローズマグマのタッグを相手に、一方的な戦いを繰り広げ圧倒していた。その上クローズエボルに対しても当初は圧倒的有利を保っており、本人のポテンシャルもあって総合的な戦闘力においてはブラックホールフォーム以上になっている可能性もある。
変身ボイスからして、恐らくエボルのフェーズ1に当たる、「仮面ライダーキルバス・スパイダーフォーム」というべき形態であろうと考えられる(設定資料のラフ画には別形態と思しき「スコーピオンフォーム」の設定が散見される)。
但し、変身に用いた装備は全て現地で調達した代物である為、エボルトに置き換えて換算するのであれば仮面ライダーキルバスはブラッドスターク相当に過ぎず、本来の全力は更に上という可能性も考えられる。
能力
システム自体はビルドのものをそのまま使用している為か、ビルドの武器を召喚して使う事が可能。劇中ではドリルクラッシャーとカイゾクハッシャーを使用した。
更に、背中から巨大な蜘蛛のかぎ爪を、最大4本まで出現させて敵を攻撃する、蜘蛛の糸を使って敵を拘束するなど蜘蛛らしい芸当も可能。
変身者であるキルバス自身の能力として、擬態のスマッシュを大量に呼び出す事も可能。見た目は同じだがオリジナルに比べて大幅に強化されている。
変身
身体を大きく捻った派手なポーズで、スパイダーフルボトルが入ったキルバスパイダーをビルドドライバーに装填。ハンドルを回すと蜘蛛の巣状のスナップビルダーが広がり、それに前後から挟まれると、更に中心の空間が歪んで変身が完了する。
使用アイテム、ツール
キルバスに変身するための変身ベルト。元々は桐生戦兎の物であり、彼から強奪している。
スパイダー型のガジェット。戦兎が新世界での生活費として開発した蜘蛛型ペットロボを、キルバスが自身の力で変化させたもの。
これをガジェットモードに変形させ、ビルドドライバーのフルボトル装填スロットに装填することでドライバーとして機能する。
- キルバススパイダーフルボトル
専用の赤いスパイダーフルボトル。
キルバスが自ら精製したもので、キルバスパイダーのスロットにセットする。
必殺技
- キルバススパイダーフィニッシュ
変身した状態でビルドドライバーのハンドルを回して発動。
クモの能力を利用して、相手を糸で巻き付けるように拘束しトドメを刺す攻撃。パターンとしては二つあり、「ターゲットの周囲を高速移動しながら糸で縛り上げ、背中から展開したクモの脚で叩き潰す」タイプと、「腕から伸ばした糸で縛り上げたターゲットを振り回し、オーバーヘッドキックでぶっ飛ばす」タイプが見られた。
前者のバリエーションに、クローズに使用した「地面をクモの脚で連打しながら叩き潰す」タイプもあるが、こちらはグリスとローグに阻止されている。
立体物
食玩の装動シリーズにて、ラインナップ入りする。
キルバスの特徴である太腿のアーマーも、しっかりと再現されているが、このパーツのせいで可動域が狭くなっているのが難点。
特にボトルホルダーがあるサイドは、ボトルホルダーとアーマーが接触し、更に可動域が狭くなっているので、ブンドドする時は少し注意しておきたい。
余談
- 変身音声のリズムはエボルのそれとほぼ共通。
- 歴代仮面ライダーシリーズにおいて、蜘蛛をモチーフとした怪人は多数存在しているが、蜘蛛をモチーフとした仮面ライダーは仮面ライダーレンゲルに続いて2人目となる(映像作品に登場していないビルドスパイダークーラーフォームを含めれば3人目)。約3年後に蜘蛛がモチーフの赤いサブライダーが登場する。
- 必殺技発動時に発生する鉤爪は、カッシーンのクローアームと色を除いたデザインが同じ。時期が殆ど同一のため、どちらをどちらに流用したのかは不明である。
- キルバスの声を演じた勝氏は過去に『仮面ライダードライブ』でバット型ロイミュード106を演じた他、後に『仮面ライダーガッチャード』でエンジェルマルガムを演じた。
- また、勝氏はあるゲーム作品で蜘蛛がモチーフのキャラクターを演じた事もある。ただし、こちらは正義のヒーロー。
- スーツは恐らく頭部と胸部がカイザー/ブロス系の改造、アンダースーツがビルド系からの流用と思われる。
関連タグ
ダークライダー 同名ライダー 怪人ライダー スペースライダーズ 声優ライダー レッドヒーロー
Vシネマ限定ライダー
キルバス → メタルビルド