概要
人口は10万人程度で、そのうちの約4割が自衛隊や新千歳空港の関係者と言われる。
交通
交通は北海道でも充実しているほうで、飛行機も鉄道も高速道路も港も便利である。
飛行機
千歳市といえば、北海道外から札幌にアクセスする拠点となる空港・新千歳空港の所在地として知られる(首都圏でいう成田国際空港のようなもの)。
北日本最大の大都市、札幌市にアクセスする空港であるため運行頻度が非常に高く、特に羽田空港(東京国際空港)との便は世界的にもトップクラスの輸送客数を誇る(1日の利用客数2万人超、1日約50往復、年間900万人)。
ちなみに自衛隊の千歳基地に近接している。そのため、稀に自衛隊の戦闘機が間違えて民間の滑走路に着陸してしまうこともある。市内で空を見上げれば、普通に旅客機や戦闘機を見ることができる。
1991年に現在の新ターミナルがオープンし、以後国際線ターミナルの増築、LCCの参入などで乗降客が伸び、現在は羽田空港、成田空港に次いで国内3位の乗降客数を有する大空港となっている。
余談だが、新千歳空港内には温泉施設や映画館、アニメイトなどが出店しており、もはや空港とショッピングモールの複合体とも言えるだろう。
鉄道
市内を走る鉄道はJR千歳線とJR石勝線があり、さらにJR千歳線は苫小牧方面へ向かう本線と新千歳空港方面へ向かう支線とがある。これらの路線はすべて南千歳駅で分岐している。また南千歳駅には快速エアポートや多くの特急列車が停車するため、各方面への乗り換え拠点として重要な駅となっている。駅前ははっきり言って隣の千歳駅のほうがずっと賑わってるが。南千歳駅前にできたアウトレットモールの効果で、乗降客が増えた。
JR千歳駅から札幌駅までは快速エアポートで30分ほど。各駅停車でも50分ほど。JR千歳駅からは札幌行きの路線バスもあり、札幌ドームや北広島の三井アウトレットモールへ行く場合はこのバスが非常に便利である。
高速道路
道央自動車道と道東自動車道が分岐する千歳恵庭JCTが市内にあり、こちらでも交通の要所として機能している。市内にあるインターチェンジは千歳ICと千歳東IC、さらに2013年8月に新千歳空港ICが開設され3カ所となった。
港
港については市内にあるわけではないが(千歳市は内陸の市)、苫小牧港が近く、フェリーを降りてから千歳市にアクセスするのは比較的楽である。ただしフェリーで北海道に来て北海道内を動き回る旅行者(ライダーとか)には、逆に苫小牧から近すぎてスルーされがちなようである。
気候
向陽台という所には別荘エリアが避暑地として人気で、かの石川遼氏もここに別荘を持っているが、2012年7月10日現在、もう別荘を手放したという噂が流れている。
近年、新千歳空港と直通する道路が整備された。関東では数年前に気候を売りとした老人ホームのCMが流れたという。
空港周辺にはゴルフ場が多く、避暑目的で東京や大阪からゴルフを楽しむ人達も多く訪れる。
雪は北海道では少なめだがあくまで北海道内の事であり普通に大量の雪が積もる。夏は30℃まで気温が上がる事は少なく過ごしやすい。
防音対策
飛行機と自衛隊の街なので、航空自衛隊と新千歳空港の飛行機が離発着する航路上の家は防音工事をしてくれる。
窓ガラスは特に厚く、間違って木刀で叩いたが割れなかったという例も。学校のガラス窓も二重窓が定番となっている。