ハギノトップレディ

はぎのとっぷれでぃ

1980年代初めにJRAで活躍した日本の競走馬。

概要

JRAで活躍した競走馬（1977年4月4日～2003年11月22日）。

荻伏牧場で生産された黒鹿毛の牝馬で、マイリーに発する牝系「華麗なる一族」の一員。

抜群なスピードの逃げ馬だったが、生まれつき蹄が小さく重馬場を苦手とした。

父：サンシー　母：イットー　母父：ヴェンチア

半弟にハギノカムイオーがいる。

馬主：日隈広吉

調教師：伊藤修司（栗東トレーニングセンター）

主戦騎手：伊藤清章

競走成績：11戦7勝　獲得賞金：1億7983万2700円

1980年最優秀4歳牝馬

主な勝ち鞍は桜花賞、エリザベス女王杯、高松宮杯など。

戦績

1979年

8月12日、函館競馬場で新馬戦（芝1000メートル）に出走しデビュー。1番人気で1着。57秒2のレコード勝ちで、函館競馬場の2歳馬の記録としては未だ更新されていない。この後、脚を痛めて半年休養。

1980年

3月22日、阪神競馬場でオープン戦（芝1400メートル）に出走し、1番人気で3着。桜花賞への出走権を得る。

4月6日、阪神競馬場で桜花賞（芝1600メートル）に出走し、2番人気で1着。

5月18日、東京競馬場で優駿牝馬（芝2400メートル）に出走し、2番人気で17着。

10月4日、阪神競馬場でオープン戦（芝1600メートル）に出走し、1番人気で1着。

10月26日、京都競馬場で京都牝馬特別（芝1600メートル）に出走し、1番人気で1着。

11月16日、京都競馬場でエリザベス女王杯（芝2400メートル）に出走し、3番人気で1着。この後、半年休養。

1981年

6月7日、阪神競馬場で宝塚記念（芝2200メートル）に出走し、2番人気で4着。

6月28日、中京競馬場で高松宮杯（芝2000メートル）に出走し、1番人気で1着。イットーとの母娘2代制覇。

8月2日、函館競馬場で巴賞（芝1800メートル）に出走し、1番人気で1着。同年の桜花賞馬ブロケードとのマッチレースの末、僅差の勝利だった。

10月4日、東京競馬場で現役最後のレース、毎日王冠（芝2000メートル）に出走し、1番人気で8着。

引退後

1982年、イギリスに渡り、グランディ（1975年ヨーロッパ代表馬）と交配。帰国後の1983年に産んだ牝馬は注目されたが、放牧中の事故で死亡。

その後も活躍馬に恵まれなかったが、1987年4月15日誕生のダイイチルビー（父：トウショウボーイ）が安田記念やスプリンターズステークスを制するなど活躍をみせた。

繁殖牝馬引退後は脚の状態が悪かったが、装蹄師の福永守が経営する福永装蹄治療牧場（広島県）に引き取られ余生を過ごした。

2003年11月22日、死去。

関連タグ

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