概要
1987年に生まれ、1990年に4歳(現3歳)を迎えた世代。
1995年まで中央平地GⅠは16しかなかったので今よりも価値が高かった(2021年の今現在中央平地GⅠは24)、オグリキャップの88世代と並ぶ当時歴代最多勝タイとなる中央平地GⅠ20勝を達成した世代。
史上初の4年連続GⅠ制覇・親子3代天皇賞制覇のメジロマックイーンが代表格でマックイーン世代と言える。
メジロ御三家・メジロ三銃士であるマックイーン・パーマー・ライアンの3頭に、ナカノ・コールのアイネスフウジン、アグネスフライト・アグネスタキオン兄弟の母アグネスフローラ、ハイセイコーとの皐月賞親子制覇のハクタイセイ、ライバル対決で有名なダイタクヘリオスとダイイチルビー、横山典弘騎手GⅠ初制覇のパートナーであるキョウエイタップ、史上初のGⅠ1着降着からの繰り上げ優勝馬プレクラスニー、大崎昭一騎手復活のパートナーであるレッツゴーターキン、2021年2月まで存命で34歳まで生存した長寿のエイシンサニー(16年保持されたオークスレコードタイムホルダー)、鉄の女イクノディクタスとそのライバルであったヌエボトウショウ、など中身の濃いメンバーだった。また、岩手競馬を席巻したトウケイニセイもこの世代にあたる。
海外ではアメリカ合衆国産馬アンブライドルド・ディアブロ・ベルメッツ、アイルランド産馬サルサビル、イギリス産馬ソーマレズ、フランス産馬インザウイングスなどが活躍していた。
代表的な競走馬
馬名 | 性別 | 主な勝ち鞍 | 特記事項 |
---|---|---|---|
メジロマックイーン | 牡 | 菊花賞/天皇賞(春)2連覇/宝塚記念 | 顕彰馬 |
メジロライアン | 牡 | 宝塚記念/弥生賞など | |
メジロパーマー | 牡 | 宝塚記念/有馬記念 | |
アイネスフウジン | 牡 | 日本ダービー/朝日杯3歳S | |
ハクタイセイ | 牡 | 皐月賞/きさらぎ賞 | 芦毛馬初の皐月賞馬 |
レッツゴーターキン | 牡 | 天皇賞(秋)/小倉大賞典 | |
プレクラスニー | 牡 | 天皇賞(秋)/毎日王冠 | |
ダイタクヘリオス | 牡 | マイルチャンピオンS2連覇 | |
ダイイチルビー | 牝 | スプリンターズS | |
アグネスフローラ | 牝 | 桜花賞 | |
キョウエイタップ | 牝 | エリザベス女王杯 | |
エイシンサニー | 牝 | オークス | |
イクノディクタス | 牝 | 金鯱賞/オールカマー | |
ヌエボトウショウ | 牝 | 北九州記念/愛知杯 | |
ホワイトストーン | 牡 | セントライト記念 | |
ナリタハヤブサ | 牡 | ウィンターS/帝王賞 | |
カミノクレッセ | 牡 | 日経新春杯/ブリーダーズGC | |
ヤマニングローバル | 牡 | デイリー杯3歳ステークス/アルゼンチン共和国杯/目黒記念 | |
トウケイニセイ | 牡 | 桐花賞3連覇/シアンモア記念2連覇など | 岩手史上最強馬。功績を讃えられ引退後にトウケイニセイ記念という重賞が開催されている |
メルシーアトラ | 牡 | 日経新春杯 | 半弟はアーリントンCなどを制したメルシーステージ |
キーミノブ | 牡 | 毎日杯 | |
キタシバスペイン | 牡 | 全日本サラブレッドC | JRA所属時に関係者によるドーピング事件に巻き込まれ金沢競馬に移籍。獲得した総賞金は約1億9000万円に達した |
カールセンプー | 牡 | 公営北関東で2戦未勝利 | グランディの日本生産馬にして唯一の後継種牡馬 |
メジロルイス | 牡 | 2戦未勝利 | |
ワイドバトル | 牡→セン馬 | 小倉大賞典/関門橋ステークス連覇 | 京阪杯でのカラ馬1着事件でも有名 |
ウマ娘プリティーダービーにて
以下の競走馬がウマ娘として登場している。90世代(ウマ娘)も参照。
プロジェクト始動当初から登場しているのはメジロマックイーン・メジロライアン・アイネスフウジン。
2021年1月~3月に放送されたアニメSeason 2では、ダイタクヘリオス・メジロパーマー・イクノディクタスが登場し、その後ゲームでは1.5周年記念にてダイイチルビーが登場した。
23年1月に上演された舞台「〜Sprinters’Story〜」ではヘリオス・ルビーが一つ下の世代のケイエスミラクル・ヤマニンゼファーとともに主役となり、当時の短距離戦線を舞台としたストーリーが展開された。