概要
元々の意味合いは青い空を天井に見立てるという意味の言葉であるが、おおよそ以下の意味で使われる。
- 取引で上限金額の無い状態のこと
- 1より、麻雀に於いて点数の上限(満貫など)を撤廃したルール→本項で解説
- ローゼンメイデンの二次創作であるエンジュメイデンに登場するドールの一人
- 天井のないピックアップキャラガチャを指すゲーム用語。
2の意味の青天井
麻雀に於いて満貫などの点数上限を撤廃し、翻数と符数に応じた点数を移動させるルールのこと。
一般の麻雀ルールでは親12000点、子8000点を超える点数になった場合は、満貫となり、翻数と符数に応じた点数計算を打ち切るルールとなっている。これ以上の点数については、6,7翻を跳満、8~10翻を倍満、11~12翻を三倍満、13翻以上を役満(数え役満を認めない場合は13翻以上も三倍満)として点数を機械的に算出するルールとなっている。
これは、翻数が増えた際に、符数に応じた点数を計算すると、点数が大きくインフレを起こしてしまい、逆転が不可になったり、即飛んでしまったりしてゲームバランスを大きく崩す事から麻雀のゲームバランスを保つためにあるルールであると言える。それを撤廃し、満貫を超える点数も普通に計算しようというのが青天井である。
具体的に麻雀の点数は翻数が1増える毎に2倍になり、符数が2倍になると点数が2倍になる為、1翻増える毎に凡そ2倍の点数になっていくと考えれば良い。
その為、8翻ほどになれば10万点近い点数になり、11翻になれば100万点近い点数になる。当然ゲームバランスが大きく崩壊することも有り、基本的に採用されている雀荘は存在しないと言って良いだろう。
また、このルールの場合は役満も13翻役(ダブル役満は26翻役)として数え、別の役が存在する場合やドラがある場合は複合する(例えば四暗刻の場合、対々和が必ず複合する)。もちろん、13翻の時点で点数は400万点程も有り、ダブル役満(26翻)であれば500億点近くになるため、バランス、何それ美味しいの? 状態である。国士無双は30符で計算される事が多い。
ゲームではごく稀に採用されているゲームが有り、代表的なものは東方幻想麻雀であろう。
また、青天井は前述の通りバランスが崩れやすいが、デフレ特化でドラなし・場ゾロ(2翻)なし・和了連荘かつ不聴罰符なし(アルシーアル麻雀)、3翻縛り(場ゾロなしとセットで)、面前でも食い下がりと同じ翻数(例として101競技ルールの混一色常時2翻・清一色常時5翻等)等……とストイックな調整をする必要があると言える。
青天井で役満と必ず複合する役
- 四暗刻……対々和+門前清自摸
- 四暗刻単騎待ち……対々和
- 大三元……役牌3
- 国士無双/国士無双十三面待ち……混老頭、五面斉(ローカル役)
- 字一色……(対々和+役牌1)or七対子
- 清老頭……対々和
- 九蓮宝燈……清一色
- 緑一色……混一色or清一色
- 天和/地和……門前清自摸
- 小四喜……役牌1+(混一色or字一色)
- 大四喜……役牌2+対々和+(混一色or字一色)
- 四槓子……対々和