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ウマ娘に関してはゴドルフィンバルブ(ウマ娘)を参照

データ編集

生年月日1724年ごろ
没年月日1753年(享年29)
欧字表記Godolphin Barb/Godolphin Arabian
性別
毛色黒鹿毛
不明
不明
母の父不明
生産不明(シリア周辺、北アフリカとも推測される)
馬主フランシス・ゴドルフィン

概要編集

ゴドルフィンバルブとは、サラブレッド三大始祖の1頭に数えられる種牡馬。

伝説的な生涯が伝えられており、その馬生は小説化もされた。


馬名および品種について編集

本馬はゴドルフィンバルブという名前でジェネラルスタッドブックに記載されており、これは馬主である第二代ゴドルフィン伯の名前と品種をつなぎ合わせたもので、言うならば「ゴドルフィン氏の所有するバルブ種の馬」的な意味合いである。

生まれた当初の名は「シャム」だったといわれているが、その後なんと呼ばれていたかは定かではない。


この馬の品種については、シリアイエメン産という産地情報や体の特徴からアラブ種であるとされることが多く、アラブ種として扱う場合「ゴドルフィンアラビアン」と表記される。

その一方、サラブレッドの血統書であるジェネラルスタッドブックにはバルブ種と記載されており北アフリカ産、モロッコ産との説もある。


ちなみに、近年のY染色体ハプロタイプの解析によれば、ゴドルフィンアラビアンは実際にはターク種であった可能性が高いと言われている。ただし、バイアリータークのTb-oB1ではなくTb-oB3bに属するため、アラブ種の血縁である可能性は残っている。


子孫編集

その血統は孫のマッチェムを通じて広まり、その子孫から『アメリカ競馬史上最高の馬』と称されるマンノウォーを出した。現在残るゴドルフィンバルブ系はマンノウォーを経由した血統がほとんどであり、アメリカ合衆国では史上唯一BCクラシックを2連覇した馬・ティズナウがよく知られる。


日本ではマンノウォー産駒の持込馬で不出走で種牡馬入りした月友ウイニングチケットマチカネタンホイザなどの牝系祖先スターロツチの母父)やシルバーシャークオグリキャップオグリローマンの母父)などの活躍で主に1950〜60年代にかけて一定の勢力を保っていた。


現在ではほとんど見なくなった血統であるが、時速75キロを出したと言われる最速の新潟千直王・カルストンライトオや、テンポイントトウショウボーイの2強とされたダービーで一矢を報いた『犯罪皇帝』クライムカイザーダイイチルビーの母父ヴェンチアの仔)、現役最晩年に高松宮記念でGⅠ初勝利を飾った遅咲きのスプリンターサニングデールなどが有名だろう。


関連タグ編集

ゴドルフィン:ドバイの王族マクトゥーム家の首長シェイク・モハメド氏(現UAE副大統領)を中心とした競馬組織。組織名は本馬に由来する。

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