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ナイスネイチャ

ないすねいちゃ

ナイスネイチャは、平成初期に活躍した競走馬である。(1988-)
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現役時代は41戦7勝の成績を残したが、3着の割合が多くブロンズコレクター」「ミスター3着」と呼ばれた。
中でも有馬記念では1991年から1993年まで3年連続で3着という珍記録を作り、これがナイスネイチャの代名詞となっている。

※現役時代の馬齢・競走名は2000年までの旧表記で記載する。
※当馬をモデルとするウマ娘については、「ナイスネイチャ(ウマ娘)」を参照。


経歴

デビューまで

1988年4月16日北海道の浦河牧場に生まれる。
父はナイスダンサー、母はウラカワミユキ(1981-2017)。

1990年に松永善晴厩舎に入厩。主戦騎手は松永の娘婿である松永昌博(現調教師)。
馬名は「素晴らしい素質」(nice nature)を意味する。

1990年(3歳)

1990年12月2日京都競馬場3歳新馬戦でデビューし、2着。
中1週開けて12月15日の3歳新馬戦で初勝利。

1991年(4歳)

年が明けた1月5日の福寿草特別は6着。
1月19日若駒ステークス(オープン特別)で初めて3着に入った。
なお、このレースの勝者は、あのトウカイテイオーである。
春のクラシックを諦めて、ナイスネイチャは半年間休養となる。

復帰戦となった7月6日のなでしこ賞は2着だったが、中2週挟んだ7月28日の不知火特別は1番人気に応える新馬戦以来の勝利。続く8月10日のはづき賞も連勝して、8月25日小倉記念(GⅢ)で初めて重賞に挑戦し、1番人気に応える勝利で重賞初勝利。小倉競馬場で3連勝を飾る。

小倉で調子を上げてきたことで、陣営は菊花賞(GⅠ)を目指すことになった。
菊花賞トライアルの京都新聞杯(GⅡ)では、前年阪神3歳ステークス(GⅠ)を制した1番人気イブキマイカグラ三冠馬ミスターシービーの仔で皐月賞(GⅠ)2着の3番人気シャコーグレイドを破り、これで4連勝。

いよいよ菊花賞。春の二冠馬トウカイテイオーが骨折で出られないこともあって、混沌とした雰囲気だった。
ナイスネイチャはイブキマイカグラに次ぐ2番人気だったが、勝ったのは日本ダービー2着の3番人気レオダーバン
ナイスネイチャは4着に終わった。

鳴尾記念(GⅡ)を勝利し、4歳最終戦は初めての出走となる有馬記念(GⅠ)。
メジロマックイーンをはじめとする、スターホースが顔を揃える中、ナイスネイチャは2番人気に推された。
しかし、勝ったのは最下位人気の「これはビックリ」ダイユウサクで、ナイスネイチャは3着に終わった。

こうして、1991年は10戦5勝の成績で終えた。(5-1-2-2)

1992年(5歳)

古馬となったナイスネイチャだったが、ここまで12戦も走り続けてきた代償か、復帰は10月までずれ込むこととなった。

秋の天皇賞を目指して、5歳初戦は毎日王冠(GⅡ)が選ばれた。
結果はダイタクヘリオスイクノディクタスに次ぐ3着
天皇賞(秋)は、トウカイテイオーが出走していたが、メジロパーマーとダイタクヘリオスがペースを吊り上げたことで荒れたレースとなり、勝ったのは11番人気のレッツゴーターキン。ナイスネイチャは惜しくも4着に敗れた。

マイルチャンピオンシップ(GⅠ)はダイタクヘリオスが連覇を達成し、ナイスネイチャはまたも3着
そして、2度目の出走となった有馬記念は、メジロパーマーがレガシーワールドをハナ差で抑えて逃げ切ったその後ろで、ナイスネイチャは前年に続いて3着

こうして、1992年は天皇賞を除く3回が3着という結果に終わった。

1993年(6歳)

1993年は日経新春杯(GⅡ)からスタート。しかし、エルカーサリバーに敗れて2着。
続く阪神大賞典(GⅡ)は1番人気に推されるもメジロパーマーに敗れて3着
産経大阪杯(GⅡ)は、メジロマックイーンに5馬身離された2着で、春を終えた。

秋は前年に続いて毎日王冠に出場したが、シンコウラブリイセキテイリュウオーに続いて2年連続の3着
2度目となる秋の天皇賞は2番人気だったが、ハナを切ったツインターボが玉砕したと共に17頭立ての15着と惨敗。初めて10位以下に落ちてしまう。
ジャパンカップは天皇賞での大負けが響いて15番人気で、結果は7着。

そして、3度目の出場となった第38回有馬記念は、前2走での惨敗もあって10番人気だった。
トウカイテイオーが奇跡の復活を飾った裏で、迫ってきたマチカネタンホイザをアタマ差で抑えて3着を死守。
これにより、有馬記念は3年連続で3着となり、これがナイスネイチャの代名詞にもなった。

1993年は7戦戦い3着が3回もあったが、この年の有馬記念が結果として最後の3着となった。(0-2-3-2)

1994年(7歳)

1994年はアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)から始動。しかし、マチカネタンホイザに敗れて7着。
産経大阪杯はネーハイシーザーに敗れて惜しくも2着。
春の天皇賞はビワハヤヒデに敗れる4着。
続く宝塚記念もビワハヤヒデに敗れて4着と、なかなか勝てないレースが続いた。


7月10日の高松宮杯(GⅡ、1996年より「高松宮記念」に改称しGⅠに格上げ)では5番人気に甘んじるも、ダービー馬ウイニングチケットを破って勝利。鳴尾記念以来2年7か月ぶりの勝利となったが、これが最後の勝利となった。

3か月の休養を挟んで3度目の毎日王冠に臨むが、6着に大敗。
3度目の天皇賞(秋)は1番人気のビワハヤヒデが馬群に消える中で7着。
ジャパンカップはいいところなく8着で、せん馬マーベラスクラウンが勝利。レガシーワールドに続いて2年連続でせん馬が勝利した。

4年連続の出走となった有馬記念は、この年に三冠馬となったナリタブライアンが優勝。2着にヒシアマゾンが入るも、ナイスネイチャは5着。
3着に入ったのはライスシャワーで、ミホノブルボンの三冠・メジロマックイーンの天皇賞3連覇に続いて、ナイスネイチャの4年連続有馬記念3着を阻んだのだった。

こうして1994年は久しぶりに勝利するも、着外が増え始めてきた。(1-1-0-7)

1995年(8歳)

8歳となった1995年は、京都記念(GⅡ)から始めたが、ワコーチカコに敗れ惜しくも2着。

8か月の休養後に復帰した京都大賞典(GⅡ)は、ヒシアマゾンの8着に敗れた。
ジャパンカップでは、見せ場がまったくないまま13着と惨敗。
5年連続の出走となった有馬記念は唯一の8歳馬として出走するも9着に終わる。

1995年は世代交代の荒波に押されていったが、翌年も現役を続行することとなった。(0-1-0-3)

1996年(9歳)

最後のシーズンとなった1996年は中京記念(GⅢ)に出走して4着。これが最後の掲示板入り(5着以内)となった。
続くダービー卿チャレンジ(GⅢ)は10番人気の6着。京阪杯(GⅢ)は8着。

5か月の休養後、2年ぶり4度目の天皇賞(秋)で、通算40戦目となった。結果は並み居る古馬たちを押しのけて、4歳馬のバブルガムフェローが勝利。
ナイスネイチャは10着に終わった。
そして、最後の競走となるアルゼンチン共和国杯(GⅡ)はエルウェーウィン復活勝利の陰で15着に終わった。

陣営は6年連続有馬記念の出走を目指そうとするも、厩務員の馬場秀輝の意見によって出走を取り止め、この年限りで引退となった。(0-0-0-5)

引退後

1999年ワイド馬券が発売になると、マスコットとして登場。
メイン画像にある通り、「ワイド」と書かれた紙を咥えている。

現在は、北海道の渡辺牧場で穏やかな馬生を送っている。
2018年に競走馬としては長寿の30歳になったことを記念して、支援キャンペーンが開催された。

トウカイテイオーやヤマニンゼファー、スカーレットブーケなど同世代の仲間達が次々この世を去っていく中で、数少なくなった昭和生まれの競走馬である。

ナイスネイチャと戦った馬達

長い競走馬生活の中で、幅広い世代の馬達と鎬を削ってきたことも、ナイスネイチャの人気を支える要因である。

太字の競走名はナイスネイチャが先着したレース
※☆はそのレースの1着馬。

3歳上(1985年生まれ)


ダイユウサク('91有馬記念☆)

2歳上(1986年生まれ)


オサイチジョージ('91有馬記念)

1歳上(1987年生まれ)


メジロマックイーン('91有馬記念、'93産経大阪杯☆)
メジロライアン('91有馬記念)
メジロパーマー('92天皇賞秋、'92有馬記念☆、'93阪神大賞典☆、'93有馬記念)
ダイタクヘリオス('91有馬記念、'92毎日王冠☆、'92天皇賞秋、'92マイルチャンピオンシップ☆、'92有馬記念)
プレクラスニー('91有馬記念)
レッツゴーターキン('92天皇賞秋☆、'92有馬記念'93阪神大賞典)
イクノディクタス('91小倉記念、'92毎日王冠、'92天皇賞秋'92マイルチャンピオンシップ'92有馬記念'93産経大阪杯'93毎日王冠、'93天皇賞秋)

同世代(1988年生まれ)


トウカイテイオー('91若駒ステークス☆、'92天皇賞秋'92有馬記念、'93有馬記念☆)
ヤマニンゼファー('92マイルチャンピオンシップ'93毎日王冠、'93天皇賞秋☆)
レオダーバン('91菊花賞☆、'92有馬記念)
イブキマイカグラ('91京都新聞杯)
シャコーグレイド('91京都新聞杯'91菊花賞'91鳴尾記念)
ツインターボ('91有馬記念'93天皇賞秋、'94AJCC、'94有馬記念)
スカーレットブーケ('92毎日王冠)

1歳下(1989年生まれ)


ライスシャワー('92有馬記念、'93天皇賞秋、'93ジャパンカップ'93有馬記念、'94有馬記念、'95京都記念)
サクラバクシンオー('94毎日王冠)
シンコウラブリイ('92マイルチャンピオンシップ、'93毎日王冠☆)
セキテイリュウオー('93毎日王冠、'93天皇賞秋、'94毎日王冠、'94天皇賞秋)
レガシーワールド('92有馬記念、'93ジャパンカップ☆、'93有馬記念'95京都大賞典'96京阪杯)
マチカネタンホイザ('93ジャパンカップ、'93有馬記念、'94AJCC☆、'94毎日王冠、94天皇賞春、'94天皇賞秋、'94ジャパンカップ(除外)'94有馬記念(取消)、'95ジャパンカップ)
アイルトンシンボリ('94宝塚記念、'94高松宮杯、’94有馬記念、'95京都大賞典、'95有馬記念)

2歳下(1990年生まれ)


ビワハヤヒデ('93有馬記念、'94天皇賞春☆、'94宝塚記念☆、'94天皇賞秋)
ウイニングチケット('93ジャパンカップ、'93有馬記念'94高松宮杯'94天皇賞秋)
ナリタタイシン('94天皇賞春)
ベガ('93有馬記念'94産経大阪杯'94宝塚記念)
ホクトベガ('94毎日王冠)
ネーハイシーザー('94産経大阪杯☆、'94毎日王冠☆、'94天皇賞秋☆、'94有馬記念、'96京阪杯)
エルウェーウィン('93有馬記念、'96アルゼンチン共和国杯☆、'96中京記念)
マーベラスクラウン('94ジャパンカップ☆、'95京都大賞典)
ステージチャンプ('94AJCC、'94天皇賞春'94宝塚記念'94毎日王冠'94天皇賞秋、'95京都大賞典)

3歳下(1991年生まれ)


ナリタブライアン('94有馬記念☆、'95ジャパンカップ、'95有馬記念)
ヒシアマゾン('94有馬記念、'95京都大賞典、'95ジャパンカップ、'95有馬記念)
チョウカイキャロル('94有馬記念'95京都記念)
タイキブリザード('95ジャパンカップ、'95有馬記念)
サクラローレル('96天皇賞秋)
ビコーペガサス('96ダービー卿チャレンジ)

4歳下(1992年生まれ)


マヤノトップガン('95有馬記念☆、'96天皇賞秋)
マーベラスサンデー('96天皇賞秋)

5歳下(1993年生まれ)


バブルガムフェロー('96天皇賞秋☆)

その他


「20世紀の名馬ランキング」にはGⅠ未勝利ながら第71位にランクイン。
GⅠ未勝利馬では他に第91位のツインターボがいる。
(ステイゴールドはランキング発表後の2001年に香港ヴァーズ(GⅠ)を勝利した。)


テレビ朝日の人気番組「さんまのナンでもダービー」では、ナイスネイチャンという名前のポニーが登場する。
ちなみに1995年なので、ナイスネイチャはまだ現役だった。

関連タグ

競馬 競走馬

ステイゴールド:シルバーコレクターとして有名。

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