和歌山県西部、太平洋にのぞむ市。日高川河口にある。1954年市制。西本願寺日高御坊の門前町として発達。JR紀勢本線、紀州鉄道、阪和自動車道が通じる。面積43.91km²、人口22,226人(2022年5月末)。
かつては日高川の舟運を使った木材の集散地であり、そのために市街地では飲食店街が発展した。その名残で今も人口の割に飲食店が多い。
国内最短のローカル線、ミニ私鉄紀州鉄道が市内を走っていることでも知られる。
そして、地方都市とは思えないほど飲食店のレベルが高い(ミシュランガイドに載った店が数店ある)ことでも知られ、知られざるラーメン屋激戦区でもある。
アニメ版AIRの舞台の一つでもある。
なお、宮子姫や安珍清姫の物語で有名な道成寺も近く(日高川町)にある。
麻雀の聖地めざして
麻雀牌といえば御坊市というぐらい市の特産品として知られており、実は全自動麻雀卓のシェアも国内トップ、Mリーグの採用機種も市内にある一企業のものである。このような知名度や昨今、健康麻雀が全国的にブームになってきている(高齢者から小学生まで、初心者でも幅広く楽しめるなど)ことを受けて、市挙げて麻雀の聖地を目指し普及活動や全国大会などを開催するなどしている。
なお、この企業、ゲーム用サイコロのシェアもかつては国内トップで多面体サイコロなども作っていたことがあり(今は記載なし)、元々は麻雀用のサイコロを作っていたことから始まった。