概要
主な勝ち鞍は阪神3歳ステークス(1990年)、弥生賞(1991年)、NHK杯(1991年)など。
生涯戦績:14戦5勝
獲得賞金:3億974万円
父:リアルシャダイ、母:ダイナクラシック(母父:ノーザンテースト)という良血で、全妹にサクラハゴロモ(サクラバクシンオーの母)、母の全兄にアンバーシャダイがいる。
同世代のトウカイテイオーのライバルと目されたが、折り合いに難があることや、脚部不安を抱えており牡馬クラシックタイトルを得る事はできなかった。
略歴
1988年
1990年
中尾正厩舎(栗東トレーニングセンター)に入厩。有限会社・伊吹(代表:伊吹千歳)が馬主となった。
7月15日、樋口弘騎手を鞍上に小倉競馬場の新馬戦(芝1200m)でデビュー。スタートで出遅れ、見当違いの方向へ走っていくなど折り合いを欠き、ツルマルモチオーの7着に敗れる。
7月22日、南井克巳騎手に乗り替わり、小倉競馬場の新馬戦(芝1000m)に出走。内にもたれたが勝ち上がる。
9月22日、中京競馬場で野路菊ステークスに出走し、カクテルドレスの2着に敗れる。
10月6日、京都競馬場で黄菊賞に出走。最終コーナーで大きく外に膨れたが鋭い末脚を発揮し1着。
11月10日、京都競馬場でデイリー杯3歳ステークス(GⅡ)に出走し、ノーザンドライバーの3着に敗れる。
12月9日、阪神競馬場で阪神3歳ステークス(GⅠ)に出走し、レースレコードで1着。
1991年
3月3日、中山競馬場で弥生賞(GⅡ)に出走し、1着。リンドシェーバーとの東西3歳チャンピオン同士の対決を制する。
4月14日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ)に出走し、トウカイテイオーの4着に敗れる。
5月4日、東京競馬場でNHK杯(GⅡ)に出走し、1着。東京優駿を目標に調整が進められたが骨折が判明し秋まで休養となる。
10月13日、京都競馬場で京都新聞杯(GⅡ)に出走し、ナイスネイチャの2着に敗れる。
11月3日、京都競馬場で菊花賞(GⅠ)に出走し、レオダーバンの2着に敗れる。
1992年
4月5日、阪神競馬場で産経大阪杯(GⅡ)に出走し、トウカイテイオーの7着に敗れる。
4月26日、京都競馬場で天皇賞(春)(GⅠ)に出走し、メジロマックイーンの3着に敗れる。
5月17日、岡部幸雄騎手に乗り替わり、東京競馬場で安田記念(GⅠ)に出走し、ヤマニンゼファーの11着に敗れる。屈腱炎を発症し引退。
1993年
2002年
12月18日、産駒のゴールデンイースト(川崎競馬場)が埼玉新聞杯(南関東GⅢ)に勝利。
2003年
種牡馬を引退。功労馬として北陽ファームで繋養される。
2004年
12月31日、産駒のイブキライズアップ(高知競馬場)が高知県知事賞(地方重賞)に勝利。
2008年
北陽ファームが加藤ステーブル内ケイズ豊郷分場となるが、引き続き繋養される。
2009年
6月24日、心不全により死去(21歳没)。リアルシャダイ産駒の最後の直系種牡馬で、彼の死により父系は途絶えた。