概要
1985年に市の中心部より現在地に移転開場。
四国地方で唯一現存する競馬場であり、高知県と高知市で構成される高知県競馬組合が施設を所有・運営、レースを開催している。
現在は日曜日を中心に週に2〜3日、年末年始などを除いて通年でナイター(「夜さ恋ナイター」)として開催。
かつて経営危機に陥っていた時期に、引退まで未勝利に終わりながらも大人気を博したハルウララが在籍していた事でも知られている。
またJRAの電話馬券投票システムやインターネット投票システムの導入、原則全ナイター開催化などの努力によって危機的な赤字も解消。
最近では各開催日の最終レースをファイナルレースと題して、勝ち星に恵まれない馬を選抜し難解なレースにすることで高配当を演出するなどの奇策も取られており、JRAの場外馬券発売場も設けられている。
発馬機の枠番表示がLED化されているものとしては平地競走で唯一の競馬場である(ばんえい競馬の帯広競馬場も同じく枠番表示をLED化)。
枠番のパネルを入れ替える作業がなくなり、安全かつ迅速な発走準備が可能になった。
発馬機にはもう一つ大型の表示装置「ゲートビジョン」が備わっており、レース名などをアニメーションつきで表示する。
個人協賛でも発馬機にレース名を掲出できるのは他場にはない特徴である。
場内の実況は橋口浩二アナウンサーが務める。
落ち着いた実況の裏で、ラップタイムを自力で計りながらアナウンスするという離れ業を演じており、他場の同業者からも敵わないと言われるほど。
また個人協賛で痛レースが組まれればネタ元は(それがアニメでもVTuberでも)しっかり把握してアナウンスに織り込み、ウマ娘関係の痛レースともなれば出走馬のウマ娘血統まで紹介するという至れり尽くせりぶりで多くのファンを生み出している。
ちなみに、ハルウララをはじめてマスコミ(高知新聞)に紹介したのも橋口アナである。
コース
全て右回りのダート仕様で、一周1,100m。
設定距離は800m、1,000m、1,300m、1,400m、1,600m、
1,800m、1,900m、2,100m、2,400m。
本コースの内側に調教用コースがあり、在籍馬は競馬場東側にある厩舎で飼育される。
また内馬場には池があり、来場客は立ち入り不可能。