「歴史とは、後に好きに語られる物──ですが、今この瞬間だけは私の人生ですから」
プロフィール
キャッチコピー | 儚くとも強く輝け。ガラスの脚を持つ令嬢 |
---|---|
誕生日 | 3月28日 |
身長 | 162cm |
体重 | 秘密♪ |
スリーサイズ | B87・W56・H85 |
靴のサイズ | 左右ともに22.5cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | 包帯を綺麗に巻くこと |
苦手なこと | 喧嘩、揉め事、さくらんぼ |
耳のこと | ガラスの割れる音がすると耳を伏せてしまう |
尻尾のこと | 特注のオーガニックトリートメントを愛用 |
家族のこと | 母が、学園の友だちを家に招きたがっている |
マイルール | 薬膳の材料はお気に入りの中華食材店で購入 |
スマホ壁紙 | ばあやとのツーショット |
出走前は… | リラックス効果のあるお茶をトレーナーと |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①カラフルな大特価チラシを見るのが好き / ②万華鏡は何時間でも眺めていられる |
自己紹介 | メジロアルダンと申します。この脚は儚くとも、誇り高く走りたい…一瞬でもいい。 私はレースで輝きたいのです |
CV | 会沢紗弥 |
儚く、優しく、思慮深く、そして高貴な深窓の令嬢。
『ガラスのように繊細な足』といわれるレースに不利な体で生まれるが、それを悲観することはない。
幼いころから体が弱く、遊び慣れていないので、放課後のお喋りなどが大変新鮮らしい。
(公式ポータルサイトより)
ソロ曲
未来より 歴史より 今を生きて
『 硝子のエトワール 』
作詞:森由里子 作曲・編曲:滝澤俊輔 (TRYTONELABO)
概要
メジロアルダンは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬・種牡馬『メジロアルダン』号をモチーフとする。
初登場はスピンオフ漫画『ウマ娘シンデレラグレイ』。アプリゲーム版リリース直前の2021年2月10日、ヤエノムテキ、サクラチヨノオーら他のシングレ実名組と共に公式サイトに追加。2021年7月11日開催の「ウマ箱2」特典イベントにて担当声優が発表、翌日アプリゲーム版にサポートカードが実装。2022年2月8日、育成ウマ娘として実装。
競走ウマ娘を数多く輩出する名門「メジロ家」の令嬢で、初代トリプルティアラ・メジロラモーヌの妹。
性格はフランクで人当たりもよく、仕草口調物腰は柔らかく、“清楚”を絵に描いたような正統派お嬢様だが、レースにかける情熱は人一倍強く決意は硬い。病弱のあまり世俗に触れた経験が少なかったせいか、ストーリー欄外では普通の女の子らしく思う存分楽しんでいる姿を見ることができる。
寮のルームメイトはサクラチヨノオー。
容姿・デザイン
カチューシャ編みに透き通るような水色のロングヘア。なお似たような髪色で芦毛のメジロマックイーンと異なり、モチーフ馬は黒鹿毛。右耳に赤いフリルがついたリングを嵌めている。
黒を基調に、史実の馬主のメジロ牧場(白、緑一本輪、袖緑縦縞)の勝負服カラーを反映したフリルの多いドレス。両足は左右それぞれブーツの長さが異なり、右足は緑色のリボンが何重にも巻かれている。「ガラスの脚」ということで、いわゆる包帯としての役割も担っているのだと思われる(実際『ウマ娘シンデレラグレイ』でも右足を骨折している)。
胸元のブローチは、父親から贈られたネックレスをモチーフにしているらしい。
2023年春のゲーム版イベントストーリー第24弾『されば君、かなし』開催と同時に実装された2着目の勝負服。
トレセン学園春の行事・ダンスパーティー「リーニュ・ドロワット」(通称ドロワ)のために用意した燕尾服。通常の勝負服とは異なりパンツスタイルとなる。後ろの丈が前よりも長いことやキュロットの形状などから、燕尾服や乗馬服などが元ネタとされている(実際、ストーリーの第1話にて燕尾服であると明言されている)。燕尾服は通常原則してカラーは黒が多いが、こちらは白をベースにメジロカラーとして緑も各所に配置されている。胸にはサクラの花も付けているが、これはデート(ダンスのパートナー)のサクラチヨノオーのドレス[Fleur Enneigée]耳飾りとお揃いのものである。
髪型も普段とは異なり姉であるラモーヌにも似たまとめ髪にしている。本人曰く衣装に似合う髪型にしたかったというのが一番らしいが、「頭の片隅で姉の後ろ姿を思い浮かべていたのかもしれない」とも溢している。なお、よく見ると前立ては女性用に左前(右身頃が上)の状態であり(男性用は本来右前になる)、厳密には男装の定義には当てはまらない。
- 私服(アプリゲーム版)
黒が基調の勝負服とは対照的にホワイトがメインの上品なもので、中々癖の強い私服を持つ他のメジロの面々と比べてもオーソドックスなお嬢様感のある衣装となっている。
2022年秋のストーリーイベント『おもいより、おもいかけ』第7話のスチルイラスト及びサポートカードイラスト。神事「神馬駆」で演じた天女の衣装。
- 袴姿
2024年から2025年の年末年始のストーリーイベント第41弾『画竜、暁風を呼ぶ』第7話のスチルイラスト。元旦祝いの書道パフォーマンス用の衣装で、ペアを組んだシンボリルドルフのオーソドックスな袴姿とは対照的にアイスグリーン系でまとめ、赤い紐でたすきがけしている。髪はポニーテールにし、右耳には白い椿の花を付けている。
- 幼少期(深窓の少女へ)
同じくストーリーイベント『画竜、暁風を呼ぶ』第6話のスチルイラスト及びサポートカードイラストに登場する幼少期の姿。
マンガ版
ウマ娘シンデレラグレイ
「まだ脚は残っています!ここから……!!」
本作の主要キャラクターの一人。単行本第10巻の表紙担当。
第17Rで初登場。オグリキャップが転入してきた中央トレセン学園のクラスに在籍。登場コマで登場した二つ名は「名門メジロ家令嬢」。登場時は未出走、日本ダービー時点では3戦2勝。
名門中の名門メジロ家の令嬢ということで、劇中でも綺麗な立ち振舞いを見せている…が、おまけイラストでゴルシちゃん号を笑顔で乗り回している姿を見るに、年相応に少女然とした気質もあるようだ。身体が弱いというあまりにも大きいハンデを背負ってはいるが、本人自身の競走ウマ娘としてのセンスや実力は間違いなく本物。他者の研究を行い勝利をもぎ取る頭脳派でもあり、探究心も極めて高い。
データを熱心に研究して相手の弱点やコース取りを調べて勝つ方法を模索する努力家であり、メイドであるサキ曰く「努力するタイプの天才」。藤井記者曰く、「ラモーヌの様な派手な切れ味はないがことレースセンスにおいてはメジロ家でもトップクラス」とも称されている。
作中でもそのレース運びの上手さは指摘されており、オグリの左回りのコーナーで外に膨らむ癖がある隙や天皇賞(秋)でもスーパークリークの作戦にいち早く気付いていた。ただ、やはりその末脚などの地力に関してはオグリやイナリワンといったトップ層には及んでおらず、天皇賞(秋)でも頭脳戦で1枚上手なクリークに敗北を喫している。
なお、どうやらメジロ家の中でも「領域」については未知の物らしく、1度オグリが「領域」に入りかけた所を見たディクタストライカの「もう少し(で領域に入れる所)だったな」という発言をバ身差と間違えている場面もある。
コミュニケーション能力が高いのか本編中ではサクラチヨノオー・ヤエノムテキ・ディクタストライカ・スーパークリークと言った多くの同期と良き友人関係を築いており、仲間内では「お茶会」という名目で一緒にレース観戦する間柄。
オグリに対しても当初はまだ中央に来たてということもあって「勝ったら奇跡」と懐疑的に見ていた節もあったが、無事に彼女が中央初勝利を飾った際には態度を改め、クラスメイトでも一番に祝いの言葉を送ったり彼女に率先して話しかけたりと、中央組でもオグリとは良好な関係を築いている。第3巻のオマケで漫画は一緒に外食に行く場面もあった(彼女の食欲と振る舞いからアルダンが唖然としたのは言うまでもない)。
アルダン本人も天皇賞(秋)戦ではオグリを応援したりレースで苦戦する彼女を気にかけたりと、純粋なクラスメイトととして接している描写も多い。毎日杯での完敗からオグリへある種の劣等感を強めているヤエノと比べると、ある意味オグリに対する感情面では対照的な反応とも言える。
日本ダービーでは同期のライバルたちと激戦を繰り広げ、一度は先頭に立つも、残り100mでサクラチヨノオーに差し返されて2着。
激戦の代償かダービーで足を痛めたようで、第32Rでは痛めた足を気にする描写が、第34Rでは杖をついて歩く姿が描かれている。なお、第3章「永世三強編」では怪我から復帰し、メイステークスと高松宮記念で勝利を飾った。
今作で登場するまではメジロ家のおばあさまの元ネタ候補だった。
うまむすめし
第17話にて初登場。今回ではほぼゲスト出演だが、ヤエノやチヨノオーと共に帰っていた所でバンブーメモリー達と鉢合わせし、バンブーとヤエノのサウナ対決には参加しなかったが、ヤエノにココナッツウォーターを渡している。
第51話では一度ヤエノと武道トレーニングをしたついでに彼女の筑前煮を試食。互いに料理とレースを通した心構えを語り合った。なお、本話ではトレーニングをするついでに一度ポニーテールにしている。
スターブロッサム
第31話、かつて勝利した日本ダービーを振り返るサクラチヨノオーの回想で、一コマだけ後ろ姿で登場している。
アニメ版
RTTTシリーズ
新時代の扉
ほぼ劇中ではゲストキャラ扱いではあるが、チヨノオーやヤエノと共に学園を歩く姿が確認できる。登場シーン自体はかなり分かりやすいので、見つけるのは難しくない。アルダンがアニメ作品に登場するのは今回が初。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「__これはきっと、私から宿命への反逆です」
2021年7月12日更新版からSRサポートカード[その心に吹きすさぶ]が登場。同時にずっと伏せられていた担当声優も発表された。
2022年2月8日にはレジェンドレース「阪神ジュベナイルフィリーズ」の開催と共に育成ウマ娘として実装がされた。
基本的なキャラクターは『シンデレラグレイ』と同様だが、こちらでは身体の弱さが原因であまり外に出歩くことができなかったことが明かされ、公式の説明文でもある「ガラスのように繊細な足」という設定が前面に出たものとなっている。
こちらではより他のメジロ家出身のウマ娘と絡む場面が多く、年下のメジロライアンやメジロブライトからは幼少期から姉のように慕われており、ゲーム中でもメジロパーマーやライアンからは「アルダンさん」と呼ばれている。
競走ウマ娘史上初のトリプルティアラを勝ち取ったメジロラモーヌの実妹でもあり、姉妹間でレースの観戦に行く位には仲が良い。
無論、あまりにも偉大な成績を残した姉と決して丈夫な身体で走れない自身との差には何かしら思うところはあるらしく、ティアラ路線で栄光を掴んだラモーヌとは違う「クラシック路線」で自らの存在を証明しようとしている。
なお、意外にもパーマー繋がりからかダイタクヘリオスとも仲が良いらしく、ちょくちょくギャル語を伝授されている。いつも明るく楽しく元気よくなヘリオスが羨ましいらしい。ゲーム内のイベントではパーマーやトレーナーと共に映画観賞会を開いたこともあった。いつも明るく楽しく元気よくなヘリオスが羨ましいらしい。
サクラチヨノオーやヤエノムテキの育成ストーリーでは、クラシック戦線で激突する重要人物。
ちなみに育成ストーリーの中でも1、2を争うレベルでトレーナーとの関係性が深く、グッドエンドの会話はほとんどプロポーズと揶揄される程である。
イベント第31弾『A Gleaming Mejiro Gal』ではメジロ家恒例企画の「メジロ・クリスマス・ナイト」にて一度ラモーヌと運営責任者を担当していたことが明かされている。なお、本作では主にカレンダー製作以外ほぼ未登場。
イベントストーリー第41弾『画竜、暁風を呼ぶ』では事実上の主役キャラ。本作では書道パフォーマンスを依頼されたラモーヌから代理を頼まれる形でルドルフ、マルゼン、シービー、エースと錚々たるメンバーに食らいつく形で慣れない練習に取り掛かるのだが…?
2024年9月24日にはゲーム版CMの一世風靡ウマ娘篇として一世風靡セピアのパロディも行っている(参加しているメンバーは全員『シンデレラグレイ』に登場しているウマ娘である)。アウトロ版ではガニ股でダンスを踊るアルダンという中々見られない姿も。
育成ウマ娘
- ☆3[クリノクロア・ライン]メジロアルダン
2022年2月8日に実装された☆3育成ウマ娘。
詳細は該当項目にて。
- ☆3[Neige Émeraude]メジロアルダン
2023年3月29日、ストーリーイベント『されば君、かなし』の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
専用バッドコンディション
デビュー戦後に「ガラスの脚」という専用バッドコンディションが付いてしまう。
二連続以上出走するとイベントが発生し体力-10の上「練習ベタ」のバッドコンディションまで付く。
ただし連続出走しなければ回避出来るのでそこまで深刻ではないが、レーススケジュールは考えないとファン数不足に悩まされることになる。
後は目標レースでスキルptが通常に+5される(ただし一度でも練習ベタが付くと恩恵が無くなる)。
目標を全部達成してやっとこのバッドコンディションが解消する、とにかく長期間付きまとうので厄介。
シナリオ分岐
育成ストーリーでは3つ目の目標「日本ダービー」後のイベント「道、分かたれて」の選択肢によって、ストーリーが分岐。
「好敵手のヤエノムテキを追って菊花賞に挑む」と、最終目標の「天皇賞(秋)」が1990年のレースをモデルにしたものになり、「クラシック3人組vsオグリキャップ」の構図になる。
※史実:メジロアルダンはヤエノムテキの2着、オグリキャップ6着。サクラチヨノオーは前年の宝塚記念で引退しており、同期バンブーメモリーが3着。
「“今”の最強である芦毛2人に挑むべく天皇賞(秋)を目指す」と、最終目標は同じ秋の天皇賞だが1989年のレースをモデルにしたものになり、「メジロアルダンvs永世三強」という構図になる。
※史実:メジロアルダンはスーパークリーク、オグリキャップの3着。ヤエノムテキ4着、イナリワン6着。
育成シナリオ中の非目標レース
育成シナリオ中は、目標外のレースには皐月賞のようにイベントが起きるレース以外にも、その時に史実で出走していたライバルがエントリーしていたりする。
【ジュニア】(1987年)
- サウジアラビアロイヤルカップ……サクラチヨノオー(「いちょう特別」当時)
- 朝日杯フューチュリティステークス……サクラチヨノオー(「朝日杯3歳ステークス」当時)
【クラシック】(1988年)
- きさらぎ賞……スーパークリーク
- 共同通信杯……サクラチヨノオー
- すみれステークス……スーパークリーク(「すみれ賞」当時)
- 弥生賞……サクラチヨノオー
- 毎日杯……オグリキャップ、ヤエノムテキ
- ニュージーランドトロフィー……オグリキャップ(当時6月開催)
- 宝塚記念……タマモクロス
- 函館記念……シリウスシンボリ
- 神戸新聞杯……スーパークリーク
- 毎日王冠……オグリキャップ ※シリウスシンボリはいない
- 京都大賞典……ゴールドシチー
- ジャパンカップ……タマモクロス、オグリキャップ、ゴールドシチー
- 有馬記念……タマモクロス、オグリキャップ、スーパークリーク
- 東京大賞典……イナリワン
※史実レースにいない
【シニア】(1989年)
- 日経新春杯……ヤエノムテキ
- 天皇賞(春)……イナリワン、ゴールドシチー
- 安田記念……バンブーメモリー、サクラチヨノオー
- オールカマー……オグリキャップ
- ジャパンカップ………永世三強 ※バンブーメモリーはいない
- マイルチャンピオンシップ………バンブーメモリー ※オグリキャップはいない
- 有馬記念………永世三強、ヤエノムテキ
固有二つ名
割れないガラス
日本ダービーを勝利し、天皇賞(秋)を二連覇し、全てのレースをやる気「絶好調」で出走し続け、トレーニングに1度も失敗しないで育成を完了する
サポートカード
- SR[その心に吹きすさぶ]メジロアルダン
2021年7月12日の更新時にフジキセキ(☆3育成ウマ娘)やメジロライアン(SSRサポートカード)とともに実装されたSRサポート。タイプは賢さ。
- SSR[夜風に舞うは祈りの花]メジロアルダン
2022年10月28日、ストーリーイベント「おもいより、おもいかけ」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプはスピード。
絆ゲージが80以上の時に得られる固有ボーナスのパワーボーナスが2と高く、連続イベント完走で先行の回復スキルである「レースプランナー」を確定で入手できるため、先行育成で使いやすくなっている。
- SSR[深窓の少女へ]メジロアルダン
2024年12月27日、ストーリーイベント「画竜、暁風を呼ぶ」にて登場したSSRサポート。タイプはパワー。
競走馬『メジロアルダン』
1985年生まれの黒鹿毛の牡馬。いわゆる「平成三強」のうちオグリキャップ・スーパークリークと同世代の競走馬(88世代)である。
父は1982年の京成杯・NHK杯を制するも、日本ダービーを目前に骨折が判明、早期の故障引退を余儀なくされたアスワン(ノーザンテースト産駒)。半姉に1986年に史上初の牝馬三冠を達成したメジロラモーヌがいる。
双子として受胎するも、アルダンのきょうだいとなるはずだった仔は死産だった。
- 戦歴
デビューは1988年、4歳(現3歳)の3月まで遅れる。しかしデビュー戦から2連勝すると5月のNHK杯(GⅡ、日本ダービーのトライアル競走を兼ねていた。1995年限りで廃止され翌年からNHKマイルカップが新設)は2着も日本ダービーの出走権を確保する。
迎えた日本ダービーは最終直線で一度は先頭に立つもサクラチヨノオーに競り負け2着。このレース後に骨折が判明、休養を余儀なくされる。
まる一年の治療休養を経た1989年、復帰2戦目の高松宮杯(現:高松宮記念、当時はGⅡで距離も2000mだった)で初重賞勝利。だが、毎日王冠ではオグリキャップに、天皇賞(秋)ではスーパークリークに敗れる。その後屈腱炎により、2度目の長期休養を強いられる。
1991年にも屈腱炎の再発により3度目の長期休養。力は戻らず、同年のジャパンカップ14着を最後に引退。
デビューからわずか2ヶ月で日本ダービー連対を果たした急上昇の注目株も、故障に泣かされ続けた現役生活であった。
- 引退後
引退後は種牡馬となった。2001年に中国へと輸出されたが、翌年に心臓麻痺で亡くなった(17歳没)。墓は北京の牧場にある。
中国の地で、同じく日本から輸出された繁殖牝馬ヤマニンディライトとの間に儲けたウーディー(Wu di、中国語で「無敵」)という産駒がおり、中国競馬界で活躍ののち、種牡馬としても多くの産駒を残していることが判明している。
ウーディーは後継種牡馬も残しており、このメジロアルダン〜ウーディーのラインが判明している限り最後のノーザンテースト直系の父系である。
余談
肩書きの元ネタ
ゲーム版通常勝負服のユニット名にもある「クリノクロア」とは実在する鉱石の名前で(セラフィナイトと呼ばれることも)、宝石言葉(石言葉)では「交友関係の拡大」や「安堵」などを意味する。なお、クリノクロアの硬度は2~2.5と非常に脆く、衝撃などに弱いことで知られている(参考までに、有名なダイヤモンドがMAXの硬度10)。
硬度2がどれくらいの強度かと書くと、爪で少し引っ掻いただけで傷がつくレベルの脆さで、近年まではあまり宝石や装飾品として扱われることも決して多くなかった鉱石である。ある意味では上記の石言葉と合わせて、脚部に不安を抱えながらも懸命に走るアルダンらしい鉱石と言えるだろう。
また、別衣装である「Neige Émeraude」は「エメラルドの雪」という意味であり、通常勝負服に続きこちらも鉱石系の名前。
エメラルドはクリノクロアと比べモース硬度(傷のつきにくい硬さのこと)は7~8と比較的高めなものの、内部に細かい傷が入っていることがザラなのでちょっとした衝撃で破損する宝石としても知られている。
関連イラスト
関連項目
メジロ家
- メジロラモーヌ(ウマ娘):実の姉(ラモアル)。史実における半姉であり、同じく奥平真治厩舎所属。また、鞍上を務めた騎手が共通している(柏崎正次・河内洋)。
- メジロライアン(ウマ娘):奥平真治厩舎所属・ノーザンテースト産駒を父親に持つ同士であるほか、鞍上を務めた騎手が共通している(柏崎正次、河内洋、横山典弘)。また、日本ダービーが2着だったという点も共通。(他にメジロオー【61世代】とメジロモンスニー【83世代】)
- メジロマックイーン(ウマ娘):引退レースとなった1991年度ジャパンカップで最初で最後の対戦を果たしている(マックイーンは4着)。また、1991年度日経新春杯にアルダンが出走した際、村本善之騎手が騎乗している(村本騎手はマックイーンの半兄であるメジロデュレン号の主戦であり、新馬時代のマックイーンにも騎乗している)。
- メジロパーマー(ウマ娘):史実での対戦歴はないが、鞍上を務めた騎手が共通している(村本善之、河内洋、横山典弘)。
- メジロドーベル(ウマ娘):史実での対戦歴および鞍上繋がりはないが、モデル馬が共にノーザンテーストの父系の子孫であり、美浦トレセン所属(いわゆる関東馬)であった。
- メジロブライト(ウマ娘):史実での対戦歴はないが、モデル馬が共にノーザンテーストの父系の子孫であり、河内元騎手繋がりがある。
対戦経験のあるウマ娘
※太字はメジロアルダンが先着したレース、☆はそのレースの勝ち馬。
- 同期(88世代(ウマ娘))
- オグリキャップ(ウマ娘)(☆89毎日王冠、89天皇賞(秋)、90天皇賞(秋)、☆90有馬記念)
- ヤエノムテキ(ウマ娘)(88東京優駿、89天皇賞(秋)、☆90天皇賞(秋)、90有馬記念)
- サクラチヨノオー(ウマ娘)(☆88東京優駿)
- スーパークリーク(ウマ娘)(☆89天皇賞(秋))
- バンブーメモリー(ウマ娘)(89高松宮杯、90天皇賞(秋))
- ディクタストライカ:モチーフ馬はサッカーボーイ。
- ブラッキーエール:モチーフ馬はラガーブラック。
- 90世代(ウマ娘)
- メジロマックイーン(ウマ娘)(91ジャパンカップ)
- メジロライアン(ウマ娘)(90有馬記念)
その他
- アドマイヤベガ(ウマ娘):双子として受胎し、きょうだいが中絶されている。