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プロフィール編集

生年月日1988年5月25日
死没日2015年3月3日(27歳没)
英字表記Sister Tosho
性別
毛色栗毛
トウショウボーイ
コーニストウショウ
母の父ダンディルート
生産トウショウ牧場北海道静内町)
馬主トウショウ産業
調教師鶴留明雄(栗東)
主戦騎手角田晃一
戦績12戦4勝
獲得賞金2億1785万円

父は1976年クラシック世代の3強「TTG」の一角として「天馬」の異名を取り、種牡馬としても好成績を挙げ「お助けボーイ」(元はその父テスコボーイの異名である)と呼ばれたトウショウボーイ

母コーニストウショウも現役時は4戦0勝ながら、曾祖母に戦後すぐの名牝シラオキを持つ好血統である。

母父ダンディルートはフランス産で、わずか8歳で没したものの、多くはない産駒の中からトウショウゴッド(ヌエボトウショウなどの父)、トウショウペガサス(グルメフロンティアなどの父)、ビゼンニシキ(ダイタクヘリオスなどの父)らを輩出した。


栗毛の美しい好馬体を持ち、結果的に父トウショウボーイ産駒最後のGⅠ馬となった。


騎手はデビューから引退まで一貫して角田晃一が務め、彼にとっての初GⅠ勝利馬である。


※本記事の表記は旧馬齢表記(現在の表記より+1歳)を用いる。

経歴編集

1990年12月、栗東・鶴留明雄厩舎からデビュー。当時2年目の若手騎手だった角田晃一の騎乗で迎えた新馬戦(京都・芝1600m)を勝利。

明けて4歳となった1991年1月の500万下戦福寿草特別も2馬身半差の快勝。なおこのレースにはまだ本格化前のナイスネイチャもいた(6着)。


順調な2連勝で桜花賞の前哨戦・3月のチューリップ賞(この年は中京芝1700mで開催)に臨み、既に重賞2勝のスカーレットブーケとの対決が注目された(シスタートウショウ単勝2.3倍1番人気、スカーレットブーケ単勝2.5倍2番人気)。

どちらも中団待機から、先に抜け出したシスタートウショウが2馬身半差の快勝。桜花賞へと駒を進めた。


第51回桜花賞編集

この年の桜花賞の本命は、ここまで負けなし5戦5勝のイソノルーブル(2.8倍)。続いてシスタートウショウと同厩で重賞2勝のノーザンドライバー(4.4倍)、スカーレットブーケ(4.8倍)、シスタートウショウ(5.3倍)、そしてこれも重賞2勝のミルフォードスルー(9.1倍)が5強とみられていた。

7枠15番から中団外目につけたシスタートウショウは、最終コーナーで早めに仕掛け直線の入り口ではもう先頭。そのまま押し切り2着ヤマノカサブランカに2馬身差をつけ、この年の牝馬クラシック一冠目を勝ち取った。

鞍上の角田は、デビュー3年目にして初GⅠ勝利をクラシック戦で挙げた。


第52回オークス編集

続くオークスでは単枠指定の1番人気(2.1倍)に推されたが、スタートで痛恨の出遅れ。

後方集団で道中を進める羽目になり、第3コーナーから外まくりでロングスパートをかけ進出を開始すると、大外から最終直線内に切れ込みつつごぼう抜きで先頭に迫るという凄まじいレースを見せた。しかし、終始先頭でレースを引っ張ったイソノルーブルにハナ差届かず2着。牝馬二冠を逃した。


秋戦線を目指し休養に入ったものの、その後屈腱炎が判明。回復は思わしくなく、復帰まで1年半を要した。

1992年12月のポートアイランドステークス(OP)で復帰も8着。その後は1993年3月の中山記念ムービースターの2着が最高で勝ち鞍を挙げられず。同年9月のオールカマーツインターボの5着を最後に、脚部不安を再発し現役を退いた。


引退後編集

引退後はトウショウ牧場繁殖牝馬となり、シラオキ系直系の血筋と自身の優れた能力から期待を寄せられた。

しかし、メジロマックイーンとの初仔・シンディトウショウがデビュー前にメラノーマ(皮膚ガンの一種で、芦毛馬に多い)で死亡、その後も3頭の仔が生後直死に見舞われるなど、順調な繁殖生活ではなかった。

2002年生まれの7番仔・トウショウパワーズがオープン入りしたのが最高の産駒戦績である。


2015年3月3日、老衰のため27歳で死去。故郷トウショウ牧場はその秋に歴史を終え、シーイズトウショウスイープトウショウらの後輩はノーザンファームへと売却されている。


関連項目編集

競馬 競走馬 91世代

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