「小さい頃、日本のアイドルの動画を見て心がぽかぽかってなったことがあったの。だから私も、そんなことができるアイドルになれたらと思って」
プロフィール
名前 | エマ・ヴェルデ |
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英字表記 | EMMA VERDE |
学年 | 3年 |
学科 | 国際交流学科 |
身長 | 166cm(シリーズ4位) |
血液型 | O型 |
誕生日 | 2月5日 |
星座 | 水瓶座 |
3size | B92/W61/H88 |
イメージカラー | ライトグリーン |
部活 | スクールアイドル同好会 |
肩書き | 純粋系→癒やし系 |
編入前の学校 | Y.G.国際学園 |
所属ユニット | QU4RTZ |
CV | 指出毬亜 |
概要
ラブライブ!シリーズのゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』のキャラクター。
後に、スクフェス4周年プロジェクトにより虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の一員となり、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STAS』『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のメインキャラクターとなる。
高校3年生。スイス南部(イタリア語圏)出身。
スクフェス・スクスタ・虹ヶ咲アニメ版(以下アニガサキ)で、それぞれ微妙に設定が異なる。
人物
山と自然がいっぱいの国・スイスからやってきた留学生。
アルプスの少女というとハイジのイメージが強いが、ドイツ系のあちらと違って南部のイタリア語圏の出身。
これまでのラブライブ!シリーズにおいては、絢瀬絵里(ロシア人の祖母を持つクォーター)や小原鞠莉(イタリア系アメリカ人の父を持つハーフ)に代表される混血児はいたものの、メインキャラクターとしては初となる純外国人である。
赤毛の三つ編みおさげと青い目、服の上からでも目立つ大きなバスト、そばかすが特徴。
そばかすのデザインは、スクスタやほとんどのメディアミックスでは鼻の上に薄っすら細かく散っているが、アニメ版のみ頬に3個ずつ点がある物になっている。
赤毛の髪は意外と短いセミショート。寝る時も三つ編みのおさげは解かないが、スクスタのイベントではたまに髪を下ろすヘアアレンジをしており、エマUR【魅惑のDevil】カードイラストでは覚醒前後どちらも髪をまっすぐ下ろしている。
おっとりマイペースで、故郷スイスの山や自然をこよなく愛する心優しい女の子。
スクフェス版
2013年9月に登場。
スクフェスでは、元はY.G.国際学園所属であり、音ノ木坂に編入した転入生の3年生。
後のスクスタ版と異なり、このころの一人称は「私」。
故郷は水が綺麗な土地スイスで、故郷に温泉がある、度々故郷の景色を思い出し祖父母に想いを馳せる。
日本語の本は絵本から始めて最近子ども向けの小説が読めるようになったという。
趣味はキルト。
裸足でいるのが好きで、冬でも貫き通している。ラクシャータとはレッスン中に裸足でいる仲間同士「裸足組」を名乗っている。ステージではさすがに靴を履くという。
レオとは故郷が自然豊かな地である者同士、2人で故郷を懐かしんだり(それをジェニファーに気に掛けられている)ピクニックに行ったりしている。
多国籍なY.G.国際学園のスクールアイドルは皆バラバラな分パフォーマンスはそれぞれの良さを活かすようにしている。
スクフェス転入生4コマ『てん☆ふぇす』では、消えたエマの行方を早乙女紫が「お花でも摘んでるのかも…?」と恥ずかしげに予想すると、本当に花を籠に摘んで帰ってきた。
第3回転入生総選挙1位という輝かしい成績を残している。
この結果により、PDP(後のスクスタやニジガク作品)に登場することになった。
スクフェス実装と名前
一緒にPDP選抜組(スクフェス組)となる桜坂しずくや近江彼方とは異なり、2013年4月15日のサービス開始時からいた訳ではなかった。
同年9月20日~9月30日に開催された星空凛のイベント「We are NAVIGATORS!」のpt達成報酬(先行配信)として後発で追加されたキャラである。そのため、二人とはNカードの番号も離れており、最古のものはNo.156。
実装から長らくは名前のみの「エマ」名義であり、姓は設定されていなかった。「ヴェルデ」という姓が初めて公開されたのは2017年9月、東京ゲームショウ2017の『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル新情報発表会』においてである(ちなみにヴェルデとはイタリア語で「緑」の意味)。この発表会から程なくして、スクフェス内でも「エマ」から「エマ・ヴェルデ」表記に切り替わった。
そのため、古いイラストには「エマ(スクフェス)」というタグが付けられていることが多い。検索の際は注意。
スクスタ版の人物像
『スクスタ』及び『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』では、虹ヶ咲学園の3年生。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会所属。
虹ヶ咲学園には春に編入してきた。
一人称は「わたし」。
担当声優の声が「マイナスイオンのような癒し声」と評されている縁(一部からは脳トロ担当という声もある)から、エマのライブ用コーレスはエマの手からマイナスイオンを放出して観客を癒す物になっている。
小さい頃に観た動画のスクールアイドルに憧れて留学を決意した。イベント『雨に歌えば』エピソードで松浦果南を応援する際に、来日すぐに色んな新しい物を見て食べてとても刺激を貰った、と語っている。
スクールアイドルに関しては意外と自己主張が強く、ライブの出演権争奪戦の機会が来ると、負けず嫌いな中須かすみの次に「わたしがやりたい」と声を上げるのも少なくない。虹ヶ咲1stライブ幕間アニメやライブ直前配信の虹ヶ咲学園生放送スペシャルドラマ以降は、出番争奪戦の末にエマが「ここは間を取って、わたしが!」と宣言しメンバーの出番を奪おうとするのが恒例になりつつある。(エマ曰く、皆困ってるから自分が引き受けて解決するためらしい)
スクールアイドルになるため映像で研究し続けてきたので、優木せつ菜・矢澤にこ・黒澤ルビィらに負けないスクールアイドルオタクでもある。スクールアイドルのチェックを欠かさず、休日に雑誌の切り抜きや録画したテレビのチェック、DVDなどで歌やダンスを覚え、1日中スクールアイドル巡りをする日もある。せつ菜とはスクールアイドルオタク同士情報交換し合っている。
性格はおっとりとしていて純粋。素直で感情がすぐ顔に出る。他人の秘密を無意識にバラす。
人を信じて疑わず、冗談やイタズラを真に受けてしまう。
故郷では明け方から家を手伝っていたので、早寝早起き。自立しているのでわがままや頼み事をあまり言わない。スイスの伝統文化を愛し、故郷のお菓子作りが得意、包丁捌きも上手い。
世界観のおかしい楽曲CDドラマパートの世界線では、世界や仲間の危機に慌てつつもマイペース。
何かをやり始めると徹底的にやる(キズナエピソード第25章)。
来日してからは日本のパンにハマり、よくパン屋で買い食いしている。パンなら大体何でも好きのようで食パンの耳も好き。食べ物全般も好きな食いしん坊で美味しい物に感激、食べ物を見ると飛びついてしまう事も。しかしパンorご飯等どれを食べるか選ぶ時は「選べない」と毎回長時間迷う。赤ずきん役を過去二度演じているがどちらでも届けるパンを食べてしまった。
小泉花陽と大食い勝負ができる大食漢で、勝負をきっかけに花陽と仲良くなり、合宿ではおにぎり用意の傍ら「エマさんのためにパンも用意しなくちゃ」と考慮してもらえている。
山育ちで体力があり運動するので、太る事はないようだ。野球のフライも恐れずに捕れる。
日本語は発音まで完璧レベルのペラペラで、語彙力も外国人かつ高校生には難しい単語や言い回しが多くて豊富、丁寧語も使えるため、日常会話ではほとんど困らない。
それでもまだ知らない日本語はいっぱいあるので好奇心旺盛、日本文化や言葉を学び体験するのがとても好き。ただし日本の伝統文化に強く憧れつつも実体験に至るのは少ないため、ひなまつりは知らなかった他、宮下愛が使うような流行語の把握はやや苦手。愛には日本語の特訓として色々教わっているようだが、公式4コマ『にじよん』第8回では誕生日祝いをしてもらった感謝の言葉として「とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー \尊い!/」が口から出た。スクスタのサイドエピソードではにこと遊んでいて言った感想が「『テンアゲ』の『よいちょまる』」「バイブスあげみざわ~~!!」。『虹ヶ咲学園~おはよう放送室~』(以下『がさらじ』)ラジオドラマでせつ菜とスクールアイドルのレアDVDを応援上映した感動の末のセリフが「エモエモで尊みが天元突破だった」である。今度はチョイスがズレている。
苦手科目は国語が壊滅的で長い文章問題が不得意、日本語の本も時間が掛かるので読めていない。
「ボーノ」等、時に母国の言語イタリア語を混ぜて喋る。スクスタでは同じイタリア系のルーツがある小原鞠莉に親近感を覚えているという(彼女は英語圏だが)。
学科は国際交流学科。桜坂しずくと同じである。
実家がスイスだけあって寮生活。寮生仲間には朝香果林・ミア・テイラー・鐘嵐珠がいる。
『がさらじ』ラジオドラマでは、毎朝果林を起こしに行き、服を着替えさせる世話をしている。スクスタのアニメ連動ストーリー1期9話回でも寮からの通学同行に昼食購入や部屋の片付けの代行までしている。2020年8月頃から虹ヶ咲学園生放送スペシャルドラマでもスクスタでも同様だとエマがメンバーに暴露し始めているが、どの時空でも果林の名誉のため、(一応は)3年生4人+ランジュ達だけの秘密となっている。ミアとランジュが同好会に加入してからは、家事や片付けすらしないミアと家事未経験でやり方が分からないランジュもまとめて3人の面倒を見ている。ニジガク寮4人でのランチ会も恒例化。
休日はスクールアイドル追っかけ以外の事も好きなようにのんびりやっており、1人公園にウォーキングやピクニックに出かけたり、家族に手紙を書いたり、寮のみんなで朝食と夕食を取ったりする。
寮の部屋はダブルベッドと花を飾った丸いテーブルが設置されている。部屋の家具にはレースを掛けて飾る。大きな犬のぬいぐるみ、棚の上の人形や瓶詰など小物があり、壁に1枚ペナントがある。この部屋にメンバーを泊めている場面がよく描かれる。
全体的にゆるい雰囲気と姉属性で近江彼方にはシンパシーを感じている。スクフェス分室で一緒だった頃はしずくからたまに双子のようだと言われるマイペースコンビだった。だが妹にべったりで嫌われるのを何よりも恐れる彼方と違い、兄弟喧嘩は日常茶飯事であり動じない。
泣いている人の手を取り心身ともに寄り添って落ち着かせる聞き上手。
甘えん坊な彼方によく膝枕をして世話してあげている面倒見の良さで、隣に居ると癒される、自然と安心させてくれると評判。頼られると喜んで手伝いに行き、全肯定でなんでも褒めてしまう。『にじよん』では下級生たちから「工ママ」と呼ばれた。
人の世話をする行為は妹・弟の世話が出来なくて寂しいから、やりたくてやっている。世話を断られると「もう私のお世話はいらないの……?」と泣きそうな声で訴え続け、トドメに「……だめ?」とすがるような目で見つめ、相手を折れさせる。
『いつだってfor you!』を作曲する過程のキズナエピソード24話~25話ではメイドが主役の映画モチーフの今回「あなた」専属のメイドとして仕えてみる事にした。「あなた」の家に泊り込み「あなた」の身の回りの世話を逐一行った結果、甘やかしすぎて「あなた」に「あまりにも心地がよくてダメになりそう」と避けられた(果林も「そう思ったときにはもう抜け出せない」と同情した)。26話で尊敬している人にはもっともっといろんな事をしてあげたいと明かした。
スクールアイドル同好会の初期メンバー5人の1人。ステージに動物を出したいと言ったらしい。同好会のグループ活動が空中分解した直後に一時帰国したので、かすみには同好会から離れたと勝手に勘違いされていた。
日本にやって来た理由は、幼少期スイスでの出来事が始まり。大雪のため両親不在で一人留守番になり怖かった夜、ネット動画で見たとある日本のスクールアイドルに惹き込まれ、感銘を受けたから。日本の学校に行けばスクールアイドルになれると知り、日本の高校に入るために猛勉強した。
その思い出のスクールアイドルの詳細は長らく不明だったが、スクスタのキズナエピソードに登場する夏川マイによって手がかりを掴むこととなる。
ここで譲り受けたマイの曲『哀温ノ詩』はエマの大切な曲として後々言及されていくことになる。
キズナエピソード14話~21話の話題が全てマイとの交流に割かれ、23話以降は話題が学校行事「校内フェルムフェスティバル」に移り、31話で再びマイとの話に戻った為、他のメンバーがファンクラブを設立したりファン主催の非公式ファンクラブが有名になったりした(新人のミア&ランジュ以外の9人中8人がファンクラブ持ち)のと違ってファンクラブを作り始める話も全く無い。
ソロ活動のミニステージでは日本の童謡などみんなで歌える歌を披露。歌う楽しさを重視し、秋に『こいのぼり』を歌ったりしている。公園で歌うと前列には小さな子どもたちが集まって来る。
同好会がソロ活動の形で本格始動しても、エマは自分のなりたいスクールアイドル像を悩んでいた。キズナエピソード6話の「あなた」との会話で、思い出のスクールアイドルから貰ったのは勇気よりも「安心」であったのだと気付き、自らの目標として行く。
ライブに来てくれる人たちは「家族のような近しくて大切で守ってあげたい相手」で愛おしくなんでもしてあげたいと思っている。皆を癒して安心させられるステージが持ち味で、SNSでも「エマさんのライブで癒しがもらえるから頑張ろう」「念願の癒しライブに行ける」等々コメントが来る。メンバーもエマの歌は安心できると褒めている。
1人の少年の閉ざされた心を歌声で開いた出来事から、「優しい気持ちを伝えて、伝えられて、どんどん繋がって、広がって、世界中が優しい世界になる……これからもそんなライブをしていきたい!」を夢に掲げた。第25章では歌う時に「みんなの顔を見て、喜んでくれてるかな、元気になってくれてるかな、寂しそうな子や悲しそうな子がいたら、せめてそのマイナスな気持ちがゼロになったらいいなって想いながら歌ってる。そばにいるからね、って」と考えていると語った。
スクスタ版での故郷の詳細
8人兄弟の長女。故郷の妹や弟達とはビデオチャットとビデオレターと手紙で近況報告をし合っており、寮の部屋にそのDVDをたくさん保管してある。小さい子が大好きで幼児の気持ちをよく理解している。
兄弟の姿は公式では映らないが、4コマ『すごい てん☆ふぇす』第34回「記憶」に幼少期の工マと弟らの姿が描かれている。
故郷は自然豊かな大地で、スクフェス転入生デザイン担当の藤丸氏イラストやアニメ版ではアルプスの少女そのままの緑の丘に綺麗な水と花、白い山々が背に広がる光景である。妹・弟とは若草の上で寝たり水遊びや木の実取りをして暮らしていた。冬は大きな暖炉の前に皆で集まって過ごす。皆とスクールアイドルの動画を一緒に観て育ったので兄弟たちもスクールアイドルが大好き。
故郷には家畜のヤギと羊達がおり、ヤギ達に歌とダンスを見せていた。その中でも真っ白な仔ヤギの「ネーヴェちゃん」という青い首輪の子が常にエマの後をついて歩いた可愛さから彼女のお気に入りの一匹。しずくのオフィーリア好きと張り合って「ヤギ派」を名乗っている。動物好きでもあり野鳥観察もトカゲに触れるのも慣れている。
今はスクールアイドル活動で毎日楽しいが、来日の最初はちょっとホームシックになったと言う。
スクスタ2ndシーズン
そんなエマであるが、スクールアイドル部が活動していたスクスタ2ndシーズン中は、部の代表であるランジュと最も対立したメンバーのひとり(これはかすみも同様)だった。理由はステージの完成度やプロによるサポートにこだわるランジュがスクールアイドルとして観客の事を見て活動しているのかが判らず、ランジュを「歌やダンスがすごいと思っても響いてこない」と拒絶したため。部の活動方針を拒否し、ランジュの話になるとあからさまに顔が曇るほどだった。
ランジュを目標に活動しだした果林がランジュの方針で部ではまだ歌えず、その内彼女らしくない観客を無視するステージをし始めたので、第23章ごろから果林を避けて過ごすようになり、世話もしなくなる。第25章で果林に活動がうまく行かない原因をまだ言葉で説明できない内に指摘して彼女を怒らせてしまった。彼方の仲介でやっと仲直りできた折に、エマ自身にとってスクールアイドルとは「すごく特別で譲れないところや理想がある」「見てくれるみんなと向き合う。スクールアイドルはすぐそこにいて一緒に楽しむことができる、寄り添ってくれる。ひとりじゃないって思えて安心できて。わたしもそんな存在になりたい」「わたしの理想のスクールアイドルは、みんなと一緒にライブを作れる存在。皆で楽しいねって笑っていられたら幸せなの」だと今の目標を口にした。
第28章のランジュの失踪前最後のステージでランジュのパフォーマンスに触れて今までランジュの事をよく見て理解しようとしなかったと謝り、和解。
同好会加入後のランジュとは寮仲間同士になり、エマの世話や指導でランジュの生活習慣が目に見えて改善されていってもまだ世話をねだられる程度には仲良くなった。
アニメ版
おだやかな言動と周囲の人物をよく見る目で同好会メンバーに寄り添い、特に愛、果林、彼方といった悩んでいたメンバー達の本心を引き出している。
なりたいスクールアイドル像はこちらでは迷わずに決めており、「見てくれた人をぽかぽかにするスクールアイドル」。みんなと手を繋いで輪になって歌うステージにしたい、とのこと。
そうしたこともあってか、他メンバーのような「自身が何らかの悩みを抱えていたのを、周囲の助言を貰うことで変化or成長する」という要素は薄く、どこか最初から相応に出来上がった人物として描かれていたという同好会メンバー9+1人の中では少々特異な立ち位置にいた節がある。
後述のとあるエピソードでも自分の気持ちに素直、且つ強い覚悟をメンバーから評価された事もある。
オフィシャルBookに各メンバーのセリフ(アニメ未登場)が書かれたページがあるが、エマのセリフには「自分もがんばらなきゃいけないけど、みんな(他人)のことも気になるんだ」と記載されており、エマは他人本位な性格ではないかと考察されている(実際に彼女が抱えていた苦悩の根幹は他人の矛盾に気づいたり、言葉の裏を読む事で生じたものである)。
スクスタ版と同様、スクールアイドル同好会の初期メンバー5人の1人として登場。
ところが、留学かつ同好会入部すぐのグループお披露目ライブがメンバー同士のすれ違いにより開催不可に陥り、部長のせつ菜から少しの間は活動休止すると聞いて待機していた内に、同好会が廃部となってしまう。訳も分からず落ち込むエマに、エマの親友である果林が力を貸すと約束した所から(アニメ版での)エマの物語が始まる。
スクスタ版と異なり、スイスへの一時帰国はしていない。
果林との関係性が他メディアよりもさらに親密になり、出会ってから3ヶ月も経たぬ頃合いの1期第3話で、果林の口から「親友」と明言された。当時の果林は一匹狼的な態度が多く見受けられており(他のクラスメイトを友達とは呼んでいない等)、この時点で2人がいかにお互いを信頼していたかが窺える。
果林との出会いは今年度の春、留学して入寮するため初めて虹ヶ咲学園を訪れた日。入口で持参した地図を探している最中に声を掛けてくれた最初の学園生が果林だった。
果林の指定席である学食の端の席に相席しに行って、留学理由をお喋りしエマのスクールアイドルになる夢を応援してもらえた事から仲良くなった。
1期第5話「今しかできないことを」は担当回。エマ回だが果林の主役回も兼ねている。
果林が一人で生徒会長に接触してくれたおかげで同好会活動を取り戻せたエマ。果林は直後の第4話から練習を手伝ってもくれるようになったが、続く第5話ではエマが加入を誘ってみても、果林のおかげで余所から借りられた衣装を着ての記念撮影に招いても、春から見てきた彼女と同じ人とは思えないくらいそっけない態度で突然エマから離れ始めた果林がいた。果林の部屋で見つけたスクールアイドル雑誌「HSI」を果林がスクールアイドルに興味を持った証拠なのだと喜ぶと、より一層強い態度で突き放される。
譲られた雑誌に挟まっていたアンケート用紙に、果林が書いた 【Q.2:今、一番興味があることは?】≪スクールアイドル≫、【Q.3:休みにやってみたいことは?】≪友だちと思い切り遊ぶ お台場をブラブラ食べ歩いたり≫ を発見。同好会のPV撮影を中断させて帰宅し果林を寮の部屋から連れ出すと、2人でお台場を放課後いっぱい食べて遊んで廻った。果林が満足してくれたタイミングで、一番近くにいる果林を暖めてあげられてなかったとスクールアイドルに誘うと、彼女がそれをやりたいのに出来ない理由を話してくれたので、背中から優しくハグ。
(現実で披露したかは不明だが)ソロ曲『La Bella Patria』を歌唱、果林の葛藤を受け止め、果林を正式加入させた。
以降もよく果林と一緒にいる。
早起きで体力がある点は、第4話の土曜日ランニング会で集合時間より早くランニングを始めて同様の愛と合流して話ができた所で活かされた。
同好会のみんなのことは妹みたいな存在だと思っている。彼方を膝枕していると仔ヤギのネーヴェちゃんの姿を思い返していた。
愛が提供していたぬか漬けを欲しがり(第4話)、学食でパンとおにぎりを同時に食べ(第5話)、手作りのクッキーを食べすぎないように果林にからかわれている(第7話)。
スイスにいた頃から玉子かけご飯に憧れていて、第5話冒頭(春の留学開始直後)の虹ヶ咲学園の学食でついに食べられた時は幸せそうに噛み締めていた(海外では生卵料理は忌避されやすいのだが、寛容的(他宗教の文化も受け入れられる意味も含む)なエマなら平気だったのだろう)。
合宿の夕食では野菜の細切りとディップを作っている(第10話、以上1期より)。
2期第2話でも大量のアイスを食べたり(曰く、すぐ溶けて無くなるから大丈夫とのこと。)、第8話の『第2回スクールアイドルフェスティバル』では虹ヶ咲学園内のコスプレ喫茶のケーキを一瞬で平らげた挙句、おかわりをメイド店員(うさみみを着けた上原歩夢)に頼み、2つ目を食べ始めた(ちなみにこれ以前からの歩夢は3年生に敬語を使用していたが、この時のみエマも含めた3年生にタメ口で対等に会話していた)。鎌倉散策会(2期第10話)でもせつ菜と共にカップアイスを美味しく頬張っていた。
2期第3話の4人で特別合宿した璃奈考案の「気持ちを合わせるゲーム」で「お台場といえば(名所はどこ)?」というお題では大盛りの牛丼屋さんと答え、かすみに「どこですかそれ!?」とツッコまれた。
1期第5話の果林のツテで服飾同好会にPV撮影用の衣装を着せてもらった件から、服飾同好会の何人かから「エマさんにいっぱい衣装を着てもらいたい」とお便りを貰っており、エマファン&果林ファンの彼女たちにはスクールアイドルフェスティバル(以下SIF)のエマ&果林のソロステージ設営を手伝ってもらえる事になった。
スクールアイドルフェスティバル本番は、ステージ外で子ども達と仲良くなっており、ステージに4人の子ども達を上げ、手を繋いで一緒に歌を歌っている。この子ども達には実在のモデルがおり、虹ヶ咲1stライブの『声繋ごうよ』ステージにて指出氏と一緒に踊った「しながわ学園エンタ部」のキッズダンサー達そのもの。当時公式Twitterに投稿された私服姿のオフショットにいる6名の中から4名が服装・髪型の元ネタになっている。
服飾同好会に借りたクマの着ぐるみ姿「クマ・ヴェルデ」は後にクマ単独で3rdライブグッズのポーチやスクスタURの駄菓子パッケージのキャラクターとして採用されている。
幼少期の姿は(今と変化が少ない年齢で目立たないが)、第5話のネーヴェちゃんの下りで故郷に立つ姿が1カット分映っている。
2期第1話の『第2回SIF』PVでは、ギターを持ったり、ゆりかもめのゆるキャラ『ゆりも』&りんかい線の『りんかる』の巨体コンビと対峙した。歌声で草花を活性化させる(?)アビリティを使用。
上記のSIF告知PVを初公開するオープンキャンパスの準備期間中、香港から転入生鐘嵐珠(ショウ・ランジュ)が来日。彼女の目的は第1回SIFの動画を視聴後、触発されてスクールアイドル活動を行う為であり、共通点が多い事にエマは「自分と同じ」と歓喜していた。しかし、ランジュは「アイドルはファンに支えられるのではなく、夢を与えるだけでいい」と同好会への加入を取り下げ、1人だけのスクールアイドルとして同好会とは別行動をとる様になった。
エマは「(ランジュのクオリティの高いパフォーマンスに関して)きっと、日本に来る前にたくさん練習を積んできた」と推測しつつも、ランジュへの尾行や対話を得て、彼女が「本当の事(同好会に入ってスクールアイドルをやりたい気持ち)を言ってないんじゃないか」と感じた(スクスタとは異なり直接拒絶はしていない)。無理に同好会に加入してほしいわけではないと考えているが、「私達が作ったSIFに心を動かされて虹ヶ咲へ来た」事を確信。ランジュに同好会の在り方を理解してもらう為、かすみ、璃奈、彼方との4人で一緒にライブを行う事が決まった。
2期第1話頃にエマは、ネットコミュニティで海外から日本に来ている留学生同士のY.G.国際学園生のジェニファー及びラクシャータと知り合い、友人になる。会話する内にお互いスクールアイドルだと知り、虹ヶ咲に来校した2人からY.G.&虹ヶ咲の合同ライブ開催に誘われる。
合同ライブに向けた合宿で4人のアイデアはなかなかまとまらなかったが、紆余曲折ありながらも、4人はそれぞれ個性や長所を指摘しあい、お互いの印象(エマは「いつもぽかぽかだけど、意外と芯は強い。すごくまっすぐ」と言われた)を再認識する。迎えたY.G.国際学園との合同ライブでユニット『QU4RTZ』として『ENJOY IT!』を披露、ライブは大盛況に終わり、ランジュにも「アタシには真似したくてもできないライブだった」と認められた。
第7話での5校合同の文化祭&SIF3日目では、Y.G.のスクールアイドルのライブ開催日にスペシャルゲストとして呼ばれ、ラクシャータとのコラボライブを行う。
第8話の最終日のフィナーレステージからの挨拶では名前を出さなかったものの、「ある人が素敵なライブを見せてくれたから私たちはもっと成長することができました」と、ミニユニットを各チームで組むきっかけとなったランジュに対して、感謝の言葉をかけている。
第9話ではそのランジュが突然帰国するという話を聞き、侑・璃奈と共に真相を確かめにランジュのもとに向かったり、ミアの部屋に訪れた璃奈を案内するなどした。ランジュに向けた曲作りに没頭するミアの生活の手助けを同好会11人で行う。ランジュがミアの歌と説得の末ついに同好会の仲間にならない理由が協調性の欠如の自覚だと告白した際には、ユニットが出来たのはランジュのおかげだと受け入れた。
第10話でかすみが提案したお泊り会の事前に璃奈に依頼(果林の迷子が心配だった為)してGPS付きの猫型キーホルダーを作成してもらい、璃奈が果林にプレゼントした。案の定果林とミアがはぐれてしまったが、スマホで果林達の位置を特定、璃奈やかすみと共に球場に居た2人と無事合流した。
第13話で行われた同好会1stライブで「声繋ごうよ」を披露。会場では1期13話で一緒にステージに上がった子どもたちが応援している。
スイスにいるエマの家族が、タブレット端末越しにライブを視聴している様子も描かれた。このシーンで、エマには弟が2人、妹が5人、生まれたばかりの子(性別不明)の8人の弟妹がいることが判明した。
同話のエピローグではかすみの愚痴を聞き、慰めた。
しかしその内容が、「部長専用のかわいい椅子(しかも、かなり派手)を部室に設置したいと新生徒会長の三船栞子に申請したが断られた」という(余りにも)自分本位だった為、「相手がせつ菜だったとしても断られていたと思う」旨を伝え、優しく諭した。
スクフェス2版
後々サービス開始予定の「スクフェス2」では絵柄こそスクスタ準拠でありながら、世界線は高咲侑の存在するアニガサキを踏襲しているという複雑な扱いになっている。
そのためそばかすの位置もスクスタの絵柄のまま、アニガサキと同じ箇所に変わっている。
ぐっすりおねんね企画
2020年8月29日。
スクスタが突如、『ぐっすりおねんね企画』をスタートさせる。
「エマージェンシー!お疲れの方はいませんか?」
まだまだ暑い日が続いていますが、皆さんしっかり身体を休めていますか?
ニジガクの癒しといえばエマ・ヴェルデです。
ぐっすりおねんね企画はそんなエマが登場する企画です。
という文言の下、同日の毎日劇場(彼方&エマ担当回)と連動して、1本の動画がYouTubeにアップされた。
動画の内容は、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会生放送でお馴染みのミニアニメ、スペシャルドラマの新作「彼方とエマのパジャマパーティー」と、描き下ろしスチルイラスト付きの、
「ゆりかごのうた」歌:エマ・ヴェルデ(CV:指出毬亜)
エマが本気で歌い上げる童謡、子守唄であった。
翌8月30日。「エマちゃんの子守唄を一人で享受するのは人類の損失だと思うのです……。」と彼方が要望したため、「エマの子守歌」は録音され、上の動画内でいつでも聴けるようになった。しかも曲数が増えた。
「寝落ちした」「癒される」「何故か泣きたくなる」とラブライバーに好評。
『あなたにエマのおやすみソング集』
1.キラキラ星(英語)
2.シューベルトの子守唄
3.ゆりかごのうた
4.モーツァルトの子守唄
実は雑誌企画『みんなに届け!ニジガクジャーナル』の彼方のコーナー『彼方ちゃんのゆったりパジャマパーティー』の第2回であるエマゲスト回とのコラボ企画も兼ねており、スチルイラストがこちらにも使用されている。内容は子守唄で眠った後の彼方がその後目を覚ました時の会話。エマは冷房が苦手とのこと。
すごい てん☆ふぇす
スクフェス分室連載の4コマ漫画、藤丸氏作画の『すごい てん☆ふぇす』ではスクフェス分室組として主役の一人。
彼方ほどではないがマイペース。
分室にロシアのパンを差し入れして自分は日本の行列店のパンを食べたり、在りし日に弟達にあげて食べられなかったハンバーガーを想起しながらハンバーガーを食べて泣いて感激したりと、食に関するネタが多め。
そばかすを治したいと気にしているがしずくにはチャームポイントと取られ、治す方法は教えてもらえなかった。
発声練習を大草原のイメージが見えるレベルの美声で歌い、ポテンシャルの底知れなさを見せた。
日本の寒波は結構平気。理由は故郷の寒さで何度も走馬灯を見たから。
『スクスタ』時空だがこの4コマでは甘口カレーが好きな友達がいる。
楽曲
他のスクールアイドルとの合同曲は、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会およびQU4RTZを参照。
余談
- エマの事実上の解禁日となった9月20日は、偶然にもキャストの指出毬亜氏の誕生日でもある。
- 姓が施設名と共通していることから、ファンからはAqours関連のイベントが多数行われている沼津市のプラサ・ヴェルデ(キラメッセ沼津などが入る大規模コンベンション施設)と絡められることがよくある。沼津へ行くファンが施設の前で寝そべりと一緒に撮影を行うこともある。さらにはごく一部では後付けされた姓の由来ではないかと言う説があるが、真偽は不明(虹ヶ咲公式やキャストからは一切そのような素振りはないため偶然の可能性が極めて高いが、姓がついたのはPDP発表(2017年)からのためなんとも言い難い)。
関連イラスト
スクフェス版
虹ヶ咲版
制服
夏制服 | 冬制服 | |
ゲーム版 | ||
アニメ版 |
私服
ソロ楽曲衣装
Evergreen | 哀温ノ詩 |
La Bella Patria | いつだってfor you! |
恋するSunflower | Cara Tesoro |
ユニット楽曲衣装
グループ楽曲
Love U my friends | 未来ハーモニー |
Just Believe!!! | 虹色Passions! |
L!L!L! (Love the Life We Live) | ミラクル STAY TUNE! |
Colorful Dreams! Colorful Smiles! | 繚乱!ビクトリーロード |
Future Parade | 永遠の一瞬 |
Sugar Sugar Yummy Yummy Parfait | Go Our Way! |
非楽曲衣装
関連動画
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スクールアイドルフェスティバル モブライブ! Y.G.国際学園
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 元祖スクールアイドル同好会
関連人物(ラブライブ!シリーズ関連)
東條希・松浦果南(のぞなん):「各グループの3年生メンバー」「スクフェスの基本属性がピュア」「母性が強い性格」「ライブでの点呼順が8番目」「血液型がO型」「巨乳」と、共通点が何かと多い。
絢瀬絵里:彼女はクォーターでロシア系の人種。
小原鞠莉:彼女もハーフではあるがイタリア・アメリカ系の人種。
澁谷かのん:彼女はクォーターでスペイン系の人種。
ミア・テイラー、ウィーン・マルガレーテ:日本人との混じり気が全くない純血外国人。
夏川マイ:エマが日本にやってくるキッカケになったスクールアイドルと関わりがある人物。