ダイタクヘリオス(ウマ娘)
うまむすめのだいたくへりおす
「ウェーイあけみざわウェイ☆ パリピってアゲてって楽しんでこー♪」
キャッチコピー | 盛ってウケて神アゲ☆ エヴリデイ・パリピ! |
---|---|
誕生日 | 4月10日 |
身長 | 156cm |
体重 | ウェーイ! |
スリーサイズ | B82・W53・H85 |
靴のサイズ | 左右ともに23.5cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | ババ抜きはレベチ、映える爆盛り |
苦手なこと | 静かなのはぴえん、敬語はぱおん |
耳のこと | 晴れの日はどちゃくそ動いてウケる |
尻尾のこと | いつメンとハートマーク作って撮るのエモい |
家族のこと | 死んだフリにいつも騙されるパパママわら |
マイルール | ナシ⭐︎ |
スマホ壁紙 | ほぼ通知で埋まってるウケ |
出走前は… | いっしょに走る子とLANE交換♡ |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①とりまメンブレの時はズッ友にかまちょ、と思っている / ②ぶっちゃけ正座は10秒でキャパい |
自己紹介 | ウェーーイ!ダイタクヘリオスでぇーっす!テンアゲなレースブチかましてくんで、過去イチのコールよろしくー☆ |
CV | 山根綺 |
調子乗ってる?ノったもん勝ち!うるさい?
んじゃもっと盛り上がってこ〜ぜ♪
……な、お喋り大好きギャル。
笑ってないとかありえんてぃ、遊びに誘われたら秒でOK!とにかくなんでも楽しもうとする彼女の周りには、いつだって最高のグルーヴが生まれている。
(公式ポータルサイトより)
ダイタクヘリオスは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬「ダイタクヘリオス」号をモチーフとする。
2021年1月、事前情報には登場していなかったが、テレビアニメ2期放送開始と共に新たに追加が発表。アプリゲーム版には初期から登場し、2023年1月上演の主演舞台『〜Sprinters’Story〜』公演にあわせて、2023年1月20日に育成ウマ娘実装がされた。
ギャル語を駆使し常に笑顔が絶えない社交的な陽キャパリピギャル。メジロパーマーとは親友(ズッ友)の間柄で、パーマーからは「私の太陽」と呼ばれている。本来は先行〜逃げ寄りのマイラーだが、一部レースではパーマーと仲良く逃げる姿が見られることから「爆逃げコンビ」と呼ばれることも。
しかし、このノリと接し方しかできず、相手に合わせて付き合い方を変える器用さを持ち合わせていないため、彼女のノリについて行けない様なタイプとはとことん合わないという潜在的な人付き合いの欠点を抱えており、特に後に同じスプリント・マイル路線を走ることになるダイイチルビーのことは「お嬢」と呼び、人類みな兄弟といった接し方を地で行く彼女としては珍しく特別視してアプローチをかけているものの、当のルビーが「見ている世界が全く違う」と言う通り性格は致命的なまでに正反対であり、絡みに行く度に袖にされることを嘆いている。
なお、動画サイトではルビーの真似をしたこともある。
得意なことの一つにDJがあるようで、2022年10月27日には「DJヘリオスによるウマ娘の楽曲リミックス」として「ぱか☆アゲ↑ミックス」企画が始動。
Youtubeに公開されたMVでは、メジロパーマーとの日常風景に混じって、今まで見たことがないレベルの真剣な表情でDJプレイをするヘリオスの姿が見られる。
ちなみに、動画サイトでは「テンアゲ☆ヘリオスチャンネル」という独自のチャンネルを持っている。ジャンルは所謂日常系。
皆のバイブスを上げて笑顔にしようという「日本テンアゲ計画」発足時に建てたのだが、その日の内に動画がミリオン再生されるほどの人気を博した(後日、なんと有名歌手からライブに出てみないかとDMでDJとしてオファーされた)。
なお、ウマスタグラムのアカウントも6万8320フォローと中々の規模を持つ。トレセン内外問わず彼女の交流範囲は恐ろしく広いようだ(フォロー数の元ネタは、史実のダイタクヘリオス号の獲得賞金から来ている)。
敬語は、ぱおん(※パリピ語でゾウが鳴くように辛いという意味)という通りだいぶ苦慮するものの、やろうと思えばパリピ語抜きの標準語・敬語で喋れる模様。
アプリゲーム版での名称は「Fun☆Fun☆ぱりない」。史実の勝負服デザインを反映して、トップスは黄色(と黒)のラインが胸部分や袖口に入った青いTシャツを着ている。本人曰く「ストリート感はハズせんしケド見せるとこは見せたいしでリメイク感強め」なデザインを選んだという。
イベントストーリー34弾『彗星蘭の君へ〜Let's dance now!〜』に登場したヘリオスの2着目の勝負服。トレセン学園の恒例行事である「リーニュ・ドロワット」でダイイチルビー(Flowing Blue)をエスコートするためにヘリオス本人が自作した。
デート相手であるルビーを意識してか、青色の服を好んで着ることが多いヘリオスとしては珍しく赤色を基調としたコーディネートとなっており、髪のメッシュも普段の青に加え赤色も混ざっている。耳に被さった小さい帽子や網タイツ、ロングブーツと言った普段の勝負服とは逆のスタイル。
なお、衣装の一部は光を反射するらしく、劇中では暗闇で星飾りやネイル、炎の意匠が発光する場面がある。
ちなみにこの衣装は、メジロパーマーの別衣装「赤心のトナカイさん」と対になるデザインになっている。
- 私服(アプリゲーム版)
明朗快活な彼女の性格に合わせてヘソ出し短パン姿。胸の『PARTY』の文字もヘリオスらしい。首にはネックレスも掛けている。
イベントストーリー第18弾『デイズ・イン・ア・フラッシュ』に登場するハロウィン衣装兼ダイタクヘリオスのSSRサポートカード。こちらは天使がモチーフなだけあり、下記の【月下の悪魔ちゃん♪】とは大きくデザインが異なっている。頭には天使の輪、腕にはお化けのストラップなどが付属したリングを掛けている。
作中では聖蹄祭の宣伝役としてこの服を着用し、シンコウウインディの計画を執り行うに当たってメンバー募集を行った。
上記イベントのハロウィン衣装だが、こちらはメジロパーマーがメインのサポートカードなのでヘリオスは上半身以外ほぼ服装は詳しく確認できない。
【お日さま天使ちゃん♪】と比べるとダークでかなり際どい衣装になっているが、これも悪魔モチーフ故だろうか。頬に青いハートマークが付いているのも特徴。天使と違いこちらはイベント内でのスチルイラストは用意されていない。
イベントストーリー第27弾『#summer #besties』に登場する私服。ヘリオスには珍しい帽子や透けたトップスなどが目を引く。劇中のサポカイラストの場面はパーマーが撮影した物とのこと。
テンション任せのパリピ系ウマ娘。
底抜けに明るい性格で、どんな逆境も笑い飛ばすメンタル強者。
人生、ノリと勢い!レースもノリと勢い!ということで、ゲートが開いたらソッコーダッシュ。
その"大逃げ"が吉と出るか凶と出るか…
それもまた、ノリと勢い次第である。
(アニメ公式サイトより)
TVアニメシリーズ
Season2
「いいねいいね分かってるねぇ、逃げこそ最高Foo!!」
本編では1話から登場。何やら気になる相手がいるらしく、トレセン学園内の切り株の穴に向かって鬱憤を晴らすところをトウカイテイオー達に目撃されていた。しばらくしてまたも切り株へ愚痴を発散していた時にメジロパーマーと遭遇、元々社交的な性格だったパーマーと意気投合し友情を深めていく。初対面ではパリピ語を殆ど理解できなかったパーマーに対して「ウチが教えたげる!」と豪語、実際パーマーとはその後普通にパリピ語で会話できるレベルにまで仕上げていた。
戦術自体は同じ逃げウマということで基本レース開始直後から飛ばしていくスタイルだが、マイラーである為か流石に体力面に関してはパーマー程ではない様子で、中・長距離レースの多い本編では基本的にパーマーの応援役として徹している。
また、Blu-ray2巻の特典である『ウマ話~メジロパーマー編』においてはメジロ家の面々やライスシャワー、グラスワンダー、スペシャルウィークにオグリキャップといった面子を誘って一大壮行会を開くなど、持ち前の顔の広さをこれでもかと披露した。
前述の"気になる相手"であるお嬢様についての言及などもされており、一方通行のライバルと思っていたがお嬢様側からもレースで意識されていたと伝えられ喜んでいた。しかし残念ながら彼女はアニメ2期の裏側でレース引退を決めていたらしく、ヘリオスと走ったレース後、一緒に走れて楽しかったと伝えてターフから去ったとのこと。
Season3
本作でも引き続き登場しているが、あまりセリフがないのでモブキャラとしての出番が多い。オープニング映像ではパーマーと一緒にエアグルーヴに追いかけられていた。
4話ではパーマー共々何かしでかしたようで、DJ機材を持ってエアグルーヴから逃走していたがキタサンブラックにあわや激突…というところをキタサンにキャッチされ、のびたところをエアグルーヴに回収された。
走ってくるウマ娘2人を正面から受け止めてビクともしなかったことで、キタサンブラックの『頑丈な肉体』という長所が発覚することになった。
第10話のトレセン学園地域合同イベントではパーマーと共にフェスを開いており、会場を大きく賑わせていた。なお、ルビーも会場に来訪している辺り流石に今回ではちゃんとアポは取ったと思われる。
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。劇中ではいつもの如くルビーに話し掛ける描写も。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「よーよー!うぇいよーっ☆みんな調子はどーですかー!ぶぶぶぶーん!」
リリース当初は実装されていなかったものの、2021年3月9日にサポートカード枠としてツインターボと共にSRが実装されている。
育成ウマ娘としては2023年1月20日に育成シナリオ「アオハル杯〜輝け、チームの絆〜」のアップデートと共に実装がされた。
ストーリーイベント『Brand-new Friend』においてもメジロパーマーと共に登場。アニメでは殆んど絡みがなかったターボとも仲良くつるんでいる場面も見られるほかに、終盤ではカノープス組らと作戦会議を行うなど、チーム間の仲も中々良好のようだ。
授業をサボって遊んでいた件でパーマー共々罰掃除をさせられていたが、同じく門限破りで罰掃除を任せられていたキタサンブラック・サトノダイヤモンドに対しても「罰友」として歓迎していた。
以降もそのキャラクター性と交流の広さからか多くのイベントに参戦しており、イベントストーリー34弾『彗星蘭の君へ〜Let's dance now!〜』では事実上の主人公として、新たにリーニュ・ドロワットにて念願のルビーとのデートが実現することになる。当然ながらルビーに熱烈なアプローチを仕掛けるヘリオスだったが、ことごとく空回りしてしまい…?
やはりアニメ版同様に多くのウマ娘と親交があるらしく、同じギャル仲間のトーセンジョーダンやゴールドシチーとも仲が良いようだ(一応生粋のギャル(?)であるジョーダンと比べると、シチーの場合は本職にモデルがあるのでヘリオスのことをさん付けしてたりもする)。
レースでのゴール後には何着であっても笑顔で手を上げる(育成ウマ娘で1着以外でも手を振るのはハルウララ・ナイスネイチャに次いで3例目)ほか、パーマー育成の特殊演出として、ヘリオスも走者だった場合、パーマーがレースで1着になると後ろでヘリオスが喜ぶ姿が映り込むようになっている。
育成中のイベントを短縮設定にしていると、パリピ語を多用したトレーナーの回想となる。
ちなみに、ストーリー中では全ウマ娘の中でもトップクラスと言って良いほど複数のキャラクターとの絡みがあり、それぞれ独自のあだ名も付けている。場合によってはルビーのように複数のあだ名を付けている者もいる。
なお、下の呼び名表は一例である(複数いるパターンはキャラクターごとに分割しています)。
キャラ | 呼び名 |
---|---|
イクノディクタス | イクノッチョ |
エアシャカール | しゃーたん |
オグリキャップ | オグリぱいせん |
カツラギエース | ラギぱいせん |
同上 | ラギラギ |
カレンチャン | チャンカーレ |
ケイエスミラクル | ミラてん |
同上 | ミラクルてんてー |
同上 | ミラん |
同上 | ケイちゃん |
同上 | ミラちゃん |
同上 | ミラぴ |
サクラバクシンオー | ちゃんバク |
同上 | バクちゃんオー |
シンコウウインディ | 魔王サマ(※) |
スーパークリーク | ママー |
ゼンノロブロイ | ロブりー |
同上 | ロブリヤマ・ロブリアーノ |
ダイイチルビー | お嬢 |
同上 | ルビたん |
タイキシャトル | タイッキ |
メジロラモーヌ | ラモ先 |
タップダンスシチー | ちゃんタプ |
トランセンド | トラぽよ |
ニシノフラワー | フラたん |
同上 | ちゃんフラワー |
同上 | フラワっち |
ノースフライト | フラっぺ |
同上 | ちゃんフラ |
バンブーメモリー | バンちゃむ |
同上 | バンたま |
同上 | バンバン |
フジキセキ | フジ |
メジロパーマー | パマちん |
メジロマックイーン | マクたん |
メジロアルダン | アルダンてんてー |
ヤエノムテキ | ヤエめろ |
ヤマニンゼファー | ゼファっち |
同上 | ゼファち |
トレーナー | トレぴ |
同上 | トレぴよ |
同上 | トレぴっぴ |
同上 | トレぽよ |
安心沢刺々美 | ささみん |
一部なんちゅう名前なんだとなるネーミングセンスだが、一応名前の原型があるだけゼファーやマーチャンよりかはマシ…かもしれない。たぶん。
劇中ではアイネスに「アイネスこん」と呼ぶ場面があるが、こんの部分は「こんちゃっす」(こんにちはの砕けた言い方)と思われる。
なお、先輩後半の上下関係も一応弁えている部分はあり、アルダンは「アルダン先輩」、ルドルフには「ルドルフ会長」、ツインターボやネイチャ、ジョーダン、ライスなどは呼び捨てにしている。
(※)イベントストーリー第18回『テイズ・イン・ア・フラッシュ』にのみ登場。理由はウインディの聖蹄祭における一大イベント「ウインディちゃん魔王城計画」でウインディが魔王役を務めたから。珍しくヘリオスのあだ名では由来がある。
ミラクルやマックイーンのように、時折普通に呼び捨てにしつつたまにあだ名呼びするというパターンもある。多分本人のノリで付けているので特に使い分けする法則性はないと思われる。
下記の舞台版(と自分の実装直前に合わせてか)主役のCM「New Stage」篇も制作されていた。
育成ウマ娘
- ☆3[Fun☆Fun☆ぱりない]ダイタクヘリオス
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
100 | 89 | 97 | 87 | 77 |
+15% | +0% | +15% | +0% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
B | A | B | E | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
A | A | G | G |
- ☆3[Joyful Jamboree!]ダイタクヘリオス
ストーリーイベント「彗星蘭の君へ〜Let's dance now!〜」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
サポートカード
- SR[パリピ・ぱーりないと!]ダイタクヘリオス
2021年3月9日にツインターボ(SSRサポート)、ミホノブルボン(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSRサポート。タイプはパワー。
史実に基づいてマイル向けのスキルが多いが、汎用的なスキルもいくつかヒントを貰える辺り意外と多芸。特に「スリップストリーム」「ペースアップ」あたりは非常に使いやすいため、スキル目当てならどのデッキにも入る余地がある。
得意率も高く、高確率でパワートレーニングに顔を出してくれる。
所持スキルが全てカタカナなのは狙ったのか偶然か。
グッドコンディションの「注目株」を狙える数少ないカードでもある。
反面、サポート性能自体が低めのため、ステータスの伸びは悪め。特にスタミナが伸びにくいパワーカードと言うのは中長距離を育成する上で採用しづらく、結果としてマイル以下の育成で採用する形に落ち着くだろう。
連続イベントではいつもの仲良しメンバーに留まらず、他のウマ娘を担当している通りすがりのトレーナーやライスシャワーをパーティーに巻き込み、単発イベントでは理事長までもがやってくる事態に。
- SSR[おどれ・さわげ・フェスれ!]ダイタクヘリオス
2021年11月19日にチャンピオンズミーティング「スコーピオ杯」のリーグ選択開始共に実装されたSSRサポート。タイプはパワー。
レアスキルはかなり希少な中盤の逃げ速度スキル「脱出術」。ただし、不確定であることに注意。
なお、連続イベントの選択肢次第で「脱出術」ではなく「先行コーナー」を確定でもらう事もできる為、そちら目当てで採用する価値もある。
SR版と比べて得意率が半減した代わりにトレーニング効果アップが付いており、パワー以外のトレーニングでも賑やかし以上の効果を発揮できる。しかしスタミナは伸びにくいのでその点は留意。
- SSR[お日さま天使ちゃん♪]ダイタクヘリオス
ストーリーイベント「デイズ・イン・ア・フラッシュ」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプはスピード。
入手できるレアスキルは前のウマ娘に付けることで速度を上げる「スリップストリーム」の上位版「いいとこ入った!」。
- SSR[#夏 #新しい自分]ダイタクヘリオス
ストーリーイベント「#summer #besties」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプは賢さ。
中盤に大きく差をつけ先頭だと速度を上げる短距離専用のレアスキル「圧倒的リード」が入手可能なほか、「短距離コーナー〇」や「軽い足取り」といった短距離向けのスキルヒントが入手できる。
~Sprinters' Story~
2022年8月21日に、『ウマ娘』初の舞台化が発表、そのメインキャラの一人としてダイタクヘリオスが紹介された。
競走馬『ダイタクヘリオス』
________________________________________
至上の難敵
アイツには近づくな
真っ向から挑めば
灼熱の炎に
焼き尽くされるだろう
かといって慎重に
距離を置けば
いつの間にかほら
手の届かないところへ
これほどにやっかいな
敵などそういない
≪「名馬の肖像」2020年マイルCS≫
________________________________________
1987年生まれの黒鹿毛の牡馬(90世代)。父ビゼンニシキ、母ネヴアーイチバン、母父にネヴァービートという血統。
実はウマ娘には6人しか実装されていないヘロド系(※1)の競走馬で、他にはメジロマックイーン、サムソンビッグの他、シンボリルドルフとその産駒であるトウカイテイオー、ツルマルツヨシが該当する。加えてあの人もウマ娘と仮定した場合、正体の元ネタと目されているあの馬もヘロド系である。
母馬ネヴアーイチバンが連なるスタイルパッチ牝系からは1975年のクラシック二冠馬である「狂気の逃げ馬」カブラヤオーとその全妹ミスカブラヤ(1979年エリザベス女王杯勝ち馬)、スプリングステークスでの「謎の逆噴射」で有名になってしまったサルノキングなどの活躍馬が輩出されている。
馬名はオーナーである中村雅一氏の冠名「ダイタク」に、ギリシャ神話の太陽神ヘリオスを組み合わせたもの。
1989年にデビュー。主にスプリント、マイル戦線で活躍した。
特にマイルを得意としており、91~92年にいずれも史上2頭目となるGⅡマイラーズカップ連覇(第1~2回トウメイ以来)、GⅠマイルチャンピオンシップ連覇(第1~2回ニホンピロウイナー以来)を達成。マイラーズカップでは「同一重賞をいずれも5馬身差で連覇」という連覇史上最大着差の記録も作っている。
一方で中距離以上のレースへの挑戦も多く、2000mの中距離GⅡ高松宮杯(現:1200mの短距離GⅠ高松宮記念)で勝利するなどそれなりの実績もあった。
1992年の有馬記念12着を最後に引退して種牡馬入り。種牡馬としてはあまり実績は残していないが、産駒のうちダイタクヤマトが2000年のスプリンターズステークスに出走。16頭中最低人気ながらこれを制し、GⅠホースの父となった。
2008年9月をもって種牡馬としても引退し、以後は青森県の牧場で功労馬として余生を送っていたが、僅か3か月後の同年12月12日早朝、眠るようにして亡くなっていた所を発見された。22歳没。
ダイタクヤマトが行方不明になってしまったため、サイアーラインは途絶えている。
→ より詳しい戦績はダイタクヘリオスの記事へ。
レーススタイルは先行…なのだが、前に馬がいるとどうしても「追いつかなきゃ!抜かなきゃ!」と頑張ってしまう生真面目さから引っ掛かる癖があり、結果的に逃げや大逃げになるレースが多かった。
そんなヘリオスの性格が如実に現れているのが現役最終年(1992年)、メジロパーマーと一緒に出走した3つのレース。大逃げのパーマーにムキになって競りかかっていくのでいずれも大逃げの展開となり、2頭共々仲良くかっ飛ばした挙句にトウカイテイオーまで道連れにして撃沈(天皇賞(秋))したり、誰も追いつけない圧倒的な大逃げで有力馬をかき乱し、パーマーの勝利をアシスト(宝塚記念、有馬記念)したり。それは、傍から見ればなにやら妙な友情めいた何か(?)に見えなくもない…かもしれない(もちろん、当の馬にそんな意識は無いだろうが)。
このように残した成績もさることながら、数々のエピソードにも事欠かない馬としても有名。
「ツレないお嬢様」ことダイイチルビーが居るとやる気を出したり、1番人気に推されたレースでは必ず負け、人気が低いと好走するという謎の戦績を持ち、ファンの間からは「競馬新聞が読める馬」「オッズを見る馬」「平成のカブトシロー」などと揶揄されたことも。
このエピソードはゲームにも取り入れられ、育成目標外のレースに1番人気で出走すると掛かりやすくなるバッドスキル「1番人気でヤバたん」をそのターン限りで取得することがある。
首を高く上げ、大きく口を割って走る様が笑っているように見えたことから「笑う馬」とも呼ばれており、ウマ娘のキャラ付けの元にもなっている。
ただこれは同時に掛かっている兆候を示すあまりよろしくない状態でもあり、後に皮紐で物理的に口が開かなくしたところ、首を高く上げることもなくなりマイルチャンピオンシップでGⅠ初制覇を成し遂げたという。
- ※1 サラブレッドの父を辿ると必ず行き着く三大基礎種牡馬(エクリプス、ヘロド、マッチェム)のうち、ヘロドの系統に属する競走馬。3頭それぞれがサラブレッド三大始祖(ダーレーアラビアン、バイアリーターク、ゴドルフィンバルブ)の直系で、ヘロドはバイアリーターク系。ウマ娘の三女神はこの三大始祖がモデル。なお、ウマ娘として実装済みの競走馬の中でマッチェム系はカルストンライトオのみで、これと上述の6頭のヘロド系を除いた残りは全てエクリプス系。ちなみに日本ではヘロド系に属するパーソロンが父系を形成して名を馳せたが、ダイタクヘリオス自身はパーソロンとはまた別のヘロド系であるクラリオンの父系に属している。
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はダイタクヘリオスが先着したレース
(※)はアニメオリジナルウマ娘。アニメ第2期に登場。
91年京王杯SC、安田記念、CBC賞、スワンステークス、マイルCS
・ダイサンゲン(※ダイユウサク)……91年スワンステークス、マイルCS、有馬記念
・イクノディクタス……89年デイリー杯3歳S、91年マイラーズカップ、京王杯SC
・カニアペラシオン(※カミノクレッセ)……92年安田記念、宝塚記念
・ヴァイスストーン(※ホワイトストーン)……92年安田記念、天皇賞(秋)、有馬記念
・ダイイチルビー……91年京王杯SC、安田記念、高松宮杯、スワンステークス、マイルCS
92年マイラーズカップ
・ナイスネイチャ……91年有馬記念、92年毎日王冠、天皇賞(秋)、マイルCS、有馬記念
・ケーツースイサン(※フジヤマケンザン)……91年有馬記念、92年有馬記念
・チアーリズム(※シンホリスキー)……92年マイラーズカップ、マイルCS、スプリンターズS
・ヤマニンゼファー……92年京王杯SC、安田記念、マイルCS、92年スプリンターズS
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ダイタクヘリオス
今回はちょっと短めですね。 余談。 稲田トレは、一番最初の読み切りの頃から登場してるのもあって主要キャラの中でも特別な位置づけにありますね、やっぱり。動かしやすいですし、我ながらかなり好きなキャラクターです。 そんな彼女のモチーフは「雷」と「憤怒」、「余韻嫋々」です。 キレキャラという訳ではないです。それなら榊原トレの方がキレキャラしてますし。 彼女が一度だけブチ切れる場面で物語が大きく動く、そういう構成にしています。 そしてその怒りによって何かを成し遂げた時、彼女は最高にイイ顔をしているんじゃないかと思います。6,262文字pixiv小説作品 1992.12.27
Twitterからこっそり引越し。 パーマーさんの育成ストーリーを見た直後に勢いで書き上げたものなので拙いですが、パマヘリパマを尊く思った気持ちをそこそこストレートに書けているので結構愛着あります。974文字pixiv小説作品ギャルウマ娘たちの大作戦
例によって休憩時間の暇潰しで書いたものです 気が向いたら続きを書くかもしれない もしかしたら呼び方違ったりするかもしれませんが、そこは、まあ……2,757文字pixiv小説作品