小原鞠莉
おはらまり
「絶対どこまでもついてきてくれなきゃ、置いてっちゃうから!」
「シャイニー☆」
『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場するスクールアイドルグループ・Aqoursに所属する浦の星女学院の高校三年生。
ブロンドで金眼あるいは翠眼(どちらともとれる色合)。セミロングヘアーの左側頭部を6の形に結い、頭頂部に三つ編みカチューシャを作っている。彼女のみ口が猫のような「ω」(アヒル口)になりやすい。
「マリー」を自称しており、また他人からもそう呼ばれることを勧めている。他の一人称は「私」。決めゼリフは「チャオー♪」と「シャイニー☆」、指で銃を撃つ真似をしながらの「ロック、オーン!」。
リゾートホテルチェーンを経営するイタリア系アメリカ人を父親に持つハーフ(※1stシングル発売前まではイタリア系フランス人とのハーフだった)。
G's版では母親が日本人(書籍では『ラブライブ!サンシャイン!!FANBOOK SECOND』・同『THIRD』の冒頭にのみ記載)。アニメ版では両親ともに国籍不明だが、少なくともイタリアは祖先の暮らした地=ルーツの一つであるらしい。両親は「パパ」「ママ」呼び。ちなみに「オハラ」姓は日本だけでなくアイルランド系(アメリカ国内ではイタリア系と同じく比較的大きな集団であり、共にカトリック教徒が多い)の姓としても実在しており、ヴィヴィアン・リーが演じている『風と共に去りぬ』の主人公・スカーレット・オハラは特に著名。そのため「小原」は当て字の可能性もある。
喋る言葉は、普段はいかにもハーフらしい、日本語にたまに簡単な英単語を混ぜるいわゆるルー語的な喋り方(発音はネイティヴに寄せている)。音声作品だと日本語の単語を英語訛りっぽく発音したり語尾が「デース」「マース」になったりする。意識すればきちんと訛りなしの日本語を喋れる模様。
イタリア語は今の所「チャオー♪」(ciao=おはよう、こんにちは、さよならなどの親しい挨拶。日本語での「やあ!」や「じゃあね!」に相当)を「バイバーイ!」感覚でたまに言っている程度である。
挨拶のキスやハグに抵抗が無いようだ。
父のホテルチェーンの影響で数多くの引っ越しを経験しており、世界中どこにでも住める。メディアによって性格と内浦にいる年数が異なるため日本文化への対応力も微妙に違っているが、富豪のお嬢様なのは共通している。
自宅は内浦の「淡島ホテル」(アニメ版等では「ホテルオハラ」名義)。
初期設定の性格は、「明るく個人行動が多い。どんなことがあっても絶対にめげず恐れを知らないチャレンジャー」。
現在の共通の性格設定は、かなりの自由人で仲間にはよくおどけたセリフや態度を取るが、意外と他人の事をよく観察しておりこっそり助言をする大物感も持ち合わせている。
最初はアイドルに全く興味が無く、スクールアイドルへの誘いを受けてもキッパリ断っているが、勧誘相手の熱意に負けて加入すると間もなくその魅力に気付いて非常に熱心に活動するようになる。
スクールアイドルを初めとする自分が非常に大切と感じた物は、現状維持止まりや衰退などしないように大きな目標を掲げて大成する未来へ持って行こうとする。
G's版やスクフェス版では家業や海外での知識からビジネス感覚が豊富だと言っており、人を動かす発想には長けるが、アニメ版とスクフェス版では物を売る才能が無い(需要が無さそう且つ高価なものを売り物として持ち出してくる等。とはいえ、これらは半ばおふざけでやっている節もある)。
大体のメディアで体力面に秀でている。睡眠不足は美容に悪いので気を遣っている。
好きな音楽はハードロックやパンク、その中でも特にインダストリアルメタルが激しくホットで気分転換になると好んでいる。これらの曲調をAqoursに直接活かすのは難しいためプライベートで楽しむ程度に留まっており、イヤホンやヘッドホンで大音量にして聴く。
楽曲は特徴的な高音で歌い上げている。歌詞に含まれる英語の発音が一人だけ本場寄り仕様。
南国調の楽しい曲『夏への扉 Never end ver.』の2番には鞠莉がソロで激しく歌うロックが、和ロックの『MY舞☆TONIGHT』にはロックテイストと1番Bメロに鞠莉単独のエアギター振付が挟まれている。
ソロアルバム「LoveLive! Sunshine!! Second Solo Concert Album ~THE STORY OF FEATHER~ starring Ohara Mari」収録のオリジナルソロ曲では本当に90年代一世を風靡した大物ロックバンドのギタリストから楽曲提供『Love is all, I sing love is all!』を受けた。
所属ユニット・Guilty Kissのハードでブラックな衣装がお気に入り。
Aqours学年曲の中でも3年生トリオ曲『G線上のシンデレラ』『予測不可能Dribing!』『逃走迷走メビウスループ』の全3曲はテーマや鞠莉の配役の都合上、すべて鞠莉センター曲になっている。
幼少時の姿は小学生時のもので、アニメ版数話、3rdシングル『HAPPY PARTY TRAIN』PV、スクフェスなどで見られる。髪のボリュームがまだないため、左側頭部に小さく束ねた毛が1房あるだけ。
スタイルはかなり良く、Aqoursでは一番の巨乳の持ち主で、劇中でもはっきり大きいと分かるサイズで描かれている。美脚も強調されており、艶とハリのある太ももを大胆に露出させるファッションを好んだり、座ると頻繁に足を組むセクシーな仕草が劇中や公式のイラストでも確認できる。
しかし初期こそそのナイスバディを活かした版権絵も目立っていたが、次第にセクシーポジションの座は曜と果南に移っていき、アニメ版ではダイヤに果南の引き立て役にするような発言もされるなど現在ではあまりお色気担当として描かれることは少ない。この点においては前作に登場したμ'sの絢瀬絵里とは対照的。
身長はμ'sで一番背が高かった絵里より1cm高く更新。代わりにスリーサイズやバストが絵里より1少なくそれ以外は絵里と全く同じである。そのため無印からの古参ライバーは「絵里からバストを1引き身長に足した」と覚えれば彼女の身長とスリーサイズを記憶しやすい。
また、Aqoursのメンバーの中ではあらゆる設定でトップを総なめしている。
五十音順 | 一番最初の「お」はら |
---|---|
身長 | 一番高い163cm |
バスト | 一番大きい87 |
ヒップ | 一番大きい84 |
年齢 | 最年長(1997年6月13日生まれの3年) |
(遅生まれを優先した上での)誕生日では曜の4月17日に譲るが、それでも二番目に早い。
ちなみにメンバーの中で最も身長が高い鞠莉役の鈴木愛奈は、Aqoursキャストの中で最も身長が低い。メンバーの中で最も身長が低い国木田花丸役の高槻かなこがAqoursキャストの中で最も身長が高いのとは対照的である。その事もありライブ等で鞠莉を演じる時は動作をダイナミックにするなど「小さく見えないよう」意識している事をインタビューで語っている。
1stシングル『君のこころは輝いてるかい?』PVでは最後にAqoursに加入したメンバーとして描かれている。
千歌の呼びかけで結成されたばかりのスクールアイドル部のメンバー8人が学校でやっていた練習の光景を、鞠莉一人だけが遠い場所から眺め、意味ありげな微笑みを浮かべながら8人に背を向けて去る姿と、それを見た千歌がすぐに彼女を追って登下校路を裸足で走り、追いついた千歌とメンバーの8人で鞠莉を迎える集合シーンがキーになっている。
3rdシングル『HAPPY PARTY TRAIN』PVでは理事長の椅子に座ってくつろいでいるのでアニメ版の設定に寄っている。
団体行動の嫌いな自由人。Aqours加入前はヘッドホンで音楽を聴きながら一人でいることが多かったが、加入後は仲間やファンにはテンション高めのセクシーな言動で接しており、ポジティブ主義でとてもフレンドリー。度胸とパフォーマンスに自信があり期待されれば燃えるタイプ。
セリフは女性言葉に英単語を混ぜたもので、時々台詞の途中に「So ◯◯」(「So Cute♪」「So cool!!」など)、「Let's ◯◯♪」を挟み、簡単な英文も喋っている。なので語尾は普通の日本語か英文になる。
Aqoursでは作曲担当。音楽好きが昂じて梨子と一緒にキーボードの前に座るだけですらすら作曲作業ができ、元気な曲を入れたがる。
インダストリアルメタル好きになったきっかけは、子どもの頃に観たニュース。ドイツ開催のコンサートが紹介された時に番組内に響いたハードな曲に一発で惚れ、そのライブ会場に憧れるようになった。
初期自己紹介の生活サイクルではシャワーの回数と時間がめちゃくちゃ多い。薔薇の風呂や重炭酸といった濃い入浴剤が好き。
温泉や水着への恥じらいは無い。スカートよりもホットパンツとデニム派(ロングスカートは暑いから)。寝る時はいつもネグリジェでTシャツはあまり着ない。正月に着物が着たいとダイヤに大袈裟な態度で提案してみたら普段気まぐれな彼女にも興味を持ってもらえて、他のメンバーも揃って着付けをしてもらう機会を得た。
学校の授業は硬い椅子で尻を痛めるのが不満。浦の星の校内が雨漏りだらけなのを面白がっており、幽霊が居たら良いなと考えている。夏好きで日焼けして楽しみたい派。ハードなゾンビメイクはそんなに好まない。デートに持って行くのはクレジットカード。
郷に入りては郷に従え精神で、餅、イクラ、イチゴなどが好き。
得意料理は焚き火とアルミホイルで作るコンビーフ入りホットサンドイッチ。お菓子作りは2018年のホワイトデーで初挑戦したが不慣れでクッキーが曲がった。
七五三の時期には海外にいた。浦の星女学院には転入生として来ている。
内浦に来たばかりの頃は金髪かつ美人だと有名になったが「想像以上の田舎」と感じた彼女は群れるのを嫌がり人が少ない場所を好む性格で、数少ない一目惚れで気に入った海を一人で眺めながら音楽を聴いて自分の世界にいるのが好きだった。それがAqoursとの出会いで人付き合いを楽しいと思えるようになり、内浦の良さも知っていった。旅をするなら日本や海外の港町を希望している。GWにはハワイでの乗馬を予定していたが、Aqoursの為に取り止めた。
アイドルになる前である最初の自己紹介時には『日本のアイドルは可愛いけど、自分には厳しくて向いてない』『キラキラしたのより、もっと激しいのが好き』『アイドルとはキンダーのお遊戯のようなダンスを踊るファニーな女の子』『遠くから応援している』と豪語している。
Aqoursに加入した理由は、最初は全く入る気が無かったのに何度断っても千歌が誘ってきて、廃校決定もおかまいなしのその盛り上げエネルギーに感動したためであった。
加入後はアイドルの多種多様な曲を非常に気に入り、上記のスクールアイドルが自分と合わないという認識は思い込みだったと反省。セクシーアピールに最も力を入れ、毎日のダンス練習を楽しみ、電車遠征を好きになったりと毎日を笑顔で過ごしている。夢はAqoursの世界進出。
初期は、ホテルがある小さな島に高校卒業までいると決めていたがこんな田舎にいる理由をたまに疑問に感じていた。高校卒業後は海外の大学に進学する予定だったので、ビジネス感覚に敏感だとアピールしている。
普段はスイートルーム暮らし。鞠莉宛ての郵便物はフロントに送られコンシェルジュが部屋に届ける。Aqoursのクリスマスパーティーは鞠莉の部屋で開催。誰かを泊めるなら夜中用のアイス、炭酸飲料、ハードな音楽ばかり詰めた音楽プレイヤーを用意する予定。
家で乗馬のレッスン(ウェスタンスタイル)をしており愛馬のスターブライト号(メス)がいる。彼女はサラブレッドの血を引く大柄な馬で、海外で調教が済んだ状態で鞠莉の誕生日プレゼントとしてやってきた。鞠莉は彼女に英語で話しかける。日本で広大な土地が少ないせいで朝晩島の外周道路を2周歩くだけ。乗馬時の服は主にデニム、拍車のブーツ、ダンガリーやチェックのシャツ、大きめのテンガロンやカウボーイハット。
家にいる馬は彼女だけで、島では猫やペンギンを飼っている。イルカやアシカとも触れられるらしいが飼っているかどうかは不明。小さい頃から乗馬と馬が大好きで、動物は嘘をつかないので好いており、ここから人と接する時も言葉よりスキンシップの方が自信がある。出会ったばかりの子猫も簡単に手なづけた。
朝は乗馬かジョギングから始まる。乗馬で鍛えた腹筋と太ももの力をAqoursで活かそうとしている。曜とのバスケットボール対決、剛速球の枕投げが可能。スノーボードよりスキー派でヘリで山から滑り降りる。
PV撮影で校長室に忍び込んだ時に、これで学院は支配した、私が校長先生だ理事長だ、とふざけている。
アニメ版の夏服は、メンバーで唯一のエメラルドグリーン色のベストを着用した特別仕様である。
1年の時の夏&冬服、そして今の冬服は周りの生徒と一緒である。
第1話で大きなインパクトを残した反面、2話では出番が皆無に等しくなった。だが彼女は第3話で新任の理事長となって再登場したのである・・・。
一年生の夏に突然いなくなり、三年生の春にヘリで内浦に戻ってきた。ダイヤ、果南とは幼少期からの幼馴染で性格をよく知っている間柄。
小学生の時に果南・ダイヤと同じクラスに転校してきて、高1までの約10年間は沼津に居たというアニメ版オリジナルの設定になっている。果南とダイヤとは2人がホテルオハラ敷地内に潜入した時に初めて出会った。
初登場時から一貫してスクールアイドル肯定派として認められない系生徒会長と対を成す存在だったが、ダイヤと異なり、やたらと果南に執着する様子が描かれている。
その理由は8〜9話にかけて本人とダイヤの口から語られることになるのだが、その辺りの詳しい事情はこちらを参照して欲しい。【リンク先にネタバレ有】
TVアニメ版での彼女の性格は、
"話をあまり聞かずジョークと悪ふざけを多用する(あえて話を逸らしているのか?)"キャラに加えて、1期6話のように厳しい事はストレートに言ったり、1期11話でも曜に自らの経験を元にして助言したように、後輩を慮ってアドバイスをするなど年長者としてのしっかりとした一面も見られるようになった。有事の際には賭けに出る行動で問題を解決しようとする。
帰国子女ではあるが、前作の絢瀬絵里・亜里沙姉妹と違い、上述の通り幼少期から日本での生活に馴染んでいた事から日本の文化に疎そうな素振りは全く見られない。
また、真剣な時には普段のハイテンション+女口調+ソプラノボイスが一変し「相変わらず頑固親父だね」「良かったね」など英語が混じらない落ち着いた話し方をする。
しかし9話では、普段の余裕のある大物然とした姿から一転、果南の前で涙と弱さを見せ、Aqoursに加入。雨の中を走り、子どものように泣きじゃくる姿を見て鞠莉推しになった人も多いのではないだろうか。
すれ違いが始まる前の1年生時の春に果南から「 離れ離れになってもさ、私は鞠莉のこと忘れないから 」と言われていた。
1年生の夏頃はスクールアイドルに一切興味が無く、果南達の誘いを断ってさえいた。学力は不明だが、1年生の夏に両親と先方の学校から海外留学を強く勧められるレベル。
3年生組の蟠りが消えた10話では一転してギャグ要員もこなし、オリジナルの煮込み料理「シャイ煮」を作った。味は美味だが超高級食材ばかり使った材料費約10万円のトンデモ料理。とても美味しかったのか花丸がおかわりをしている。
11話でプール掃除の手配を忘れていたことが発覚。さらっとダイヤに責任転嫁したものの、結局ピアノコンクールに出場していた為に不在だった梨子を除くAqours全員をプール掃除に巻き込む原因を作ってしまった。善子の 「生徒会長と理事長があんなんで大丈夫?」 という突っ込みもごもっともである。
9月に控えた学校説明会に使う説明書類をPCで作成しておりタイピングは結構速い。
他人の胸にこだわりがあるようで、3話でダイヤに挨拶として後ろから胸を掴み「胸は相変わらず」と評価、4話で果南に抱き着きがてら胸に顔をうずめ10話でも合宿で2晩続けて布団が一緒の果南の胸に顔を寄せる、11話では帰宅途中の渡辺曜を襲い(後ろから胸を掴んだ)反射的に投げ飛ばされている。この際「これは果南にも劣らない・・・」と話していたことから、胸を揉む=東條希の設定が定着している。尤も12話で果南を茶化しながら触った時は流石に「訴えるよ」とムッとされたが。
曜に近付いたのは千歌と梨子との関係に悩む曜の気持ちを察しての行動だったので 「千歌のことが大好きなら、本音でぶつかったほうがいい」 と自らの失敗談を元にしたアドバイスをしている。
Aqoursへの加入後は、理事長として浦の星女学院の運営に尽力しつつも、ダイヤのラブライブ!講義中にこっそり寝たり(10話)、着衣で学校のプールに飛び込んだり(13話)とただのメンバーの1人としてはっちゃけている。
就寝時は結った髪を下ろして、短いお下げを三つ編みにし、ナイトキャップを被っている。(10話)
2期では、理事長としての鞠莉の奮闘が描かれている。
英語の言い方が変化し「一緒にトゥギャザーしましょ」という具合にルー語に近付いた。他人の胸を触る描写が消える。
体力に自信がありドッジボールで剛速球を投げられる。1期10話のハード特訓の後に一人だけ優雅にビーチチェアでくつろいでいるので持久力もあるのかもしれない。果南についていけるアウトドア派。果南曰く体重が増えてもブルーにならない性格である。
父親はアメリカ在住。浦の星女学院に多額の投資をしている彼には学校存続の最終決定を下せる権利がある。1期6話の統廃合が表面化してきた際には鞠莉が頼んで決定を引き延ばしていると言っていたが…。
1話で浦の星の統廃合が決定、鞠莉はそれを覆そうと一人で戦い始める。それにすぐ気付いた果南にまで明るいエセ外国人風のセリフを強調してごまかし通そうとしたが見破られた。続けてダイヤにも気付かれてメンバー全員に発表するに至る。鞠莉本人を含めたメンバー全員をどん底に沈める事態となってしまったが千歌の決意を見て、2話冒頭で自ら父親と交渉を行い、「100人入学希望者を集めれば統廃合は再検討する」という条件を見事勝ち取り、ただでは起きない鞠莉の底力を見せつけた。しかし父親の意見はそうそう変更出来ないようでライブを行う入学説明会の日程移動を天気事情から命じられ、3話ではライブのダブルブッキングで悩まされることになる。
2話では2年生の負担を考慮して3年生と1年生の6人で新曲を作ろうと発案。作業中に過去(果南・ダイヤ・鞠莉3人体制時代のAqours)に作曲を担当していたことが判明。その手始めとして自らが住んでいるホテルオハラに果南、ダイヤ+1年生組を招待し曲を作ろうとするも、ホテルが快適すぎたのかお菓子を食べているメンバーがいれば、部屋でくつろいでいたりテレビで動物番組を観ているメンバーもいたりするなどもはや作曲どころではなくなってしまった。続いて黒澤邸に移動し、2年ぶりに自身の作った曲をメンバーに聴かせられるということで大興奮していた。長年の付き合いである3年生組(果南、ダイヤ)には好評だったものの、1年生組からは「こういうのは苦手」「耳がキーンとなる」「単なる騒音」と酷評の嵐となりその曲は没となってしまった(なお、この過程で他媒体で展開されていたハードロック好きという設定が取り入れられている)。音楽アプリ内に入っていたその曲のジャケ写は自分のピース写真。曲名は、アニメ作中では『MUSIC01』である。(2期のサントラでは『Mari's Rock Demo』名義)
3話で短時間での長距離移動の為に小原家のヘリを使うことを提案した千歌に対して、「(父親の)力は借りない。自分たちの力で入学希望者を集める」と約束したせいで家の物を借りるのは格好が付かない事を明かした。なので部費もメンバーの小遣いとアルバイト代で賄うしかなくなった。
4話ではダイヤの様子が普段と違っていたため、果南と2人ですぐさま事情を聞きに行き、彼女の想いを酌んで彼女のサポートに回る。
5話では英語の掛け声で行うダンスコーチを担当。
6話で、あの2年前の鞠莉の足の怪我は、果南に追いつきたいが為に無理をした末の、果南達と考案した攻めたダンスフォーメーションのせいだったと明かされる。果南が今のAqoursの注目度アップのためにこれを復活させるか封印するか迷っていたので、鞠莉とダイヤは復活の後押しに行く。果南は鞠莉の将来を奪いかけた元凶であるその振付が記されたノートを海に投げ捨てようと振りかぶるが、ノートが手から離れた瞬間に鞠莉は柵の上から跳び11月上旬の夜の海に落ちてノートを拾う。この件が千歌への振付継承のきっかけとなりラブライブ!東海地区予選突破に繋がった。
7話で遂に父親から言われていた期限が統廃合阻止の基準に届かないまま、あと数時間に迫ってしまい父親に言って期限を0時から5時まで延ばしてもらう。しかし朝5時でも達成できずもう一度期限を延ばそうとするが、果南にこの決定は鞠莉の父親一人の意思ではない事、これ以上先延ばしを続けたら鞠莉が理事長を辞めなければならなくなる事を説明され立ち尽くす。統廃合決定後も大勢の前では明るく振る舞ったが、ダイヤ以外誰も居ない理事長室で号泣した。千歌の心の不安定さに同情して9人でラブライブ!棄権を決めた直後に浦の星の全校生徒からラブライブ!で優勝して浦の星女学院が存在していた足跡を残すという新たな目標を設けられ、笑顔を取り戻した。
8話はラブライブ!の北海道地区予選にゲストとして呼ばれたAqours。鞠莉はSaint Snowのライブ開始時にかなり盛り上がっている。Saint Snowの曲は元々メタル風が多く、披露された曲も曲調がメタル風である『DROPOUT!?』だったので鞠莉の好みに合っていたせいかもしれない。
9話でルビィ達一年生が函館にしばらく滞在した理由が、Saint_Snowとダイヤへのサプライズの準備であるとの連絡を受け、ダイヤを函館へ誘う。さらに家の資金で、ダイヤ以外の二・三年生5人の沼津→函館の飛行機代を用意。1人の片道が約3~4万円掛かる上に、Aqours9人の帰りの交通費の件は作中で追及されなかった。
10話は3年生回を兼ねた鞠莉メイン回。1期9話以来となる沼津に来てからの小学生エピソードが描かれた。約10年前の両親と思われる男女の顎から下の姿が初めて映った。
転校早々に果南&ダイヤと出会うまで部屋から出られず外の世界を知らなかった鞠莉は、2人にくっついて遊び回る日々を送り始め、両親やホテルの従業員をかなり心配させることになった。親から果南&ダイヤと遊ばないように言われてもダイヤに教わった「勘当」を親に言って拒否。自室が1階から2階に上げられても梯子やロープで下に降りたので、3階、4階、ついには最上階と上がっていった。今では雨女が誰なのか分からない程に一緒だった3人であったが……。
浦女の生徒の助けになるよう統合先の学校の理事に就任して欲しいとの要請が来ていたがそれを断り、同時に父から勧められていたイタリアの大学に進学することを決め、年始の練習時にその事をメンバーに伝えた。それは果南とダイヤにも告げていなかった事だが、2人も卒業後に沼津を出てそれぞれの道を歩む事を独自に決めていた(果南はダイビングの資格を取るため海外留学、ダイヤは東京の大学に進学)。昔3人で星に願い事をしようとして雨で実現しなかった事がこの離れ離れの淋しさと重なったので、Aqours9人の初めての無計画行楽も兼ねて峠へ星を見に行く。
海外用に運転免許を誕生日後すぐに取得(鞠莉の誕生日が6月13日なので1期6話や7話頃)。
この話で運転した車はフォルクスワーゲンの「タイプ2(VW)」(通称:ワーゲンバス)の内、後期型の「T2」(レイトバス、ベイ・ウインドウなど)を基礎にして、前期型「T1」(アーリーバス、スプリット・ウインドウなど)のようにフロントガラスが2つある架空の車。フロントは「T2a(1969年式)」か「T2a/b(中間型、1971~72年式)」状のランプ配置だが穴とエンブレムの位置が異なる。
※勘違いされがちだがフロントはワーゲンバスで有名なV字型(「T1」の特徴)ではなくて「T2」の四角形。
カラーは紫色で、エンブレムは小原家の「OH」マーク。ナンバーは「内浦163 613」。
この時運転していたのはMT車なのでAT限定ではない模様。運転は荒く急ブレーキ・急停止・いきなりバック・エンストという凄まじいものであった。担当していた自動車学校の教官や教習車は無事だったのだろうか……。なお公道に出てからはある程度まともな走行で、現実では難しい1月の西伊豆の夜の峠道を走破している。なお、最後に空を駆けて月まで飛翔したのはラブライブ!シリーズではよくあるファンタジー描写である。
11話でよいつむトリオが全校生徒の代表となって、文化祭のような「浦の星女学院閉校祭」の開催を鞠莉に提案してきたので、感激して承認。皮膚に付くとなかなか落ちない承認ハンコを彼女らやダイヤの額に押した。閉校祭の準備が遅れ放課後の居残りを希望する生徒達の願いを聞いて、全校生徒の送り届けを小原家が全面協力。
当日は「シャイ煮プレミアム」を販売、海の家の時よりもかなり好評。看板の絵も自作しておりかわいい絵を描けることが分かった。
12話のラブライブ!決勝前日、花丸のお菓子を1個奪い食いしたり、曜の景気づけの枕投げ第一投にすぐ応えたりと明るく過ごした。千歌からラブライブ!に勝ちたいかと聞かれた時は、「理事長としての自分は、浦の星全校生徒の為にも、あんなに愛されている学校の為にも勝たなければならないと思っている。でもわがままを言うと自分はAqoursとして勝ちたい、9人でこんな事が出来るなんてなかなかない」と返答した。本番直前の自由時間は昌平橋に行った。
13話の卒業・閉校式で、理事長として卒業証書を卒業生代表の果南に渡す。最後に理事長室で一人泣いて過ごしていたところ、果南とダイヤから卒業証書兼感謝状を渡される。
Aqoursの後輩や全校生徒の前ではなるべく明るい表情でいる鞠莉だが、1期9話、2期7話・13話では果南とダイヤの前だけで大泣きしている。11話の閉校祭の閉幕時は学校を廃校にさせてしまった申し訳なさから皆の前で泣きかけて、生徒たちに励まされる。
12話で別れを寂しがる果南に 「この空は繋がってる、どんなに遠くてもずっと」 と教えると、続く13話では鞠莉が終わりを怖がっている時にそのまま返された。
住居を移すレベルの移動時は、いつも家のヘリを使っている。アニメでは高1で内浦から一時離れる時、高3春で内浦に戻る時、卒業後イタリアへ向かう時の3回。例外は1期3話の千歌達との初顔合わせ時にヘリ通学をしていた事ぐらいである。
学校の理事長なのに長話や読書が苦手で寝てしまう。1期10話と2期5話では他人の話の間にキラキラ目の絵のシールをまぶたに貼って熟睡していた。2期1話で朝の理事長挨拶をしているが、序盤のおふざけモードの時も中盤の非常に真面目な事務連絡の時も、話の途中で生徒会長のダイヤと発言を交替している。これにより1期6話の「テイタラーク」発言時は冗談抜きで寝ていた可能性が高い。
2期2話によると長風呂も出来ない。ただし鞠莉はG's版初期プロフィールで1日のシャワーの時間が非常に長かったため、キャストからはその後も長風呂の似合うキャラクターとして認識されている。(例:2018/1/28スクスタ特番)
1期で外装と鞠莉の寝室とバルコニー、1階の庭の噴水、桟橋しか映っていなかったホテルオハラが、2話で鞠莉の部屋を含めてしっかり内装を映し登場。内装はモデルの淡島ホテルそのもの。上述している通り、2期2話では訪れたメンバーのために大量のお菓子を用意している。ロビーにあった鞠莉の形の大きな銅像と同じデザインの物(超軽量)を4話でフリマに出品したが売れ残る。話の展開を見る限り、像は鞠莉の私物。
Aqoursの中では3年で唯一の遅生まれ(6月13日)のため最年長だが、上述の内容からでも分かるように劇中で泣いた回数はルビィ・千歌と並んで多い。
果南に冷ややかにハグをスルーされた一期8話に始まり、9話、最終話。二期ではさらに増えて1話、6話、7話、10話、11話、最終話(2回)の計10回も泣いている。
鞠莉があまりにも泣き過ぎた為に「これ以上鞠莉さんを泣かせないで」と公式に対し不満を漏らす視聴者もいれば別の趣向に目覚めてしまった人もいるとか。
イタリアパートは鞠莉が中心で母親との確執の話。
三年生曲の逃走迷走メビウスループと、CMで流れたHop?Stop?Nonstop!の2曲で鞠莉がセンター。
終盤での三年生との別れで最も未練を残していたのは鞠莉と、本作の陰の主役ともいうべき扱いになっている。
序盤は果南、ダイヤと共にイタリアへ卒業旅行中であったため、物語での出番は中盤から。
・イタリア編
ヴェネツィアのコンタリーニ デル ボヴォロにて一・二年生と合流した。
曜の従姉妹である月の自己紹介には「Oh! ベリープリティー!」と返す。
手配書を見た群衆に発見されたことで、縞模様のシャツの制服を投げて曜と月を引きつけ、三年生だけで逃亡。
走っている最中に昔を思い出しながら、「すっかりお嬢様ではなくなっちゃいましたけどね」と評するダイヤに、満面の笑顔でレッツゴー!と叫ぶ。
逃走迷走メビウスループのPV内では、2期10話と同じ車を運転した。
洋館に着いて「とうちゃく~」と気の抜けた猫口でソファーに倒れ込み、別の別荘へ撒いた母親に対し「てへぺろ」。
翌日に一・二年生たちと再度合流し、事情の説明を渋っていたところで、果南から結婚の話があると明かされる。実はこの卒業旅行自体も、自由になるために行ったものだった。その旨の書き置きを置いてきた自室の枕元にはドリームキャッチャー(悪夢を捕えて防ぐ魔除けの装飾品)が掛かっている。
しかし結局、鞠莉ママに見つかってしまい、言い争いに。
母としては、今まで父に言われてぐっとこらえてきた結果がコレとのことで、父親は鞠莉の味方だったことが分かる。
「何一つ良いことはなかった。学校は廃校になり、鞠莉は海外での卒業資格をもらえなかった」と図星を突かれるが、即座に 「スクールアイドルは全うした。ラブライブは優勝した」 と反論。
しかし鞠莉ママは「スクールアイドルをやって何の得があったのか。下らない」と一蹴。
「 下らなくなんかない。スクールアイドルは下らなくなんかない! 」と叫んだ鞠莉は、その素晴らしさを証明できたら鞠莉の好きにさせる、という条件を呑ませる。
勝負を申し出たのがあまりに急だったので果南から苦言を呈された。本人曰く「ついセルワードにバイワードで」。
ライブ準備を経て、スペイン広場でHop?Stop?Nonstop!を披露。振り付けでは千歌に抱きつかれる。
ライブ中に鞠莉ママの表情も穏やかになり、終了後に鞠莉の前へ歩いてくる。
「 ここまで皆と歩んできたことは全て私の一部。ママやパパが私を育ててくれたように、Aqoursや皆が私を育てた。何一つ手放すことはできない 」と笑顔で語る鞠莉。
フッと微笑んだ鞠莉ママは無言で立ち去っていった。
どうなったの? と聞く曜に、さあ? と返しつつ、飛んできたツツジの花びらを手で受け止めた鞠莉は、「でも、分かってくれたんだと思う」と続けるのだった。
・日本に帰国後
基本的に一・二年生の活動を見守る立場になる。
ホテルオハラのテラスから「つまんなーい! 何もできないなんて!」と嘆き、ダイヤと果南に諫められた。
Saint Snowパートを経て、最後のライブであるBrightest Melodyの前には「やっぱり楽しいな、スクールアイドル」と口にする。
駅前ライブを準備中の後輩たちに「シャイ煮饅頭」を差し入れに行くものの、自分のレシピを元にシャイ煮が受け継がれているのを目にして、声を掛けることなく帰っていった。
最後に浦女の校舎を訪れ、校門を閉めて走って帰る中、鞠莉の台詞は「一番叶えたい願いは叶えられず」。映像として流れるのは廃校となった校舎。
彼女の心情を考えると悲痛なものがあるが、その表情は微笑んでいた。
Next SPARKLING!!前の点呼で「9!」と叫んだのが、鞠莉が発している台詞としては最後。
前奏が始まり、鞠莉ママも見に来ているのに気付く。
ライブ中、6人の新たな旅立ちに満足しながらその場から去っていく三年生たち。
果南とダイヤが満足して身を引く一方、鞠莉だけは上目の困り眉で微笑んでから、ほんの一瞬だけ悲しげに目を閉じて消えるという、Aqoursやスクールアイドルへの強い愛着と未練を感じさせる別れとなった。
鞠莉役の鈴木愛奈さんはインタビューにおいて、「このシーンの鞠莉に、すべてが詰まっていると思います」と語っている。
アニメ版よりも英語の差し込み具合が増えているうえ、日本語の難しい単語をたまにカタカナで表記、その発音は普通に日本語だったり訛りを入れていたりと様々。簡単な英語混じりのセリフはアイデンティティなので止めるのは不可能らしい。千歌や曜からは目立つ個性であり英語テストで助けられていると気に入られている。
「シャイニー」の使用頻度がかなり多く、「ノーシャイニー」という派生形も初期に誕生。
ふざけないと気が済まない性格で、ライブ以外のAqours活動中はすぐ遊び始め、部室の扉はいつも強く開閉、演劇をするとリハーサル以上にアドリブを入れる。
さらにお金持ちキャラ特有の行動スケールのせいで発想が突飛、気に入った物はついつい買いたくなる。イベントの度に家から高級食材や綺麗な装飾をぽんぽん持ってきている。
テストの点数はヒミツ。勉強のアドバイスは「やる気が出るまで放置。」
自身があまりにも不真面目なので、まともな意見を言えばダイヤに驚かれている。
ふざける中でAqoursではダンス振付とフォーメーション決めを担当。ダンスコーチを果南と交替で務め、各メンバーの動向を先輩らしく見守るおおらかな面を持つ。34章ではステージ設営を音響含め担当。
みんなをハッピーにするサプライズの計画はとっても楽しい。家から大きなツリーを持ってきて、ミニルーターでグラスリッツェンを自作。
浦の星AqoursラジオではMCを担当し真面目にラジオDJになって盛り上げた。
体力面は、果南に体力勝負を挑んで持久力や技術が少し届かないくらい。18章のヨガ運動時はプロフィールと異なりヨガに慣れている様子はないが、29章では趣味でやっている。以前乗馬をしていた。運動会ならキャタピラレース希望。寒いのは嫌いじゃない。
アニメ版設定の輸入により、これでも現役の理事長である。学校内でAqoursがイベントを行うその許可を出せる人物であり、彼女の存在がAqoursの急なイベント会場手配を何度も可能にしている。普段は学校の会議にも参加している。
学校イベントで協力してくれる浦の星の生徒はみんないい子と誇らしげ。流れ星への願いは「(休校でみんなと会えないのは寂しいので)台風が来ませんように。」
『第37回スコアマッチ』イベントストーリー『鞠莉とダイヤの大掃除』で、理事長室の使われ方が描かれた。書類があまり整理されず、乗馬グッズのカタログなど私物もいくつか置かれていた。同話には他人に本気で泣きつく珍しい鞠莉の姿もある。
自作料理はだいたい「シャイ煮」。1作目は善子達の協力で出来た見た目がグロテスクだが香りと味の良い鍋料理。メンバーには遠慮されたり喜ばれたりと反応が様々だった。
派生形で、新茶を選んで入れたグリーンシャイ煮、ハンバーグシャイ煮、そして「究極のシャイ煮」「スイート・シャイ煮」「堕天使の輝き」などの名を持つ鞠莉要素としてコーヒーを入れたチョコ菓子が出来た。本人曰く「シャイ煮と名付ければそれはもうシャイ煮」。
バレンタインにはトリュフチョコを持参、月見に善子とロシアンルーレットならぬロシアン団子を作成。節分ではホテルのシェフに教わった絵柄入り恵方巻きを自作。シェフに家用の洋風のおせちや、オードブル風弁当を作ってもらっている。それ以外は市販の料理や菓子を手配してトラックで配達してもらっている(オードブル、マカロンやキャンディなどの1年生組が喜ぶスイーツ)。ダイヤの琴を黒澤家から運び出す時にトラック配送を利用している。
学校の昼食は高級食材入りの弁当やコーヒー。コーヒーを飲んでいる時はすごく幸せそうな顔をする。
この世界はサザエさん時空なので、後ろめたい過去は一切無く、そして親からの活動の制限がまったく無いので家の財力と理事長の権力を使える権利を持ちながらのびのびとアイドル活動の日々を送っている。
父親はAqoursのスクールアイドル活動を物理面でサポートしてくれる人物。父親の知人が主催する船上パーティーでパフォーマーの空き枠に入る機会を得た。25章でAqoursが海岸でイベントを開く時には鞠莉が父親に相談している。
ワールドイメージガール編では、父親の仕事で各地に連れて行ってもらった中で一番のお気に入りが、スケールが大きく悩みをすぐ解消できる地としてアメリカであると語った。時差ボケで徹夜経験あり。
家で鍛えたビジネス感覚をAqoursの活動に使用したがっており、実際役に立っている場面もあるが、内浦で買い物ができるようにデパートやファストフード店を建てる案は集客の点でダイヤに却下された。遠く離れた地の旅館を訪れた時には、親が宿泊業経営繋がりの千歌と揃って我が家のサービスに活かす為に設備や景観をチェックして回っていた。
31章の年末年始は果南とダイヤを家に招待し、花火とシャンパンと演技カラーの赤のジャージでイタリア風に過ごす。ダイヤの誕生日(ダイヤの誕生日は1月1日)祝いもした。
家のホテルの名前は『第4回おさんぽラリー』によるとアニメ版と同じく「ホテルオハラ」。鞠莉のプライベートルームは9人が余裕で泊まれる程。雪国にもチェーン展開しており、20章では2月の沼津に大規模な雪の輸送をやってのけた。
『第8回おさんぽラリー』ではホテルの社員旅行で飛行機をチャーターしていたのでそれにAqoursメンバーも同行させてもらい、Aqoursのイタリア(ローマ)観光旅行が実現した。イタリアは鞠莉のルーツ。劇場版特典シリアルSSRでは、倉庫の掃除で両親の昔のアルバムから旅行の写真を発見、イタリアの写真が多かった。
内浦に来た年齢は不明。メインストーリー・サイドストーリー・イベントストーリーの話ごとに鞠莉の内浦滞在設定が違う可能性がある。
メインストーリーは1章で9人全員がスクールアイドル初心者だったので、30章以上経過した現在でも過去を匂わせる発言はしていない。この地の景色を一目で気に入っている。1章ではダイヤの幼少期を知らない。28章で果南が流れ星を描いた星座早見盤を大切にしている。
サイドストーリーでは、昔から果南やダイヤと一緒だった話が出ている。ダイビング編では果南とそれなりに付き合いが長く、鞠莉とダイヤのトランプ編サイドストーリーではトランプ遊びを果南と3人でいっぱい遊んだとの事。
エイプリルフール2018で登場した幼少期の鞠莉はホテルオハラで果南やダイヤと遊ぶためにお菓子を用意、エイプリルフール2019では果南、プレイヤーをホテルオハラに泊めている。
イベントストーリーでは明確にアニメ版に寄り、『鞠莉とダイヤの大掃除』では現Aqoursの前に、スクールアイドルにずっと憧れていたダイヤの夢から結成した果南・ダイヤ・鞠莉による仲良し3人組でのAqoursが存在し、現Aqoursで再び一緒になれたのが夢のようとされている。『第7回おさんぽラリー』でその3人の時もとても楽しかったと振り返った。カラオケでは果南とのデュエットを希望、鞠莉が高音パートで果南が低音パート。
『第39回スコアマッチ』ストーリー『Aqours The ROCK』でAqoursの新挑戦ジャンル曲にロックを挙げて採用された。楽器店のエレクトリックギターの1本にとても一目惚れして買いたがったが、直後に「そばにあるだけで充分、心の中で鳴らす」と言い放つ。この時空では作曲設定が無いので、ギターが弾けないらしい。
スクスタでは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会メンバーの憧れ兼友達として登場。鞠莉のキズナエピソード9話で虹ヶ咲のライブに飛び入り参加させてもらうと観客の多くが鞠莉を知っているような大人気ぶりだった。
この時空でも浦の星の理事長を兼任。スクフェス版と同様、親の財力も自由に使える。
とにかく不真面目な自由人だが、悩みがあってもわざと明るく振る舞う。
アニメ版やスクフェス版よりも英語の頻度が増加。「あなた」を独特のあだ名「レインボースチューデント」と呼ぶ。
メインストーリー第14章ではスクールアイドルフェスティバルの会場を虹ヶ咲学園にするための生徒署名をもらう活動中、虹ヶ咲の同好会が校内放送でラジオ放送をする案を「あなた」が鞠莉に相談すると、ラジオゲスト参加と話題作りも兼ねて虹ヶ咲学園へと単身ヘリで乗り付けた。流石に怒られたが作戦は見事成功。
世界中を飛び回ってきたからかミア・テイラーの出身であるテイラー家の事をよく知っており、シンガーであるミアの姉の歌や、ミアも映るホームビデオ映像を覚えていた。
キズナエピソード1話~8話では、理事長として、そしてAqoursに活かすのも兼ねて各地の高校を足で巡り校舎を見たりスクールアイドルと話をして廻った。その途中東京で偶然「あなた」に会うと強引に同行させ、UTX学園や音ノ木坂等を訪問した。虹ヶ咲では「あなた」を連れて上原歩夢と会うと彼女の複雑そうな感情を感じ取ったので「あなた」には関係修復をアドバイスしたが、「あなた」が鈍感だったせいで鞠莉は歩夢から一時警戒される羽目になり「あなた」に怒った。12話では果南・ダイヤと共に3人だった頃のAqoursの思い出を語っている。
イベント「スクールアイドルトレイン発車!」エピソードでは矢澤にこがスクールアイドルの一日駅長イベントに憧れがあると話すと、どういう経緯だか「パパに頼んでちょっと」と言って「一日車掌」の肩書と電車1台を借りて来てしまい、本気でやる気だと呆れるダイヤを連れ、にこ達と一緒にスクールアイドル手製の駅弁と車内ライブを通勤通学客に向けて提供するイベントを実施した。流石に電車の免許なんて持っていないが、アニメ2期の設定から自動車の免許は取得済み。URカードのサイドエピソードでは車を運転している。
得意料理はシャイ煮だが、イベント「楽しいハロウィンパーティー」エピソードでは「魔女のシャイ煮」を作ろうとして張り切り過ぎ珍しく失敗。普通のシャイ煮を食べ慣れている千歌も泣いて苦しみ、料理上手である近江彼方は料理の修正を諦めた。
単行本第3巻までの出番はまだわずかで、新学期に一人で登校しているシーンと、聞こえてきた梨子のピアノを心の中で絶賛している場面のみ。休み時間は中庭で本を読んでいる。
3巻は登場シーンがまさかの0コマ。
ドラマパートとライブの幕間アニメでは、妙な持論を展開してコントを始めたり、他人をいじくったりするトラブルメーカー兼トリックスター。状況を率先して引っ掻き回す暴走車両。
ドラマパート時空でよく生意気になってる花丸や頑固なボケ役のダイヤなどと一緒になると、彼女らとのやり取りを盛り上げるために笑顔で弄る。ただしこういう弄り先たちが全力でふざけ始めるとおとなしめのツッコミに様変わり、しつつも隙を見て悪ノリする。
英語を挿入する頻度も激増。
初期と『Believe again』では「とっても、many?」「ドギモ? What's ドギモ?」「ウィンド・チルドレン!!?(「子供は風の子」)……どういう能力……?」と知らない日本語がある。
一方で英語を完全封印した、日本の中でも喋りの特徴が強い役を熱演可能。早口の遊覧船ガイドも、うたのおねえさんも、江戸っ子も、「狭隘なる了見」「聞け!小童!」とか言い出したり相撲を解説する老師(喉を限界まで押し潰した声で)も出来る。
欧米文化に詳しいため、花丸のご当地薀蓄海外編に補足するのは主に鞠莉の役目。
アメリカ人視点で日本の文化やアメリカの食生活を語る機会があるので、この時空ではアメリカ滞在歴が長かった可能性がある。メンバー向けの真面目な英会話教室も実施、英語なニュアンスを説明できる。
フェンシングについては知っているのか知らないのかは曖昧だが、恐らく知らない模様。
G's版同様、果南&ダイヤとは幼馴染ではない設定。果南の好き嫌いをまだ把握していない。
何かあると果南とよくコンビを組んでおり、他メンバーの後ろで一緒にふざけている。
初期は何かと海の生き物を飼いたがる傾向があり、劇中ではペンギン、イルカ、アザラシ、アシカ、オットセイの誘拐未遂、もしくは捕獲をしている。最初期には乗馬を嗜んでいる発言があった。
その中でも『Strawberry Trapper』で、鞠莉が釣り上げる形で登場したアザラシの「マイコゥ」が特に有名。「マイコゥ」ネタは『Fantastic Departure!』にもまさかの登場。
家は淡島ホテル。AZALEAのメンバーが一度アルバイトをしている。『Aqoursの女子会パーティー』では大浴場が舞台になった。
幕間アニメでは、鞠莉だけ作画が大きく変わるシーンが3rdライブ以降頻繁にある。
3rdライブ埼玉公演の幕間アニメ1話目では、一人だけ生贄姿で登場。埼玉がサバンナになってしまったこの話のハチャメチャさも相まって話題を呼んだ。発したセリフから「イケニーエデース!」と呼ばれることも。
それが5rdライブで再登場。鞠莉に迫る縁談(劇場版ネタ)を回避するべく果南が鞠莉の新たなフィアンセを捜す過程で、生贄姿にされていた。
Guilty Kiss 2ndライブで衝撃の3度目登場。幕間アニメ2話目『カオティック昔ばなし ヨハ太郎』、邪神ヨハネ様が降臨した横であの姿のまま山へ柴刈りに行き、芝刈り機かのような挙動で森林破壊。邪神ヨハネが混沌の世界を創ると「混沌⇒コットン」と聞き違え全身コットンを纏った「コットンマリー」に進化、必殺技を撃つもバリアーで跳ね返されて吹っ飛んで行った。
5rdライブで「大女優 マリ・オハラ」と呼ばれる少女漫画作画と高等身のセレブな鞠莉が登場。これもまたGuilty Kiss 2ndライブで「ベリーの入ったスコーンが大のお気に入り」なマリーが描き下ろし版で登場した。
『幻日のヨハネ』には、小原鞠莉と同じ容姿、CVのキャラクター「マリ」が登場する。
しかしキャラクター像は鞠莉とは印象も性格もかなり違っており、頭部に立派な角が生えた、魔王家系の末裔。使い魔達に囲まれながらワーシマー島で一人生活している。
ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Guilty_Kiss
絢瀬絵里、エマ・ヴェルデ、鐘嵐珠、ミア・テイラー、澁谷かのん、唐可可、ウィーン・マルガレーテ:ラブライブ!シリーズの外国系スクールアイドル繋がり。
一ノ瀬かえで:制作会社繋がりであると同時に社長令嬢繋がりのアイドル。また、英語混じりで喋る点も共通。
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#18 君を探して歩く
季節は冬、鞠莉の活動休止を受けて、果南は西大附属病院へと向かう。その先で待っていたのは彼女に「松葉杖マスター」の称号を与えた一人の看護師……。 また、君と歩きたい。 第18話です ※ブログ読んでくださった方、ありがとうございます!これからもどんどん設定なり小話更新していきたいと思っています。11,987文字pixiv小説作品 ある海賊と経営者の密約
これは『ラブライブ!サンシャイン!!』シリーズの二次創作になります。 前に『特別報告書 浦ノ星女学院新建設解体問題(通称:小原家の目論見』という作品を投稿したのですが。これはその続きのようなもので、もし仮に鞠莉さんに会の報告書の内容がバレたら・・・。なんてことを想定して作りました。 正直内容がくだらないので投稿しようか迷いましたが。一応出すだけ出すことにしました。 この世には・・・子供にはままならない現実がある。これはそんな世界観の中で、大人が交わす生々しいやり取りというか。そういったものが掛かれていると思います。 定例の注意事項『ラブライブシリーズ』ファンの方は気分を害される可能性もあるので、気を付けてご覧ください。あとこの作品をご覧になる際は、出来ましたら前作の『特別報告書 浦ノ星女学院新建設解体問題(通称:小原家の目論見』という作品をご覧ください。でないと作品の内容についていけないと思うので。 これは面白がるかどうかは人それぞれです。どう受け止めるかはあなた次第です。でもどうか誹謗中傷はおやめください。 では、どうぞ!6,836文字pixiv小説作品- 堕天使物語
拝啓 黒澤ダイヤ様
皆さん、お久しぶりです。 一年以上投稿を滞らせてしまっていたこと、本当に申し訳ありません。 コメントやメッセージでたくさんの感想や応援の言葉、とても励みになりました。 さて、皆さん。 今回は黒澤ダイヤ編です。 期間が空いてしまったこともあります。この機会を気にもう一度1話から堕天使物語を読み直していただき、このダイヤ編を読んでもらえたらなと思います。 前回の投稿を最後に、私情で本当に忙しい日々が続き残念なことに執筆活動はもちろん、ライバーとしての活動が厳しくなってしまいました。 ですが今回は、久しぶりに自分の時間を作ることが出来ました。 正直この休み中は自分の体を休めようかと思ってしまいました。しかし…未だにこんな駄作を追っかけ続けてくださる皆さんのいいねやブックマーク、フォローやコメントに支えられ、再び活動をしようと考えました。 5月1日。令和という年号に改正され早1年。 自分自身も世の中も様々な変化がありました。 最近のことと言い、とても容易に良い1年だった。とは言えないと思います。 ですが、いわゆるその節目の日、今日という日に投稿日を設定しようと決断しました。 是非皆さんの暇な時間を少しでも消費出来たらなと思っております。 復帰初執筆ということもあり、読み辛さや誤字が多く目立ってしまうことがあると思います。 すみません。温かく指摘して貰えたら嬉しいです(›´ω`‹ ) 独り…唯の意味。 一人…単純な数詞としての意味。 自分は作中の「ヒトリ」という言葉についてこんな解釈をしてみました。皆さんの思うところと違うこともあると思いますが、ご愛嬌ください! 最後に。 今まで皆さんにたくさん作品への感想やコメントを頂きました。本当に感謝しています。 しかしながら、今後は少し返信が出来なくなったり遅くなったりすることが増えていくと思います。 そこで、一定期間を過ぎた作品に対するコメントには返信されないということを皆様にもご理解頂けたら幸いです。 ではでは、本編の方お楽しみください!(^-^) 次回作の公開日は未定です。14,308文字pixiv小説作品 - また、君と歩きたい。
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Moon Cradle 第6部 第2話
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