イカサマ麻雀
いかさままーじゃん
イカサマ、すなわち不正行為等を行って行う麻雀のことを指す。現実問題なら、バレればチョンボ(麻雀での違反行為)以上に厳しい措置が取られ、雀荘などであれば出禁になる事も多い他、金銭が賭けられている場合は大きなトラブルに発展することも十分考えられる。
一方で麻雀を題材とする漫画などでは高確率でイカサマ技が登場する(能力などとして描かれる事も多い)ため、麻雀漫画=イカサマ漫画という一面も強い。また、ゲームでは脱衣麻雀などではイカサマが元々ゲームのシステムの一つとして登場する事が多い(例えば役を積み込む等)。
ガン牌
牌に傷を付けることによりその牌が何の牌であるかを識別する方法である。実際に麻雀牌を試合中に傷付けるということは難しいため、予め傷付けておくという形だが、雀荘などでは自動卓で毎回出てくる牌の種類が変わってくる為使える機会は限られる。尚、漫画などでは自然に付いた傷(傷を付ける意図が無くともずっと使っていれば細かい傷程度は付く)を見分けて牌を識別する能力者が出てくる事があるが、さすがにこれはガン牌とはみなされない事が多い。
燕返し
ぶっこ抜きの発展系であり山牌に既に聴牌となっている牌(即ち13枚)を入れておき、理牌時に全て手牌と交換する手法。当然交換枚数がぶっこ抜きの比ではなく、成功する確率はかなり低い。
上述のように麻雀漫画では上述のようなイカサマ技が登場する場合も多い(ムダヅモ無き改革、アカギ〜闇に降り立った天才〜など)。しかしながら一方でイカサマを使っているわけではないが、登場人物に特殊能力(とでもいうべきもの)が備わっており結果としてイカサマのようになっているケースもある(咲-Saki-など)。
ゲームシステムとしてイカサマが採用されているケースを除けば、ゲームでイカサマを行う事は不可能である(通し等は出来うる)。しかしながら、麻雀ゲームではコンピューターが配牌やツモ牌を決定することからイカサマが有るのでは無いか、という議論は度々起きることがある。事実、今ほど麻雀のアルゴリズムが確定していなかった1970年代には、コンピューターに最初から聴牌した手を与えておき、一定巡目が経過した段階でロンするようになるなどのプログラムが組まれているものもあった(現在では麻雀のアルゴリズムも進化しているためこのようなアルゴリズムはまずないだろうが)。
しかしながら麻雀という運の要素も強いゲームである以上、他のプレイヤーの配牌が良い(逆に自分の配牌は悪い)などの不毛な言い争いは多いのが現状である。