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チューリップ賞

ちゅーりっぷしょう

日本中央競馬会(JRA)が毎年3月に阪神競馬場で開催するGⅡレース。桜花賞トライアルの一つ。
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概要編集

毎年3月上旬に阪神競馬場で開催される3歳牝馬限定の重賞レース(GⅡ)。

牝馬三冠の初戦である4月の桜花賞に向けたトライアル競走として設置されており、本番と同じ阪神・芝1600mで行われる。


その年の牝馬クラシック戦線を占う重要なレースのひとつであり、ここから桜花賞やオークスの戴冠を果たした馬は多い。2007年に牝馬64年ぶりの日本ダービーを制したウオッカもこのレースを経ている。


1984年に4歳(現3歳)牝馬限定の桜花賞指定オープン競走として創設された。初年度の勝ち馬は後にナイスネイチャの母となり、36歳0日というサラブレッド牝馬の最長寿記録を樹立(現在は更新)したウラカワミユキである。


1994年GⅢに格上げされ、3着までに桜花賞の優先出走権が付与された。重賞としての開催回数はこの年が「第1回」となる。

2018年GⅡに昇格され、現在に至る。


なお、トップ画像は2015年の本レースに出走したブチコ。「3着以内に入れば白毛馬初の牝馬クラシック挑戦」として注目されたが14着に敗れ、桜花賞への出走は果たせなかった。しかし、後の2021年にブチコの初仔ソダシが桜花賞を制し、母の届かなかった舞台で結果を残すことになった。



競走条件編集

出走資格:サラ系3歳牝馬

JRA所属馬

地方競馬所属馬

外国調教馬(優先出走)

負担重量:馬齢重量(54kg)

優先出走権付与編集

桜花賞のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は桜花賞の出走候補馬(2頭まで)およびJRAの2歳GI競走優勝馬に優先出走が認められる。

JRA所属馬は、上位3着までに桜花賞への優先出走権が与えられる。



歴代優勝馬編集

オープン競走時代編集

1984年 ウラカワミユキ

1985年 アイノサチ

1986年 レイホーソロン

1987年 マックスビューティ

1988年 シヨノロマン

1989年 ヤンゲストシチー

1990年 アグネスフローラ

1991年 シスタートウショウ

1992年 アドラーブル

1993年 ベガ

重賞昇格以降編集

1994年(第1回)アグネスパレード

1995年(第2回)ユウキビバーチェ

1996年(第3回)エアグルーヴ

1997年(第4回)オレンジピール

1998年(第5回)ダンツシリウス

1999年(第6回)エイシンルーデンス

2000年(第7回)ジョーディシラオキ

2001年(第8回)テイエムオーシャン

2002年(第9回)ヘルスウォール

2003年(第10回)オースミハルカ

2004年(第11回)スイープトウショウ

2005年(第12回)エイシンテンダー

2006年(第13回)アドマイヤキッス

2007年(第14回)ウオッカ

2008年(第15回)エアパスカル

2009年(第16回)ブエナビスタ

2010年(第17回)ショウリュウムーン

2011年(第18回)レーヴディソール

2012年(第19回)ハナズゴール

2013年(第20回)クロフネサプライズ

2014年(第21回)ハープスター

2015年(第22回)ココロノアイ

2016年(第23回)シンハライト

2017年(第24回)ソウルスターリング

2018年(第25回)ラッキーライラック

2019年(第26回)ダノンファンタジー

2020年(第27回)マルターズディオサ

2021年(第28回)メイケイエール・エリザベスタワー ※同着優勝

2022年(第29回)ナミュール

2023年(第30回)モズメイメイ

2024年(第31回)スウィープフィート


関連項目編集

競馬 重賞 GⅡ 桜花賞 阪神競馬場

アネモネステークス(L)・フィリーズレビュー(GⅡ):他の桜花賞トライアル

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