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唐可可

たんくぅくぅ

ラブライブ!シリーズの第4作『ラブライブ!スーパースター!!』のキャラクター。スクールアイドルグループ・Liella!のメンバー。
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「おしまいなんてあるんですか!? 好きなことを頑張ることに、おしまいなんてあるんですか!?」


プロフィール編集

名前唐可可
読み方タン クゥクゥ
英字表記KEKE TANG
学科普通科
身長159cm(シリーズ20位タイ)
血液型O型
誕生日7月17日
星座かに座
趣味コスプレ、衣装作り
特技古着のリメイク
好きな食べ物ナポリタンチョコバナナミルクティー
好きな言葉「思い立ったが吉日」
好きな教科体育以外何でも
好きな動物
イメージカラーパステルブルー
ユニットKALEIDOSCORE
CVLiyuu

注意編集

日本語版のキーボードで『たんくうくう』や『たんくぅくぅ』と打っても、(当然だが)『唐可可』とは変換されないので、読みも含めて名前を入れたいライバーの諸君は、ご自身のスマホやPCの設定で変換候補を増やすor追加する事をオススメします。

《Googleより》 《Yahoo!より》


概要編集

ラブライブ!スーパースター!!』に登場するスクールアイドルグループ・「Liella!」のメンバー。

結ヶ丘女子高等学校の1期生、普通科所属。

(名前から分かる通り)中国上海出身の日系中国人で、シリーズ2人目の東アジア系外国人となる(1人目はY.G.国際学院の蘭花)。また、スクフェス転入生を除いた外国人スクールアイドルメンバーとしては『虹ヶ咲』に登場するエマ・ヴェルデに続き2人目。


高校への進学時に、母の故郷である日本(母親は日本人)に引っ越してきた。日本語のレベルは、検定1級(N1)に合格する程で日常会話は一切問題無いが、少し間違える場合もある。

母国語の中国語はネイティブで、家族とはこちらで会話する。興奮すると中国語が早口で出てしまう癖がある。


人物像編集

誰であっても敬語で接し、特に敬意や好感を持った相手に対しては特に情に厚く、その人の為ならばどのような尽力も惜しまない。

そして『自分の願い』を叶える為ならば決して諦めず、常に研鑽を重ねる努力家でもある。

また、良くも悪くも自分に正直なタイプで、好きなスクールアイドルのパフォーマンスを見れば周囲の目を気にせず狂喜乱舞したり、自分が何もしていないのに良く評価されるのに耐えられず自白する等、表裏を見せない人物。


ただし、『自分の願い』の為なら何かと暴走し易く早とちりしがち(これは『行動力が高い』の裏返しでもあるが……)。その意味では独り善がりな一面もある。また、敵と見なした相手に対しては、顔を歪ませ暴言を吐くことも(具体的には、「~しやがれデス!」等とタメ口混じりの敬語で話したり、後述の恋に対する暴言を吐いていたりしていた)。

総評すると『礼儀正しく思いやりがあり、全力を惜しまぬ努力家だが、それ故に手段や言動を選ばない、人間的な未熟さを内包した性格』。過去作ではこのような『パワフルな性格・言動で周囲を引っ張り、時に振り回す』役割は専ら主人公ポジションに位置するキャラクターが担っていたが、本作の主人公である澁谷かのんが(歴代のラブライブ!主人公と比べて)常識人で大人しい性格なのもあって、その代わりを彼女が請け負っていると見られる。


『スクールアイドル』に強い憧れを抱き熱心に取り組む。その一方で「スクールアイドルはアマチュア」と見ていた平安名すみれとは入部の過程で思想の違いから対立したが、すみれの入部後はかのん曰く「(すみれのことを)気に入っている」。ただし、彼女の「スクールアイドルはアマチュア」という考えだけは未だに許しておらず、露骨に彼女を無視する、事ある毎に彼女の黒歴史を掘り返す等、(すみれに対しては)当たりが強い様子が散見されるのだが、すみれの反応と合わせて、「喧嘩するほど仲が良い」な様相を呈している。


住まいの壁にあるSunny Passionの写真入りの巨大額縁に加え、1期第1話のスクールアイドル勧誘のプラカード1期第2話の台車式の移動型ステージ、1期第3話の巨大看板、1期第6話のステージの照明、1期第7話の生徒会長選用の襷、1期第9話の巨大横断幕を用意する等、並外れた手先の器用さと技術の持ち主で、エピソード毎に突拍子もない道具を制作している。クオリティが高いだけでなく、作品の製作速度が尋常でなく早いのも特徴。


人懐っこい無邪気な性格の為に意外と気付かれ難いが、生年月日順だとかのんに次ぐ2番目の年長者である。






外見編集

グレージュボブカットで、毛先が内巻きにカールしている。

そして、髪の毛のハイライト(描写によってはボブのインナーも)が一部薄紫色になっている。ライブ衣装に合わせてヘアメイクがされている事例は過去作でもあったが、普段からこのような色使いをしているのは可可が初。グラデーションでもインナーカラーでもない特徴的な色の配分のため、染めているのか地毛なのかは不明だが、後にアニメに登場した母にもほぼ同じハイライトが存在しているため、地毛の可能性が高くなった。


何故か眉の太さが微妙に安定しておらず、当初から公開されている立ち絵イラスト等では眉の太さは普通だが、始まりは君の空MVやスペシャル朗読動画のイラストでは太眉で描かれている。

アニメのPVおよび作中、キービジュアルでは現状は太眉で統一されているが、どちらの太さが正しいのかは不明。



メンバーのあだ名編集

友達や後輩になったメンバーにはあだ名を付けて呼ぶ。

付け方は、(名前が呼びやすければ)「レンレン」「きなきな」「メーメー」「マルマル」と名前の2文字を繰り返す形式が多い。それ以外だと夏美は「ナッツ」、四季は「シッキー」。一方、恋以外の1期生と3期生の冬毬は「かのん」や「すみれ」等呼び捨てにしている。



テレビアニメ編集

第1期編集

1話「まだ名もないキモチ編集

街頭ビジョンに映し出されたとあるスクールアイドルに釘付けになっている大衆の一人として登場する。

その後、たまたま歌いながら登校していたかのんを目撃して、その声に感動するあまり、普段は喋らない中国語で「一緒にスクールアイドルになりませんか!」とまくし立てる。

一旦は逃げられるも、それ以降はかのんを「スバラシイコエノヒトー」と連呼しては追い回し勧誘を続ける。

この時に自作した勧誘用のビラ配りも行っていた為、それを目にした生徒会(この時は正式に発足している状態ではなかった)の中心人物である葉月恋(※初見では気付きにくいかもしれないが、この時点では生徒会長ではない)から厳重注意を受けてしまう。

終盤、「過去のトラウマから歌えない」と答えるかのんに「応援します! かのんさんが歌えるようになるまで諦めないって、約束します!」と真摯に寄り添い、彼女が本来持つ「歌が好きだ」の気持ちを引き出した。


独特のイントネーションや無邪気な性格、物語を大きく動かしていく姿から、1話時点で歴代主人公とかなり違った面を見せたかのん共々注目された。

特に「スバラシイコエノヒトー」が強く印象に残ったファンも多く、果ては原宿ゲーマーズの寝そべり予約案内ツイートで、かのんを「スバラシイコエノヒト」と呼ぶ始末となった。

その他、かのんの家でホットココアをご馳走になった時の「チョコワタルシミ」等も。


2話「スクールアイドル禁止!?編集

先週ラストの予告シーンでは、かのん、千砂都と共にランニングをしているシーンが映された他、手書き感満載の退学届けを片手にするカットが。


そしていざ放送されるや、上記の退学届は本物だと判明。

冒頭で音楽科生徒で結成された(暫定)生徒会の決定権は事実上、恋にある事実が彼女の口から明かされ、かのんも同行し直談判に出たが結果は同じ。

そして「恋の横暴じみた『学園の尊厳の死守』に耐えられず、ならば自主退学・他校に転入してスクールアイドルになる」と、暴走そのものの決意表明でこのような行為に至ったのである。

取り付く島もない恋の対応に不満を募らせた可可は、恨みがましい表情で「アノコンチクショウユルスマジ!!!!」と吐き捨てた(但し、かのん自身は転校したくない為、必死に説得して思い留まらせた)。


そして、スクールアイドルを認めてもらうべく、自作の移動型ステージに乗りメガホン片手に「自由」を訴えると、選挙活動紛いの署名運動を行った。国柄が国柄なのに、何かとロックな中国人である……(本作の放映開始直前、彼女の故郷・上海に同じサンライズ作品に登場する「自由」の名を掲げたガンダムの実物像が建設された事にかけている説もある)。


そんな中、理事長から呼び出しを受けるかのんと可可。話し合いの中で『「スクールアイドル活動の禁止」は恋の独断によるもの』と判明した結果、理事長は双方を納得させる妥協案として「直近で開催される『代々木スクールアイドルフェス』にて1位になる」事を条件に、スクールアイドル活動を認める意向を示した。

そして、ダンスのコーチとしてかのんの幼馴染である千砂都の協力を得て初めての特訓を行った際、可可が極度に運動能力が低い事実が露わとなる。

モ、モウ無理デス~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!

その低さは基礎的なストレッチで息切れを起こし、ランニングに至ってはふらつきながらがデフォルトな始末。一方で、かのんには「それ以外は完璧」とフォローされている。実際運動以外は優秀で、劇中では明らかに居眠りしている状態で先生に指されるも、可可は素早く覚醒して正答すると、学業の優秀さと頭の回転の速さを発揮した(正解した直後に『おやすみなさい……』と宣言し、堂々と居眠りを再開したが)。

だが、「絶対にスクールアイドルになる」という諦めない意志から体力作りを続け、次第に体力とスタミナの両方が付いていき、かのんが最初の楽曲を仕上げた時にはしっかりとした足取りでランニングが出来るまでになった。


3話「クーカー編集

かのんのあがり症が再発する不運に見舞われるも、可可は「かのんさんが歌えないなら、可可が1人でも歌います」と答え、落ち込むかのんのフォローを入れつつ、フェス参加の為に考えていたユニット名『クーカー』と応援グッズを用意していた。

だが、フェスの開催が1週間を切ったタイミングで、よりによって昨年の『ラブライブ!』東京代表であるサニーパッションが参戦する事になった。

Sunny Passionのフェス参戦が発表された当初、可可は「憧れのサニーパッションと同じ舞台に立てる」状況に喜んでいたが、すぐさま「サニーパッションが出場する=クーカーのフェス優勝がほぼ絶望的」だと気付き、懊悩する。

その後、かのんと2人きりとなった可可は、スクールアイドルに憧れる以前の自分の過去=学力至上主義の両親・家族によりひたすら勉学漬けの日々を送っていた日々の中でスクールアイドルに出会い『初めて自分が心からやりたい事を見つけた』等を話した。


そしてフェス当日、かのんに対し可可は「もし歌えなかったら合図を下さい。可可が1人で歌います」と約束し、ステージに登壇。だが当の可可自身もまた、初めてステージに立つプレッシャーに押し潰される寸前で、懸命に自身を鼓舞するしか出来ない。

そんな中、すみれが配電線を分断・停電のトラブルを発生させてしまうが、千砂都のフォローにより2人のメンタルを持ち直す事に成功。更に絶妙なタイミングですみれが電線を繋ぎ直し電気が復活、雰囲気が最高潮になったステージで好パフォーマンスを見せた。

しかしSunny Passionの壁は厚く、「新人特別賞」こそ受賞は出来たものの、結局優勝出来ずに終わってしまった。


なお、今回のエピソードで『運動能力の低さ』の原因が明らかになったが、(原因が分かった事で)一部の視聴者からは「前回笑ってごめんなさい……」「可可のスクールアイドルへの必死さが辛い……」等の意見も見られた。


4話「街角ギャラクシー☆彡編集

上記の実績から理事長の計らいにより、特別にスクールアイドルの活動を認められる。

恋から直接部室の鍵を与えられた後、そこへ向かうと待ち伏せしていたすみれと出会い、可可が喜びの余りにスクールアイドル同好会への入部届を手にし、半ば強引にすみれを仮入部に持って行く。

しかし、すみれの「スクールアイドル同好会の『センター』を決めるという提案によってセンター投票を行った結果、かのんが圧勝。その座を得られると意気込んで勝負に臨んだすみれは落胆し、「退部」を口にし去ってしまう。


その翌日、かのんからすみれの本心を聞いた可可は「スクールアイドルへの冒涜」と激怒し、そのすみれを屋上へ呼び出し「スクールアイドルへの侮辱」と叱責したが、(前話でクーカーが見せた振り付けを完全コピーした上で)すみれの反論と、その直後の雨により中断となる。

なお、千砂都から「今のすみれの痛みを理解できるのはかのんだけだ」というアドバイスを受けたかのんのスカウトにより、すみれはスクールアイドル同好会へ正式に入部した。


5話「パッションアイランド編集

先週ラストの予告シーンの通り、エンディング映像で、予てより話題となっていたカップリング『クゥすみ』が描かれ始める。


気温の高さと日照が原因で屋上での練習が出来ない中、すみれが「『猛暑』を理由に練習は不可能」とする一方で、可可は意地でも練習しようとするも即座にグロッキー。結局練習は中断となり、ジャンケンで負けたすみれに団扇であおがせる。

かのんの実家であるカフェで今後についての展望を話している最中、まさかのSunny Passionの2人(本物)が登場。この事態に可可は限界オタクそのものになってしまい、すみれにツッコミを入れられる。その彼女達から「今度、自分達の故郷の島で開かれるイベントに参加しないか?」と頼まれ、かのん・すみれと共に参加。


その道中で船酔いしてしまいすみれに面倒を見られながらも、島に到着した3人は初日はバカンスを満喫したが、その日の夜では可可曰く「左側に壁がないと寝られない」為、2つしかないベッドの所有権を賭けて、すみれと指相撲で雌雄を決しようとするも、すみれが耳に息を吹きかけた事で先手を取られ敗北。尚、予告シーンで話題沸騰となっていたすみれとのキスシーンはこの場面

この戦いの後、かのんが先にベッドで一人眠りに就いていた為、すみれと同じベッドで眠る事態に。


まだ日も昇らない早朝に起きた可可は、自分より先に起きたかのんの後を追い砂浜に辿り着くと、未だに歌詞作りにスランプに陥るかのんと共に「自分達にとっての千砂都の存在」を語り合う。


尚、ベッドの取り合いの少し前に夜中に服を着替えようとするも、サイズが合わなかったのか着るのに苦戦した上、へそチラをしているシーンがある。


6話「夢見ていた編集

何故かおみくじを握って寝惚ける可可の姿からスタート。

しかし、サニーパッションに起こされて、2人が提示した練習にすみれが辟易した風な態度を見せた為に、いつもの小競り合いが勃発。

それを終えた所で練習を開始するも、早速グロッキーに陥る可可(但し、サニーパッションの振り付けを見るや否や、限界オタクとなって復活した)。

練習を終えた後、可可はサニーパッションへの礼として夕食を作るも悉く失敗、見兼ねたすみれが手伝い始めた(=ほぼすみれが単独で作った)事態に、思わず可可は悔しがった。

そして、肝心の夕食時に料理を振る舞うも、上記の通りすみれが単独で作って自分は何もしていないにもかかわらず、さも「2人で料理を作った」風に装った事実に罪悪感を覚えた可可は、正直にそれを告白し改めて自分だけで料理を作ろうとした。


翌日、舞台の照明装置を単独で仕上げた状況に、すみれは呆気に取られるも「これで昨日の借りを返しマシタ」ドヤ顔の可可。

そして、午後となって遂にイベントが開始、サニーパッションの紹介から新たに千砂都を加えたスクールアイドル同好会のライブが始まり、見事にやり切ったのだった。


7話「決戦!生徒会長選編集

かのんと共に寝惚け眼で通学する可可だったが、千砂都の普通科への転科に、かのんと共に驚く。

その後、学校内の掲示板にて『生徒会発足』の告知を目にする3人。

生徒会長選への立候補を表明しているのは恋ただ1人。スクールアイドル活動に反対の姿勢を見せる彼女が生徒会長に就いてしまえば、自分達の活動も禁じられかねないと考えた可可は、かのんを生徒会長にすべく選挙タスキを速攻で自作した。

更に千砂都も同じようにかのんを推薦し外堀を埋めたが、かのん自身は立候補を断固拒否し、代わりにすみれが自薦した……が、可可と千砂都はそろってスルーした(千砂都は「す……す……何とかさん」ととぼけ、可可に至っては「どなたデスか?」「間に合ってマス。おととい来やがれ。身のほどわきまえろデス』等と口にする始末)。

だが、かのんが猛烈にすみれをプッシュしたのですみれを擁立したが、可可は明らかにやる気を無くし「やはり可可は、かのんが……」と不満を露わにする。そして、恋の生徒会長就任後に起こるであろう暗黒時代(まるで禁酒時代のギャングと警察、或いはLiyuu氏曰く「中国ドラマの『上海グランド』」を思わせるイメージ)を思い、不安に苛まれる。


結果として選挙はすみれの惨敗に終わる。

その後、会長に就任した恋の公約違反染みた宣言に普通科の生徒が揃って反発した為、すみれが『リコール動議』を提案したのを受けて、可可は改めてかのんを会長に推薦した(可可の「かのんの推薦」には他の生徒も賛同した)。

その後、「葉月さんの真意を知りたい」かのんの提案で、スクールアイドル同好会総出で彼女の尾行を開始、多少の危機を乗り越えて恋の住む邸宅に到着した。

メイドを騙して葉月家に入った全員は、同家のペット・チビに追われるアクシデントに見舞われ、可可がダウン寸前に陥ってしまうもかのんの機転でどうにか回避に成功した……が、その矢先に葉月家の芳しくない事情を知ると同時にチビに見つかり、あまつさえ恋にも見つかってしまうのだった。


8話「結ばれる想い編集

恋の口から学園の真実を聞いた翌日、部活に勤しみつつ心配する可可。

だが、生徒会長による「最初の学園祭は音楽科をメインに行う」宣言を公約違反と見る普通科の生徒達が反発し、それに反対する署名を持って恋に直訴しているシーンを目撃。かのんを中心にスクールアイドル同好会が双方を宥めようとするも、普通科と音楽科の双方の溝の深さに失敗した。

更に、可可は恋が「スクールアイドル断固反対」の姿勢だったのを思い出し、普通科の生徒達による抗議の意思に賛同してしまう事態にまで発展する。


その後、部室にて今後の話し合いをする4人の元に恋が現れ、彼女自ら『「結ヶ丘でのスクールアイドル禁止」の真実=旧・神宮音楽学校時代、廃校を阻止するべく恋の母親がスクールアイドル(に近い活動)を行ったが、廃校阻止という目的を果たせなかった事実』を語る。

(その事情は理解しつつも)可可は困惑していたが、どうにか他の生徒達を説得したいかのんは一念発起し、少しでも残されているかも知れない神宮音楽学校アイドル部の記録を見つけ出す為、校内で資料の捜索を開始、可可達も協力した。

そして、かのん達の執念が実を結び、スクールアイドル同好会の部室にて、前身である神宮音楽学校時代のアイドル部の活動日誌を発見する。

全校集会の最中、日誌に記されていた想いをかのんが公表して、無事に恋と全校生徒の溝を埋める事に成功する。晴れて恋のスクールアイドルへのわだかまりを解きほぐしたかのん達は、彼女をスクールアイドル同好会の仲間に迎えた。


学園祭が迫るある日の夕方、恋を加えた5人練習にて、恋のダンスの筋の良さをみんなが誉める中「グソクムシとは大違いデス」と太鼓判を押しつつも(相変わらず)すみれをディスる可可。

初めて5人が揃った中で、かのんの提案で初めての円陣をする流れに、可可は目を輝かせた。

そして、学園祭にて5人でのファーストライブを決行、無事に歌い終えるのだった。



第9話「君たちの名は?編集

次回ラブライブ!へのエントリーが開始された。興奮するあまり、自作の『LOVELIVE』の垂れ幕を下げる可可。

ラブライブ!に対する熱い思いを語る可可に、やはりすみれが「たかがアマチュアの大会」と見くびる発言をするも今回は「想定済み」として、プロジェクターでその規模をプレゼンを実行、すみれを俄然その気にさせるが「そんな簡単にいくと思うなデス、このスットコドッコイ」と一蹴。

そして「『ラブライブ!出場』がいかに熾烈を極める難関であるか?」切々と講釈する可可をよそに「今の自分達のレベルなら優勝はともかく予選くらいは……」と楽観するメンバー達に対し、「甘すぎです。ま~ずぃ~あ~ま~どぅえ~す(マジ甘です)!」と奇声を発しながら激昂する可可。


ひとまずラブライブ!へのエントリーに臨むが、ここに来て未だこの5人のグループ名がないという事実に気付き、愕然とする。

全員でグループ名を決めようとするも、『チクレカス(=メンバーそれぞれの名前の頭文字を繋げる。発案者=可可)』に始まり『マルマルサークル(自分の好きなものを繋げる。発案者=千砂都)』『????(発表しようとするも頑なにスルーされる=すみれ)』等と難航した末、可可は過去のレジェンドスクールアイドルの事例に基づいて廊下に『グループ名募集箱』を設置。生徒に向け公募を行った(が、応募は皆無だった)。


その後、Sunny Passionのご教授でグループの認知度を上げるべく、PR動画を配信するもグダグダに終わる、かのんと恋のコミュニケーション不足で新曲の原型すらもままならない事などが重なり、最悪のスタートとなってしまった。

その後、新曲の作詞に着手できていないかのんに「5人のイメージって?」とヒントを求められるも、「最強とか……最高とか……エクセレントとか……ではないかも知れません」と漏らす可可。グループ名の考案と曲作りの双方で更なる袋小路に陥ってしまうメンバー。

「新曲だけでも」と考え『ジャパニーズ缶詰め』による強硬手段に出る可可達に、遂にかのんの堪忍袋の緒が切れてクラスメイトに愚痴ってしまうが、それが却って「自分達の『共通点の無さ』『空白さ』」を浮き彫りにする結果に。

だが、かのんにはそれが良いきっかけになったらしく、翌日には歌詞を仕上げた上、『Liella!』というグループ名も考えてきた。

かのんの提案をメンバーが喜んで受け入れる中、可可は興奮と嬉しさの余り、(以前の垂れ幕の上に)新たに『Liella!』の垂れ幕を下げるのだった。


第10話「チェケラッ!!編集

ユニット名が遂に決まり、今回のラブライブ!にエントリーするLiella!。

しかし、今回は過去最大規模で行われる上にエントリーするユニット数も過去最多の為であったため、「まともにエントリーが出来るのか?」と不安になる一同。すみれが「ジャンケンでもするんじゃない?」と呟くや、可可はすみれとジャンケンをする事態に。

かのんが「悩んでも仕方ない」として予選会場に向かった5人だったが、課題として『ラップの要素を入れて歌う』が発表され、驚く会場の一同。

「誰がラップを担当するか?」と話し合う5人だったが、かのんは言葉が続かない、千砂都はダンスに意識が向いてラップと両立出来ない、恋はラップそのものを知らない、可可は中国語になってしまう中、すみれがそれを発揮した為に彼女がラップとセンターを務めるに至った(但し、可可はギリギリまでそれを嫌がっていたが)。

だが、端役からのセンター抜擢に戸惑うすみれは、何時もの「ショウビジネス(以下略)、スクールアイドルはアマチュア」発言で誤魔化そうとしたが、可可が「それが『甘く見ている』と言うのデス!」と早口で叱った。その後、かのんは『すみれの気持ちを後押しする必要がある』とした為、可可は彼女の為にセンターの衣装を作成した。

だが、その後に撮影したデモ動画の評価は「楽曲や歌唱力は問題ないが、すみれがセンターで良いのか?」と、すみれ自身に対する評価の低さだった。

あくまでかのん達は「すみれの才能を買ってセンター」に推薦したのだが、(自分の評価の低さを聞いて)過去に何度も繰り返されてきた「主役になれないトラウマ」を発症したすみれは、自棄になってセンターを辞退しその場を後にした。しかしその直後に可可が現れるや「逃げるのデスか!?」と叱責するも、トラウマを拗らせたすみれは混乱と絶望が入り雑じった声で、2度目の「スクールアイドルを辞める」発言の後に完全に逃走してしまう。

翌日、すみれ不在のままの状態で練習する4人だったが、可可は実家からの電話に出る為に一度退出し、その電話の中で「もし今回のラブライブ!で結果が出なかったら、スクールアイドルは断念し中国に帰国する」という内容をすみれに聞かれてしまう。

それを知ったすみれは「可可の為にも」とセンター辞退に意固地になるも、可可は改めて彼女の才覚を認めた上で「自分の夢を叶える為にもセンターになって欲しい」と直訴し、センターが身に付けるティアラを差し出した。

その後、予選会場にて見事に歌い終えたLiella!の5人が流れるのだった。


第11話「もう一度、あの場所で編集

予選の結果を知るべく、全員でPCにかじり付くLiella!の面々。その最中に(パソコンの)フリーズが発生したが、Sunny Passionからの報告によって予選通過を知ったLiella!の面々。

学友からの称賛に気を良くする一同だったが、突然の理事長に呼び出しに興奮する者と困惑する者が入り雑じる中、理事長室に到着すると、理事長から「(かのんと千砂都の母校である小学校から)生徒に歌を教えて欲しい」と頼まれ、それを快諾するメンバー。

だが、千砂都は内緒で(かのんを除く)メンバーを召集すると、「今回行く小学校がかのんちゃんのトラウマのきっかけの場所」と話す。可可は「可可と一緒に歌っていたから、かのんは歌えてます」と太鼓判を押すも、4人の胸中に一抹の不安が拭えない為、『小学校の下見(を名目にしたかのんがきちんと歌えるかの確認)』を提案、実行する流れとなった。

無事に下見を終えたLiella!は翌日、何時も通り練習に励む中、可可がスマートフォンを片手に来ると、東京予選の課題が『独唱』と発表され、皆がかのんを推薦した。

だが、千砂都は「かのんちゃんは『みんなが居るから歌える』だけ」と見抜き、可可に「かのんちゃんが1人で歌えるようになれば『世界一』どころか、すみれちゃんが言う『銀河一』にもなれる」と力説、それを聞いた可可は千砂都の話を聞き入れた。

次の日の練習、かのんを除く4人は一計を案じ、小学校訪問をかのん1人に向かわせる流れにする。

そして、小学校訪問の当日、4人はかのんにバレないようホール入り口に待機しているが、可可は不安から居ても立ってもいられず、すみれに押さえ付けられる中、千砂都のスマートフォンが鳴った。

そして、かのんが無事に歌い終え、そんな彼女の成長に抱き付く千砂都の様子を見て、可可はすみれと恋の3人で、今後の快進撃を期待したのだった。


第12話(最終話)「Song for All編集

東京大会への猛特訓に、可可は一人悲鳴を漏らしていたが、恋の呼び出しをきっかけに中断・休憩に入る。

理事長からの吉報に心を踊らすLiella!一同だったが、すみれの有頂天な言葉に釘を刺すのを忘れない可可。

その後、一同は東京大会でのルール発表を聞くや否や、可可は「今回のルールは特殊デス! 自分達のステージを自分達で用意するのデス!」と驚きと困惑が入り混じった声を上げた。

翌日、単独で近辺のライブ会場に当たるも、「スクールアイドルではちょっと……」を理由に全て断られしまい、失意で憔悴する可可。

だが、翌日かのんの提案を聞き、残るメンバーと共に可可は目を輝かせた。


東京大会予選の当日、降雪に嬉しさと驚きが半々になった声を漏らす可可だったが、大急ぎですみれの神社に向かうや、「Sunny Passionのポートレートを預かって貰えないか」と頼んだ。

「彼女達のファンだが、今は敵」という理由を早口で語る可可を見て、すみれは「可可が必要以上に力んでいる」と察するや、落ち着かせようと御守りを(可可の鼻に突き付けるようにして)手渡された。

練習を早目に切り上げたLiella!は、なやこトリオの案内で特設ステージへと向かった。

そして、かのんの口上が終わるや否や、Liella!のライブが始まった。

完璧なパフォーマンスの見せたLiella!……しかし結果は2位。今回はSunny Passionの勝利で幕を閉じた。

この結果に悔しさを露に「次こそ優勝する」と一念発起するかのんに、可可達4人は改めて同意した後、来年度のラブライブ!優勝を誓い合うのだった。

第2期編集

第1話「ようこそLiella!へ!編集

記念すべき第2期第1話の放送日は、可可の誕生日である7月17日である。

日本での留学を継続し、2年生への進級も控えた可可は、Liella!のメンバーと共に屋上でレッスンに励む。

その最中、ラブライブ!の優勝候補と目されるまでになったLiella!の人気・認知度の上昇及び、サニーパッションがインタビュー中に自分達を取り上げてくれた事実に、「ありたかき(有り難き)幸せ~」と純粋に喜んでいた(ただし、未だに大きな実績は残せていなかったことから、恋などの一部メンバーは「いくら名前だけ独り歩きしても……」と一抹の危惧を漏らしていた)。

なお、可可個人としては、実家と交わした『結果を出せなければ帰国する』約束を次の大会まで保留にしてもらっている上、未だに(すみれ以外のメンバーに)その実態を知らせていない等、メンバーでは誰よりも危うい立場にある。

もし、今回のラブライブ!で優勝しなければ上海への強制帰還を余儀なくされる可可の実状を懸念したすみれから約束の件(もし結果が出なければ中国に帰国する事)を持ち出されるも、「すみれが気にすることではない」と突っぱねた上で、「もしかのん達に言ったら、そのク~ルクル(すみれのもみあげ部分の巻き毛)全部切り落としマスから!」と釘を刺す始末であった(もっとも、この可可の発言は「去年のラブライブ!で優勝を逃し、その雪辱に向けて燃えている」メンバー達に、余計な重圧を背負わせまいとする彼女なりの配慮とも考見て取れる)。


その後、レッスン中の屋上に新1年生の桜小路きな子が現れるや「後輩ですよね! 可愛いデス~!」と目を輝かせ、スクールアイドル部の入部希望者と早とちりした他のメンバーと共に「一緒に光を追い求めましょう……!」と歓喜するも、当初の不安からきな子には入部を保留とされる。

入学式当日、可可は新入生に結ヶ丘をアピールするべく『第2回入学式!!』と書かれた看板で校門を盛大にデコったり、進級した2年生のクラスで席順がかのんのすぐ後ろになったことを喜んでいた。


新入部員の確保を諦めない可可は、偵察に行った音楽科の校舎ですみれと小競り合いする一幕の後、屋上から巨大横断幕を掲げるなどの気合を入れて勧誘活動に勤しむが、一向に入部希望者は現れず。


エピソード終盤、若菜四季の突然の奇行に巻き込まれたきな子が再びLiella!のいる屋上に現れると、可可は皆と共にLiella!のパフォーマンスを披露するのだった。


原宿ゲーマーズ看板娘編集

无题

オフィシャルタイアップショップであるゲーマーズ原宿店の『看板娘総選挙』では1位に輝き、看板娘に就任している。


唐可可の中国語編集

担当声優が上海人であるため、ネイティブな喋り方はおろか、上海訛りの中国語まで再現されている。

アニメ作中で中国語を話すタイミングは興奮や感動した時が多い。興奮時は早口になる。


雑誌『LoveLive!days』では、可可の中国語講座コーナーを連載中。

毎月、日常会話に使える中国語の短文を発音の仕方から教えてくれる。


余談編集

作中での可可自身が名乗る時や、可可役のLiyuu氏がキャラ名を名乗る時の『唐可可』の発音は、キャラ名をカタカナ表記した時の『タン・クゥクゥ』よりも『タァン・クク』に近い。『クゥクゥ』表記を日本語で発音しようとすると「KU-U KU-U」のように母音が2つ続くのだが、中国では『Ke Ke』(eはア・ウ・オの3音の中間のような、日本語には存在しない音)であり、『可可』の名前は中国語では正に『クク』に近い発音になる。


より正確に示せば『クク』と『クゥクゥ』の間くらいの音で、どちらにしてもカタカナでは表しきれない発音であり、『可可』の名前は日本人にとっては正しい発音が難解な名前になる。それをネイティブの正しい発音で名乗り、可可の『日系中国人』のキャラクター性を限りなく表現できるのは、日本語を喋れる中国人であるLiyuu氏ならではである。


中国人らしくない中国人キャラ編集

シリーズにおける中華系のキャラは、蘭花鐘嵐珠等が存在するが、シリーズに限らず日本製のアニメで中国人(香港人・台湾人含む)を描くと、多かれ少なかれ『お団子頭』『チャイナドレス』『人民服』『協和語』(所謂「アルよ」等)『カンフー』『中華料理』、あるいはパンダドラゴン太極図風水易占)等の記号を纏った、ステレオタイプな中国人像が描かれるケースが多い。蘭花とランジュもやはり当てはまっているが、可可はそうした要素を極力排除した「今時の女の子」像で、中華人民共和国駐大阪総領事館が好意的に紹介したり、Liyuu氏がインタビューで「可可のビジュアルを見て中国のファンが喜ぶ」と好意的に評している。



鐘嵐珠との関わり編集

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会鐘嵐珠役である法元明菜氏は、アニメで音響協力のスタッフとして参加しており、Liyuu氏をサポートした。

法元氏も中国語が得意であり、2021年11月17日には法元氏とLiyuu氏による、中国語のみで進行する特別番組がBilibiliでの配信が決定、12月19日に配信された。


関連タグ編集

ラブライブ!スーパースター!! Liella! KALEIDOSCORE

外国人スクールアイドル

唐萌萌:


鐘嵐珠ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会):中国人と日本人のハーフ。ただし出身は香港である。演者である法元明菜氏が音響協力として参加している。


南ことり渡辺曜 …ラブライブ!シリーズの過去作における衣装担当繋がり。ことりとは身長と血液型が同じで、曜とは灰髪碧眼と外見が似ている他に、コスプレの趣味等の共通点がある。

津島善子優木せつ菜 …ラブライブ!シリーズにおけるゲーマーズ看板娘繋がり。

中須かすみ…似たような髪色のスクールアイドルオタク。こちらも生徒会長から部活の立ち上げを認められず「あの意地悪生徒会長~!」と顔芸をしながら恨み節を吐いた。

小泉花陽…誕生日がちょうど半年違いのスクールアイドル。グループ結成前からスクールアイドルのファンだった点、成績優秀であるが運動神経が鈍く体力に乏しい点が共通している。また、可可と同様に髪型がボブで太眉のため、顔つきが似ているといえなくもない。

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