「──だが、これは私が始めたことだ。それを途中で止めることなどできない」
プロフィール
身長 | 180cm |
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体重 | 70kg |
イメージカラー | 無色 |
特技 | 格闘技 |
好きなもの | 特になし |
苦手なもの | 特になし |
天敵 | (強いてあげるなら)キャスター |
CV |
概要
『Fate/stay night』に登場する、穂群原学園の教師。
担当科目は社会科と倫理で、遠坂凛たちのクラス2年A組の担任と、生徒会顧問も受け持っている。実直、寡黙な人物で生徒からの評判は悪くない。
普段は柳洞寺に居候している。
その正体は、キャスターのマスター。
ただし魔術師ではなく、聖杯戦争に関係のない人間だったが、柳洞寺の前で行き倒れていたキャスターを助け、彼女に頼まれるままに力を貸すことになった。
彼は魔術回路を持たないため令呪は授かっておらず、そのため正規のマスターと言う訳ではない。
略歴
親はなく、とある暗殺集団にただ一度の暗殺だけの為の凶器として育てられた。暗殺後に即自決するようにも命じられている。だが彼は自決せず、冬木市にやってきて柳洞寺の住職に気に入られ居候し、暗殺のために与えられた教職という地位を利用して普通の生活を送っていた。
しかし、訓練により「感動する心」はなくなっている。また、暗殺集団所属時代は山奥で修行していたことから、型月ファンの間で『山育ち』と言われる人間のひとり。
「Fate」、「Heaven's Feel」においてはあまり活躍しないが、「Unlimited Blade Works」では士郎達の前に強敵として立ちはだかり更にはセイバーとの初戦で彼女をノックアウト、加えてライダーを返り討ちにしたのも葛木の可能性が高い。
なお、最終的にはどのルートでも死亡してしまう。凛ルートや『氷室の天地』においてはその後の彼は音信不通扱いとなっている。
2006年のアニメ版のキャスターとの回想シーンに感銘を受けた視聴者は多く、その影響から彼のファンは決して傘を差さず、差す場合は和風傘を使用する。
また、「傘は?」と聞かれたら「必要か?」と返さなければならない。
能力
生身の人間としてはトップクラスの実力があり、暗殺者時代に身に着けた特殊な暗殺拳・「蛇」にキャスターの魔術による拳の「強化」が加わる事で、初見であればサーヴァントに勝利する事すら可能。ただし初見の相手にしか通じないのが弱点で、二度目以降は相手が達人クラスであれば容易に見切られてしまう。要するに初見殺しである。また、そのような特性からライダーのように戦闘力が宝具に依存しがちなサーヴァント相手には非常に相性がいい。
人間関係
契約を結んだサーヴァントにして、人生で初めて想い慕った女性。サーヴァント・マスターの関係を超えた深い絆で結ばれている。彼女のためであれば、自分の命を含めて全てを投げ出す覚悟がある。
HFルートでは間桐臓硯のなんらかの策に嵌められた彼女に殺害されてしまう。
柳洞寺の住職
命の恩人にして、居候先の主人。暗殺集団の追っ手との戦いで行き倒れて虫の息だった葛木を救い、事情も聞かずに寺に住まわせてくれた。
年代の近い寺の跡取り息子。組み手・飲み仲間。組み手の場合、徒手空拳では葛木が上だが、絞め技では零観に分があるとされる。
寺の次男坊。血の繋がりはないが、「宗一郎兄」と呼ばれ慕われている。
穂群原学園での同僚教師。彼女からはよく相談を受けている。
キャスターの支援有りで、尚且つ初手に限れば獲物も同然の相性のいい相手。ルートによっては葛木に為す術もなく殺害される。
劇場版HFでは突如現界し柳洞寺に侵入した彼に為す術なく殺害されてしまう。
名前や設定などが葛木のプロトタイプに当たる人物。
余談
『Fate/Grand Order』には当人こそ登場しないものの、概念礼装「毒蛇一芸」が実装されている。性能は「3ターンの間Artsカードを30%アップ」(最大解放で40%アップ)というもので、Artsを主体とするメディアとは大変相性が良い。
キャストについて
基本的にFateシリーズにおいて一度音声が付いたキャラクター達は以降の派生作品でも同一のキャストで固定されるが葛木は演者の都合で結構なスパンの短さで二度に渡るキャスト変更がされた珍しい人物。
『Fate/unlimited codes』と『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』における演者である石塚氏は2018年に逝去したため、Fateシリーズへの出演は宗一郎の役が最初で最後となった。
オリジナルキャストである中多氏も詳細は不明ながら、2000年代後半からは声優活動をやや抑えているため葛木役も含めた多数の持ち役を降板している。
ufo版TVアニメ「stay night」以降からは3代目として、てらそま氏が固定されている。