概要
国士無双の聴牌の形は二種類に分けられる。
まず一つが既にどれかのヤオ九牌を2枚持った状態で1枚も持っていないヤオ九牌待ち、
そしてもう一つが全てのヤオ九牌を1枚ずつ持った状態であり、どのヤオ九牌でも良いから2枚になれば和了という状態である。
基本的に多くの場合は前者の形になって最後の1種類を待つ、という事が多いと思われる。
如かしながら、どれも1枚ずつ13種類全て集めるとどのヤオ九牌が来ても和了となる十三面待ち、という形になる。
これはローカル役を除いた麻雀の待ちとしては最大のものである。
しかしながら滅多に見られるものではないため、ゲームなどでは通常の国士無双と区別をした上でこちらの十三面待ちの国士無双をダブル役満とみなしていることが多い。
古いルールでは十三面待ちでなければ国士無双を認めなかったため、これが影響しているとも考えられる。
別名としては十三龍門など、様々なものがある。
一応、通常の国士無双を聴牌していてツモ和了という形になった後、振聴を承知で対子となった牌を切って十三面待ちに移行する、というケースもある。基本的に現在のルールではどの牌でもロン出来ない(古いルールには国士無双十三面待ちを現物のみ振聴とするルールもある)が、13種類の牌が当たりとなることからツモ和了出来る公算は大きい。
しかしながら、ルールによっては振聴なしの場合のみダブル役満とみなすケースもあるため確認をしておくのが望ましい。
放送対局では、2022年6月5日に行われた『麻雀最強戦2022 Mリーグスペシャルマッチ』で岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)がロン和了(瑞原明奈(U-NEXTPirates)が一萬放銃)し、視聴者や対戦者を驚かせた。
ライジング・サン
小泉ジュンイチローが得意としている和了である。
それが国士無双十三面であり、ブッシュジュニア大統領が「ライジング・サン」と読んだことから
国士無双十三面をライジング・サンと呼ぶ事が多いのだと思われる。