ヒトリダケナンテエラベナイヨー

ひとりだけなんてえらべないよー

「ヒトリダケナンテエラベナイヨー（一人だけなんて選べないよ）」とは、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の生放送から生まれた名言。別名「箱推しの叫び」。

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目次 [非表示]

1 概要

2 発言の経緯

3 派生セリフ

4 高咲侑の発言

4.1 コール、コーレス化

5 余談

6 関連動画

7 関連イラスト

8 関連タグ

概要

高咲侑役の矢野妃菜喜が生み出した名言。

転じて、高咲侑の代表的なセリフの一つ。

発言の経緯

テレビアニメ『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』（以下『アニガサキ』）第1期にて、最新話直前生放送の第3話回(20/10/24)の終盤、商品紹介コーナーでは挿入歌シングルの発売が告知された。

第1話から第3話でそれぞれ主役となった上原歩夢・中須かすみ・優木せつ菜のソロ曲が1枚のCDに収録、ジャケットおよび特典は1人ずつ分かれていて全3形態あるというものだった。

優木せつ菜役の楠木ともり（当時）は、私を選んでとばかりに甘え声で「好きなメンバーのCDを購入するのも、もちろんいいんですけどぉ・・・」とフリを言ったが、それに被せるように高咲侑役の矢野妃菜喜がこう叫んだ。

「ヒトリダケナンテエラベナイヨーーー！！！（一人だけなんて選べないよー）」

目をつぶり、顔に力を入れ、腹から声を出すという異様に熱のこもった様相で、楠木・スタッフ・視聴者を爆笑の渦に巻き込んだ。

その後、3形態全てを同時に買うと新たな特典が付くという告知でCD紹介は幕を閉じたが、直前の楠木の甘え声との対比も相まって、矢野の叫びは多大なインパクトを残した。

ここで終わりかと思いきや、全3形態での販売は残りの6人にもあった上、矢野は主役ということで毎回放送に出演していたため、生放送の度に叫ぶ羽目になった。

さらには、スクフェス感謝祭など矢野がいない放送でも同様の告知があり、その時は別の共演者によってこのセリフが叫ばれていた。

その期間は実に3ヶ月にも及び、数多の「ﾋﾄﾘﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!」が響き渡った結果、虹ヶ咲の名言として完全に定着したのである。

あまりにも有名になったせいか、矢野は後にニジガク以外の現場で「ﾋﾄﾘﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!の方ですよね？」と言われてしまう。

派生セリフ

第6話回(20/11/14)では、全形態購入特典のアクリルチャームの紹介の際、天王寺璃奈役の田中ちえ美が「これで箱推しも安心だよー！」と言ったあと、矢野が「ﾊｺｵｼﾀﾞｲｶﾝｷｰ!（箱推し大歓喜）」と喜びの言葉に昇華させていた。

第10話回(20/12/12)では、矢野が「挿入歌シングル第2弾も同じ問題が出てきますが・・・」とフッた後、宮下愛役の村上奈津実・エマ・ヴェルデ役の指出毬亜・田中が一斉に「ﾜﾀｼﾀﾞｹｦｴﾗﾝﾃﾞﾖｰ!!!（私だけを選んでよ）」と返し、新たな掛け合いの言葉まで生まれた。（ちなみにその直後の第11話では、この言葉が予言となるような出来事が…）

RADIOアニガサキ！の即興劇コーナー『YOUならこうユウ！？』では、「人狼は歩夢・かすみのどちら？」「時限爆弾のコードを切るなら赤or青？」といったリクエストの際、矢野がアドリブで「ｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!」「ﾋﾄﾂﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!（1つだけなんて選べないよ）」と応えていた。

後に「ﾋﾄﾂﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!」は「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会ファンディスク～ときめき活動日誌～」および第2期4話回(22/4/30)で公式に昇格した。以降2期ではミニユニットが結成されたこともあり、こちらを叫ぶ場面が増えつつある。

高咲侑の発言

このセリフは矢野の発言から広まったため、矢野が演じる高咲侑は口にしていなかった。

しかし、アニメのキャラクターデザイン担当である横田拓己のツイート(20/12/16)で、全巻購入特典のアクリルチャームを並べた真ん中に見覚えのある表情をした侑のイラストが描かれた。

そして、ミヤコヒト制作の3rdライブ開催告知マンガの10本目(21/05/09)にて、初めて「ﾋﾄﾘﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!」と叫ぶ侑の姿が描かれた。

コール、コーレス化

『にじよんあにめーしょん』で、主題歌『わちゅごなどぅー』の歌詞に「ﾋﾄﾘﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!」が盛り込まれた上に、第1話では台詞にも入る。

ついに公式作品内で「ﾋﾄﾘﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!」の音源が収録されるに至った。

なお、侑および矢野が虹ヶ咲メンバーとして他の面々と一緒に歌うのはこれが初となる。

『わちゅごなどぅー』がライブ披露された『にじたび! TOKIMEKI FAN MEETING TOUR』では、ついに曲のコールになる。

そしてそのついでとばかりに、矢野が出演した『にじたび!』東京公演では侑専用のコーレスと化した。

矢野「ヒトリダケナンテー？」

観客「「「「エラベナイヨー！！！！」」」」

余談

一行アスキーアートだと「⎛(cV≧Д≦V⎞ ﾋﾄﾘﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ」と表すのが定着している。

最初に言われた時は口頭なので特に表記は決まっていなかったが、ギャグ的なセリフは全てカタカナで書かれるという傾向からか「ヒトリダケナンテエラベナイヨー！」が定着した。表記揺れも全角か半角かくらいしかないため、放送で言われるたびにTwitterのトレンドに入っていた（電撃G's magazine公式ですらツイートしていた）。この事もこのセリフが広まった要因と言えるだろう。
- キャスト陣によると、このセリフは台本にも全てカタカナで書かれており、CD紹介のくだりのページはカタカナがすごく多くなるとのこと。（※このセリフが定着してからの発言なので、最初はどのような表記だったか定かではない）
- しばらくすると視聴者も言われる事が分かっているため、生放送でCD紹介が始まった直後に「ヒト・・・」「ヒトヒトしてきた」などとコメントされていた。

上記の通りあらゆる放送で3形態のCD紹介があったために、アニメに出演したメンバー全員はもちろん、既に加入していたが1期では出演しなかった三船栞子役の小泉萌香ですらこのセリフを言う事になった。さらに、2期以降は1期放送後に加入したミア・テイラー役の内田秀と鐘嵐珠役の法元明菜、2023年4月以降楠木に代わってせつ菜役を務める林鼓子にも言う機会が訪れると予想される。ただし2期はソロ楽曲CDの紹介で茶番が少なかったため言う機会はほぼなかった。

使い勝手の良さから、ラブライブ!シリーズ内で何かを1人・1つだけ選ぶ時にラブライバーもよく使うようになった。特にラブライブ!スーパースター!!の1期メインキャストが発表された際、一般公募枠の合格者が1名から2名に増えた(後に補欠合格者の1人が2期生のキャストで起用され3名となった)事から「公式もﾋﾄﾘﾀﾞｹﾅﾝﾃｴﾗﾍﾞﾅｲﾖｰ!!!になったか」とネタにされた。