cv:小林克也
「カイゾクハッシャー!」
概要
ベストマッチフォーム・海賊レッシャーによる運用を想定したベストマッチウェポンの一種で、弓と言うよりは"縦にしたボウガン。
海賊ボトルを組み合わせたトライアルフォームでも召喚可能なため、恐らく電車ボトルを使用したフォームでも使えると思われる(未登場)。
全てのベストマッチウェポンに対応したラビットタンクスパークリングフォームも当然使える。
変形の手間なく遠近両方に対応できる万能武器だが、フルボトルとは連動しない。
仮面ライダーマッドローグは第39話で海賊ボトルとライダーエボルボトルをドライバーに装填する事で召喚している。
Vシネに登場した仮面ライダーキルバスはボトル抜きで何処からか出現させた。
『仮面ライダーガッチャード ガッチャンコFESTIVAL!!』ではなんとラビットタンクフォームの状態で使用。同じく弓武器・ガッチャートルネードを使うガッチャードとの同時攻撃を披露した。ただしここでのビルドは女神メモリアの力により呼び出された個体であり、諸々の召喚ルールが無視されている可能性が高い(言ってしまえば春映画的なノリであろう)。
外見・機能
海賊船型攻撃ユニット「ビルドオーシャン号」を中心に上弦と下弦が伸び、エネルギー供給ユニット「トレインホームチャージャー」が後方に張り出した、"横にした錨"の形をしている。
「トレインホームチャージャー」の上に載っている「ビルドアロー号」という電車型攻撃ユニットを矢のように引く事でチャージャーからアロー号へエネルギー供給が行われ、リリースすることでエネルギーの矢を放つ。
当然引くアロー号は前後移動するため、上弦の根元部分はトンネルになっている。
末弭・本弭(上弦と下弦の末端)に相当する箇所に鋭利な刃「カトラスアンカーエッジ」が備わっており、刺突や切り裂きにより接近戦も可能としている。
非戦闘時は透明な防護シェルで包まれるため、素手で触れても問題は無い。
持ち手にある緑の引き金「ボルテックトリガー」は、斬撃に合わせて操作することで武器内部のエネルギーを刃の表面に展開し、斬撃の威力を2倍にまで高める事が可能。
下弦の「ブレイグリップ」が黒、上弦にあるトンネル付近と「ビルドアロー号」が緑。
一部に金や銀があるが他の部分は大体水色が占めているため、海賊要素の方が強く出ている印象。
チャージ
アロー号を引くに応じてチャージレベルが上昇、長時間引くことでより強力な攻撃を放つことができる。公式曰く、チャージは「停車時間」。
- 「各駅電車」:チャージレベル1。有体に言えば弱攻撃。
- 「急行電車」:チャージレベル2。中攻撃。
- 「快速電車」:チャージレベル3。強攻撃。
- 「海賊電車」:チャージレベル最大。(事実上の)固有必殺技。他よりコールが1トーン低い。「ビルドオーシャン号」と「ビルドアロー号」のエネルギー体を続け様に突撃させる。
ホークガトリンガーの「フルバレット!」と同等の破壊力。
商品化
「出発出航 DXカイゾクハッシャー」が2017年11月25日に発売。
発光ギミックは無し。
余談
- 例によって斬撃武器として使える弓型武器である。名前がアローではないのでまだ腑に落ちるか。
- 名前は「発射」と「発車」と"細切れ・寄せ集め"を意味する「ハッシュ = hash(er)」のトリプルミーニングである。
- 差し詰め「細切れにする海賊の武器」「(錨に弓に電車に海賊等など色んな要素を)寄せ集めた物」と言った所。
- 海賊レッシャー初変身時はドリルクラッシャーを使って戦っていたがその後新たにこちらを製造している辺り、クラッシャーと海賊レッシャーの相性はあまり良くないのかも知れない。
- ビルド以外にもマッドローグにエボルト。更にはキルバス、メタルビルドも使用しており、ベストマッチウエポンの中でも特に出番に恵まれている。
- 中攻撃が急行、強攻撃が快速となっているが、現実の鉄道会社では(事業者によって異なるが)急行の方が上位となっている。おそらく快速と海賊で韻を踏むためにこうなっているのだと思われる。
関連タグ
ライダーウェポン 海賊レッシャーフォーム 海賊レッシャーハザードフォーム
ドリルクラッシャー、フルボトルバスター、ツインブレイカー:同じくビルドに登場する遠近両用武器。これらは要変形。
ペガサスボウガン、ゼロガッシャー、コンドルデンワー、レイズアロー:緑のボウガンになるライダー武器。ガッシャーとデンワーは要組み合わせ。