概要
『スクールアイドルフェスティバル』(以下スクフェス)に用意された、ライブに参加可能なオリジナルキャラ。
設定上は、μ'sのライブなどによる学校宣伝を受けて、音ノ木坂学院に転入してきたということになっている。他校のスクールアイドルじゃないのは、サービス開始時点に『サンシャイン!』以降のシリーズ作品は存在しなかったため。
したがって彼女たちの正式な呼称は「転入生」であるが、ゲーム中での扱いからか「モブ」と呼ばれることがほとんどであり、ファンからは、「モブ」と「ラブライブ!」をかけて「モブライブ!」と呼ばれるようになった。
また、彼女たちをゲーム中で「勧誘」できるガシャが「一般生勧誘」という名称であることから「一般生」「一般部員」などとも呼ばれている。
「転入生」ということで、キャラ毎に転入前の学校が設定されており、全部で6種類の学校から転入している。
カードイラストで確認できる各人の制服姿は、いずれも転入前の学校のものであり、現在在籍しているはずの音ノ木坂学院の制服を着用しているカードイラストは一切ない。
現在は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーとして名が通っている桜坂しずく、エマ・ヴェルデ、近江彼方の3名はこのスクフェス出身だったりする。
なお、アニメ等でのヒフミトリオをはじめとした脇役を指してモブライブ!と呼称することもある。
ゲーム中での扱い
彼女たちは主にライブパートをクリアするか、一般生勧誘ガチャ(いわゆるコモンガチャ)で入手することができる。
基本的にレアリティはN。後述のイベントではSSRがメンバーごとに1種追加された。
R以上のレアリティのみを持ちメンバー(主にμ'sとAqours)とは違いボイスはなく、タイプを持たない(ニジガク転入組のSSR除く)、能力も総じて低いが、キャラの揃っていないゲーム始めたてのプレイヤーたちにとっては彼女たちも貴重なライブメンバーとなる。
またキャラごとに特定条件を満たすことで課金アイテムであるラブカストーンが得られるため、課金をせずに遊ぶ場合は貴重なアイテム入手源となる。
特待生勧誘ガチャ(レアガチャ)やイベントによりμ's(Aqours)メンバーが揃い出すと、ライブパートで彼女たちを使用するメリットはなくなっていく。その際は「練習相手」となって別メンバーの経験値にされるか、「転部」によってゲーム内通貨に換金されるのが主だが、パラメータマックスのキャラを一定数コレクションすることで報酬が得られるため、彼女らを育てておいても損はない。
もちろん、ビジュアルやキャラ設定に惹かれて能力度外視で彼女らを起用し続けるプレイヤーもいる。
μ's・Aqoursなどと同じように、特定条件を満たすと、キャラごとのサイドストーリーが解禁され、サイドストーリーを読み終わると、ラブカストーンを1個獲得できる。このサイドストーリーは、キャラの自己紹介のほか、それぞれのキャラの個性を反映したものとなっている。
部室問題
ラブカストーンの用途の一つに部室の上限を広げるというものがあるが、彼女たちの存在がこれによる石消費をもっとも促している元凶にもなっていた。
転入生の入手方法は一般生勧誘とライブの報酬しかなく、一般生勧誘は部室に空きを作らないと勧誘する事ができない。このため新しい転入生を引いた場合、ただでさえμ’sやAqoursのメンバーで埋まっている部室の空きを必ず圧迫しなければならない羽目になる。
覚醒には、他のカードと同様同じカードが二枚必要であるが、一般生勧誘は特待生勧誘のように新入生部員の入れ替わりや限定勧誘のようなバリエーションは一切なく一方的に一月に4人のペースでモブが増えていっているため、どんどん同じモブの二枚目を引ける=覚醒できる確率が下がっていってしまっているのが現状だったりする。イベント先行配信Nの存在をスルーした場合はさらに確率が下がり、覚醒はますます至難の業である。部室に一人分だけ空きをつくり二人単位で勧誘すれば片方がプレゼントボックスに送られるが効率が悪すぎる上、ボックスに送られる部員はランダムのためあんまり解決方法にはなっていない。
結果二枚目を引くために勧誘→新しい未覚醒モブが出る→さらに部室を圧迫→二枚目を…の悪循環が発生する。
ライブ報酬で手に入るモブの場合も一般生勧誘追加から数ヶ月経過しないと入手できない。
現状で部室を圧迫させない解決方法は一般生勧誘をせず部室が(既に覚醒済みの種類のモブで埋めるなどして)満席ならばプレゼントボックスに送ってくれるライブ報酬でのみ得ていく以外に方法はなく、友情ptを使わないまま放置するか泣く泣く石を割って部室を拡張させざるを得なくなるわけである。
絆をMAXにすれば石(ラブカストーン)をくれるのは彼女たちであるが、同時に奪っているのも彼女たちとは何とも皮肉な話である。
……というのも過去の話。
2018年7月18日に行われたアップデートで部員が上限に達している場合でも勧誘を実施できる(上限を超えた部員は、強制的にプレゼントボックスへ入る)ようになり、問題はある程度解消された。
転入生一覧
1周目の属性:S→スマイル、P→ピュア、C→クール
青藍高校
東雲学院
Y.G.国際学園
千歳橋高校
藤黄学園
紫苑女学院
スクフェスでの出来事
新規キャラクター
毎月末と15日に行われる新入特待生部員追加毎に新入一般生部員のモブが一名追加されるが、それぞれのイベントで先行配信として報酬になる事もある(後に新規部員として通常の一般生ガチャでも出現)。
また一度ガチャで出したキャラはライブクリアの報酬としてランダムに出てくる。
2013年10月のイベントで先行配信された「早乙女紫」を最後に新規の転入生は追加されておらず、現在は既存キャラを別属性で出す形でキャラクター追加を行っている。
転入生総選挙
2014年4月から転入生を選考対象とした転入生総選挙が開催されている。
特に第3回は上位3人は「てん☆ふぇす」の特別描き下ろしに出演し、「ラブライブ!Perfect Dream Project」(現在の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)参戦のきっかけになっている。
詳しくは転入生総選挙を参照。
てん☆ふぇす
スクフェスシリーズ3周年記念の企画で、2016年9月30日に行われたアップデートにより新たに『てん☆ふぇす』なる新コーナーが実装。
週に1回、スクフェスのこれにより今までスポットライトが殆ど当たらなかった転入生達の日常を描いた4コマ漫画を連載。
2017年10月5日、全54話を以て完結した。
キラキラ☆転入生フェスティバル
スクフェスシリーズ5周年記念PROJECTの企画で、2018年5月20日~2019年6月30日間に行われたイベントでは、54人の転入生達がイラストレーターによる描き下ろしイラストで、イベント先行配信SSRとして登場する(1イベントで2人が登場)。イベント報酬として先行配信された後、一般生勧誘に追加される形になっている。
代わりに、その期間にN部員は追加されておらず、2019年6月20~6月30日に行われた「第10回 おさんぽラリー」で先行配信されたSSR「エマ・ヴェルデ」「多々良るう」を以て完結した後、同7月5日開催イベントより、転入生フェスティバル開催以前同様「イベント毎にN部員を1人追加」に戻った。
なお、本企画で実装された桜坂しずく、近江彼方、エマ・ヴェルデのカードは、ゲーム内のアルバムでは、同じ学校出身の転入生と同じページに記載されているものの、スクフェス公式サイト内・本企画特設ページでは、「虹ヶ咲学園○年生」(他の転入生は「出身校名○年生」)と記載されており、更にカードの「タイプ」として「ニジガク」が付与されている(本企画以前のカードには付与なし)ため、この企画を持って3人は音ノ木坂学院への転入生から虹ヶ咲学園への転入生という扱いに切り替わった模様。
スクフェスPDPによるスクフェスでの扱い
2017年3月に始まったスクフェス4周年プロジェクト「スクフェスPDP」において、第3回総選挙上位であるしずく・彼方・エマの3人が虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に所属するスクールアイドルの一員となった。
それはつまり、μ'sやAqoursのように声がつくということになり、4年間ずっと「モブ」と言われ続けてきた転入生が主役の一員になることを意味していた。
スクフェスと別世界観であることを強調するためか、(スクスタとアニガサキなど)スクフェスPDP発表以降に追加された、スクフェス以外の作品からの設定は、基本的にスクフェス設定と別枠扱いとなる。なお、扱いはキャラによって異なる。
ニジガク転入組以外の既存キャラ
担当声優含む他シリーズ作品からの追加設定は、スクフェスで反映されない。Nカードの追加もこれまで通り。
ニジガク転入組(しずく・彼方・エマ)
スクフェスPDP発表直後のメンテでは、既存のすべての「エマ」は、カード名が「エマ・ヴェルデ」に変更された。が、発表後~スクスタリリース前のニジガク転入組の新規カードは、「転入生Ver.(声なし・タイプなし)」「ニジガクVer.(声付け・ニジガクタイプ)」の2種類が存在した。
ただし、ニジガク転入組は転入生フェスティバルSSRを最後に転入生ver.の新規部員は追加されておらず(2020年10月現在)、2020年4月に追加された部員アルバム機能では、転入生ver.時代の3人の転入前の学校(青藍高校、東雲学院、Y.G.国際学院)のアルバム枠は、Part7(転入生フェスティバル開催直後に追加されたN部員)より枠の数は1つ減って8枠となることから、ニジガク転入組の転入生Ver.の新規部員は今後に追加しないという可能性が高い。
なお、後のアップデートで、ニジガク転入組の転入生フェスティバルSSRに、ニジガクタイプが追加された。
スクスタ
PDPの柱の一つである『スクフェスALL_STARS』が2019年9月にリリースされた。
その後に実装された彼方のキズナエピソードで、彼方の妹・遥が声付きで登場した。
しずく・彼方・エマは総選挙による、いわゆる「選抜組」であるため、そうでない転入生に声がついた、初の事例となった。
アニガサキ
2020年10月より、ニジガクを主役にしたアニメ版ニジガクが放送。
アニメでもスクスタ同様に、しずく・彼方・エマは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーとして活動する。
3人以外のモブライブ!スクールアイドルも、他校のスクールアイドルとして登場する。
所属校は、『スクフェス』における、転入前の学校(例:遥は東雲学院)。
ニジガク自体がラブライブ!に出場しないため、対決などはせず、主にスクールアイドルフェスティバル開催のために協力するという立ち回りになっているが、他の作品でも他校のスクールアイドルも主役グループによるイベント開催に協力するというエピソードがあるため、『ニジガク』におけるモブライブ!は、ニジガクのライバルグループと言えるだろう。
第1期
彼方のメイン回となった第7話では、スクスタ同様東雲学院所属の遥と、同じくスクフェスで東雲出身である7人が同校所属のスクールアイドルとして登場し、かさねとクリスティーナには声もついた。
第8話と第9話では、スクフェスで藤黄学園出身の9人が同校所属のスクールアイドルとして登場し、姫乃と美咲は声付きとなった。
最終話は「みんなの夢を叶える場所」と書いて、スクールアイドルフェスティバルと読ませる粋な演出となっている。
第2期
Y.G.と紫苑が新たに登場。
Y.G.は第1話から登場しており、ジェニファーとラクシャータに声がついた。
紫苑は第2話から登場しており、黒羽姉妹に声がついた。
東雲と藤黄も引き続き登場し、虹ヶ咲学園を加えた5校の文化祭が日替わりで開催されることから、第2回スクールアイドルフェスティバルを5日間、各日会場を文化祭開催校にすることで開催することとなった。
ニジガクメンバーも自校以外のステージに立っており、彼方は東雲で妹・遥と(さらに、両者で東雲の初期衣装を着用)、エマはY.G.でラクシャータと、果林は藤黄で綾乃とコラボ、栞子は姉・薫子の母校である紫苑でソロで初歌唱した。
最終話で、青藍と千歳橋の一部メンバーがボイス無しで登場していた。
NEXT SKY
海外からの留学生・アイラが登場したが、転入生たちの出番はなし。
えいがさき
2024年公開の『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』では、ジェニファー、美咲、かさねが登場することが公式Xにて告知されている他、予告編では他の転入生の姿も確認できる。
この3人がセレクトされた理由は不明だが、虹ヶ咲側のメインメンバーの中に、『スクフェス』時代にジェニファーと同じY.G.出身だったエマ、かさねと同じ東雲出身だった彼方、『アニガサキ』で美咲と演劇部としての縁があるしずくがいるから、なのかもしれない。
さらに、テレビでは台詞ありで登場しなかった、青藍と千歳橋のスクールアイドルも登場。
これによって、6校全てから台詞ありのスクールアイドルが出揃ったことになった。
スクフェス2
スクフェス2では、一切登場しない。理由としては、取り扱うメインスクールアイドルの量が膨大化したことか、スクフェス1やスクスタ初期に開発を行ったKlabゲームズがキャラの版権を持っていることが考えられる。
しかし、一部の部員のイラストでは、遥,かさね,姫乃,小雪,涼が描かれている事が判明している。
関連イラスト
関連タグ
スクフェス スクールアイドルフェスティバル ラブライブ! モブキャラ スクフェス組