「ビンボーに負けへんで!ウチが浪速の白い稲妻やーっ!」
プロフィール
キャッチコピー | ツッコミは稲妻の如し 見せろ根性、浪花っ娘 |
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誕生日 | 5月23日 |
身長 | 140cm |
体重 | 計測不能 |
スリーサイズ | B71・W52・H73 |
靴のサイズ | 左:19.5cm 右:20.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 暗算(金額限定) |
苦手なこと | こたつ |
耳のこと | 『安売り』、『セール』と聞くとピンと立つ |
尻尾のこと | 怒ると、稲妻のようにビリビリ震える |
家族のこと | 弟妹たちといる時は『タマねぇね』になる |
マイルール | うどんを本気で味わう時は、醤油のみで |
スマホ壁紙 | こたつでくっついて眠る弟と妹の寝顔 |
出走前は… | 心なしか静電気の発生が増える |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①もやしとはんぺんメインの得意料理がたくさんある / ②たこ焼き機は断然直火派 |
自己紹介 | タマモクロスや!ウチはな、レースで勝って勝って勝ちまくって名前を売るんや!ナリがちっさいからって、なめとったらあかんで! |
CV | 大空直美 |
関西弁バリバリのチビっ娘。体こそ小さいがまさに気力の塊で、日常でもレースでも隙あらばツッこんでくる。
金銭的に恵まれない環境で育ったが、それを理由に負けてたまるかと奮起し続けるハングリー精神がパワーの源。
ボケ担当のオグリキャップとはいいコンビ。
(旧プロフィール)
けんかっ早く、底知れぬハングリー精神を持つウマ娘。
人よんで"白いイナズマ"。
小さい頃に苦労したので、レースで活躍し、
家族や世話になった人々に恩返しをしたいと願っている。
ソロ曲
進んでいこう 白いイナズマのように!
『 My Against Fight 』
作詞:真崎エリカ 作曲:田中俊亮
なお、後述の理由より「走れウマ娘」も実質彼女の持ち曲と言える。
概要
喧嘩っ早い性格なのは、実際のタマモクロス号の噛み付き癖に由来する。
世話焼きな面もあり、サポート編成で発生するイベントでは学園内で迷子になっていた転入生を、通りかかったトレーナーが泣かせたものと早とちりして威勢よく割り込む一幕も。小柄なせいで、年下に間違えられることがある。
料理が得意で、粉物はもちろんのこともやしとはんぺんを使った料理のレパートリーもあるとのこと。
また、うどんとご飯を一緒に食べるらしい。(本人曰く「うどんはおかず」)
ほかにも、オグリキャップとイカ焼き談義をしていたりと食べ物ネタがやけに多い。
容姿・デザイン
- 勝負服(原案)
原案はかわいらしい印象のセーラー服。サポートカードのSSR[天をも切り裂くイナズマ娘!]で見ることができる他、(諸事情によりすぐに着替えさせられたが)うまよんアニメ12話にて描かれた障害物レースではこちらのデザインで出走していた(地味にこれが原案の勝負服で映像化された唯一のシーンである)。
- 勝負服(リニューアル版)
アプリゲーム版での名称は「疾風迅雷」。
『シンデレラグレイ』やアプリゲーム版の勝負服は、原案から新たにデザインされたジャケットとパンツルックのスポーティな出で立ちになっている。セパレートのブラトップには白い稲妻のマークがデザインされ、ジャンパーの両腕には「疾風」「迅雷」と書かれた腕輪をつけている。アプリゲーム版の3Dモデルもこの勝負服となっている(一応『シンデレラグレイ』作画担当の久住氏のTwitterにて原案基準のデザイン版も公開された)。また、カラーリングは現実のタマモクロスの勝負服(タマモ株式会社。水色・赤二本輪・赤袖)から、水色・赤色を用いており、前述の新デザイン版のジャンパーはしっかりと赤二本輪となっている。
2022年のイベントストーリー第19弾『おもいより、おもいかけ』開催に伴い実装された2着目の勝負服。
- やったれハロウィンナイト!
2021年のイベントストーリー第6弾『Make up in Halloween!』に登場するミイラの仮装服。
ちなみに異名は《浪速の最速》。速すぎてなびく包帯が稲光に見えることが由来らしい。
ちなみに右耳にはバラを二つ付けている。花言葉では紫のバラは「誇り」や「尊敬」、青いバラは「夢が叶う」などの意味がある。
- ハロウィン衣装(うまよん)
漫画作品『うまよん』にて登場したお化けの仮装。後輩たちへトリック・オア・トリートしようとお菓子配りを引き受けた…のだが、どちらかというと怖さよりもかわいさが強調された服装だったので、配るどころか後輩からは逆に可愛がられてお菓子を渡されてしまった。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版に初登場した私服姿。白を基調としたダボダボなシャツで、服には「-umai-」と書かれている。服にはニンジンも描かれているが、葉っぱが稲妻になっているのがタマらしい。
マンガ版
うまむすめし
第3話にて登場。この世界では後述の『シンデレラグレイ』と異なりゲーム版と同様オグリとは同室。なお、睡眠中にはよくオグリの腹の音で寝れないこともあるらしく、夜食として「タマモ印もやしのお好み焼き」を作っていた。オグリ曰く「キャベツがは入ってないのに本当にお好み焼き」らしく味も良好。
タマ自身も実家の弟妹によく作っていたらしく、肉なんてそうそう食べれないのでいかに安く嵩増しして美味く作るかが節約料理のキモと述べていた。
ウマ娘シンデレラグレイ
「完膚なきまで叩き潰したるさかい 覚悟しとき」
地方から中央へと戦場を移した主人公オグリキャップの前に立ちはだかる、最強格のライバルとして登場。トレセン学園に入学するまでの経緯も描かれ、彼女も成り上がった(史実でもタマモクロス号の成績は8戦目まで未勝利戦1勝のみの成績から勝ち続けて日本一の座まで登り詰めたシンデレラストーリーの体現をしている)芦毛のウマ娘(シンデレラグレイ)であることから、実質的に2章におけるもう一人の主人公と言える立ち位置である。
アニメ版やボイスドラマ版などの他媒体で見せてきた可愛らしさは影を潜め、『シンデレラグレイ』の作風に合わせてシリアス色の強い表情も多くなっている。強敵としての風格をこれでもかと漂わせており、レースの際には文字通り稲妻が走る。
ゲーム版のタマモクロスと比べ基本的な背景・性格は殆ど変化していないが、劇中にはゲーム版の幼い姉弟が一切登場していないため、一部の読者には『シンデレラグレイ』のタマは一人っ子なのではとも考えられている(単に出ていないだけという可能性もあるが)。
オグリのカサマツ時代のレースを観戦する(レースに負けた帰りに名古屋できしめんをヤケ食いしに降車したが、乗り換え電車を間違えてカサマツに向かってしまい、きしめんを食べがてら観戦した)など本編では早くから顔を出しており、同じ芦毛ウマ娘として強く意識する様子を絡めつつ、中央が舞台となる第2章以降で本格的に活躍が描写される。
幼少期は史実同様、母と共に住む場所を転々としていたらしくカサマツのアパート(オグリが暮らしていたと思われる)にも来たらしいが満室だったため住めなかったらしい。偶然窓から見ていたオグリの母の記憶に残ったらしく有マ記念では娘を見ていた彼女が反応している。
後述のアプリ版ではテキストとセリフのみの出演であるため容姿は不明だが、漫画版ではタマモの母もタマモによく似た容姿のウマ娘として登場している。
また、今作では幼い頃に走りのイロハを叩き込んでくれたとある男性(タマには"おっちゃん"と呼び親しまれている)がおり、彼のことを成長した今でも尊敬している。現在では小宮山勝美という女性トレーナーと共にトゥインクル・シリーズで活躍している。
小宮山のことは「コミちゃん」と呼んでおり、彼女とは堅い信頼関係を結んでいる(劇中での描写を見る限りでは、幼少期から既に面識があった様子)。その絶大な運動量にふさわしいだけのエネルギーを要求されるはずのGⅠ級ウマ娘としては非常に(下手をすれば人間の尺度から見てさえ)小食で、満足な食事量を摂取できないタマのために、小宮山は管理栄養士としても彼女をフォローし続けている。
デビュー当時には転倒事故に巻き込まれた経験から中々戦績を伸ばせなかったという過去があるが、後方から一気に末脚で追い込むという現在のスタイルを確立してから怒濤の連勝を重ね、ヤエノムテキには「今の中央で最強なのは彼女」、エラズリープライドには「日本一は伊達ではない」とまで評される程の躍進を遂げた。
この頃には競走ウマ娘としての能力もずば抜けており、エラズリーにはその迅速な判断と対応力、オベイユアマスターには競り合いに持ち込んだ際の末脚と負けん気を高く評価されており、作中でも屈指の強敵として描かれている。
そんな彼女もレース前にはナーバスになってしまうそうだ。その姿はまるでFXで有り金溶かしたかの様な感じである。これは史実において、当初は非常にデリケートな性格だったことが反映されたものと思われる。
劇中での活躍
- 宝塚記念~天皇賞(秋)
本編では中央でも早期から同じ芦毛のウマ娘であるオグリキャップに目を付けており、前述の勝ちきれない低迷期から見事抜け出した彼女は鳴尾記念や天皇賞(春)といったレースに勝利して着々とキャリアを積み重ね、宝塚記念では当時の有力者であるアキツテイオーを破る程の連勝街道を突っ走ることとなる(実はオグリと直接対面したのはこの宝塚記念の時が初だったりする)。
そして、シリウスシンボリやダイナムヒロインといった強豪が集う天皇賞(秋)では遂にオグリと相対し、記者会見では天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念の秋のGⅠを全て獲ると宣言。世間では1番人気がオグリキャップ、2番人気がタマモクロスと、まさにメディアやウマ娘たち周囲がこの芦毛対決に注目していた。
以下、『シンデレラグレイ』5巻以降のネタバレを含みます。
そしてレース当日。天皇賞(秋)で彼女が採ったのは、なんとまさかの先行策。今までのタマモクロスが見せた追い込みとは全く異なる走法に、小宮山トレーナーも含めた周囲が困惑を示した。
これは数々の苦しい局面でも強引に大外から飛び出してもなお他のウマ娘を圧倒してしまうオグリの末脚を警戒しての作戦で、彼女よりも位置取りを前にすることで持ち前のスパートにも対応できる奇策であった(なお、ここで先行策を選んだ結果、偶然にも末脚自慢のウマ娘の体力を浪費させようと逃げるロードロイヤルの策にいち早く反応でき、間接的に彼女の作戦を真っ向から潰す形となった)。
残り400m地点の高低差2mの坂でロイヤルを追い抜かしたタマは、そのまま一気にゴールまで駆け抜けようとする。
しかし、当然、"奴"も来た。
実況「残り200M!オグリキャップ猛烈な追い上げ!やはり最後は芦毛対決だ!!」
猛追するオグリから逃げる最中、遂に足が限界を迎えようとしていたタマモクロス。しかし、かつて走り方を教えてくれた"おっちゃん"と約束した、「日本一のウマ娘になる」という夢を叶えるため、彼女は限界の先の先を越えた。
「約束したやんな…強くなるって…家族に…カッコいいとこ見せたるって…」
「日本一になるって!!!」
ルドルフ「…ようこそタマモクロス。"領域"へ」
更なる剛脚を解放し、地方から現れた新参の怪物を真っ向から圧倒するその姿は、まさしく風も光も越えた「白い稲妻」だった。決して体格も環境も順風満帆に行かなかった芦毛の少女が、紛れもなく日本一の座を掴み取ったのだ。
ルドルフやマルゼンと言った数多の強者たちもこの2人の戦いを称賛し、「今後未来永劫誰も『芦毛は走らない』とは言うまい」という言葉を残した。
この戦いではオグリは中央で(作中で描写された中では実力での)初めての完敗を喫し、タマはオグリとの戦いで自分の殻を打ち破ることができた。この天皇賞(秋)でのレースで二人の芦毛のウマ娘たちは、お互いを宿敵と認め合うライバル関係を築いていく(なお、ここで今作では初めて互いを「オグりん」、「タマ」と呼び合うようになった)。
また、今までは目の前のレースを戦い抜いてきたオグリキャップにとって、明確な超えるべき壁としてローテーションを打倒タマモクロスに据えるようになる。
- ジャパンカップ
続くGⅠレースはジャパンカップ。海外からもトニビアンカやムーンライトルナシーを始めとする多数の海外ウマ娘が集結し、対する日本の代表ウマ娘であるタマも日本一の次は世界一を目指そうと躍起になっていた(なお、同じ日本のウマ娘としてはゴールドシチーなども参戦していた)。
ジャパンカップ本番では日本とは少々レースに対する文化が異なるルナシーやエラズリープライド相手に位置取りで苦戦するも、即座に状況を打開しようと最後方からロス覚悟で仕切り直しを図る。
トニビアンカの予期せぬアクシデント、対するオグリもミシェルマイベイビーとの位置取り争いで体力を想定以上に消耗したりと予想外な出来事にも動じず、前回と同じく「領域」に突入して先頭に躍り出た…が、そこに現れたのはアメリカの伏兵、オベイユアマスターだった。彼女はタマモクロス打倒のため、ジャパンカップ勝利のために、タマやオグリたちを調べ尽くしていたのだ。
当然、オベイ相手にも秋天と同様競り合いでケリを付けようと真っ向勝負を仕掛けたタマ…だったが、前回のオグリとの戦いを徹底的に分析・検証していた彼女に「意識した相手が並ぶと規格外の末脚を発揮する」という穴を突かれ、ロスやレース失格のリスクを覚悟の斜行作戦を取られたことで末脚をフルに発揮できずに突破されてしまう。
それでも果敢に先頭の座を取り戻そうと食らい付き、ミシェルたちを追い抜いて差し込んできたオグリも参加する三つ巴の決戦を繰り広げるも、結果的には2着の敗退。先に報道陣に宣言した、秋のGⅠ制覇を成し遂げることはできなかった。
ただ、レースでの戦いを巡って「自分を証明するため」に走るオベイにはシンパシーを感じていたようで、「案外ウチら似た者同士なんかもな」とも溢している。敗北こそしたもののジャパンカップの日本バとしては最も高順位であり、むしろ2度に渡ってタマモクロスに完敗を繰り返したオグリ陣営が一番衝撃を受けたとも言える。
続く12月には先の宣言にある三つのGⅠの中でも最後のレースとなった有馬では、宿敵・オグリキャップに加えてマイル戦で優れた成績を残した「栗毛の弾丸」・ディクタストライカ、天才トレーナー奈瀬文乃の下で菊花賞ウマ娘となったスーパークリークと、秋天以上に豪華メンバーの集結するレースとなった。
天皇賞とJC戦でオベイとタマモクロスに敗北を喫し、自身に何が足りないのかを苦悩するオグリに、タマは更なる追い討ちを告げる。
「…オグリキャップ。ウチはこの有馬記念を、ここ(トゥインクル・シリーズ)でのラストランにする」
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season1
「絶対絶対、ぬいぐるみ欲しいんや!」
第6Rで、オグリキャップ、スーパークリークと共に、第33回大食いグランプリに出場。優勝賞品の巨大大穴ドーナツぬいぐるみを手に入れるため、苦しみながらもドーナツを頬張っていくが、スーパークリークがうっかり押しつけた分まで完食したオグリキャップが勝利。「ただドーナツが食べたかっただけだ」と彼女から優勝賞品を譲られ、感極まって「オグリン!」と泣きついていた。
EXTRA.Rでは、WDT(ウィンタードリームトロフィー)に出走するオグリキャップを応援するため、スーパークリーク・イナリワンと共に登場。3人で大盛り焼きそばを頬張りながらボテ腹を披露している。
ボイスドラマ「サイドストーリー」では少し時間を遡り、WDTの抽選会へ3人でオグリを担いで登場。居合わせたURA理事長に驚きながらも笑い話を語って聞かせる、物怖じしない一面が窺える。
ちなみに、登場した2回ともボテ腹を披露する形となったが、実際のタマモクロス号は小食だったことで知られている(アニメ版では現にオグリがクリークの分まで完食してもケロリとしていたのに対し、タマモクロスはグランプリ終盤では意地を通り越して半泣きの状態だった)。
地味に他作品と比べると基本的には「タマモクロス」のフルネーム呼びが多く、サイドストーリーでイナリワンに「タマ公」と呼ばれる以外には略称が使われなかった。
Season2
オグリ共々出番はなく、第1話にてテイオーの登校の時に横を通り過ぎていた通行人的な出番しかなかった。
モデルとされる年代的にはSeason1よりも時系列が前の時代ではあるが、それでもタマモのラストラン(1988年)から3年後となる1991年の日本ダービーが第一話だったのでしょうがないことではあるか。
Season3
第10話にゲスト出演。オグリと共に「バナナ大食い対決」を観戦していた。
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
その他のアニメ
うまよん
12話にてまさかの園児服姿を披露している。(これがまた似合うのだから余計に困る)
プロデューサー兼任のトレーナーなら既視感があったのでは。
なお、完全原作準拠であったBlu-ray特典の新作アニメにて、唯一セリフ変更がなされていた。
おそらくだが、CVの大空がネイティヴな吹き替えをする関係で言い回しが変わったためと推察される。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース初期からオグリやクリーク、シチーのシナリオに登場しており、デビュー前から会話を弾ませたりオグリには「タマ」とニックネームで呼ばれていたりで大切な親友(兼ライバル)として見られている。タマモ本人もド天然なオグリやクリークに振り回されつつ、なんだかんだで良好な関係である様子。
実家には両親や幼い弟妹がいるらしくトレセン学園近辺の子供の相手をすることが多い。
オグリキャップの育成シナリオでは天皇賞・春、天皇賞・秋、有馬記念で対決する。
(ただし、天皇賞・春のみ目標レースになっていないので回避も可能)
本人が関西気質で根っこが常識人な上に周りが中々の変人揃いなためか、ゲーム版では軒並みツッコミ役としての地位を確立している。そして子供の頃は貧乏だったらしく、パンケーキの値段に驚愕するという一幕も(実家にはおかわり制限の書かれた張り紙がある)。…なんか既視感があるような。
また、上述のシンデレラグレイでの様と同じく、トップアスリートとして相応の莫大なエネルギーを要求されるはずのGⅠ級ウマ娘としては、超健啖家であるライバルのオグリキャップとは対照的に、ナリタタイシンと並ぶレベルで非常に食が細い(史実のエピソードも反映されているものと思われる。描写としては人間の尺度から見ても小食)。
ゲーム作中においては(シングレ版と違い明確に登場する)弟や妹の為に、「貧しい生活の中で自分よりも弟や妹に食べさせることを優先しながら育ったことで、成長期を迎えても胃袋が大きくならなかったのだろう」と語っており、さらに精神のコンディションもそれに重なる形で彼女の食欲に反映されてしまう体質であるため、プレイヤーであるタマモのトレーナーも、上述の小宮山トレーナーと同じ心持ちで彼女と接していくこととなっていく。
上述したように、漫画では実質主人公格の一人でゲームやアニメでも結構出番が多く優遇されていたにもかかわらず、実装はなかなかされなかったことからちょくちょくネタにされていた(余談参照)ものの、2021年12月22日に遂に育成ウマ娘として実装された。
2024年9月24日にはゲーム版CMの一世風靡ウマ娘篇として一世風靡セピアのパロディも行っている(メンバーは全員『シンデレラグレイ』に登場する面々)。
本家と比較した動画
育成ウマ娘
- ☆3[疾風迅雷]タマモクロス
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
83 | 95 | 105 | 83 | 84 |
+0% | +20% | +10% | +0% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | F |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
G | E | A | A | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | A | A | A |
- 白い稲妻、見せたるで!
レース後半の直線で好位置にいるまたは中団から前を狙うと稲妻の如く駆けて行く。
バ場適性は芝がA、距離は中長距離がAであり逃げ以外の3つの脚質全てがAとなっている。
脚質適性の広さからか固有スキルの発動条件が複数あるという類を見ないもの。稲妻の如く駆けて行くとあるがこれは加速力アップと速度アップの2つの効果を持った複合型スキルというもの。
覚醒スキルでも2から順に先行、差し、追込のスキルのヒントを所持。金スキルはlv3で迅速果断(位置取り押し上げの上位)を、lv5で尻尾の滝登り(尻尾上がりの上位)のヒントを獲得する。
- ☆3[猛ル鳴神]タマモクロス
ストーリーイベント「おもいより、おもいかけ」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
白い稲妻
天皇賞(秋)(シニア級)を含む重賞を8勝以上し、
ファン数が240000人以上になる
- 上述の3レースはいずれもクライマックス編以外の達成可能な育成シナリオ(プロジェクトL'Arcは後述)では目標になっているが、天皇賞(春)の目標着順が3着以内であることと、目標外の重賞への出走忘れによる「重賞を8勝以上」の条件の未達成に注意。
- なお、プロジェクトL'Arcでは最終レースがシニア級の凱旋門賞(10月前半)である関係上、それ以降に開催されるシニア級の天皇賞(秋)に出走できないので達成不可能。
サポートカード
- SSR[天をも切り裂くイナズマ娘!]タマモクロス
「さあ、ウチとやろうや!!!!」
リリース初期のSSRカード。得意練習はスタミナ。
差しウマ用のスキルが豊富な上に加速、妨害、回復と様々な面で応用が効くので、差し育成の際に採用される。
- SSR[やったれハロウィンナイト!]タマモクロス
ストーリーイベント「Make up in Halloween!」の開催時に実装されたSSRカード。得意練習はパワー。
差し育成向きであることはスタミナ版と変わらないがこちらはパワーカードである、初期絆値やレースボーナスが高いことが特徴、スタミナのボーナスがあるためスタミナを合わせて伸ばしやすい。
- SR[これがウチらのいか焼きや!]タマモクロス
イベント「レーシングカーニバル」の開催時に実装されたSRサポート。タイプは根性。
競走馬『タマモクロス』
88年 天皇賞(秋)
『芦毛の馬は走らない』
この2頭が現れるまで、人はそう言っていた。
芦毛と芦毛の一騎打ち。宿敵が強さをくれる。
風か光か。その馬の名は…
──2012年JRA CM「The WINNER 天皇賞(秋)」より
「風か 光か タマモクロス」
【黒き影、白き光】
追われる者たちからすれば その疾走は恐怖の影
ひたひたと背後まで迫り 彼らの天下を脅かす
革命を望む者たちにとって その躍動は希望の光
果てまでも天地をあたため 次なる時代を切り開く
だからこそのグレイ 黒き影と白き光の交錯
──名馬の肖像「2023年 宝塚記念」より
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1984年生まれ。
父の葦毛馬シービークロスは大レースを勝つことはなかったが、いつも後方から勢いよく追い込むスタイルの競馬で「白い稲妻」と呼ばれた。
母グリーンシャトーは食が細いことが悩みのタネだったが、好物のメロンだけはよく食べたという。
妹のミヤマポピー(父カブラヤオー)は89年エリザベス女王杯の勝ち馬。
当初は他の馬と併走するのを嫌がって単走で調教されることが多く、更にレース中のトラブルで全身打撲を負ったトラウマから極力他の馬に近づかないよう避けるようになるなど、かなり気が小さくデリケートで臆病な性格だった。
しかし、芝に転向後した頃からは闘争心と勝負根性を身に着け、度々に馬群をこじ開けての連戦連勝を開始して見事に克服。調教師の小原伊佐美氏曰く「芝に変わってからは無駄に力を使わなくなった。利口で、それでいて闘志を感じさせる」と評された。
クラシック三冠には出走しなかったが、奇しくも母親が死んだ4歳(現3歳)秋から覚醒し、1988年の古馬戦線の主役となる。
史上初の天皇賞春秋制覇と宝塚記念を勝利し、400万条件(現1勝クラス)から8連勝で日本競馬の頂点に立ち、1988年の年度代表馬に選ばれた。父親になぞらえ、「白い稲妻」「稲妻2世」と呼ばれた。
ただ、タマモクロス号が生まれた錦野牧場は経営難で億単位の借金を抱えており、彼の大成を見ることなく倒産。錦野家は一家離散の憂き目に会い、タマモクロスが優勝しても生産者の表彰台はいつも空席であった。
また、当時35歳だった南井克巳騎手に初のGⅠ勝利をプレゼントし、その後の躍進のきっかけを作った馬としても知られている。
「宿敵」オグリキャップとの3度の対決は見応え抜群で、「昭和最後の名勝負」と呼ぶ声も多い。
引退後は種牡馬となって重賞3勝のカネツクロスを筆頭に複数の重賞勝ち馬を出した。GⅠ馬を出すことはできなかったものの当時の内国産種牡馬としては成功と言って良い。
2003年死去。19歳没。
そして2022年、第52回高松宮記念で曾孫にあたるナランフレグ(母母父がタマモクロス)が勝利し、タマモクロスの血統で初めてGⅠ勝利を挙げた。
そんな経歴が原因なのか、はたまた元からなのか、能力やパフォーマンスは桁外れなのに欲や執着を感じられない馬とされていた。
引退後にも観光客やら他の種牡馬やらに見境なく喧嘩を売りまくる暴れん坊で、タマモクロスを撫でたと自慢するファンに「指が全部無事に残ってたから、別の馬と勘違いしてたんじゃないのか」と関係者がジョークめいて笑い飛ばしたという逸話も。
一方で子どもには手を出さなかったり、生産者である錦野氏が来た際には素直に甘える様子を見せたりと、色々と人間臭い性格だったようだ。
史実で対戦経験のあるウマ娘
※強調はタマモクロスが先着したレース ◎は勝鞍 ☆は勝ち馬
(※)はウマ娘シンデレラグレイのオリジナルウマ娘。
・トップシュンベツ(※トウショウサミット)…88年天皇賞(秋)◎
・エラズリープライド(※ボーンクラッシャー)…88年ジャパンカップ
・スクールロード(※セーラムドライブ)…88年ジャパンカップ
・???(※メジロデュレン)…87年鳴尾記念◎ 88年阪神大賞典◎ 天皇賞(春)◎ 宝塚記念◎
・メイクンオーカン(※メイショウエイカン)…87年鳴尾記念◎ 天皇賞(春)◎
・ロングリブフリー(※ランニングフリー)…88年天皇賞(春)◎ 宝塚記念◎
・ロードロイヤル(※レジェンドテイオー)…88年天皇賞(秋)◎ 有馬記念
・フィリップザスノウ(※フレッシュボイス)…88年宝塚記念◎ 有馬記念
・ダイナムヒロイン(※ダイナアクトレス)…88年天皇賞(秋)◎
・ミシェルマイベイビー(※マイビッグボーイ)…88年ジャパンカップ
・ムーンライトルナシー(※ムーンマッドネス)…88年ジャパンカップ
- 87世代(同期)
・ゴールドシチー…87年鳴尾記念◎ 88年天皇賞(春)◎ ジャパンカップ
・メリービューティー(※メリーナイス)…88年天皇賞(春)◎
・マッシヴバイキング(※ボールドノースマン)…88年天皇賞(秋)◎
・オベイユアマスター(※ペイザバトラー)…88年ジャパンカップ☆
・シャーリースカイ(※シェイディハイツ)…88年ジャパンカップ
・オグリキャップ…88年天皇賞(秋)◎ ジャパンカップ 有馬記念☆
余談
GⅠ勝利のプレゼント
タマモクロスもスーパークリーク同様、鞍上に初めてのGⅠ勝利をプレゼントした馬である。あちらが若き天才騎手(武豊)を育てたママなら、こちらは苦労人(南井克巳)を開花させた孝行娘といったところか。
漫画のモデル
タマモクロスの競走馬としての生き様は競馬漫画のモデルとして採用されている。
『風のシルフィード』のシルフィードに付けられた「白い稲妻」という異名はタマモクロスやその父・シービークロスのニックネームである。
『みどりのマキバオー』の主人公・ミドリマキバオーの「零細牧場出身」や「借金苦で母親が他の牧場に売られてしまった」などのエピソード、ライバルモーリアローの「牧場が潰れてしまった」「表彰式に生産者が上がれない」というエピソードはタマモクロスのエピソードから来ている。
ただし「ミドリマキバオーのモデルはタマモクロス」としばしば言及され天下のJRAですらそう評することすらあるが、作者のつの丸が「人生が似ている」とコメントした程度で、モデルであると明言はしていない。血統的には父タマーキン×母父マルゼニスキーからウイニングチケットが近いとされる。最も作中登場する競走馬たちも当時までに活躍していた様々な馬たちから着想を得て、それらをシャッフルして構成されているため厳密にどれが正解というのはないらしい。
ウマ娘のタマモクロスの脚質適性もこれらの漫画における
『苦闘の末に逆転勝利する主人公を再現した物』と言えるかもしれない。
ある意味、シンデレラグレイは「集英社への凱旋」となる。そして2021年8月26日発売のヤンジャン本誌ではファン待望のコラボイラストが告知されており、『マキバオー≒タマモクロス』の図式が競馬ファンの間でもある程度定着したおかげ(?)なのか、ミドリマキバオーと併走している。
ちなみに楽曲『走れウマ娘』にタマモクロスが参加しているのは、アニメ版マキバオーのOPで同じく『走れコウタロー』の歌詞を一部差し替えた『走れマキバオー』が採用されているため。
アプリのタマモクロス育成シナリオでノーマルエンドを迎えると「タマモクロスを主人公のモデルにした漫画が出る」という知らせが入る。その際のタマモクロスのセリフが
「んあ~、頑張って、走るのね!」
とマキバオーを意識した物となっている。
…さらに後、ウマ娘シンデレラグレイ本誌にて実際にタマが主人公となった漫画が少年誌コミックスになっている場面が描かれた…が、何故か絵柄がコロコロコミック寄りとなった…
待ち望まれていた実装
タマモクロスは、2021年下半期のウマ娘においてもっとも育成ウマ娘としての実装を待ち望まれていたウマ娘と言っても過言ではない。
その証拠として、twitterでは、公式アカウントからガチャの更新情報が発表される度に、実装が決定したウマ娘を当たり前のように差し置いて何度もトレンド1位を獲得している。
中には、実装されたという幻聴が見え、告知画像に掲載されているピックアップウマ娘とタマモクロスを融合したコラ画像まで作り出す者も。
(なお、公式から提供される告知画像には、新規・再録関係なしにサポートカードの情報も掲載されているが、この部分も既存のSSRタマモクロスにすり替えられるのがお約束となりつつあった)
サービス開始時からサポートカードも勝負服も実装されている上、同じく勝負服だけは実装されていたトーセンジョーダンやマンハッタンカフェ、エイシンフラッシュが次々と実装されていく中で取り残され続けていたのである。
あまりにも露骨に育成キャラとして実装されないためか、一部では「サイゲは需要が高いキャラの実装を焦らすことに快感を覚えている」「売り上げが伸び悩んだ時の最後の切り札」「サイゲ社員の誰かがリアルのタマに賭けて盛大にスった」など、様々な考察が練られていたほど。他にはシンデレラグレイの有馬記念後に同作からフェードアウトして実装、という意見もあり、こちらは時期的にニアピン(実装翌日の回から有馬)でサクラチヨノオーもほぼ同様の流れで実装されたことで、同作登場組の実装法則として成り立ちつつあったが、後にあっさりと覆されている
そんな中、タマの実装を待ち望むトレーナーたちの界隈でこんなものが誕生した。その名もタマ貯金。言ってしまえば確実にタマを引き当てる為(俗に言う天井)のジュエルの貯蔵である。
そして、欲しいキャラを確実に手繰り寄せる手段は育成キャラにしろサポートカードにしろ、天井分のジュエル30000個を集める他ない。当然、ジュエル30000個までの道のりは課金の有無に関わらず、非常に険しいものとなっている。
更に、1度天井を目指すと決めた以上、立て続けに更新される2種類のガチャ(育成ウマ娘とサポートカード)の誘惑に耐える必要がある。特に、キタサンブラックのサポートカードが再ピックアップされたときには、説明不要の圧倒的な強さに目が眩み、タマ貯金をやむなく崩し、散っていったトレーナーが大量発生した(通称:キタサンショック)。
2021年12月20日の「ぱかライブTV Vol.12」にてタマモクロスの育成ウマ娘としての実装が発表された際の盛り上がりも上記の要因があったためと言える。
余談だが、タマ貯金の亜種のような存在として、ターボ貯金やマチタン貯金など数こそ僅かに劣るが一定数存在していた。
ごく稀な例だが、そもそもまだウマ娘化されていない馬のためにジュエルを貯めている気の長いユーザーもいるようだ(例としてはジャスタウェイ貯金など)。
なお、「タマモ実装されない問題」が提唱されてからカウントした場合の期間は意外にも6ヶ月弱とそこそこ短かったため、遅れて流行りに乗った絵師の中には思いの外ネタが早くに潰れたことに阿鼻叫喚する者もいた。
関連イラスト
関連項目
大空直美:中の人。大阪育ちで声優になるため上京し、駆け出し時代はパンの耳に焼肉のタレをかけて食べていた、特技においしいたこ焼きを焼くことなど、ある意味タマモクロスと境遇が似ている他共通点が多い。
メジロブライト(ウマ娘):天皇賞(春)が初GI・同じ種牡馬繋養牧場で暮らしていた繋がりを持つ。ウマ娘では正反対な性格となっているが、モデル馬のメジロブライト号は普段こそ大人しいが一度キレると手がつけられないタイプでタマモクロス号に劣らぬ激しい気性の持ち主であり、メジロブライト号がタマモクロス号がいたパドックの横を通ったところ、タマモクロス号が威嚇してきたので応戦しようとした(担当に止められた)エピソードもある。
(イラスト5・6枚目)
オグリキャップ(ウマ娘):ルームメイト、同じ芦毛繋がりのほか、主戦が南井克巳騎手繋がりも(オグタマ)。
スーパークリーク(ウマ娘):『うまよん』では共に金船障害に出場。史実においては、主戦騎手にGI初勝利をもたらした繋がり、共に天皇賞春秋制覇した繋がりも。
イナリワン(ウマ娘):タマの引退後にJRAに移籍してきたため史実では対戦していないが、戦績面では天皇賞(春)・宝塚記念両方制覇した繋がりがある。
外部リンク
白い稲妻、ついに実装!SNSで話題のタマモクロスとは?イラストもご紹介!【急上昇】(pixivision・2021年12月24日投稿)