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キタサンブラック(ウマ娘)

うまむすめのきたさんぶらっく

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは2010年代中頃から後半にかけて活躍し、GⅠ7勝を挙げた優駿であると同時に国民的人気歌手・北島三郎の所有馬としても知られる競走馬『キタサンブラック』号。
目次 [非表示]

「まずやってみよう!やってみなきゃ何も始まらないもん!」

プロフィール

キャッチコピーみんなの心を照らす!明朗快活お祭り娘!
誕生日3月10日
身長162cm
体重もりもり成長中!
スリーサイズB85・W56・H88
靴のサイズ左右ともに23.0cm
学年中等部
所属寮栗東寮
得意なことマッサージ
苦手なこと見て見ぬふり
耳のこと音感に優れている
尻尾のこと尻尾でも重たいものが持てる
家族のこと父の弟子たちも同居の、30人家族
ヒミツ①好きなものはたいていひと目惚れ/②砂糖菓子を食べだすと止まらなくなってしまう
自己紹介あたしはキタサンブラック!お祭りみたいにみんなが盛り上がる最高のレースを目指して、全力で駆けるよ!
CV矢野妃菜喜

お祭り大好き!元気で明るい人情派ウマ娘

困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き……

たくさんの人に慕われる優しい子だが、たまにべらんめぇ口調が飛び出す。

そんな彼女は夢をまだ知らない。だからまっさらなまま笑顔で走る。

眩い光に溢れる未来に向かって!

ウマ娘ポータルサイトより)


概要

キタサンブラックは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬キタサンブラック」号をモチーフとする。


2021年1月、アニメ『Season2』にてトウカイテイオーに憧れるトレセン学園入学前のウマ娘として初登場。


2021年3月、ゲーム版でトレセン学園に入学後の成長した姿で登場、2022年2月に育成ウマ娘として実装された。

2023年10月から放送のアニメ『Season3』では主人公を務める。


愛称はキタちゃん」「キタさん

サトノダイヤモンドは幼馴染で大親友。

トレセン入学前キタサトちゃん


年の瀬はキタサンとカラオケデート

父親は多人数の弟子と一緒に暮らす人情家の演歌歌手で、そんな環境で育った彼女も父親のように困った人たちがいたら助けてあげたり、周りの人たちを笑顔にしたいと思っている。

歌を歌う時はジャンルを問わずこぶしを効かせて歌うクセがある模様。


君ら幼馴染やったんか

同じくトレセン学園に通うコパノリッキーとはサトノダイヤモンドと出会う前からの幼馴染。一緒に同じ公園で遊び、失くしたオモチャ等を良く見つけてもらっていたという。


容姿・デザイン

春になっても

黒みの強い鹿毛エアリーボブを、花菱のアクセサリーでツーサイドアップにしたガーリーな髪型。モチーフ馬の牝牡を示す耳飾りは右側の花菱と和紐のリボンが兼ねている。

前髪に走る流星は案外角度がついており、髪先は左こめかみの方へ流れる。頭頂部には後ろ向きにハネたアホ毛、瞳は鮮やかな赤色。

快活な元気娘のイメージが強い一方、色白の和風美人という側面も。


ウイニングライブ!キタちゃん!

キタサンブラック号の事実上のオーナーである北島三郎(馬主名義は北島のマネジメント会社である有限会社大野商事)の人柄そのままの人情家で、実際に有馬記念騎手を務めた武豊と共に法被を着て持ち歌の『まつり』を披露したエピソードから法被風の勝負服。衣装名は錦上・大判御輿


大野商事の勝負服「黒・茶三本輪」のデザインはノースリーブの法被として再現されており、茶色はいくらか明るくアレンジされた黄土色に近い色合い。

慶事でお馴染みの紅白の意匠も織り込まれた事で華のある装いとなっており、レースで隊列を引っ張る姿はお祭り娘の二つ名を体現している。


キタサンブラック

ストーリーイベント第21弾『Happy new future 〜朝焼けの絆〜』に伴って実装された純白の晴れ着。縁起物の鶴をイメージして、羽根飾りがふんだんにあしらわれている。


キタちゃん

アニメ版Season3にて登場した新しい勝負服。トゥインクル・シリーズのラストランを走るに当たってチームスピカの面々が考案した物であり、青と黄色のタスキはゴルシ、左肩の肩章やマントはテイオーが提案した(本当はスペがニンジンの意匠を盛り込むアイデアも提案していたのだが敢え無く却下された)。耳飾りは王冠、首元には宝石も付けており、明確な言及こそないが恐らく親友の彼女を意識した物と思われる(ゲーム版のホーム画面では永遠の絆が刻まれていると本人が語っている)。


  • チアガール衣装

チアキタちゃん

アニメ版Season3のエンディングにて着ているチアガール衣装。キタサンらしくカラーは黒。胸には「SPICA」の文字が刻まれている。


  • 本格化前

キタサンブラックちゃんはかわいいなぁ

アニメ版Season2で登場した小学生くらいの姿。髪色は若干明るめで、ゲーム版よりも実際の鹿毛に近い色合い。髪型は後ろにまとめたハーフアップで、花菱と和紐リボンも右耳の飾りとポニーテールの結紐の2箇所。


学園への入学時には20センチ以上も成長し、身長では憧れのトウカイテイオーも追い越しているが、キタサンブラック号も競走馬としての育成を始めた途端にぐんぐん大きくなり、最終的には馬体重540kgに達した大型馬である。


例を挙げると史実、ウマ娘共に散々デカいと言われるヒシアケボノがデビュー戦時で馬体重552kgスプリンターズステークス勝利時が馬体重560kgであり、このことから相当大柄なことが分かる。そのためウマ娘の方でも「高等部に進学する頃には170(180)cm以上に育つのではないか?」という声も。

帝王と世紀王センシティブな作品


  • 私服(ゲーム版)

おでかけキタちゃんっ!

グレーのシャツに黄色のフレアキュロット、上着はシンプルなジャンパー。足元はハイソックススニーカー。他の描き下ろしでも大抵はショートパンツやスニーカーといった活動的なスタイル。

ゲーム版のリリース1周年に際して公開されたキービジュアルでは最前列に描かれる等活躍の機会も多く、コラボレーション企画での抜擢も多め。

作業着/行楽単体


  • 私服(Season3)

私服キタサン

アニメ版Season3に登場する私服。デザイナーは辻智子氏で、ゲームの方の私服と2期幼少期の私服を混ぜた感じにすることをコンセプトにデザインされた。劇中ではダイヤとの二人旅に出かけているため、リュックサックを背負っている場面が多い。


キタちゃん(ローソンコラボ)

ローソンコラボに登場した赤茶色の服。このコラボは冬に開催されたものなのでいつもよりも厚着となっている(短パンだからどのみち寒そうではあるが)。


駆け寄ってくるキタちゃん

エンスカイとのコラボ商品のために書き起こされた衣装。勝負服と同様、キタサンの私服では割と珍しい肩出し服。チェックスカートロングブーツを履いているのも特徴。このエンスカイコラボの特別デザインでは茶色いバッグも持っている(バッグを持っているのはこのエンスカイコラボでは皆共通)。


  • お菓子作り衣装

バレンタインキタちゃん

アニメイトフェアのために描き起こされた、お菓子作りがテーマの衣装。キタサンらしく赤と黒のチェック柄の服の上に赤いエプロンを着た姿となる。


  • 着物姿

お目覚めキタちゃん

アニメ版Season3に登場する衣装。劇中では主に寝間着として使用されており、寮室が頻繁に描かれる都合上意外と出番が多かったりもする。


アニメ版

Season2

「私、トウカイテイオーさんの大大大ファンなんですっ!!」

帝王からブラックへ

プロフィール

誕生日3月10日
身長140cm
スリーサイズNO DATA
CV矢野妃菜喜

明朗快活で元気いっぱいな女の子。

無邪気でどんなことにも積極的にチャレンジする行動力も魅力のひとつ。

トウカイテイオーに憧れの感情を抱いている。

サトノダイヤモンドとは幼馴染とも言える仲。

アニメ公式サイトより)


サトノダイヤモンドの事はもっぱら「ダイヤちゃん」と呼び慕っており、小学校の席も隣である事が明かされている。

第1話でテイオー本人と会って以来、彼女にも「キタちゃん」呼びされたりと良好な関係を築いている。

2期で新歓するフクキタル


第10話では3度目の骨折を発症したテイオーの復帰を願って本人に手作りのお守りを渡そうとしたが、この時既に引退を決断していたテイオーには受けとる事が出来なかった。


キタサンブラック「あ…あの、私、テイオーさんみたいになりたくって…夢なんです!」


テイオー「…ごめんね、それ諦めて、他の子を目標にした方がいいよ」


憧れの存在に「諦めて」と言われ、キタサンブラックもその場ですすり泣く事しかできなかった。

しかし、テイオーの引退を発表する意味でも開かれたファン感謝祭には当然の如く最前列に駆けつけ、彼女へ涙を堪えながら自分の最後の思いを伝える。

その姿は、シンボリルドルフに憧れを抱いていたかつてのテイオーそのものだった。


「テイオーさん!私、待ってます!…ずっと待ってます!また走ってくれる日を!」

立ち上がる 何度だって

この言葉が切っ掛けとなりトレーナーや観客の引き止め、そしてチームカノープスらの一大作戦がテイオーの引退発言より先に決行できた事を考慮すると、テイオーの復活を最後迄諦めずに信じ抜いた彼女やツインターボの活躍は、見た目以上に重要な役割だったと言えるだろう(結果論ではあるが、純粋にテイオーの復活を一貫して信じていたのはキタサンブラックとターボだけである)。


その後は引退を撤回したテイオーにも無事お守りを受け取られ、ちゃっかりステージの壇上にも足を踏み入れていた。


第13話では1年ぶりの復帰を果たしたテイオーをサトノダイヤモンドたちと共に応援、ビワハヤヒデに追い縋るテイオーに必死の声援を送る。テイオー奇跡の復活を目の当たりにした際には歓喜のあまり若干首を絞めかける形でサトノダイヤモンドに抱きついていた。

そしてテイオー達のウイニングライブを見届けたキタサンブラックは、決意を新たに誓いを立てる。


「いつか、私も…」


そして…






「だから言ったじゃない、大事な日の前は早く寝なさいって」


「だってだって、緊張して中々眠れなくってぇ…」


「…いよいよだね、ダイヤちゃん」


「うん、一緒に頑張ろう、キタちゃん!」


こちょこちょ~


Season3

キタサンブラック

「わたしはチームスピカで、テイオーさんみたいなウマ娘に!」

サトノダイヤモンドと共に主役に抜擢。トウカイテイオーと同じチームスピカに所属する(サトノダイヤモンドもスピカに体験入部していたものの、最終的にはサトノ家が運営するチームカペラに所属する事に)。

菊花賞制覇後のキタちゃん

とはいえ寮でも同室で互いのぬいぐるみを枕元に置いているなど仲の良さは変わらず。部屋にはテイオーのポスターが飾られているが、就寝時に大量に吊るした提灯を灯しているため、ダイヤは変なアイマスクを着用して就寝している。その明るさは外から見ても部屋の明るさが視認できるレベルである。


第1話の冒頭、皐月賞で「これほどまでに強いのか!?(フジテレビ吉田伸男アナウンサー)」とばかりに外から強襲してきたドゥラメンテに差される形で敗れ、同話で再戦となった日本ダービーでも最終直線で抜き去られるばかりか、後方へ沈み惨敗を喫してしまう。

強くなりたい

第2話、ドゥラメンテの故障離脱により本命不在の菊花賞に挑むことになるが、GⅠでの敗北が続いたことやドゥラメンテのいない菊花賞なら勝てるかもと考えた自分自身に失望し精神的に追い詰められてしまう。


しかしテイオー不在の菊花賞を走ったナイスネイチャの励ましにより立ち直ると、菊花賞では狭いスペースから抜け出してゲンジツスチールの追撃を振り切り見事に勝利。GⅠウマ娘の仲間入りを果たした。

キタちゃん

第3話ではドリームトロフィーリーグに移籍するゴールドシップと共に有馬記念に出走。3着(この年の1着はゴールドアクター吉田隼人))に入りゴルシのラストランを見届けた後、ゴルシが愛用していたルービックキューブを1面だけ揃った状態で託された(揃った面=GⅠ勝利数の暗喩と思われ、キービジュアルのゴルシが持つルービックキューブは6面揃っている=ゴルシの通算GⅠ勝利数)。これを受けてゴルシの勝利数を超えて見せると宣言した。


第4話、惜敗が続いていた現状を変えるべく頑丈な体という自身の強みを活かしてミホノブルボンライスシャワーの協力のもと、福島県いわき市(現実世界で競走馬リハビリテーションセンターがある場所)で過酷なトレーニングに打ち込む。トレーニング終盤に中山レース場まで130kmを半日走り続け、皐月賞に出走したサトノダイヤモンドの走りを見届けた。エンディングでは天皇賞(春)を勝利し、部屋の机の上には2面揃ったルービックキューブと天皇盾が置かれていた。


第5話ではダービーで落鉄し勝利を逃したサトノダイヤモンドを心配しながらも、ドゥラメンテの復帰戦でもある宝塚記念に向けて準備を進める。


そしてとある雨の日、傘を忘れ学園内で立ち往生していた際、同じ状況に陥っていたドゥラメンテに出会う。ドゥラメンテから自身の信念、そして菊花賞馬である自分に勝つために宝塚記念を選んだことを聞かされ、奮起する。


「そう簡単に勝てると思わないでくださいね!」

「……君は誰だ?」

「……はい?」


「(同期の)菊花賞ウマ娘に勝つ」と宣言するドゥラメンテであったが、当のキタサンブラックの顔も知らなかったのである。このことに憤慨し、彼女に自分のことを覚えさせるべくトレーニングを積んで宝塚記念に臨む。

キタドゥラ

終盤で差してくるドゥラメンテを振り切ろうとするが、伏兵リバーライトに追い抜かれ、続いて飛び込んできたドゥラメンテにも差し切られて3着。ゴール後、2着のドゥラメンテが辛そうに膝を着くのを見て慌てて手を貸そうとするも断られるが、立ち上がった彼女からライバルとして認められ固い握手を交わした。ここからドゥラメンテに親しみを込めて「ドゥラちゃん」と呼ぶようになった。


第6話ではダービーと同じくサトノクラウンサトノのトレーナーと共に京都レース場でサトノダイヤモンドを応援し、彼女の菊花賞制覇を見届けた。


第7話。宝塚の激闘後、京都大賞典ジャパンカップと連勝を重ね勢いに乗るキタサンの次に狙うタイトルはかつてテイオーも勝利した有馬記念。そこにはこちらもGⅠタイトルを手に入れ波に乗るダイヤも参戦を表明しており、遂に親友でありライバルの2人がレースで相対した。


しかし、実力の差か友達感覚が抜けているか否かの差か、もしくは目標を持つ目的意識の差か、ダイヤの切れ味抜群の末脚により差し切られ惜敗。キタサンはダイヤと自分の間に何の差があるか課題を残す黒星となった。


第8話。ダイヤとの差に苦しむ中、リハビリに励むドゥラメンテに改めて自分の目標がなんなのかを問いただされる。眼の前のGⅠには当然全力を尽くしてはいたし、以前は尊敬するテイオーの様なウマ娘になりたいと励んでいたが、既に「無敗」でも「三冠」でもない自分では最早彼女の様なウマ娘にはなれないと内心諦めており、目標を持てない状態であった。


悩み抜いた末にテイオーへ以前三冠や無敗の称号を失くした後でも前へ進めたのか相談するも、テイオーには自分だけではなく数々の仲間や友人の応援があってこそ今の自分があることを教えられる。


そして、自分を助け常に応援してくれている商店街の人達に改めて恩義を感じたキタサンは改めてテイオーの様になれなくとももう一度自分なりの道を突き進むことを誓った。


続く第9話では「皆を笑顔にしたい」と決めたキタサンは休みの日にダイヤと2人旅に誘う中、かつてダイヤに言われた挑戦の言葉を意趣返しする。


迫る熱に押されて

「春の天皇賞であなたに勝つ。サトノダイヤモンド」

二人旅から暫く経ち、天皇賞(春)でダイヤやシュヴァルと再戦するキタサン。自分の前で大逃げを仕掛けるテューダーガーデンにも気を取られず、以前とは比べ物にならない程の気迫でシュヴァルとダイヤを寄せ付けずゴールイン。春の天皇賞を連覇し、なんとレコードタイムをも更新するという快挙を達成するのだった。

キタサンブラック

第10話。誰もが認める快勝劇を見せたキタサンは、次に凱旋門をダイヤと出走して「お祭りウェーブ」を起こし世界中を熱狂させようという目標を持ち、宝塚記念のレース後に凱旋門に行くことを決めた…が、別件でトレセン学園の開催する地域合同イベントの実行委員として働いていた反動か軽く風邪を引いてしまう。


当然それを直した後すぐにトレーニングを再開するも、どこか身体がいつもと違う感覚になり始めていた。かつてドゥラメンテと戦った最後のレースでもある宝塚記念に再び出走するキタサンだが、何故か身体が重く脚がいつもより動かない。2ヶ月前の天皇賞とは打って変わって、なんと9着の大惨敗を喫してしまった。


第11話。宝塚を制したクラウンに「調整不足だったのでは」と指摘を受けた彼女は、不安になりながらも体調を整えればいつもの自分に戻れるとトレーニングを重ねていたが…。


ゴルシ「いつ頃からか、捲りきれなくなってきた。感情を上手く抑えられなくなってきたし、ゲートを出るのもヘタになった。キタサンブラック……"ピークを過ぎた"んだよ、オマエは」


競走ウマ娘なら誰しもが通る道、「肉体の衰え」が待ち受けていたのだ(これ以外にもバクシンオーとぶつかったとき1話では弾き返していたのが11話では両者吹き飛ぶなどバクシンオーも疑問に思う点があった)。


もちろん、ピークアウトしたウマ娘すべてが急激に能力が落ちるわけではない。ピークを過ぎた後途端に突然能力が落ちてしまう者もいれば、全盛期を過ぎても長く長く走り続ける者、ピークを過ぎても生まれ変わり勝利を掴んだ者もいる。

かつてのテイオーも幾度となく故障を経験しつつも有馬を制した。


だが、宝塚の不調に加え馬場の相性や長距離の輸送などの負担など不安要素が多すぎることから、トレーナーは本当に凱旋門に行くべきかどうかを彼女に問いかけた。キタサンはフランスの大地を走るか国内で走るか迷い続ける中、いつも通る商店街の人達がキタサンの話で賑わっている所を偶然見かける。


けどよぉ…フランスで走るキタちゃんもきっとカッコいいと思うぜ?けどよ…やっぱりキタちゃんには府中が一番似合う気がすんだよな…


そうですねぇ…スタンドで応援したかったですよね…秋のGⅠを走る所


皆で見たかったぜ…キタちゃんの天皇賞・春秋連覇の瞬間…


オレ達の毎日にはいつもキタちゃんがいたんだよな…


いつも応援してくれている人達、自分の走りを見たいと言ってくれている人達の姿を見たキタサンは、フランスには行かないことをトレーナーに告げる。


「私、フランスには行きません。もし残ってる時間が限られているなら、全部のレース、応援してくれてる皆の前で走りたいんです!」


ピークアウトで残った時間が限られているならば、これまで応援してくれた人達の前でたくさんレースで走りたい。それがキタサンの決断だった。次に彼女が選んだ道は天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念秋シニア三冠だった。


以前通りとはいかない体調の中、懸命にキタサンはトレーニングを続けた。そして、台風襲来による不良馬場の中、天皇賞(秋)ではスタート時にゲートにぶつかって出遅れるミスを犯しながらも、重馬場を得意とするサトノクラウンとの激戦を制し1着。前回の宝塚のリベンジを成し遂げた。


だが、重馬場による激走は想像以上の負担であり、最早勝利を喜ぶ力も残っていない。泥だらけの中で膝を付いたまま、ひたすら呼吸を繰り返しながらピークアウトを実感していた…。

そっか…そっか……そっかあ……。


第12話ではジャパンカップに出走し、今回は順調にスタートを決め必死に逃げ切りを狙ったが、後ろに控えていたシュヴァルの気迫の走りに追い抜かれてしまい3着。遂にリベンジに加えてGⅠレース初勝利を飾ったシュヴァルに祝福の言葉を送り、とうとう残ったレースは有馬記念ただ一つだけとなった。

「僕は君が嫌いだ」

シュヴァルとの敗戦後もめげずにトゥインクル・シリーズ最後のレースに向けトレーニングを続けるキタサンのため、スピカの面々は一丸となって最後に彼女へ新しい勝負服をプレゼントした。赤い衣装に身を包んだキタサンは、三度目の有馬記念へと挑む。


相変わらずの好スタートで先頭を駆け抜けるキタサン。順調なペースで走るが、仮に一瞬でも遅れるか気を抜けば走りは崩れてしまう。それでも一瞬見たトレーナーやテイオー含むチームスピカのメンバー達、かつて特訓を課してくれたブルボンやライス、相談に乗ってくれたネイチャ、凱旋門を敗北した身で有馬を見守るダイヤ、応援してくれている商店街や観客の人達。たくさんの人達の声援を聞き、「勝ちたい」という思いを胸に限界を超えて走り続ける。


トレーナー「走れぇ!!」

テイオー「行けえーっ!!」

ライス「凄い…凄いよ頑張れキタさん!」

ブルボン「そのままです!あなたのゴールはもうすぐ…!」

黒沼「行け…!」


皆の応援の元、加速するキタサンはシュヴァル達を置いてゴールへと一直線に走り抜けていく。そして…。


有馬記念

実況「これがスターの引き際だ!キタサンブラック!大歓声の中山レース場!全ての人が祝福を送ります!強い!強かったキタサンブラック!


キタサンブラック、有馬記念制覇。GⅠレース7勝目という快挙を成し遂げ、有終の美を飾った。ある者は彼女の勝利に泣き、ある者は彼女の勝利を喜びながら笑う。その様はまさに「お祭り」であった。観衆の「キタサンコール」が鳴り響く中、笑顔と感謝のウイニングライブを届けた。


テイオー「GⅠ7勝…ボクよりスゴいウマ娘になっちゃったね…」

マックイーン「流石です…!予見通りですわね…!」

トレーナー「本当に、大したモンだ…!!」

そしてあなたのキタサンブラック

その後、かつてキタサンとダイヤが訪れたように、トレセン学園のオープンキャンパスが開かれた。春の新入生も続々と入学し、学園へ新たなるウマ娘達が現れていく。そこにはチームスピカの看板を持ちながら、ダイヤ達と学園を案内に出かけるキタサンの姿もあった…。


ゲーム版

センシティブな作品祭りだ!

2021年3月30日よりサポートカードとしてゲームに登場。

2022年2月22日の「ぱかライブTV Vol.14 1st Anniversary Special!」にて、2月24日にゲーム一周年の節目に、満を持して実装が発表された。レアリティは☆3。


新キービジュアルでは最前列を飾り、来る24日にはスペシャルウィークと共に一周年記念曲のダブルセンターを務める等、「ウマ娘二年目の顔」と言っても過言ではない扱いをされている。

TVアニメ2期放映終了後に開催されたストーリーイベント「Brand-new Friend」は入学直後のキタサンブラックとサトノダイヤモンドが主役になっている。

TVアニメ3期では主役を務め、最終回終了後にはストーリーイベント「ワタシモミンナノ」が開催されるなど再び活躍の機会を得た。


育成ウマ娘

錦上・大判御輿

スピードスタミナパワー根性賢さ
97100798688
+20%+10%+0%+0%+0%
バ場適性AダートG
距離適性短距離マイル中距離長距離
ECAA
脚質適性逃げ先行差し追込
ABCG

固有スキル

  • 勝ち鬨ワッショイ!

前方にいる時、レース後半の第3コーナーで速度を少し上げる、または終盤の向正面で力強く前に踏み込む。

  • 「1位か2位」で、「終盤がコーナー前の直線開始のコースでは、終盤開始時に速度と加速力をアップ」「それ以外のコースでは、第3コーナーに入った時に速度アップ」するスキル。
  • 純粋な加速スキルではないが、前者、つまり長距離コース(と一部のダート中距離コース)では実質的な終盤最速加速である。

進化スキル

  • 祭りだワッショイ!(「先手必勝」進化)

スタート時に加速力がすごく上がる <作戦・逃げ>

  • 爆風一閃!(「烈風一閃」進化)

直線で速度がすごく上がる<長距離>


史実の活躍を反映した逃げウマ娘。通称「黒キタ」。所持スキルの関係で、長距離での採用が多い。

特に注目なのは、長距離コースなどで実質的に終盤最速加速となる固有スキル。指定の条件ではセイウンスカイの固有を使えず逃げの加速が無かったため、非常に画期的であった。のちに登場したダンスウンスも同様の条件での複合固有だが、効果量はこちらが勝る。

継承スキルも、純加速でないものの貴重な加速効果を持つことから逃げではほぼ必須パーツであり、ダンスウンス固有と併せて用いられるのが通例である。


覚醒・進化スキルも率直に言って強く、特にスタート時のすごく加速を自前で持つのが大きい。「烈風一閃」は「長距離直線◯」の上位スキルなので、必要なスキルptが高くなる点には注意したい。


ちなみに、成長率補正は通常衣装版のトウカイテイオーと同じ値だったりする。


キタちゃん

ストーリーイベント「Happy new future 〜朝焼けの絆〜」で登場した☆3育成ウマ娘。通称「白キタ」。

通常版と違い、中距離特化の性能。中距離逃げとしては現状最強格を保っている。


これが男のカーテンコール

TVアニメ3期最終話、及びストーリーイベント「ワタシモミンナノ」で登場した☆3育成ウマ娘。通称「赤キタ」。

通常版継承固有に頼らない、新たな長距離の逃げウマ娘。


隠しイベント

菊花賞の後に・喝采!三冠祭り!

名前の通り、クラシック三冠を達成すると発生。

レースに応じたステータス上昇に加え、全ステータス+10、やるき+1、スキル「リードキープ」Lv+2を一挙獲得可能。

なお、三冠のうち皐月賞日本ダービーは目標外なので、忘れずに出走しよう。


有馬記念の後に・憧れを超えて

上記イベントを発生させる=クラシック三冠を達成すると、最終目標であるシニア級有馬記念に、隠しライバルとしてトウカイテイオーが参戦。この状態で勝利すると発生するイベント。

追加でスキル「ポジションセンス」Lv+2を獲得可能。


Step with you!

大阪杯天皇賞(春)宝塚記念(シニア級)の春シニア三冠達成で発生。こちらもテイオーが登場するが、ライバルとしてではなく達成を祝福してくれる。効果はスキル「春ウマ娘◯」及び「軽やかステップ」ぞれぞれLv+2。

ちなみに対象レースは全て目標に含まれるのでご安心を。


緊急開店!キタちゃんマッサージ

ランダム発生。疲れたトレーナーをキタサンブラックがマッサージをしてくれる。

選択肢と効果は以下の通り。

  • 足:スピード+20
  • 腰:体力+10、根性+10
  • 肩;スキル「コーナー回復◯」Lv+2

その他

  • 育成ストーリーにはエアグルーヴの教えを受けているライバルウマ娘ブリュスクマンが登場する(グラフィックはモブウマ娘と同じ)。任意出走の皐月賞・ダービーと目標の宝塚記念でぶつかるが、ネームドウマ娘よりも高ステータスで、金スキルの複数持ちというかなりの強敵。モチーフは史実で幾度もキタサンブラックに立ちはだかった同期の二冠馬ドゥラメンテと推測されている(どちらも言語の違いこそあれど音楽用語で「荒々しく、はっきりと」という意味。また、エアグルーヴの孫に当たる)。

サポートカード

  • SSR[迫る熱に押されて]キタサンブラック

キタサト

TVアニメ2期コラボのストーリーイベント「Brand-new Friend」に関連して追加されたサポートSSR。タイプはスピード。

ちなみに、このガチャはサービス開始以来初のダブルピックアップであり、もう片方はサトノダイヤモンド


このサポートだが、全てにおいてサービス開始1ヶ月後に実装されたカードとは思えないほど、化け物じみた高い性能を持つ。具体的には、


完凸で得意率80、固有でさらに上昇するため、友情トレーニングの光りやすさは全サポート中トップレベル

トレーニング効果が実質15%あり、スピードだけでなく他のトレーニングにいても仕事をする

連続イベント1・2回目でやる気アップ、また共通イベント片方と2回目連続イベントで体力回復が可能であり、序盤の動きがかなり安定する

・順位・脚質・距離の条件が無い汎用レアスキル「孤線のプロフェッサー」のヒントを連続イベント3回目で確定取得できる。下位スキルの「コーナー巧者◯」もヒントイベントで拾える

・ヒントも一部は長距離用だが汎用スキルが多く、ヒントLv3で取得できる

・レースボーナスも最低限の5%はある


といった具合である。

これらに加えて、実装後長らくこれに並ぶスピードサポートが登場しなかったこともあり(フクキタルトプロはそもそも使い道が限定的だった)、およそ1年半もの間環境トップに居座りつづけた。


ちなみに、このカードの初ピックアップ時には、次回以降のダブルピックアップが2枚共に排出率0.75%であるのに対し、初のダブルピックアップだった為かサトノダイヤモンドと共に0.5%=普段の2/3に設定されていた。完凸(5枚)のための期待値はおよそ18万円。この圧倒的な性能と低い排出率に多くのプレイヤーが挑み、お財布を散らす阿鼻叫喚の様子は今でも動画サイト等に残されている。


これに加え、リリース初期でまだサポートの研究が進んでいなかったこと、そもそもこの時期から始めていたユーザー数が少なかったこともあり、「キタサン完凸」を所持するプレイヤーは羨望の的となった。その後11月に復刻された際には、ゲームを最初からやり直してでもリセマラしようとするユーザーさえ現れたほどであった。

実際、登場から9か月が経った後の新イベント「トレーナー技能試験」でサポートランキングが発表されたのだが(当時はアオハル杯が対象)、短距離やダートを含む全ての分野で1位であった。以降も所持率が高さが影響しているのか、ほぼ全てのシナリオでこのカードが環境トップクラスに収まっている。


1年半経ってようやく、高いトレ効果かつ逃げ汎用のスピマルゼンやシナリオリンクのスピタキオンなど対抗バが現れた。しかし前者は得意率が低く、後者は中距離先行が主でレスボ0など一長一短で、何よりスピードサポートを複数編成するのが主流な時代にキタサンが編成から外れることは珍しかった。

そもそもグランドライブ以降のシナリオは友情トレーニングがシナリオ特有のギミック発動に大きく関与するシステムであり、得意率が高いというだけで十分な採用理由になった。特にラーク環境ではスピード3枚編成の一翼としてやはり活躍した。


こうして、所持ユーザーにとってはリリース初期から常に編成入りする、いわばオーパーツ的な立ち位置を確保してきたキタサンだが、


・中距離・長距離では育成ウマ娘のキタサンブラック(黒キタ・白キタ)が強力すぎて、それらの育成では同名である本サポートを編成できない

距離脚質別を含む中盤速度スキルの充実により、「弧線のプロフェッサー」自体が優位性を失った(代表的なのは逃げの「トップランナー」、先行の「アンストッパブル」、マイル中距離の「優位形成」など。脚質距離不問のスキルは他に「ハヤテ一文字」「ネバーギブアップ」などがあるが、いずれも弧線より効果値が高い)

・ラークのシナリオリンクであるスピードSSRエルコンドルパサーは連続イベントで2つのレアスキルのヒントを選択でき、片方がキタサンと同じ「弧線のプロフェッサー」である(もう片方は2400mコースでのみ有効となる「王手」であり、それ以外での大半のコースでは弧線が選択される)

・汎用のレアスキルを持った強力なSSRスピードサポートとして、エルの他にゴールドシップドゥラメンテが登場した(特にドゥラメンテは得意率120を誇り、実質的にキタサンと同等の頻度で得意練習が可能である)


などの理由で、やはり影響力は次第に落ちてきているのが現状である。

特に史実のクラシック期で辛酸を舐めさせられ続けたドゥラメンテに取って代わられるというのは、何らかの因果を感じるところである。


  • SR[お助け大将と小さな魔女]キタサンブラック

2023年8月31日に実装されたSRサポート。タイプはスタミナ。

連続イベントでは、史実で産駒が産まれているスイープトウショウとの微笑ましいやりとりが見られる。


競走馬『キタサンブラック

センシティブな作品キタちゃん

『そして、みんなの愛馬になった。』

オーナー、そして名手が愛する馬は、

闘いを重ねるたびに、人々の心の中へ。

威風堂々、新たなる王者の旅は続く。

幾多の想いとともに。

─JRAヒーロー列伝 No.81 キタサンブラックより


春祭、ご照覧あれ

『宴が始まる』

止まらぬ威勢 陰ることのない迅疾

漆黒の槍の一突きに 我らもはや成すすべなし


競りかけ挑む者たちが ことごとく力尽きていく


やがて宴が始まる お前を称える歌声

討たれ敗れた我らの心に 羨望と諦観を刻みつける

─JRA名馬の肖像 2022年 大阪杯より

─────────────────────────────────────────────


2012年生まれの鹿毛牡馬15世代)。

ブラックタイド、母シュガーハート、母父サクラバクシンオー

父ブラックタイドは2004年のGⅡスプリングステークスの優勝馬で、競走馬種牡馬双方で大成功を収めた「英雄ディープインパクトの全兄。しかし弟との評価には大きな差があり、それは産駒の価格にも反映されている。

例えばディープの産駒であるサトノダイヤモンドは当歳時にセレクトセールで2億4,150万円で落札されたが、キタサンブラックの価格はその69分の1に過ぎない推定350万円で取引されたと言われている。


また、性格はディープが大人しかった一方、タイドは荒かったらしい。ただしビッグタイトルに届かなかったのは怪我(屈腱炎)の影響でもあり、当初の馬体の評価はむしろディープより良いくらいで怪我する前のスプリングステークスでは後のGⅠ5勝馬ダイワメジャーを破っている。加えて弟の活躍もあり血統の価値を買われて種牡馬入りを果たし、ディープの代替種牡馬として人気を集めた。


キタサンブラックは彼の3年目の産駒であり、種牡馬として初めてのGⅠ勝利をもたらした馬である。

母シュガーハートは名スプリンターとして名を馳せたサクラバクシンオーの産駒の一頭。生まれた時から高く評価されており、調教でも期待できる走りを見せていたが、デビュー前に屈腱炎を発症した事もあり、未出走のまま繁殖入りした。


馬主である有限会社大野商事は「サブちゃん」こと演歌歌手の北島三郎が設立した芸能事務所「北島音楽事務所」の法人名義であり、当馬の実質的なオーナーは北島三郎であると言える(馬主活動の初期は戸籍上の本名である「大野穣」名義だったが、個人事務所設立に伴い現在の法人名義に移行している)。


ちなみに、北島が別の馬の購入の為にヤナガワ牧場へ訪れた際、キタサンブラックと目が合ってその顔に惹かれ、牧場の帰りに思い立って牧場へ電話を掛けて頼み込み本馬を購入したという逸話がある。


所属は栗東トレーニングセンターの清水久詞厩舎、主戦騎手は3歳時は北村宏司、4歳時(2016年)以降は武豊(それ以外は、後藤浩輝浜中俊横山典弘が各1回ずつ騎乗)。

サトノダイヤモンドとはそれぞれの父親が全兄弟という近しい間柄なのだが、サラブレッドの血統としては従兄弟の扱いではない(それぞれの母が姉妹の時のみ従兄弟となる)。


  • 競走馬時代 / 2015年

2015年デビュー。後藤浩輝を背にデビュー戦では意外にも中団後方からの差し切り勝ち。

2戦目では北村宏司に乗り替わり2番手追走から後のダービー2着馬サトノラーゼンらを3馬身千切り捨て圧勝。

GⅡスプリングステークスでは1番人気リアルスティール、2歳王者ダノンプラチナらの追撃を振り切り3連勝。父ブラックタイドとの親子制覇を達成し重賞初勝利を挙げる。


GⅠ皐月賞でも北村宏司の騎乗停止による急遽の代打だった浜中俊を背に3着と好走するものの、北村に手綱が戻ったGⅠ日本ダービーでは14着と惨敗。

春二冠を制したのはドゥラメンテ(母の母エアグルーヴ)。しかし、ダービー後に骨折が判明しドゥラメンテは年内全休となる。


秋を迎えキタサンブラックはGⅡセントライト記念を勝利し重賞2勝目。二冠馬不在のGⅠ菊花賞に臨む。

母父サクラバクシンオーを懸念され5番人気だったものの、中団待機からインを突き馬の間を割って抜け出し見事勝利。馬主の北島三郎、調教師の清水久詞は初のGⅠタイトル、騎手の北村宏司は初のクラシック制覇となった。また、セントライト記念勝利馬の菊花賞勝利はシンボリルドルフ以来の快挙であった。


GⅠ有馬記念はファン投票3位、レースでは4番人気に支持された。北村宏司が怪我で離脱していたため乗り替わった鞍上・横山典弘が初めての逃げを打ち、直線しぶとく粘るものの惜しくも3着。勝ったのは3連勝中のゴールドアクター(父の父グラスワンダー)だった。

尚、1番人気で8着だったゴールドシップはこのレースを最後に競走馬を引退している。


  • 2016年

この年からは落馬負傷で長期療養中の北村宏司に代わって武豊が騎乗。逃げるか2~3番手に位置してペースを支配するレース運びで、2年に渡って古馬中長距離路線に君臨する。

2016年初戦はGⅡ産経大阪杯。逃げる形で直線を粘るものの、前走の鞍上であった横山典弘騎乗の同期アンビシャスにマークされ、ゴール前で捕まり惜しくもクビ差の2着。

GⅠ天皇賞(春)でも絶妙なペースで逃げると直線では8歳セン馬カレンミロティックに一旦交わされたものの、驚異の勝負根性で差し返すと叩き合いを制しハナ差で勝利。沈黙の日曜日から17年半、武豊は遂に逃げで天皇賞を勝利した(意外な事に、同騎手にとってJRAGⅠ初の逃げでの勝利だった)。

GⅠ宝塚記念では後続馬達のマークを受け厳しいペースの中で逃げを打ち、直線で先行馬達を脱落させ再び驚異の粘りを見せるが、中団からじりじりと追い上げてきた伏兵・牝馬マリアライト、後方から直線一気に追い込んできた同期の二冠馬ドゥラメンテにゴール前交わされ惜しくも3着。

このレース前までは展開に恵まれたり、騎手の好騎乗もあって結果を残せていたと考えていた競馬ファンも多く、この宝塚記念からキタサンブラックの実力が本物であると評価を改め、今後の活躍を予感させる走りを見せた。

ちなみに、2着のドゥラメンテはゴール直後に脚を痛めてそのまま引退。残念ながらリベンジを果たす事が出来なくなってしまった。


秋初戦のGⅡ京都大賞典では初の一番人気に支持される。逃げるヤマカツライデンの2番手を追走し、直線でアドマイヤデウスラブリーデイを振り切り楽々勝利すると、GⅠジャパンカップでは引き続き一番人気に推された期待に見事応え、後続に2馬身半差をつける圧勝。同条件の日本ダービーでの惨敗の雪辱を逃げ切り勝ちで果たした。

年末の有馬記念では逃げるマルターズアポジーの2番手で競馬を進めたが、人気を分け合った1歳年下の菊花賞馬サトノダイヤモンド、同厩舎・同馬主であるサトノノブレスの2頭の徹底マークを受け、直線では昨年の覇者ゴールドアクターの追撃は振り切ったものの、ゴール前でサトノダイヤモンドにクビ差捉えられて惜しくも2着。

年間成績は6戦3勝、2着2回、3着1回で複勝率100%と優秀な成績を残し、年度代表馬を受賞した。


  • 2017年

ラストイヤーでは、この年からGⅠに昇格した大阪杯から始動。

昨年のダービー馬マカヒキ、海外GⅠ香港ヴァーズの勝ち馬で同期のサトノクラウン、昨年の覇者アンビシャス等の強豪がひしめく中、キタサンブラックは道中3~4番手で追走。最終コーナーで2番手ロードヴァンドールを抜き去り、逃げるマルターズアポジーを直線で交わすとステファノスヤマカツエースの追撃を楽々振り切り初代王者に輝く。

2連覇がかかった天皇賞(春)では、ヤマカツライデンが1000mを58.3と破滅的なペースで大逃げを打つ中で大きく離れた2番手を追走。第4コーナーで脚を使い切ったヤマカツライデンを抜き去り、直線では同期のシュヴァルグラン、2強と目されたサトノダイヤモンドらを振り切り史上4頭目の2連覇を達成。

この春天は超ハイペースの消耗戦になり、勝ち時計は3:12.5のレコードタイム。ディープインパクトの記録3:13.4を0.9秒も上回り、この記録は京都競馬場が改修に入った2020年まで破られなかった。

尚、大阪杯のGⅠ昇格によってこの年から春古馬三冠が設立されており、天皇賞(春)の勝利によって設立初年度に早くも達成に王手をかける事になる。

そんな中で勝てばGⅠ凱旋門賞挑戦も期待される春古馬三冠の最終戦・宝塚記念に挑むが、ハイパーレコードの反動もあったのか、結果はサトノクラウンの9着と惨敗。陣営はこの結果を受けて凱旋門賞挑戦を断念。秋を見据えて休養に入る。


秋の初戦はGⅠ天皇賞(秋)を選択。同時にキタサンブラックは年内限りでの引退が決定し、種牡馬入りする事が決まった。

迎えた本番、台風の影響でグチャグチャの不良馬場となった東京競馬場。キタサンブラックはスタート前にゲートに突進し、頭をぶつけて出遅れてしまう。しかし、鞍上武豊は慌てず騒がず。道中は他の馬達が避けたボロボロなインコースを悠々と進み、直線で外に出すと内から詰め寄る「重馬場の鬼」サトノクラウンをデッドヒートの末クビ差振り切り勝利。史上5頭目の天皇賞春秋連覇を達成し、鞍上の武豊は春秋合わせて通算14度目の天皇賞制覇となった。

続くジャパンカップでは連覇を目指し逃げを打ったものの、直線突き放すタイミングで脚を溜めていた2歳年下のダービー馬レイデオロと春天の雪辱を誓う同期シュヴァルグランが猛追。2頭に差し切られ、結果はシュヴァルグランの3着に終わる。

直線でいつもより粘りがなかった事で前走の反動を心配する声も挙がったが、鞍上・武豊がレース中にいつもと走りが違う事に気づきレース後に確認したところ、レース中に左前脚の蹄鉄が緩みゴール後に落鉄していた事が判明した。


  • 駆け抜けた漢道・ラストランの有馬記念

ラストランとなる第62回有馬記念では陣営も引退を花道で飾るため渾身の仕上げを施し、本番では覇を競った同期のシュヴァルグランやサトノクラウン、前走で古馬相手にGⅡアルゼンチン共和国杯を快勝したダービー2着馬スワーヴリチャード等の強豪が揃う中、キタサンブラックはいつもどおりにマイペースの逃げを打つ。

鞍上の武豊は終始手綱を緩めたまま最後の直線に差し掛かり、ここで一気に後続を突き放す。


「キタサンブラック先頭!

2番手はシャケトラ福永祐一)!2番手シャケトラ!

2番手はまだシャケトラが粘っているが、キタサンブラック、残り200!

坂を上がって、スワーヴリチャード(M.デムーロ)が上がってきたが!

しかし、逃げる逃げるキタサンブラック!クイーンズリングC.ルメール)も迫って来た!

しかし、キタサンブラックだ!キタサンブラックだ!!

最後の最後もキタサン祭り!!!」

実況:大坂敏久(NHKグローバルメディアサービス


シュヴァルグラン、スワーヴリチャードが2頭並んで追い込みを掛けるが届かない。

2頭の内から思わぬ伏兵・牝馬クイーンズリングが伸びて来たがこれも届かない。

キタサンブラックは後続に1馬身半の差を付けて圧巻の逃げ切り勝ち。

過去2回挑んで3着、2着と勝てなかった有馬記念を三度目の正直で見事勝利、有終の美を飾った。


レース終了後には北村宏司騎手、武豊騎手や調教を担当していた黒岩悠騎手、清水久詞調教師、調教助手等を交えて引退セレモニーが行われ、北島三郎は愛馬へ贈る新曲『ありがとうキタサンブラック』をVTRで披露。

最後には競馬場のファンたちと『まつり』を大合唱し、中山競馬場キタサン祭りの祭り囃子が響き渡った。


受賞歴はJRA賞最優秀4歳以上牡馬、年度代表馬を2016、17年と2年連続受賞。

最終的にはシンボリルドルフ等に並ぶGⅠ7勝、テイエムオペラオーの最多獲得賞金記録を更新し、2020年には令和初となるJRA顕彰馬に選出されている。


(『ウマ娘』では親友の)サトノダイヤモンドとは2戦を闘い、1勝1敗。

一度目の2016年有馬記念では直線先頭で粘るものの、終盤にじわじわと追い込んできたサトノダイヤモンドに差し切られクビ差の2着に終わる。

二度目の翌年2017年の天皇賞(春)では早め先頭で押し切り1着。サトノダイヤモンドは2着のシュヴァルグランを捕らえきれずに3着だった。


ちなみに、『ウマ娘』プロジェクト発表(2016年3月)以前から、馬主の北島三郎はレース後に「応援してくれたファンへ感謝の気持ちを表すライブ」を度々行っており、『ウマ娘』シリーズにおいても同様の位置付けであるウイニングライブ実例として語られる事も。

無題


  • 引退後

引退後は社台スタリオンステーション種牡馬入り。

2021年から産駒が順次デビューしており、同年に初年度産駒のイクイノックス(母父キングヘイロー)がGⅡ東京スポーツ杯2歳ステークスを優勝して重賞を初制覇。

翌2022年のクラシック三冠路線では皐月賞日本ダービー共に惜しくも2着となってしまうが、天皇賞(秋)では大逃げを敢行したパンサラッサを豪脚で猛追して差し切り勝ちを収め、キタサンブラックに種牡馬としての初GⅠ勝利(及び天皇賞(秋)の父子制覇の最短記録)をプレゼント。

続く有馬記念も完勝しGⅠ2勝目(こちらも有馬記念の父子制覇の最短記録)を挙げている。

他にもガイアフォースが同年のGⅡセントライト記念を制してこれまた父子制覇を成し遂げた他、2歳牝馬ラヴェルがGⅢアルテミスステークスを制する等、順調なスタートを切っている。


2023年に入り、1月にソールオリエンスが4コーナーで同期の二冠馬を彷彿とさせるドリフトを見せながら直線一気の末脚でGⅢ京成杯を制覇。

3月のGⅠドバイシーマクラシックではイクイノックスが父譲りの逃げ戦法をとると、ノーステッキの圧勝でレコードタイム制覇という、日本のみならず世界を驚愕させるパフォーマンスを見せ産駒初の海外GⅠ制覇となった。

4月の皐月賞、ソールオリエンスは1枠1番に入り京成杯からの直行にもかかわらず2番人気に支持された。4コーナー17番手という絶望的な位置で直線に入ると、先頭に立っていたサトノクラウン産駒のタスティエーラを大外一気で交わし去り、そのまま1.1/4差を付けて無敗の皐月賞馬に。

キャリア3戦目でのGⅠ制覇(キャリア3戦目での皐月賞制覇は戦後最短)に加え、産駒の2世代連続GⅠ制覇。「父とイクイノックスが逃したクラシックタイトル」をプレゼントするというドラマチックな結果となった。ちなみに、京成杯勝ち馬による皐月賞制覇は史上初であり歴史的な勝利でもあった。

10月の天皇賞(秋)ではイクイノックスが破られることはないと言われていたトーセンジョーダンのレコードを更新し連覇達成。芝2000mの世界レコードタイムを樹立した。

11月のジャパンカップでもイクイノックスは三冠牝馬リバティアイランドなどを相手に余裕の圧勝。GⅠ6連勝を手土産に引退・種牡馬入りすることとなった。初年度の種付け料が異例の2000万円という高額(2024年の父キタサンブラックと同じ種付け料)に設定されたことが大きな話題となっており、親子共々今後の日本馬産界を背負って立つ存在として期待されている。

他ではウィルソンテソーロがJpnⅢかきつばた記念、JpnⅢマーキュリーカップ、JpnⅢ白山大賞典と地方交流重賞を3連勝。更にエコロデュエルがJ・GⅢ京都ジャンプステークスを制するなど僅か2世代で芝・ダート・障害全ての重賞を産駒が勝利するという種牡馬としての万能ぶりが表れており、名種牡馬への一歩を踏み出している。


史実で対戦経験のあるウマ娘

強調はキタサンブラックが先着したレース。

◎は勝鞍、☆は勝ち馬。

〈※〉はキタサンブラックの育成ストーリーに登場するウマ娘。

〈◯〉はナカヤマフェスタの育成ストーリーに登場するウマ娘。

〈△〉はアニメ3期に登場するウマ娘。

ゴールドシップ……15年有馬記念

サウンズオブアース……15年有馬記念

            16年天皇賞(春)◎、京都大賞典◎、ジャパンカップ◎、有馬記念

            17年ジャパンカップ有馬記念

ドゥラメンテ(※ブリュスクマン)……15年皐月賞☆、東京優駿☆、16年宝塚記念

サトノクラウン……15年皐月賞東京優駿、16年宝塚記念

          17年大阪杯◎、宝塚記念☆、天皇賞(秋)◎、ジャパンカップ有馬記念

シュヴァルグラン……16年天皇賞(春)◎、宝塚記念ジャパンカップ◎、有馬記念

           17年天皇賞(春)◎、宝塚記念ジャパンカップ☆、有馬記念

・△ゲンジツスチールリアルスティール)……15年スプリングステークス◎、皐月賞

                        東京優駿菊花賞

                      16年ジャパンカップ◎、17年天皇賞(秋)

サトノダイヤモンド……16年有馬記念☆、17年天皇賞(春)

・◯後輩ウマ娘A/△ツウカアマカヒキ)……17年大阪杯◎、天皇賞(秋)◎、ジャパンカップ


余談

アニメ Season1のキタサンブラック?

キタサンブラック

WDTが終わりウイニングライブが行われている会場でキラキラ目を輝かせながら見入っているウマ娘。その名称は公式には明かされていない(公式からこのウマ娘が「キタサンブラックだとは明言されていない)

右耳にリボン、髪色、流星、服のカラー等の特徴からファンの間ではキタサンブラックが最有力候補と目されており、pixivでは放送当時からこのウマ娘のイラストに「キタサンブラック(ウマ娘)」タグが付けられている(そもそもファンの間で広がった憶測からpixiv百科事典にこの記事が出来てしまったので…)。


尚、このウマ娘はキタサンブラックではなく、同じ馬主のキタサンミカヅキという説もある。

この馬は中央から地方の船橋競馬に移籍して活躍した馬で、父がキングヘイローで母父がキタサンブラックと同じサクラバクシンオー毛色も、ブラックと同じ顔に白斑の入る鹿毛で、このウマ娘の特徴に重ならない事もない

現在は優駿スタリオンステーションで種牡馬として供用されている。


新たな同期

2022年2月22日に放送されたぱかライブで、キタサンブラックと同世代の競走馬がモチーフと思われる、二名の名称不明のウマ娘が登場。


前者については同放送で流れたショートアニメでサトノダイヤモンドに「サトノグループの『クラちゃん』」と呼ばれていた事からサトノクラウンが確実視された。

後者については情報が少なかったものの、栗毛に近い髪色に縦長の流星、馬主で元プロ野球選手・元メジャーリーガーの佐々木主浩が所属していた横浜ベイスターズ・シアトルマリナーズから連想された、勝負服の白・水色・青と一致する水兵帽に投手の様なポーズ等の判断材料からシュヴァルグラン説が有力となる。

同年11月5日に開催された「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」Day1にて、サトノクラウン(ウマ娘)シュヴァルグラン(ウマ娘)である事が発表された。


お助けキタちゃん

ゲーム内でも自称している「お助けキタちゃん」だが、育成ウマ娘ガチャ☆3[錦上・大判御輿]、☆3[真打・慶鶴之志]どちらもキャンペーンで無料10連を引き連れて登場している。

名実ともに有名なキャラクターの登場によって新規ユーザーを引き連れて来るのはもちろんの事、無課金トレーナー、課金に疲れたトレーナーにとっては(引けたか引けなかったかは置いといて)新たな育成ウマ娘を増やす絶好の機会となった。

困ってる人を放っておけないキタちゃん


関連イラスト

ゲーム版

キタサンブラックちゃんぷくっとセンシティブな作品キタサンブラック


Season1

キタサンブラックキタサンブラック競バ烈風バクシンオー


Season2

キタブラックサン


その他イラスト

元ネタの馬主つながりで演歌を歌っているイラスト

キタサンのWL

所謂、中の人ネタで「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!!!」的なイラスト

キタサン侑ちゃん侑ちゃん「こう?」


関連項目

ウマ娘プリティーダービー

ウマ娘プリティーダービー(アニメ)

ウマ娘プリティーダービー(ゲーム)

ウマ娘 キタサンブラック


  • サトノダイヤモンド(ウマ娘)
    • 栗東寮の同室。トレセン学園に入る前から付き合いのある大親友で、媒体を問わず共演が多い。
  • サトノクラウン(ウマ娘)
  • シュヴァルグラン(ウマ娘)
  • ドゥラメンテ(ウマ娘)
  • トウカイテイオー(ウマ娘)
    • 憧れの先輩ウマ娘。キタサンブラック号が勝てなかった皐月賞・日本ダービーの二冠を達成しながらも故障によって菊花賞出走が叶わなかったエピソードは、キタサンブラック号の同期である二冠馬ドゥラメンテ号にも当てはまり、アニメ版ではウマ娘キタサンブラックの葛藤として描かれた。
  • サクラバクシンオー(ウマ娘)
    • 史実では母父(母方の祖父)に当たる短距離戦の王者。この血筋からキタサンブラック号も菊花賞、あるいは1度目の天皇賞(春)の辺りまでは短距離血統と見られていた。1stアニバーサリーのスペシャルアニメでも絡みがあり、「何となく親近感を感じた」らしい。
  • コパノリッキー(ウマ娘)
    • 幼少期に同じ公園で遊んだ幼馴染。史実では同じ牧場(ヤナガワ牧場)の出身。2歳年上だがキタサンブラック号とほぼ同時期に活躍し、引退もほぼ同じタイミング。キタサンブラック号の有馬記念の後、GⅠ東京大賞典を4度目の挑戦で初制覇し、有終の美を飾った。
    • リッキーの育成ストーリーでダートGⅠ11勝を達成すると、キタサンブラックと共に思い出の公園の管理人のおじさん(ヤナガワ牧場の牧場長がモデルとされる)と再会する隠しイベントがある。
  • ゴールドシップ(ウマ娘)
    • 史実ではゴルシのラストランとなった2015年の有馬記念で一度だけ対戦あり(キタサン3着、ゴルシ8着)。この時のキタサンブラックの鞍上はゴルシの鞍上も務めた横山典弘だった。
    • 有馬記念後に行われるゴルシの引退式の開始が遅れた為、ゴルシの馬主と同じ北海道出身のよしみで(キタサンブラックの事実上の馬主である)北島三郎が持ち歌の『まつり』をカラオケ付き&フルコーラスで大熱唱。寒空の下でゴルシの登場を待つ観客たちを盛り上げ、場を温めたという逸話が残っている。
    • アプリでは固有二つ名の取得に必要なファン数が2人とも48万人以上という共通点がある。
  • カツラギエース(ウマ娘) / タップダンスシチー(ウマ娘)
    • ジャパンカップ逃げ切り勝ち繋がり(2023年現在、レース史上この3頭のみ)。
  • みなみとますお
    • サトノダイヤモンドと共に、アニメSeason2で仲良くなったウマ娘ファンの青年2人組。アプリ版ではストーリーイベントでもそれらしいモブが登場しており、後にアニメSeason3でもサブキャラクターに昇格して観客席から声援を送っている。
  • 弥次喜多
    • 東海道中膝栗毛』の主人公コンビ。後援会はキタサンブラックを「ちーやじさん」と呼ぶのだが、その由来だと思われる(きたさん繋がり)。「おやじ」と慕われた北島三郎への愛称をもじったという説も。

喜多郁代:『ぼっち・ざ・ろっく!』のメインキャラクターで「きたちゃん」の愛称繋がり。

郁代の中の人はウマ娘では別のウマ娘を演じており、TVアニメではモブキャラとして登場する郁代の友人をキタちゃんの中の人が演じている。

又、2022年12月25日にはTVアニメ最終話が放映され、劇中での活躍から「喜多ちゃん」が深夜にトレンド入りし、この日の午後に行われた有馬記念にて、キタサンブラックの初年度産駒である競走馬イクイノックス号が勝利し、父子での秋天・有馬制覇も相まって「キタちゃん」も話題になり、1日で2つの「きたちゃん」がトレンド入りするという現象が発生した。

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