概要
中京競馬場で開催される競走で、1967年に創設された中京大賞典が前身。
1971年に高松宮宣仁親王(昭和天皇の弟)から優勝杯を下賜されたことから高松宮杯となった。距離は芝2000mで、5歳(現4歳)以上。
略称は「宮杯(みやはい)」で、「高松宮記念」になってからも時折用いられることがある。
1984年にグレード制が導入された時にはGⅡに格付けされた。
当時の開催時期は6月下旬から7月上旬(宝塚記念の前後)。夏の大一番としての性格を持ち、現在の札幌記念に相当する競走であった(札幌記念は1997年にGⅢからGⅡへ格上げ)。毎日王冠、中山記念などと並ぶ「スーパーGⅡ」としての性格も強かった。
その後、1996年に短距離路線の整備に伴い、距離を1200mに短縮・施行時期を5月に変更しGⅠ昇格となった。(同時に旧・高松宮杯と同じ施行条件を当時GⅢのハンデ戦であった金鯱賞が引き継ぎ、同年にGⅡ昇格している。)
そして1998年より競走名を高松宮記念へ変更。2000年より現在の3月下旬開催となった。
この記事では、1997年までの優勝馬を解説する。
歴代優勝馬
回 | 年 | 馬名 | 備考 |
---|---|---|---|
昭和時代 | |||
第1回 | 1971年 | シュンサクオー | |
第2回 | 1972年 | ジョセツ | |
第3回 | 1973年 | タケデンバード | この競走でハマノパレードが予後不良となった。 |
第4回 | 1974年 | ハイセイコー | |
第5回 | 1975年 | イットー | |
第6回 | 1976年 | フジノパーシア | |
第7回 | 1977年 | トウショウボーイ | |
第8回 | 1978年 | ヤマニンゴロー | |
第9回 | 1979年 | ネーハイジェット | |
第10回 | 1980年 | リンドプルバン | |
第11回 | 1981年 | ハギノトップレディ | |
第12回 | 1982年 | カズシゲ | |
第13回 | 1983年 | ハギノカムイオー | |
グレード制導入・GⅡ時代 | |||
第14回 | 1984年 | キョウエイレア | |
第15回 | 1985年 | メジロモンスニー | |
第16回 | 1986年 | ラグビーボール | |
第17回 | 1987年 | ランドヒリュウ | |
第18回 | 1988年 | オグリキャップ | |
平成時代 | |||
第19回 | 1989年 | メジロアルダン | |
第20回 | 1990年 | バンブーメモリー | |
第21回 | 1991年 | ダイタクヘリオス | |
第22回 | 1992年 | ミスタースペイン | |
第23回 | 1993年 | ロンシャンボーイ | |
第24回 | 1994年 | ナイスネイチャ | |
第25回 | 1995年 | マチカネタンホイザ | |
GⅠ・高松宮杯時代 | |||
第26回 | 1996年 | フラワーパーク | |
第27回 | 1997年 | シンコウキング |