和歌山県
同県西部にある日高郡の町。
1954年に、志賀村、内原村、比井崎村が合併して発足した。
本州と四国を隔てる紀伊水道に面しており、複雑な地形の海岸部には多くの漁港や海水浴場がある。
町域の多くが山地であるが温暖な気候や土質に恵まれており、米、野菜、ミカンなどの果樹の生産地となっている。
名産品は高級巨大魚のクエや希少で工芸品や観賞などに用いられる黒竹など。
美しい海岸の光景やクエ料理などを目当てに訪れる人も多い。
北海道
中南部の日高地方にある沙流郡の町。
後述の合併により、町域は沙流川上流域の日高山脈山間部(日高地区)と下流域の太平洋沿岸部(門別地区)の2つの地域に分かれている。
帯広市、平取町、新冠町、むかわ町、占冠村、南富良野町、清水町、芽室町と隣接。
1962年、現在の日高地区にあった日高村が町政に移行。
2006年に門別町と合併し、町名を日高町にしたまま新しい町役場の本庁舎は門別地区に置かれた。
両地域とも農業が主産業。
天然記念物に指定されている原生林も擁する山間部では林業や木材加工、沙流川下流域では沿岸漁業、米作、畜産などが行われている。
特に競走馬については日本最大級の産地の一つでもあり、この他にシシャモが名産品となっている。
かつては町内に鉄道が開通していたが廃止。
現在の主要交通路は、日高自動車道と一般国道の3路線である。
スキー場やキャンプ場の他、地方競馬の門別競馬場や一般見学も受け入れている競走馬の牧場もある事から、レジャー・観光地としても知られている。