概要
「赤牌」「赤懸賞牌」「赤五(アカウー)」とも呼ばれる。
絵柄が赤一色で描かれているのが特徴であり、常にドラとしてみなされる。日本独特のルールであり1970年頃に関西麻雀で登場し出したと考えられている。
一般的には五萬、五筒、五索を赤一色にした「赤五萬」「赤五筒」「赤五索」の三種であり、使用する際には、通常の五萬~五索の内1枚を、対応する赤ドラに置き換えて用いる(五筒については2枚を赤ドラとする場合もある)。
「赤五」という別名はこの事に由来するが、五以外の数牌における赤牌も存在している。
元々それ程メジャーなルールではなく、1990年代までは麻雀ゲームでも不採用のルールがザラであったが、現在では雀荘や多くのゲームでも採用されており非常にメジャーなルールとなっている。ドラ表示牌が四萬、四筒、四索の場合は赤ドラと通常のドラを合わせて2翻となるが赤ドラがドラ表示牌となった場合でも六萬、六筒、六索がダブドラになることはないのが一般的である。
赤ドラがあると七対子ドラ1、対々和ドラ1など赤ドラ無しの時には見受けられないドラ数になることもある。
ちなみにドラの一種であるため赤ドラ(+通常のドラ)のみで和了することが出来ないのは一緒である。
麻雀牌のセットにおいては、字牌が7種で数牌の各種よりも2種少ないので、その余ったスペースを埋めるような形で花牌と共に収められてたりする。
関連タグ
追加情報
より出番が少ないが、共に同梱されている場合があって立場も似ている特殊牌として、字牌の白板の真ん中に青い点を打った「白ポッチ」がある。
やはり通常の白板のうち1枚を替えて使うもので、平常は通常の白板と同じに扱うが、聴牌の時に自摸で引いた場合に限りワイルドカードとなって和了できる。(各所に異論あり)