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概要編集

麻雀に於いて用いられる牌のこと。全自動雀卓などでは雀卓とセットで販売されている事が多いが、そうでなく一般的な(手動でプレイする為の)麻雀牌はおもちゃ屋などでも普通に売っている事が多く、大体はサイコロ、点棒等麻雀をプレイするのに必要な道具(場合によってはマットも付属)とセットになっている。


牌の種類編集

麻雀牌

一段目は萬子(マンズ/ワンズ)、二段目は筒子(ピンズ/トンズ)、三段目は索子(ソウズ)と呼ばれる。

それぞれの牌には名前がついており、数字と合わせて萬子は一萬~九萬、筒子は一筒~九筒、索子は一索~九索と呼ばれる。

以上をまとめて数牌と呼ばれる。


四段目は字牌(ツーパイ/ジハイ)と呼ばれ、東(トン)、南(ナン)、西(シャー)、北(ペー)、白(ハク)、發(ハツ)、中(チュン)の7種類からなる。


日本で一般的に行われている麻雀は、萬子、筒子、索子、字牌の全てをそれぞれ4枚ずつ、34×4=136枚を1セットとして用いる。また、三人麻雀では萬子の2~8(二萬~八萬)を除いた27種108枚を用いる。


また、麻雀牌のセットによっては、春夏秋冬などの花牌(ファパイ/ハナハイ)や、全て赤で描かれた五の牌(赤牌/赤ドラ)が付いている場合もある。上記の画像では五段目に該当する。


花牌は日本の一般的な麻雀ルールではまず用いられないが、抜きドラとして使われる事もある。赤ドラについては、本来の五の数牌(五萬、五筒、五索)と入れ替えて使い、それを常時ドラとして扱うためのものである。

色覚異常を持つ人の中には、赤と黒の区別が付きづらい人もいる(特に暗い場所では顕著)ので、赤ドラに赤い点(ポッチ)が彫られている牌もある。


尚、とある漫画でもネタにされていたが、何も描かれていない牌(白)は決して予備牌ではないので注意。


麻雀牌を用いたビデオゲーム編集

ミスタージャン(Mr.JONG)

1983年サンリツ電気が開発し株式会社キワコが販売したアーケードゲーム。内容はセガ/コアランドペンゴに麻雀を組み合わせたような内容で、麻雀牌がペンゴでのブロックに該当する。

画面上部にある配牌の不要なものを自キャラの「ミスタージャン」で破壊。必要な牌をフィールド上から動かして(他の牌や壁に当たるまで飛ばして動かすことも、1個分ずつでも動かせる)上部の穴に落としてツモる。アガリとなればラウンドクリア。

敵キャラの「ノーテン君」に触れるか、タイムアップで1ミス。ノーテン君はペンゴのように牌で挟んで倒せるのみならず、パワーサイコロを取ることで数秒間は触れただけで倒せるようになる。

海外名は「Crazy Blocks」および「Block Buster(ECI社によるライセンス販売)」といい、麻雀牌の絵柄がフルーツアラビア数字の書かれたものやトランプスートなどになっている(でもルールは同じ)。


上海

麻雀ソリティアの一種。1981年にブロディー・ロッカードが「mah-jongg」のタイトルで開発し無償提供したのが始まり。その際、中国に古くから存在する遊びの一つであるかのように装っていたが、当然そんな訳はない。その後、アメリカの「アクティビジョン社」が1986年MacAtariST用などに開発、販売した。

盤上へ整然と並べられ、更にその上に重ね置かれた牌を、同じ絵柄同士なら取り除けて、全て取ればクリアというゲーム。ただし、左右の辺のどちらかが他の牌に接しておらず、上にも他の牌が乗っかっていない牌でないと取り除くことが出来ない。

日本では1987年にシステムソフトがパソコン用に販売。翌年にサンソフトがアーケードゲームとして販売している。


四川省

麻雀ソリティアの一種で「二角取り」とも言い、海外でも「Shisen」、「Four Rivers」と呼ばれる。

盤上に並べられた牌を取り除くのは「上海」と同じだが、こちらは全ての牌が平面上に並べられている。

また取り除ける条件も異なり、同じ絵柄の牌同士を直線と直角を用いて他の牌に触れないように結んだ際、直角に曲る回数が二度までなら取り除けるというもの。

1990年にタムテックス開発・アイレム販売でアーケードゲームが販売されている。

(※実は1作目はアイレム自身による開発だが、脱衣要素が存在することから子会社であるタムテックの名で稼働している。)


ジャンボウ

1987年SNKが販売したアーケードゲーム。ブロック崩し脱衣麻雀を合わせた内容。

裏返しになっている牌がブロック代わりで、それに玉を当てて表に返し、更に当てるとその牌が落下するので、必要な牌ならバウスで受け止める。すると一枚自摸した状態になるので、手牌の中から一枚捨てる。それを繰り返して普通の麻雀同様アガリを目指すのだが、牌を受け止める度にブロック崩しが中断されるので、ものすごくテンポが悪い。

同年に開発マイクロニクス・販売ケイアミューズメントリースでファミリーコンピュータに移植されている。当然、脱衣要素は削除されている。


香港

1988年徳間書店『MSX・FAN』に投稿されたMSX2用のゲームで、1990年に『ファミマガディスク Vol.1 香港』としてファミリーコンピュータディスクシステム版、同年にゲームボーイ版が徳間書店から発売されている。上方向に積まれた字牌をジェンガのように崩れないようにしながら、「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」の順に取っていくという内容。

また、同じく1989年に電波新聞社マイコンBASICマガジン』にPC-8001mk2用の同タイトルながら全くの別ゲームが投稿されている(ルールは四川省に似て非なるものらしい)。こちらのゲームは、PC-98FM-77用も同誌に掲載されたようだが、商業展開まではされていない模様。


紫禁城

プレイヤーキャラクターを操作して、牌を動かしたり消したりしてゴールを目指すパズルゲーム。

1991年4月26日に東映動画によるファミリーコンピュータ版、サンソフトによるゲームギア版が発売。その後も様々なメーカーにより同様のルールを持つゲームが公開・販売されている。

数牌は押すことができ、同じ絵柄の牌とくっつけて消したり、穴に落として埋めることができる。

数牌以外の牌はひとまとめに「障害物」という扱いで、消すことができないどころか、隣接させられた数牌を障害物に変えてしまう。

ファミリーコンピュータ版では、正規手段での攻略が不可能なステージがあることが知られている。


落雀

麻雀牌を使った落ち物パズルゲーム1997年に「第3回アスキーエンターテインメントソフトウェアコンテスト」の「パーソナルコンピューター作品賞」を受賞した作品で、アスキーwindows用(販売はデジキューブ、後にメディアカイト)とプレイステーションSIMPLEシリーズ(販売はD3パブリッシャー)、ワンダースワン用(販売はバンダイ)に開発し商業展開した。

2枚一組の落下してくる牌(ボタンで並びを回転可能)を積み重ねて、縦か横でポンまたはチーになるように並べ(コンテスト版は横並びのみ有効だった)、それを手牌にして麻雀同様にアガリを目指す。

ただし、ポンやチーになっていなくとも、同じ種類の牌が3つ並べば、手牌にはならないが消すことが出来る。


そのほか編集

オトナの二角取り

2021年9月14日、唐突にFANZAGAMESでサービス開始したアダルトゲーム。ゲームルールは四川省と同じだが内容が内容だけにタイトルには使われていない。

ゲームをクリアするとご褒美映像としてAV女優の画像と30秒ほどの動画が視聴できるのだが、電車内などでプレイするユーザー向けにアダルト要素を隠す機能もある。

2021年のクリスマス時期には期間限定画像が登場、こちらは入手すればそのままアルバムには残るのだが、ゲームをクリアできなかった場合は……。

定期的に画像が追加されている一方で、課金要素があるように見えるかもしれないが、まさかの完全無料ということでこのゲーム内では課金要素は存在しない。のだが……。


関連イラスト編集

麻雀少年ボカロ麻雀牌 ドット絵


関連タグ編集

別名・表記ゆれ:麻雀の牌 雀牌

麻雀  赤ドラ

パイパン 本来は麻雀牌の一つ「白」の正式な読み方だが俗語として用いられることが多い。


関連外部リンク編集

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