「はろはろー♪ 夢に向かって、一番に飛び出すの!」
プロフィール
キャッチコピー | 元気いーっぱい!家族思いの働き者 |
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誕生日 | 4月10日 |
身長 | 167cm |
体重 | 微増(ちょっと食べ過ぎた?) |
スリーサイズ | B88・W58・H84 |
靴のサイズ | 左24.0cm 右24.5cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | 時短料理 |
苦手なこと | 贅沢、頼みごと(断れない) |
耳のこと | 小さい子の声につい反応してしまう |
尻尾のこと | 妹たちにいじられ慣れ、掴まれても驚かない |
家族のこと | 『出かける時は、手を繋ぐ』が家族ルール |
マイルール | アルバイトのお給料日は妹たちにお土産! |
スマホ壁紙 | 今日のやることリスト |
出走前は… | 控室入り前にガムを噛んで集中力アップ |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①同級生から月に3回以上は『お姉ちゃん』と呼び間違えられる / ②どんな箱でも綺麗に素早くラッピングできる |
自己紹介 | はろはろ~!アイネスフウジンなの!家族みーんなに喜んでもらえるように、レースもバイトもいっぱいがんばるの~! |
CV | 嶺内ともみ→長江里加 |
気さくな長女気質のウマ娘。飛び出しの速さに定評があり、責任感が強い。妹2人(双子)がいるため、家計の足しにとアルバイトをしているが、本人は重荷に思っている風もない。
母親からもらったトレセン学園でのチャンスを全力で楽しみ、結果を出したいと思っている。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
料理や裁縫、掃除など、なんでもこなす家庭的で家族思いのウマ娘。
よく食べよく走るをモットーにしており、携帯食「タフネスバー」をいつも持ち歩いている。
休日やトレーニングの後はアルバイトに勤しんでいる。
概要
常にサンバイザーを着用し、鼻先にそばかすがあるウマ娘。「はろはろー」「よろよろー」が口癖で、「◯◯なの」という口調が特徴的。友人からは「アイネス」、両親やバイト先のオーナーからは「フー」「フーちゃん」と呼ばれている。
レースは誰よりも大好き。その一方で裕福とはいえない一般家庭の出であり、トレーニング後や週末にはアルバイトをこなし家計の手助けをしている苦学生でもある。しかし、本人は学園生の本分であるトレーニング・勉強とバイトの両立を苦にすることもなく、何事にも全力で、前向きに明るく毎日を送る。
レーススケジュールによってシフト変更が頻繁に発生しうることから長期のバイトはコンビニ・ラーメン店・ポスティングの3本に留めており、余った時間は単発バイトでこまめに稼いでいる。そのため休日は至るところで彼女を見かけることができる。
実家は5人家族。「スーちゃん」「ルーちゃん」という年の離れた2人の双子の妹がおり、彼女自身は長女にあたる。このため日中働く父親と体の弱い母親に代わって、家事全般に加え母親や妹たちの世話をするのはアイネスの仕事だった。
家庭を支える責任感から中学は一般の学校に通い、小学校から入っていたクラブチームも商業系の高校へ進学すると同時に諦めるつもりだった。しかし、妹たちが十分に成長したこともあり、「家族から自由になりアイネス自身の夢を追ってほしい」という家族の願いに後押しされ、長考の末高等部からの編入という形でのトレセン学園入学を決断した。
その際ハードルとなったのはやはり高額な学費だったが、父が頑張って工面してくれたとのことで、アイネス自身、家族には常に感謝していると語っている。入学の際も家計の足しになるようバイトを続けることや、まめに実家に帰ることを約束している。
幼い頃から家の手伝いをしてきたことから炊事・洗濯・裁縫など家事全般が得意で、周囲の仲間に対しても明るく気配りのできる性格のため、学園内でも「お姉ちゃん」と呼び間違えられることもある。
家計に気を遣って節約を心がけており、衣料品やシューズ目当てにデパートやスーパーの特売チラシとにらめっこしてハシゴや遠出を行うことが日常茶飯事。一方、食べることは大好きで、トレーニング時はブロック状の栄養補給食「タフネスバー」をまとめ買いしてストックし、携帯・常食している。
美浦寮では同期でライバルのメジロライアンと同室。名門メジロ家のお嬢様である彼女とは出自が対照的であるが、爽やかな性格でありつつ妙に自己評価が低いところなど性格面では似た者同士。アイネスによれば、レースの話題を部屋に持ち込むのはご法度とのこと。
容姿・デザイン
黒髪を緑のヘアゴムで左側サイドテールにしており、右耳には緑のカバーがされている。制服含めいつも白と桃色のサンバイザーを着用している。
- 勝負服(原案)
白地に桃色のジャージの上着に、史実の勝負服同様の緑クロスが胸元にある。
その下には紺のプリーツスカートと黒スパッツが見えており、走るウマ娘というより中高生部活のマネージャーのような服装である。
アプリゲーム内ではSSRサポートカード「[飛び出せ、キラメケ]アイネスフウジン」で確認可能。
- 勝負服(リニューアル版)
アプリゲーム版での名称は「オールタイム・フィーバー」。
原案より勝負服が大きく変更されているウマ娘の一人である。
緑クロスが描かれたチューブトップに、スパンコールつきの桃色の半袖アウターを着ている。そしてどちらも丈が短いためへそ出しである。
ボトムスも同じスパンコールつきピンクスカートで、太ももあたりに大きな星形の飾りがベルトでついている。黒スパッツはこちらでも着用。原案とは違い同じスポーティでもチアガールのような服装となっている。
下胸のあたりに「AF」の2文字がプリントされているのは、ダービーでも着用したメンコが元ネタ…なのだが史実のアイネスフウジン号の英字表記登録は「Ines Fujin」である。なぜ実際のイニシャルとメンコでズレが生じているのかは、有効な情報ソースがなく不明。
2023年のイベントストーリー第22弾『スイートメモリー・ティータイム』と共に実装された2着目の勝負服。
- 私服(アプリゲーム版)
黒のジャージとアンダースーツの上から、オレンジのショート丈パーカーというスタイル。いつものサンバイザーは着用しておらず、代わりに耳とサイドテールの位置に計3つの穴を開けた帽子を被っている。露出は少ないものの身体のラインが出るファッションであり、アイネスのスタイルの良さが際立っている。(pixivではよくこのタグが共に用いられる。)
マンガ版
うまよん
- 第37話(第18回)「簡単で高収入なお仕事です」
初登場回。報酬につられてアグネスタキオンの被験者になりかけるが、すんでのところでエアグルーヴとカフェのおかげで一命をとりとめる。
- 第61話(第30回)「それはお断りします」
孤高を貫くアドマイヤベガにやきもきしているが、オグリとゴルシの無茶ぶりを一蹴しているところには同情している。塩ツッコミの元祖。
- 第74話(第37回)「恐ろしい特訓」
とある特訓により魂の抜けたメジロライアンの敵をとるため、それが行われているという現場に乗り込む。しかしそこで待ち受けていたのはカレンとジョーダンで…?
- 第112話(第56回)「この秘密、喋りたいの…!」
バイト先の野球場で、熱心に推し選手を応援するメジロマックイーンを目撃するも、誰にも言えず学園の切り株「大樹のウロ」で鬱憤を晴らしている。ゲーム版の2人のホーム会話ではこれに関してマックイーン側がボロを出しかけており、共に必死になって知らないフリをする羽目になっている。
- 第142話(第71回)「どこかで聞いたその言葉」
アイネスから「かわいいのも似合う」と言われて照れるライアンだが、そのアイネスも妹たちに同じ言葉を言われてしまう。
- 第180話(第90回)「続・この秘密、喋りたいの…!」
これまたバイト先の書店で、人気少女漫画家のサイン会の列に並んでいるメジロライアンを目撃。やっぱり「大樹のウロ」で鬱憤を晴らしている。
- 第215話(第107回)「アイネスが目覚めた!?」
衣料品店にメジロライアンを誘い、カッコイイ系の服を試着しまくる。ついにファッションに目覚めたかと思いきや…?
- 第229話(第114回)「妹とはこういうもの?」
同室のカレンチャンを妹ではないと言い張るアドマイヤベガに対し、妹が何たるかを教授する。
- 第260話(第130回)「おいでませ・聖蹄祭!~握手会編~」
漫画版において、アイネスがスマートファルコン率いるウマドルユニット「逃げ切り☆シスターズ」の一員として初登場した回。といっても、先行放映されたアニメ版『うまよん』9話で加入劇が描かれているので、そのエピソードを引き継いだ形となる。ちなみに、加入した理由は「ギャラが出るから」。
- 第269話(第134回)「秋の土用」
またもメジロライアンと登場。秋の土用の日に縁起の良い食べ物としてプロテインを持ってきたライアンに対し、渾身の塩ツッコミを入れる。
- 第287話(第143回)「屋内のプールは混んでるから」
プールが混んでいたためウイニングチケットと共に外にランニングに出かけるも、勘違いして水着でやってきたチケゾーに対し、渾身の塩ツッコミを入れる。
- 第294話(第147回)「最終回からも逃げ切り☆シスターズ!」
次の第295話と併せて、この配信回(第147回)が漫画版『うまよん』の最終回にあたる。逃げシス全員で登場。最終回に合わせて解散論も持ち上がるが、無事グループ続行となった。後にゲーム版でもこの5人組を前提とした会話やイベントがたびたび用意されている。
うまむすめし
第25話にて登場。配達のバイト中に同じクラスであるメジロパーマーやダイタクヘリオスと鉢合わせし、休憩ということで3人でチュロスを食べた。
アニメ版
TVアニメシリーズ
OVA『BNWの誓い』
ウイニングチケットをリーダーとする「チームW」のメンバーとなり、第1区の出走者としてBNW駅伝のスタートを切る。
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞はないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬登場し、本編でも夏祭りの屋台店員として働いている姿が映っている。
その他のアニメ
うまよん
第6話「お嬢様たちの優雅なランチ」にて初登場。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース初期よりSSR・Rのサポートカードとして初期実装されているほか、他ウマ娘の育成シナリオにおける対戦相手として登場。勝負服は初期から実装されている。
同期であるメジロライアンのシナリオでは序盤のライバル。持てる者であるライアンと持たざる者であるアイネスとの対比の中で、アイネスのレースに懸ける想い、そして親友のライアンに対する想いが明かされる。
その後、メジロパーマーのシナリオでも、パーマーが史実で出走できなかったクラシック戦線のライバルとして登場した。
イクノディクタスのシナリオでは路線こそ被っていないが、イクノのキャラクター性を語る上での最重要キャラの一人として登場し、本人のシナリオでは描かれなかったアイネスの生き様が描かれている。
NPCとしてもレース展開に左右されにくい逃げ馬の実力者であり、育成が不十分の場合は1位をもぎ取られる事も多々ある。特徴的な外見に加え、レース中盤まで先頭を走りやすいので結構目立つ。
2022/5/10のアップデートより育成ウマ娘として実装された。勝負服実装から実に1年以上が経過しての待望の育成実装であり、勝負服が初期実装されたキャラクターとしては最後にあたる。
ストーリー
高等部からの編入で周囲よりもトレーニングが一歩遅れているが、本人のたっての希望でバイトはできる限り続けることになったため、短い隙間時間や時にはバイト中の時間の有効活用が求められている。家族だけでなくバイト先の店長や同僚のギャルからも応援されており、それを受け止め、自身の力に変えて調整を重ねていく。
どんなレースでも前を目指すことに全力であることから逃げ戦法をとっているが、何事にも全力なせいでレース後には倒れこむほどに力を使い果たしてしまうのもまた課題であった。流石に2400mある日本ダービーの後は足が軽い炎症を起こしてしまったようで休養を強いられており、それ以来力をセーブするよう練習を重ねていくのだが、休養中に実家に帰って以来アイネスはどこか焦っているようで……?
トレーナー
かつて目撃した、競技生命を絶たれたであろうウマ娘が学園を去る際に担当トレーナーに放った「貴方なんかと、出会わなきゃよかった……!」という言葉を忘れられず、自身の手腕によっては担当するウマ娘の人生を狂わせるかもしれないことに対する底知れない不安を抱えている。このことから、晴れてトレーナーになったもののウマ娘のスカウトには後ろ向きであった。
そんな折、入店したラーメン屋でバイト中のアイネスと偶然知り合う。後日学園で再会した際、トレーナーに自信をつけてあげたいという彼女から「私で練習してみない?」と指導を申し込まれ、仮トレーナーとして家族の観戦する模擬レースに挑戦。レース後、正式にトレーナー契約を交わすのだった。
シナリオ途中まではアイネスのお姉ちゃん的性格に助けられたり、弟のように接されたりと、新人感の強いトレーナーである。
アイネスと知り合ってからは彼女のバイト先であるラーメン店にも頻繁に通うようになり、雇い主である店主とも語り合う仲になっている。
メインストーリー
第3章にてダービーウマ娘の1人としてムービーが用意された。
その日、20万人もの大観客が見つめる中、ゲートは開いた。
ダービーを逃げて勝つのは難しい。しかし、桃色の勝負服の君は自分のやり方を変えたりしない。
他を出し抜いてやろう、なんて逃げじゃない。臨んだのはハイペースな消耗戦。
迫るライバルを振り切ってゴール板を駆け抜けた時、全てを出し尽くした体にはただの1歩分の気力も残っていなかった。
それは君の勝利のための、たった1つの冴えたやり方。
勝者の名は、アイネスフウジン。
その日、府中のターフに響き渡った歓声は全てのファンの脳裏に今もなお響き渡っている――
(ナレーション:津田健次郎)
育成ウマ娘
- ☆3[オールタイム・フィーバー]アイネスフウジン
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
100 | 96 | 72 | 98 | 84 |
+15% | +0% | +0% | +15% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
G | A | A | C | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
A | C | G | G |
- チャージ完了!全速前進!
残り300m付近で前の方だと速度を少し上げる、ちょうど坂を登りきったところだった場合はすごく上げる
- 発動条件は出走者数に関わらず2位以上であるだけなので、逃げでの発動率はかなり高い。
- 残り300m付近が「ちょうど坂を登りきったところ」にあたるのはすなわち東京レース場であり、日本ダービーの行われる東京に特化した固有スキル。逆に東京レース場以外では、通常の速度固有スキルよりも少ない効果量しか得られないことに注意。
マイル・中距離の逃げウマ娘。因子次第では長距離も十分走れる。
覚醒スキル群だが、Lv3は根性SSRでも覚えられた優秀な回復スキル「じゃじゃウマ娘」、Lv5は中距離限定の新スキルである「荒ぶる旋風」となっている。後者は後続の速度を下げつつ自分は速度を上げるという中距離版スピードイーターとも呼べる性能で、こちらもとても強力。ちなみに本家スピードイーターも覚醒Lv4で取得できるので、覚醒スキル面では非常に恵まれている。
固有スキルの条件や覚醒スキルからもわかるように、全面的に東京レース場に特化している。
なお、東京以外でも固有スキルの発動率自体は変わらない。
育成ストーリーでは、スタンダードに朝日杯FS起点でのクラシック三冠路線を狙う。目標レースは全てGIである。ただし最終目標までは1着指定がなく、また長距離適性がCであるためか菊花賞の目標は「出走」である。
クラシック級の有馬記念には隠しイベントが用意されており、史実で有終の美を飾ったオグリキャップにライアンと共に挑戦する。ここで出走しておくことで、翌年シニア級の天皇賞(秋)の目標達成時に選択肢が出現し、最終目標をジャパンカップから有馬記念に変更できる。無事クリアするとイベント内容が多少変化して「急ぎ足」のヒントが貰えるので、基本的にはこちらのルートを狙いたい。
これ以外に、マックイーンが勝利した天皇賞(春)にも隠しイベントがある。ここまであげた隠しイベント対象のレースは全て長距離GIでライバルもかなり強力になっているので、可能な限り長距離適性を上げて育成しよう。
アイネス特有のイベントとして、シニア級12月後半にイベント「キミが風」が発生する。GIの連勝回数に応じてもらえるステータスやヒントが変化するので、なるべく無敗で育成を終えたい。なおこのイベントにはダートでの活躍を目指す後輩ウマ娘が登場するのだが、一体何ストフレンドなんだ……
- ☆3[MELTY_GIFT]アイネスフウジン
ストーリーイベント「スイートメモリー・ティータイム」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
風神
作戦「逃げ」で朝日杯FS、皐月賞、日本ダービー、ジャパンC(シニア級)を勝利し、基礎能力[スピード]と[根性]がそれぞれ1200以上になる
- もともとブロック事故の少ない逃げ脚質なので勝利条件は難しくない。基礎能力も2種カンスト条件は一見厳しいが、成長率を活かせば育成シナリオとサポート編成次第では十分狙える。
サポートカード
- SSR[飛び出せ、キラメケ]アイネスフウジン
リリース初期よりサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプは根性。
ヒントスキルに有用なものが多く、性能も初期の根性カードとしてはトップクラス。貴重なスピードボーナス持ちで、特にトレーニング効果アップの数値が高く、根性以外のトレーニングに顔を出しても良い働きが期待出来る。
ただ、根性の価値があまり高くなかったウマ娘1年目においては「得意率が完凸で80%になってしまう」という事が最大の欠点とされており、得意率が0であるLv44の状態で使用する「Lv44止めアイネスフウジン」などの運用も開発されていた。
ウマ娘2年目以降は根性(というより根性育成)の価値が大きく上がり、以前と打って変わってむしろ高い得意率を強みに友情トレーニングを連発出来るようになったため、やはり当時の根性SSRとしてはかなり上位の評価を得るに至った。
連続イベントで逃げ用レア回復「じゃじゃウマ娘」のヒントが取得できるが、入手に関しては不確定なのが欠点。
また、連続イベント自体が毎回体力消費を伴う、序盤にほしい絆アップが連続イベント2回目なので運が悪いと中々こない、逆にあまり早く完走するとじゃじゃウマ娘の取得判定に失敗する危険が増える等、イベント周りは全体的に運に左右されがち。
後にサポートカード交換チケットの実装と同時に、同チケットの交換ラインナップに追加された。
- SR[頑張るキミに!]アイネスフウジン
2022/2/8に実装されたSRサポート。タイプは賢さ。
逃げ関連の充実したヒントスキルはそのままに、ヒントレベルや発生率が高いためスキル周りの性能はトップクラス。イベントでも「根幹距離○」や「急ぎ足」が取得できる。
一方、トレーニング性能は控えめであることから、SRセイウンスカイ同様に逃げ用の因子周回に用いるのがおすすめ。
『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
プレイアブルキャラクターではないが、種目の一つ「ファン大感謝祭大障害」の背景では、安全ベストと誘導棒を身に着けて交通整理のバイトを行っている。
競走馬『アイネスフウジン』
これが競馬だ
騎手は技術の限りを尽くし
絶妙なペース配分と
隙のないコース取りを試みた
馬は豊かなスピードと
ありったけの勝負根性で
後続を完封してみせた
これが、これこそが競馬だ
そして19万を超す観衆は
全身全霊をかけたその戦いに
惜しみない称賛を送るのだった
- 名馬の肖像 2021年東京優駿(日本ダービー)より
- 現役時
(※馬齢表記は当時のものを用いる)
1987年生まれ。父シーホーク。母父テスコボーイという血統。騎手はデビューから引退まで一貫して中野栄治騎手。当時、騎乗スタイルの美しさから“和製ピゴット”(英国の名騎手レスター・ピゴット。ニジンスキーなどの主戦騎手)と評され腕前こそ高い評価を得ていたものの、減量苦や交通事故トラブルなどで騎乗依頼も勝ち星も減り、引退も考えていたと言われているが、管理する加藤修甫調教師から「お前ダービーを勝ってみたいだろ。ウチにいい馬がいるんだけど、乗ってみないか?」と言われて主戦騎手となったと言われる。
1989年9月の新馬戦で2着でデビュー。2戦目も2着だったが、3戦目で初勝利。
続く朝日杯3歳ステークス(現朝日杯フューチュリティステークス)は5番人気ながら、マルゼンスキーが立てたレコードタイム(1分34秒4)に並ぶ記録でGⅠ初勝利を飾る。
この朝日杯勝利が評価され、最優秀3歳牡馬に選出された。
翌1990年には共同通信杯を勝利するも、弥生賞(GⅡ)ではメジロライアンに敗れて4着。
皐月賞(GⅠ)はハクタイセイ(ハイセイコー産駒、皐月賞父子制覇達成)に差され、メジロライアン(3着)には先着したものの2着に敗れた。
この敗戦で「中野を降ろせ」という声もあがったが、加藤調教師は「中野のせいではない。ダービーでも乗せる!」と庇った。
(実際、敗因はスタート時にホワイトストーンの斜行で不利を受け、逃げられなかった点が大きい)
上述の通り、20万近くの大観衆が詰め掛けた第57回東京優駿(日本ダービー)では、メジロライアンとハクタイセイに次ぐ3番人気となった。これについて中野は「もし馬券が買えるなら、借金してでもアイネスフウジンを1番人気にしてやりたい」と言った(実際には騎手は馬券を購入することは出来ない)。
レースは少し出遅れるものの果敢に先頭に立つと、メジロライアンの追撃を振り切り、そのまま先頭でゴール。
この時のタイム「2分25秒3」はサクラチヨノオーの記録を1秒更新するダービーレコード。このレコードは1999年にアドマイヤベガがタイ記録をマークしているが、2002年に東京競馬場が改修されるまで破られることはなかった。
そしてレース後、スタンド前に現れたアイネスフウジンと中野を讃え、大観衆は「ナカノコール(中野コール)」を贈った。このナカノコールは、現在まで続く勝利騎手への大歓声の先駆けとされる。この日の東京競馬場には先述の通り19万人を越える入場者を記録しており、この日本ダービーはかのオグリキャップらによって盛り上がっていた競馬ブームの最高点に達したという声もある。
しかしこの激走の代償は大きく、レース直後に左前脚の屈腱炎が判明。結局このダービーを最後に引退となった。
- その後
種牡馬としては中々産駒が走らず、一時は宮城県で地方馬の種付けを細々とやっていたが、産駒の一頭であるファストフレンドが帝王賞と東京大賞典(どちらも大井競馬場開催のダートGⅠ)などを制し、牝馬でありながら大活躍。そのお陰で北海道に引き戻され、種付け件数が一気に増えた。
そしてキングカメハメハがアイネスフウジンのダービーレコードを更新した2004年の8月、宮城県鳴子町の斉藤牧場で腸捻転により17歳で死去。食欲旺盛で人懐こい性格だったため、引退後もファンに愛されていた。
一方、中野栄治騎手はアイネスの引退後、ふたたび騎乗馬に恵まれず、減量にも苦しみ、翌92年は年間0勝に終わってしまう。
94年にJRA馬事公苑長期騎手課程の同期の南井克巳が騎乗するナリタブライアンの二冠達成をフジテレビの実況席から見届けた後、95年に引退。調教師に転向しトロットスターなどを育てた。
ちなみに、産駒のファストフレンドは繁殖牝馬を引退後現在も存命であり、28歳になった2022年現在も、同期のメジロドーベル達同様にリードホースとして活動している。
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はアイネスフウジンが先着したレース。
(※)はアニメオリジナルウマ娘。アニメ2期に登場。
- 90世代(同期)
・ヴァイスストーン(※ホワイトストーン)……89年朝日杯3歳S、90年弥生賞、皐月賞、東京優駿
※ウマ娘に同期が多い世代ながらダービーをもって引退したため、正規のウマ娘で史実対戦経験があるのはメジロライアン(2勝1敗)のみ。その他の同期とは対戦経験がない。
余談
ダービー入場者数の凄まじさ
ゲーム版でも言及されている彼女の日本ダービーの入場者数は19万6517人で、今後破られることはまずないであろう観客動員の世界記録になっている。これがどれほどの人数かというと…
- 東京競馬場のある同年の府中市の人口209,396人※府中市公式サイトより
- オグリキャップの引退レース・有馬記念時の中山競馬場入場者数177,779名※中山競馬場最高入場者数
- ロックバンドGLAYの1999年のライブGLAY EXPOの入場者数約20万人※日本音楽史上最大動員
まさに規格外の観客数だったのがお分かりいただけるだろう。さすがに危険と判断されたのか、翌年の親子三冠が注目された日本ダービーでは東京競馬場で入場制限が行われた。
「ナカノコール」
スタンド前で自然発生的に起こったナカノコールだが、当時まだスタンド前でウイニングランを行う文化は一般的ではなかった。スタンド前に現れたのはアイネスフウジンがレース後力尽きてしまい、他の馬が向こう正面から退出するのに対してスタンド前からゆっくり退出しようとしたからである。結果的にレコード勝利を飾った馬と騎手を19万人の観客が迎え入れる形となり、このような伝説的なコールが歴史に刻まれることとなった。
そしてこのコール、ウマ娘では「アイネスコール」としてアレンジされており、アプリゲーム版にてアイネスがダービーを勝利した際に起こるイベントでは「ア・イ・ネス!ア・イ・ネス!」と歓声があがる。
同期のメジロパーマーや一世代下の逃げウマ娘ツインターボのシナリオでは、本人がダービーを制するとアイネス同様に「パーマーコール」「ターボコール」を聴ける。
ちなみに、アイネスの育成実装直後に開催された2022年の第89回東京優駿では、優勝馬ドウデュースに騎乗していた史上最年長ダービー騎手・武豊を称え、「ユタカコール」が発生した。『ウマ娘』などを通じて競馬人気が再燃していること、ドウデュースは朝日杯FSを勝利していてダービーをレコード勝利したことも含めると、あのダービー、そしてアイネスフウジン号を思い出さずにはいられない。
「裕福ではない家庭」の元ネタ
『家計の足しにアルバイトをしている』という設定は、恐らくアイネスフウジンの関係者が資金繰りに四苦八苦していたエピソードが元。生まれ育った牧場はアイネスフウジンが生まれるまで重賞から遠のいていたために一時倒産寸前の状態にまでなっていた。
他にもアイネスフウジンの馬主である自動車用品会社の社長はアイネスフウジンのダービー勝利以降に訪れた不景気のあおりを受け、悲惨な末路を迎えている。
こういった競走馬の資金まわりがウマ娘にも反映されることは多い。
ちなみに関係者らが最後の晩餐としたのは牛丼だったという逸話が残っている。アニメ『うまよん』での牛丼回(第6話)に登場するのは、そのような縁があってのことかもしれない。
双子のきょうだい
競走馬としてみた場合、双子は走る馬(勝ち上がる馬)が出ない。通常出産に比べると、母体から2頭に栄養を分け与えることになる為にどうしても体質が弱くなり、誕生時からハンデを背負ってしまうことが大きい。
その為、アドマイヤベガやメジロアルダンのように胎内で受精卵を片方、或いは両方潰してしまうことが一般的で、双子を揃って産ませることは非常に珍しい。
アイネスフウジンの母テスコパールは1990年にゲイメセン(メジロパーマーの母父)と交配し、受胎。しかしそれが双子と判明したのはフウジンがダービーを勝った後で、すでに堕胎処置が難しい状態になっていたため、そのまま出産することになった。
翌91年に無事産まれ(世代としてはナリタブライアンらと同期の94世代になる)、デビュー時に双子座にちなんでリアルカストール、リアルポルクスと命名。どちらもデビューが3歳6月と非常に遅く、ポルクスは芝、カストールはダートを走っていずれも2戦0勝(全て掲示板外)と結果は振るわなかった。しかし双子が二頭とも堕ろされることなく生まれ、二頭とも競走馬としてデビューするという例は世界的に見ても非常に珍しいケースである。
ウマ娘アイネスの妹である「スーちゃん」「ルーちゃん」の名前は、この二頭の名前からとられていると思われる。
馬名の由来となった「カストール」「ポリュデウケース(ポルックス)」の双子は、一般的にローマ神話の「ジェミニ」(ラテン語の「双子」)の名で知られているが、元になったギリシャ神話での呼び名は「ディオスクーロイ」(ゼウスの息子)で、アドマイヤベガの固有スキル「ディオスクロイの流星」の元ネタになっている。
双子繋がりからか、アドマイヤベガのお出かけイベントの1つに、アヤベがアイネスの妹たちと1日遊ぶ内容のイベントがある。
二次創作では
- 名前に「風神」が入っていることから、「白い稲妻」の異名を持ち、通常衣装の固有スキルムービーで「風神雷神図屏風」の雷神にあたるポーズをとるタマモクロスと絡ませられることがある。
- 固有スキルムービーについて、アイネス実装前から既に「アイネスも風神ポーズを取るに違いない」と勝手に決めつけられ、タマモに「ウチと(風神雷神ポーズ)やろうや!」と言わせる創作が見られた。
- しかしアイネスが実装された際、固有スキルムービーで風神ポーズを取っていなかったことから、今度はタマモから「裏切り者」呼ばわりされる創作が見られている。(そもそもそんなコンビは元から組まれていないのだが…)
- 一応、GⅠ勝利ポーズにおいて一瞬それらしきポーズをとっている。
- ゲーム内では、ダイタクヘリオスがアイネスを含んで「フー神ライ神」と呼ぶ描写があるが、ここでの「ライ」はメジロライアンのことである。
関連イラスト
関連項目
同世代(1987年生まれ、90世代)
メジロライアン(ウマ娘) - 同じクラス、同室
メジロパーマー(ウマ娘) - 同じクラス
ダイタクヘリオス(ウマ娘) - 同じクラス、誕生日が同じ
カニアペラシオン(カミノクレッセ)、ヴァイスストーン(ホワイトストーン)
ケイエスミラクル(ウマ娘) - 同じクラス、高等部編入組
ウインバリアシオン(ウマ娘) - 同じクラス
ツインターボ(ウマ娘) - 同じ逃げウマ娘。史実では晩年は宮城県にある同じ牧場で余生を過ごしていた共通点があり、モデル馬は2頭ともこの牧場の敷地内にある慰霊塔に埋葬されている。
タニノギムレット(ウマ娘) - 史実では世代が離れているものの、共にダービー制覇の後に故障により引退、種牡馬として牝馬の産駒が活躍したという共通点が存在。
ノースフライト(ウマ娘) - 共に愛称が「フーちゃん」。その為か登場が一時絶望視されていた。
貫禄あるウマ娘 - メインストーリー5章にシルエットで登場するウマ娘。史実では加藤修甫厩舎の後輩にあたる。