曖昧さ回避
- ボボボーボ・ボーボボに登場するキャラクター。魔女の宅急便のトンボのパロディ。
- クレクレタコラに登場するキャラクター。
- 東海地方の方言で髪の毛をゴムで結ぶことを意味する言葉。
- 新潟県の方言で陰茎の意味。
- ぽんのみちに登場するキャラクター。→チョンボ(ぽんのみち)
概要
漢字では「錯和」と書き、本来は文字通り「間違った和了」を意味していたが、現在では麻雀の反則行為全般を指す事が多い。
ペナルティとしては、一般に満貫相当額を他家に支払う(満貫をツモアガリした時と逆方向に点棒が動く)。これを罰符という。また、山を崩してしまうなど局の続行ができなくなるような反則のこともチョンボと呼び、同じく罰符を支払う。また、競技麻雀においては他家に支払われず、二桁ポイント分の減点となる(団体のルールによってどれだけ減点か異なる)。これは他家に支払われる事で他卓の競技者との順位の変動(減点対象の当事者はその限りではない)を防ぐ為の措置である。
チョンボが起きた場合、積み棒を増やさず同じ局をやり直し(親もそのまま)、リーチもあった場合、リーチ棒は供託せずにリーチ者の元に戻ってくるのが標準ルールだが、ローカルルールでは連荘&リーチ棒供託のケースもある。
一方でポンを宣言してしまったが誤りだった、などゲーム進行に差し支えない程度の反則であれば供託料だけで済まされる場合や和了放棄(その局でロンやツモを認めない)という場合もある(但し倒牌してしまった、等のようにゲーム進行が困難になった場合はチョンボになるケースもある)。
また、三人麻雀やローカル役が採用されている時はチョンボを役満相当の支払いにするケース(特にパオの対象者に対して)もある。特にオープン立直が採用されている場合は、オープン立直振り込みを避ける目的でチョンボをすることによって事実上役満支払いより安くする、という手法が採れる為、チョンボ=役満相当支払いとする場合が多い。
多くのゲームではチョンボは行う事は無いが、ゲームによっては不聴立直や役無し和了などが出来る場合が有り、この場合はチョンボ扱いが存在するゲームもある。但し、不聴立直などのように立直に関するチョンボは流局あるいは自身が和了しなければチョンボとならないケースが普通(ルールによっては立直者はその局の展開如何に関わらずチョンボでないかを確認する場合もあるが稀)。
現在では転じて、一般に何かをしくじることをチョンボと呼ぶようになり、麻雀以外でも言われることがある。
チョンボの一例
- 役が無いのに和了を宣言する(誤ロン、誤ツモ)
- 聴牌で無いのに立直を宣言し流局(不聴立直)。但し不聴罰符無しかつ連荘条件が親の和了の場合、和了放棄として扱うケースも。
- 振聴でロンを宣言する
- 多牌となる(現在は少牌同様和了放棄が一般的) ※TOP絵その1
- 立直後に待ち牌の種類、待ち方の種類が変わる暗槓をし和了または流局
- 振聴での聴牌料取得権を認めないルールで振聴立直をし和了または流局
- 雀卓で誤ってスイッチを押してしまい牌が中に落ちる
- 山を崩してしまう(軽微であれば和了放棄や供託である場合もある)
- 聴牌時、待ち牌と違う牌で和了を宣言する。
- 不聴時または和了放棄の局で和了を宣言する。※TOP絵その2
- 流局していない(場に牌が14残ると流局)のに、聴牌or不聴宣言する。(前者は牌を見せており、後者は他家も釣られて聴牌宣言して倒牌してしまう恐れがあり釣られた者もチョンボになりかねない。)
- 後付け無しルールで、片あがり(待ちが複数でその1つ以上が役無し)や、待ち牌によって役が分岐(例:3面子が中張牌の順子かつ待ちが『2223』の形で1・4でピンフ、3・4でタンヤオ)、第1副露が役と関係ない状態(晒していない箇所で役が確定(役牌が暗刻等)している場合は例外)で和了を宣言する。
- ローカルルールで、オーラスでトップ以外の子が順位の変動しない和了を宣言する。
- 中国麻雀では8点未満(但し、0点は8点役『無番和』で和了可)で和了を宣言する。(全員に10点払う&和了放棄で続行が一般的)
その他の反則行為
一般的にはチョンボではなく和了放棄や供託料となる
- 無効な副露を行う(誤チー、誤ポン) 一般的に無効な副露そのものは認め和了放棄となる
- 無効な副露宣言を行う 宣言だけで牌を晒していなければ一般的には供託料となる
- 少牌となる 和了放棄
- 喰い換え不可で喰い換えする(2,3の牌で4をチーし1を捨てるなど) 一般的に和了放棄
- 先ヅモ(前のプレイヤーが打牌を終える前にツモる)をする 罰則を取る場合は和了放棄
- 誤ロン(発声だけで倒牌せず) 和了放棄でリーチ後の誤ロンは流局時に聴牌しているかを確認(聴牌している場合は不聴扱い)し、聴牌していない場合は不聴立直が優先される(すなわちチョンボ)