「あの輝く星に……私は誓ったの。たとえ一人でも勝ってみせるって」
プロフィール
キャッチコピー | 覚悟を背負って。孤高貫く一等星 |
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誕生日 | 3月12日 |
身長 | 157cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B85・W57・H82 |
靴のサイズ | 左右ともに23.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 朗読、寒さ |
苦手なこと | 賑やかな場所 |
耳のこと | お姉ちゃんという声に、ついピクっと動く |
尻尾のこと | 寝ている時、無意識に握りしめる癖がある |
家族のこと | 誕生日ケーキは毎年2つ用意する |
ヒミツ | ①ファースリッパのふわふわ度を内心レビューする癖がある / ②パンの種類によってどこのパン屋で買うかこだわりがある |
自己紹介 | アドマイヤベガよ。……もう行っていい?もっとトレーニングして、レースに勝って、私は一等星にならないといけないから |
CV | 咲々木瞳 |
どこか影を背負い、周りと関わろうとしないウマ娘。幼少期に何かあったらしく、レース活動は、何かの罪滅ぼしのためにやっている節もある。ダウナーでストイックで、どこか放っておけなくなる危うさをはらむ。
同期のテイエムオペラオーの巻き添えをよく食らう。
(公式ポータルサイトより)
(旧プロフィール)
幼いころより実力を期待されたウマ娘。
レースで勝つことに対し貪欲で、日々の鍛練を欠かさない。
並々ならぬ"覚悟"を感じさせるその言動は、どうやら彼女の生い立ちに関係があるようだが……?
ソロ曲
一等星 大地を蹴って 駆け抜けていく 一人じゃないから
『Like a Shooting Star』
作詞・作曲・編曲:MEG (MEGMETAL)・Hayato Yamamoto
概要
「ひとりで戦う」ことに拘りを持つ孤高のウマ娘。
生い立ちは競走馬アドマイヤベガ号の「生まれる前に亡くなった兄弟」に由来するものと思われ(明言されていたこともある)、「妹」というキーワードが度々登場する。
名前にも入っているベガ(織姫星)を大切に思っているロマンチストであり、『うまよん』では夢想家を極めたテイエムオペラオーとのライバル関係、寮のルームメイトで「妹キャラ」であるカレンチャンとの掛け合いが度々描かれている。
天体観測が趣味でたまに許可を取っては夜の山などに外出している。プラネタリウムも好き。
容姿・デザイン
アプリゲーム版での名称は「Starry Nocturne」。
- 私服(アプリゲーム版)
私服はシンプルなセーターを好んで着用しており、イベントストーリー第9弾『瑞花繚乱!新春かるた合戦』で初めて登場した。
エイプリルフール企画『UMA_STARS』に登場する「コスモピュエラ」の1人としての姿。どうやらこの世界のアヤベは箱舟(スペース・コクーン)の操舵手を務めているらしい。実はその正体は宇宙海賊キャプテンSSの娘であり、こちらの世界でも何やらしがらみを抱えている模様。
服装も通常勝負服と比べかなりサイバーチックな物へと変更され、宇宙モチーフだからか頭に触角付きのカチューシャを取り付けている。
エーテルを操る念力能力を獲得しており、エーテル・スペースジャーニーとしてもコスモピュエラの面々に頼りにされているようだ(エーテル念力を使う際には身体が発光する)。
ストイックな性格の中にあって、並々ならぬこだわりを持っているのが「ふわふわ」。
ゲーム版では「ヒミツ」にてファースリッパのふわふわ度をレビューする癖があると僅かに触れられてはいたが、いざ育成ウマ娘として実装されると、トレーナー諸氏の予想を軽く上回るふわふわフェチぶりが明らかになった……
詳しくはふわふわソムリエアヤベさんの項目で。
マンガ版
うまむすめし
本作では第8話にて初登場。事実上42話の主役でもある。事実上『うまよん』を除けばゲームリリース後初の漫画作品登場。カレンに夜の花見を誘われ、夜桜と星を見るために見物で彼女にフルーツをカットしたサンドイッチを作っていた。
第42話では日頃から働き詰めのトップロードに差し入れとしてサッカーボール型のおにぎりと卵焼きをプレゼントしている。
本作においてはいずれの回に置いても誰かに料理を振る舞う場面が多いのも特徴である。
アニメ版
TVアニメシリーズ
OVA『BNWの誓い』
ダービー馬モチーフのウマ娘で構成された「チームW」の一員として「BNW駅伝」に出走する。
明るいメンバーが多いチームWを一歩引いて見ているが、チームの会話には普通に参加しており、社交性が無いようには描かれていない。
Season3
セリフはないが第一話でオペラオーと共に登校していた。
RTTTシリーズ
Road to the Top
2022年の4thイベントに発表されたアニメシリーズの新作でも登場が決定。ティザービジュアルでもオペラオーやトップロードと共に走る姿が確認できる。何気にアニメ版には『BNWの誓い』、3期を除けば初めて明確にメインキャラクターとして位置付けられている。
本作ではオペラオーと並び、トップロードの行く手を阻む強敵として描かれる。ゲーム版のシナリオで「妹」の存在を初めて明確に認識したポニーカップ、寝る時無意識に尻尾を掴む癖、文字を右下がりに書く癖とアプリの設定や小ネタが細かく入れ込まれている。
部屋にはダンベルやメモ帳などトレーニング関連の物は勿論、
- 星座早見表
- 二個のクッション
- ふわふわなスリッパ
- 布団乾燥機
が置かれていることが確認できる。なお、この布団乾燥機は有志により元ネタの機種も特定され、乾燥機メーカーのTwitter公式アカウントでも反応された上に中の人宛に布団乾燥機が贈呈された。
本作の活躍はほぼゲーム版のシナリオを沿っているが、専属のトレーナーが居ないせいでゲーム版以上に妹との固執で追い詰められている側面が強く、より自責の念が悪化してしまっている面も。オペラオー曰く「彼女はあまりにも危うい」とのこと。
皐月賞では体調を崩した状態では万全の調子を出せずにオペラオーに完敗、3冠レースの一角を取られる結果となった。
その後は夜間練習を初め鍛錬に鍛錬を重ね日本ダービーでは後ろから追走する形でオペラオーすらを追い抜いたトップロードを差し切り一着、ダービーウマ娘の1人となった。
しかし、ダービー勝利後に謎の足の痛みに苛まれる中、一瞬とはいえライバル達とレースをすることを楽しんでしまった自身に自己嫌悪してしまい、ひたすら生まれることすらできなかった妹へと謝罪しながら限界まで練習する日々を送ることとなる。
その後疲れ切り倒れていた所で夢の中妹と邂逅したアヤベは、残酷な真実を告げられていく。
「ごめん…ごめんね……」
「そんなに謝らなくて良いのに。楽しかったんでしょう?良かったじゃない!」
「……………ごめん…!」
「あっ、でもお姉ちゃんの脚は菊花賞までで……。」
不思議と疑問には思わなかった。病院で診てもらってもどこにも異常はないのに、何故ここまで脚が痛むのか。アヤベは「自分が妹を蔑ろにしてレースを楽しんだ罰を受けた」と素直に自信の運命を受け入れてしまう。
「ハッ、ははははっ!あはははははっ!!なーんだ、ちゃんと罰はあったのね。良いよ、壊して。菊花賞が最後だというのなら、それで良い。勝利も、歓声も、すべてあなたの物。あなたのために、勝つから。全部あげるから」
その後、京都新聞杯でも追走するトップロードに先着して1位。それでも諦めずアヤベに祝福と宣戦布告をしようとするトップロードだったが…。
「あなたの走りなんてどうでもいい。私はただ勝つだけ」
そこには、レースを楽しむどころかひたすら壊れるまで走ることを辞めない痛々しい姿のアヤベしか残されていなかった…。
最終話の時点では最早歩くだけでを激痛が走る程痛みが悪化してしまうが、それでも罰を受け入れ特訓を重ねる日々を送る。そして訪れた菊花賞ではその激痛と距離適性の差のあまり全力を出しきれずトップロードやオペラオーから引き離されていく。
「負けられない!追いつきたいのに…どうして…どうして!?最後なのに……まだ…走り………たい……!」
「うん、そうだね!楽しいもんね!あの2人と走るの!」
「あ、あなた…」
「私もね、すっごく楽しかったよ!だからお姉ちゃんは前だけを見て、振り返らずに走って!」
「…っ………待って…!!」
「『運命』は…私が持っていくから。これからは、自分のレースを思い切り楽しんでね!お姉ちゃん!」
壊れる運命を持っていった妹に謝罪をする中、トップロードが菊花賞の前に告げていた言葉を彼女は思い浮かべていた。
『私は、アヤベさんと走るのが…楽しいんです!』
『私、アヤベさんの1番のライバルになりたいんです!』
その言葉を胸に必死にアヤベは走り続けたが結果は6着。しかし、どこかその表情は憑き物が落ちたかのように清々しい物へとなっていた…。
「ありがとう、これからもっと頑張るから…見ていてね…!」
外伝小説『また星は巡る AFTER "ROAD TO THE TOP"』
劇場版『新時代の扉』の入場者特典第1弾として配布されたショートストーリー。
『RTTT』と『新時代の扉』の合間の時系列である本作では主役を務める。以前の僅かな奇跡によって骨折を免れたアヤベだったが、流石に3冠レースの激戦のダメージは大きかったのか長い休養を取ることを決め、黙々とリハビリに励んでいることが判明した。
一応トップロードによればクラシック期と同等レベルにまで脚は回復しているとのことだが、それでもまだ現状ではオペラオーやドトウには敵わないであろうことを本人も自覚している。なお、併走する分には真っ向からトップロード達とも渡り合える末脚は健在であり、覇王として覚醒を遂げたオペラオーには今でもライバルの1人として復帰を待ち望まれている。
1人孤独に走り続けてきた以前と違いオペラオーやトップロードとは交流が増えてきた様で、タキオン曰く「菊花賞辺りの鬼気迫る走りも興味深かったが少し変わり始めている」と言及されている。
このアヤベの変化は「リハビリ中のウマ娘の心理と走りの変容」として、「プランB」のモデルケースとして観察されていた様だ。
カレンとの関係もかなり改善されたようで、現在ではいずれ出会うことになるであろう妹に対し、毎日のように日記帳を報告として書き綴る穏やかな生活を送っている。
新時代の扉
『RTTT』の続編である劇場作品。当然世界観を共通する本作にはオペラオーやトップロードが出演することは早期から発表されていたが、アヤベのみ公式サイトのキャラクター紹介にも描かれておらずファンに心配の声が上がっていた…のだが…?
(※)以下、『新時代の扉』のネタバレを含みますので、初見の方はブラウザバックをおすすめいたします
「この手の宿にしては中々のふわふわね。」
前作ではシリアスを一手に引き受けていた『RTTT』時代から一変。事実上、本作屈指のギャグキャラ枠。レースには一切登場しないものの前作で色々と吹っ切れたのかかなり自由人な性格が前面へ出る様になったらしく、やたらと綿飴を所望する、夏合宿中の布団を唐突に長々と「この手の宿にしては良いがもう少し柔軟剤を(要約)」とレビューし始めてカレンに止められるといった活躍(?)を見せた。
そのかなりシリアスな扱いだった前作とのギャップやあまりにもフリーダムな姿から多くの視聴者達を驚かせ、当時のX(Twitter)では「アヤベさん」のワードがトレンド入りする程の話題となった。
また、夏祭りでは後ろ姿のみとはいえトップロードやカレンと共に店を回っている場面もあり、前作で「私は1人でいい」と語っていた様子から他者との関係性も大きく軟化したことがうかがえる。
なお後に公式でキャラクター紹介が発表されるがそこには「ふわふわしたものが大好き。」の一文が…
小説版『新時代の扉』
以降、小説版『新時代の扉』のネタバレを含みます。初見の方はブラウザバックをおすすめ致します
劇場版の『新時代の扉』と異なり、いくつかアヤベの活躍に変化がある。劇中ではダービーの観戦時にトップロードとクラシック期を思いを馳せるシーンが追加されているほか、夏祭りではオペラオーとも店を回っていたことが判明した(なお、反面上記の布団レビューなどのシーンはカットされている)。
そして、月日が流れたラストのとあるレースでは、トップロード、オペラオー、ドトウらと共にポッケ達後輩ウマ娘を迎え撃つ先輩として立ち塞がるアヤベの姿もあった。このことから、血の滲むようなリハビリの甲斐あって再びレースの世界へと復帰できたことが示唆されている。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
2021年2月のリリース当初はゲーム内でその姿を見ることは出来なかったが、2021年3月のテイエムオペラオー実装により彼女のライバルとしてのアドマイヤベガの姿が、そして2021年4月のカレンチャン 実装により同室の彼女をアドマイヤベガなりに気遣ってトレーナーに苦言を呈するなど、育成ストーリーイベントでの姿を見る事ができるようになった。
そして2021年12月31日にSSRとRのサポートカードが実装。
2022年2月16日には育成ウマ娘として登場。アニバーサリー前最後の実装になった。
2023年5月6日にはテレビCM「Glories」の主役に抜擢されている。
「宙へと捧ぐ勝利」
育成ストーリーでは上記のウマ娘やトレーナー、そして時折彼女が語る「あの子」を巡ってアヤベがレースで奔走する姿がメインとなる。史実のアドマイヤベガ号の歴史や当時のオペラオー世代などにフィーチャーしたストーリー構成となっており、全体的に(特にクラシック期は)重々しい雰囲気で物語が進んでいく。
ぱかチューブっ!の『新時代の扉』公開記念として制作された『PICO PARK』実況動画では直接登場していないものの、ゲーム内に芋虫状の敵をふわふわ=アヤベさんの仲間と連想されたりとちょくちょくネタにされている。
トップロード「アヤベさんの仲間ですかねえ…?」
トップロード「またふわふわさんが…」
ポッケ「コイツふわふわじゃねえよ…」
オペラオー「アヤベさんあんな所に閉じ込められてる…」
メインストーリー
第3章にて、ダービーウマ娘の1人として99年ダービーをテーマにした以下のムービーが用意されている。なお、メインストーリー第2部中編でもシーザリオのレースを観戦する1人として少しだけ登場している。
それは、不思議な時間だった。
3つの体が重なってゴールを目指した時、時間が止まってしまえばいい、お互いがそう思った。
名前に刻まれた1等星の運命が導くように、青い勝負服が最初にゴール板を横切った時、その時間は終わりを告げた。
その星の名は、アドマイヤベガ。
ゴールというエンディングに向かって走っているのに、どうしてだろう。
いつまでも、いつまでも、この時間を一緒に走っていたかった。
(ナレーション:津田健次郎)
育成ウマ娘
- ☆3[Starry Nocturne]アドマイヤベガ
アドマイヤベガの育成実装に伴う初回実装版。
詳細は当該記事にて。
サポートカード
- SSR[夜に暁、空に瑞星]アドマイヤベガ
ストーリーイベント『瑞花繚乱!新春かるた合戦』の開催と同時に実装されたSSRサポート。
得意練習はパワー、追込育成に使えるスキルを複数所持しレアスキルに「強攻策」を所持している。
レアスキルの方は追込専用の中盤速度アップスキルで、発動するタイミングの幅がそれなりに広いためゴールドシップ本人の固有スキルほどの安定感は無いものの、速度アップ量も効果持続時間もいずれも優秀。
トレーニング性能についても、トレーニング効果アップが無凸でも15%、完凸で20%とかなり高水準であるため、どのトレーニングにおいてもステータスを伸ばすのに貢献してくれる。
一方でレースボーナス・ファン数ボーナスは3凸しないと解放されないものの、そこにさえ目を瞑れば無凸や1凸(パワーボーナス解放)あたりでも強力なカードとして機能する。
連続イベントの内容は同カードが実装されたストーリーイベント「瑞花繚乱!新春かるた合戦」の後日談となっており、イベントでも共演したハルウララと一緒に温泉旅館のポスター撮影の仕事を受けることとなる。
この話でウララの対人関係としては珍しく、互いに「さん」付けで呼び合っていることが明らかになった(他では現状だとサクラバクシンオーくらい)。ちなみにこの2人はモデルの競走馬が同期だったりもする。
ちなみに瑞星の読みは「ずいせい」。良い兆しのことである。
- SR[一等星を目指して]アドマイヤベガ
リリース1周年となる2022/02/24に実装されたSRサポート。タイプは根性で追込みスキルを多く取得する。
固有ボーナスが「スピードとレースそれぞれボーナス」、完凸でパワーボーナス取得という、同日に行われた『根性アプデ』の為の目玉サポカと言っても過言では無く、「クライマックス」で根性育成するなら脚質を問わず必須と言われるほどのレアリティ詐欺サポカである。
完凸しないと真価を発揮できないのが欠点だが、汎用性は(1凸でも強いという点でも)SRウインディの方が勝るので、金結晶の優先順位は悩むところ。
関連ウマ娘
同期の一員でもあるナリタトップロードとメイショウドトウは、ライバルであると共に併走相手や朝練でも付き合いのある友人。ドジでお人好しの二人の事をなんだかんだ目が離せないのか、イベントなどではちょくちょく彼女たちをアシストしている。
ドトウには「恩人」、「幸せになってほしい」とも溢されており、同期の面々には(後述のオペラオーも含めて)深く慕われている。学園のイベントの開催時にはいずれも必ず同年代の者に誘われている辺り、「周りには関わらない」と称する彼女の人柄が実際の周囲にどう見られているかが垣間見えるだろう。
一方、テイエムオペラオーに対しては彼女自身の実力を高く評価しつつも「ふざけた王様」と呼んでいたり露骨に彼女と関わるのを避けたりと真面目な意味でうんざりしている節もある(というよりも『新春かるた合戦』や『羽ばたきのRun-up!』ではオペラオーによって半ば強引に大会へ参加させられたこともあるのである意味当然かもしれないが)。
ただ、オペラオー本人には「運命の好敵手(リヴァル)」としてドトウやトップロードと並び実力を高く評価されているようで、育成イベントを初め両者が絡むイベントは相当に多い。一応アヤベ自身も上記のかるた大会ではオペラオーの体を気遣う場面も見受けられたり、一方のオペラオーは皐月賞でアヤベの本質を見抜く場面も見受けられるので、流石に険悪と言う程の間柄ではないようだ。
ちなみにチャンピオンミーティングのインタビューで「ある方から、激励のオペラが届いたとか?」の質問があるが「・・・・・・ええ。しかも寝起きに。どうしてくれようかと思いました。」
オペラオーのハジケぶりには毎回振り回されてるようだ。
同室のカレンチャンとは(なんだったらオペラオーよりも)仲は良く、寡黙になりがちなアヤベを気にかけており、積極的に話しかけるよう心掛けている。ごく稀に彼女と遊びに行くこともあるそうな(カレン曰く「誘っても5回中4回は断られる」らしい)。星空に興味を持つアヤベにウマスタを薦めている。
競走馬『アドマイヤベガ』
1996年生まれの鹿毛の牡馬(99世代)。1999年の日本ダービー優勝馬で、この年の3歳牡馬クラシック戦線におけるテイエムオペラオー、ナリタトップロードのライバルの一頭。
父は日本競馬を変えた大種牡馬、サンデーサイレンス。
母は1993年の二冠牝馬ベガ。ベガの初仔は双子だったが、双子の競走馬は大成しないと言われていた上、母仔ともに危険が大きいため、一方の子は堕ろされた(これについては後述)。残ったもう一方の子が後のアドマイヤベガである。
母の主戦騎手を務めた武豊を鞍上に、3歳クラシックではテイエムオペラオー、ナリタトップロードと3強を形成。皐月賞では体調不良で6着に敗れたものの、日本ダービーでは後方一気の末脚でオペラオー、トップロードをまとめてかわし、武豊は前年スペシャルウィークに続く初のダービー連覇を達成した。
菊花賞を6着に敗れた後、翌年の秋の復帰を目指して長期休養に入ったが、再始動へ向けた調教中に繋靭帯炎を発症したため復帰できず引退となった。
引退後は種牡馬となったが、産駒が走り出した2004年の10月28日に疝痛を発症。その後偶発性胃破裂のため、8歳の若さで死亡。
輩出した産駒は僅か4世代のみであるが、その中からキストゥヘブンなどのGI勝ち馬を4頭出すなど飽和状態にあったサンデーサイレンス産駒の種牡馬としては非常に優秀な成績を残した。
より詳しくはこちらの記事を参照。
史実で対戦経験のあるウマ娘
※強調はアドマイヤベガが先着したレース
- 99世代(同期)
・ナリタトップロード…99年弥生賞 皐月賞 東京優駿 京都新聞杯 菊花賞
※メイショウドトウとは対戦経験無し。またクラシック最終戦の菊花賞を最後にレースに出走すること無く引退したため同期としか対戦経験がない。
余談
略称
競走馬の方はファンに「アドベ(アドマイヤベガ)」と略されることが多いが、ウマ娘の彼女は「アヤベ(さん)(アドマイヤベガ)」と呼ばれている。
母「ベガ」をモチーフにしたと思われるウマ娘
ベガはアニメ第2期の最終話のモチーフとなる第38回有馬記念に出走しており、作中では同枠同番で「ペラ」というアニメオリジナルウマ娘がレースに出走。勝負服のカラーはベガと同じ「黄赤黒」の組み合わせ(黄の一部は山吹色にアレンジ)。
一方、アプリでは母親が「ダブルティアラのウマ娘」として登場している。また、史実では同期にあたるユキノビジンの育成シナリオにモブウマ娘として「ハープアルファ」(ベガの由来である「こと座=ハープ」の「α星=アルファ」)が登場する。
弟
家族については亡くなった双子の妹、母、祖母の存在がキャラストや従来のホーム会話などで語られていたが、2023年1月1日に実装後初めて解禁された正月ボイスにおいて突如弟がいることが明かされた。これにより、生まれる前に命を落とした妹を抜きにしても彼女が正真正銘の「お姉ちゃん」であることが確定した。
存在が明かされただけでその他の詳細についてはほぼ不明だが、まだ学生の身分であるアヤベが母親を通じてお年玉を与えており、それなりに年は離れていると思われる。またアヤベが「弟たち」と話しているため複数人いることが窺える。
ちなみに史実のアドマイヤベガの兄弟としては、父母が同じ全弟にアドマイヤボスとキャプテンベガ、母のみ同じの半弟にアドマイヤドン、半妹にヒストリックスターが存在する。
因みにCMで一躍有名馬になった同じ冠名の後輩にあたる彼は父親は同じだが競走馬の定義では母馬が違うため兄弟として扱わない。…使っている枕には興味を持ちそうだが。
競走馬における双子について
史実の項目で書いた通り、モチーフとなったアドマイヤベガ号は生まれる前に双子の片方を失っているが、そもそも単胎動物である馬にとって、双子の妊娠というのは極めて危険な状況である。
まず仔馬の死産率が極端に増加する(1987年の研究では、結果的に双子と判明した仔馬130頭のうち、無事生きたまま出産されたのは17頭に満たないと報告されている)上、母馬も死亡する可能性が高まるため、母子の健康上放置できなくなる。そして仮に仔馬が生き延びたとしても体格は小さく、そのまま産後の発育悪化にも繋がるため、(経済動物である以上シビアな話題となるが)最終的に売れない個体となる可能性が高くなってしまう。
また母馬が生存したとしても以後の不受胎率は大きく高まり、本来生まれるはずの産駒による利益が失われる可能性も極めて高くなってしまう。このように、健康上・経済上双方の理由から、馬の双子の妊娠は避けなければならない状況である。
特にアドマイヤベガの母は二冠牝馬「ベガ」であり余計に母親に負担をかけるわけにはいかなかっただろう。
とはいえ、1000分の1くらいの確率で双子の競走馬が生まれることもある。ウマ娘に馴染み深い双子の競走馬としては、アイネスフウジン号の母・テスコパールが産んだリアルポルクス・リアルカストールの兄弟だろう。何の因果か、双方ともアドマイヤベガと同じ星の馬名を持つ馬である。ただ2頭ともJRAでデビューすることはできたものの、結局1勝もできないまま引退した。
この他にもウマ娘で馴染み深い双子の競走馬としてはメジロアルダン号がいるが、こちらは母馬の妊娠中に片割れが死産となってしまったため、そのまま一頭の仔馬として出生している(なおこの史実については、ウマ娘のメジロアルダンの個別ストーリーできちんと触れられている)。
ふわふわ
この様に「亡くなった妹のために自分の生涯を使い"潰す"つもりで生き、走っていた」というかなり重い背景を持っており、シナリオでも走るのが楽しすぎて一瞬妹を忘れたのを過剰に自罰し「妹(わたし)のために走らなくなるくらいなら死ね」と妹の幻影を創り出して悪夢に見るなど暗めのイメージのキャラだったのだが、実装時期が冬であった事でメインメニュー会話にて「布団乾燥機を持っている私に死角はないわ、部屋に帰ればふわふわの布団が私を待っているもの」と突然言い出しトレーナーを困惑させた。
以前からふわふわスリッパを脳内レビューする癖がある事は言及されていたが、重すぎるシナリオから一転とんでもないふわふわ発言をかまされたギャップから、同室のカレンチャンがウマスタで配信をしている最中構わず布団乾燥機を回して怒られたり、着る毛布をきたまま後ろを横切り怪異扱いされたり勝手にカレンの布団に乾燥機を掛け、知らずに入ったカレンがあまりの熱さにカワイくない悲鳴をあげて飛び起きたりと配信がらみの迷シーン製造機になっていたり、「ふわふわ」という単語が聞こえると何処からともなくやってきたり、ビワハヤヒデの髪をよくない目で見ていたりするふわふわ狂いのキャラにされている。
関連イラスト
関連項目
同じ99世代のウマ娘。
このうちオペラオーとトップロードはクラシック3冠を分け合ったライバル。一方ドトウとウララはそれぞれ活躍時期と活躍場所の関係での対戦経験はない。
ウマ娘の設定ではこの中でアドマイヤベガとナリタトップロードのみ学年が違う(アドマイヤベガとナリタトップロードは高等部で他の3人は中等部)。
カレンチャン(ウマ娘) - ウマ娘において寮のルームメイト。
サイレンススズカ(ウマ娘) - 橋田満調教師繋がり。サンデーサイレンス産駒繋がりかつ武豊騎手が騎乗していた繋がりでもある。
マーベラスサンデー(ウマ娘)、エアメサイア(ウマ娘) - モデル馬に全戦武豊騎手が騎乗している繋がり。
細江純子 - モデル馬のアドマイヤベガ号を担当していた児玉武大調教助手が細江女史の夫。
タマモクロス(ウマ娘)、サトノダイヤモンド(ウマ娘)、コパノリッキー(ウマ娘)、ゼンノロブロイ(ウマ娘)、キタサンブラック(ウマ娘) - 公式設定で弟がいることが判明しているウマ娘繋がり。
スペシャルウィーク(ウマ娘)、タニノギムレット(ウマ娘) - 武豊騎手鞍上でダービーを制覇した繋がり(計6頭。他3頭はいずれもウマ娘未登場)。スペシャルウィークとはサンデーサイレンス産駒繋がりでもある。
アドマイヤベガの妹-双子の片割れ。
遊び人-ドラゴンクエストⅢのリメイク版にて遊び人のグラフィックがアドマイヤベガそっくりと話題になっている。
外部リンク
第44回「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」 ゲスト:咲々木瞳