「ボクは14歳だぞ!!」
プロフィール
名前 | ミア・テイラー |
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英字表記 | MIA TAYLOR |
学年 | 3年 |
学科 | 不明(スクスタ)/音楽科(アニメ) |
身長 | 156cm(シリーズ33位タイ) |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 12月6日 |
星座 | 射手座 |
3size | B80(DE)/W55/H80 |
メンバーカラー | プラチナシルバー |
肩書き | Sing |
愛称 | ミアチ、ミア子 |
一人称 | ボク |
二人称 | キミ |
所属ユニット | R3BIRTH |
CV | 内田秀 |
概要
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』に登場する虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の追加加入メンバーの一人。
ラブライブ!シリーズのスマホアプリゲーム『スクスタ』でデビュー。
2020年9月30日に実装されたメインストーリー第19章にて初登場した。
2021年8月30日にメインストーリー第30章が実装されるとともに、MVモードでユニットに編成できるようになった。
翌日8月31日に、同好会への正式加入が発表された(これは鐘嵐珠も同様であるが「正規メンバーとして複数人が同時加入する」「追加メンバー加入後に別の追加メンバーが加入する」という事例はシリーズ初である)。
同年9月3日よりガチャに実装された。
テレビアニメには、2022年4月放送の第2期より登場。
人物
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を目当てに日本へ留学すると決めた鐘嵐珠に連れられて、ミアも虹ヶ咲学園へ転入してきた。
年齢は14歳であるが、高校の虹ヶ咲学園に属するにあたり高校3年生に編入。アメリカでは飛び級により既に大学生である。
プラチナブロンドのショートヘアで、右目が若干隠れている(テレビアニメ版では完全に隠れているが極稀に見えることも)。
瞳の色は紫色寄りのアッシュグレー。
歴代最年少ではあるが、身長・バストともに最小ではない。
冬制服では、ボディ部分が白・袖部分が黒のスタジャンをブラウスの上に羽織っている。
ニューヨーク出身。祖国アメリカ合衆国のことは「ステイツ」(=「states」)と呼ぶ。
世界でも有名な音楽一家テイラー家の次女。音楽に詳しい高校生ならばファミリーネームを聞いただけで驚く家族で、ミアもいま世界的に話題になっている天才作曲家。
英語と日本語がネイティブで、英語の長文も話すが、日本では主に流暢な日本語で喋る。
だが実はどうして日本語が話せるかの理由は一切謎だったりする。
シリーズに登場する他のバイリンガルメンバーは皆日本暮らしが長い、幼少期から勉強、片親が日本人で勉強済と理由にできる要素が提示されていた。
一人称は「ボク」。
二人称は「キミ」だが、「あなた」と高咲侑の事だけは「ベイビーちゃん」呼び。
- 由来はスクスタ版の「あなた」の事を、まだ未熟なアマチュア作曲家であると揶揄する際、作曲の腕だけは一応認めても良いと感じて「作曲家の卵から一つ進歩させてやった」と説明した所から。侑の方は言及が無かったがおそらく同様の由来か。
- ただし『スクフェス2』の主人公である「あなた」の方は他校の新聞部の人間なのだが、それでもたまに「ベイビーちゃん」と呼ぶ事がある。
- 作品の視聴者も「あなた」の一人なので同じく「ベイビーちゃん」呼び。
- 英語のセリフでも「Baby-chan」と言っている。
三人称は全員年上のメンバー達も呼び捨て。中須かすみだけは彼女のうるささを「子犬ちゃん」と頻繁に揶揄しており反論されている。
年齢が年齢なのでμ’s&Aqours含めたメンバー全員が年上。そのため1年生メンバーに妹のように可愛がられる事も。ただ虹ヶ咲ではかすみと年齢&学年を根拠に格上争いしているせいかほとんど1年生のような扱い。
「はぁ!?ボクは高校3年生だぞ!」「ステイツでは大学生だ!」と威張っては、「ボクはまだ14歳なんだから」と甘えるダブルスタンダードはもはやお約束ギャグ。
性格は勝気でプライドが高い。自分の土俵の上だとやや傲慢。不満があると愚痴や皮肉を言う事も。面倒くさがりでもあり厄介事に巻き込まれそうになったらすぐ踵を返す。
楽しい事には割と素直で、年相応に明るくはしゃぐ。
そんなミアだが下記のスクスタとアニメでの経緯から天王寺璃奈ただ1人にだけは100%心を開いており、全幅の信頼を寄せている。彼女といる時は普段の皮肉屋で面倒くさがりな一面は消え失せ、璃奈とペアを組みたがり、璃奈の言う事ならなんでも聞く。宮下愛にも「りなりーの前では素直」と言われた。
転入当初は虹ヶ咲学園やスクールアイドルに特別愛着を持っておらずランジュからの作曲依頼をこなす以外は1人行動ばかりしていたが、虹ヶ咲でスクールアイドルの部員12人に囲まれた生活を送る内にランジュに感謝する程には今の毎日を楽しんでいる。
スクスタ版でもアニメ版でも一番最後にスクールアイドルになったメンバーである。スクールアイドル歴が誰よりも浅いのを実感しており皆に追いつくトレーニングは手を抜かない。
作曲に集中するあまり、ランジュ曰く数日間の籠り切りはザラ。齢14にして徹夜癖が付いてしまっている完全夜型。
作曲以外の時は基本的に野球観戦やゲームをして部室内で過ごしている筋金入りのインドア派。ゲームは璃奈と同じく戦う物が得意で、2人でよくオンラインゲームをしている。
好物はハンバーガー(ただし日本のハンバーガーのサイズは少ないと不満)。食生活に関しても不摂生が習慣付いており、エナジーバーで済ます日も。
野球観戦は熱狂的で、地元球団のファン。本国の試合のネット中継を、出掛ける予定も忘れて見入った事もある。日本のプロ野球観戦も熱中して応援した。
日本の住まいは、虹ヶ咲学園の学生寮。
スクスタ版、アニメ版でそれぞれ家具が異なるがどちらも相当シンプルなインテリアなのは変わりない。
虹ヶ咲学園では今から高校に通う事を不満がっていたが、授業には出席している。
担当声優の内田秀がラブライブ!シリーズ初の英語圏出身の人物なので、ミアの英語&日本語バイリンガルの要素を表現可能。
これにより、歌詞を全文英語にしたまるで洋楽かのようなキャラソン(ソロ楽曲『Toy Doll』『stars we chase』)が実現した。
スクスタのゲームタイトルコール「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルオールスターズ!」も、他のスクールアイドルが日本語で発音する中、唯一ミアは「Love Live! School Idol Festival All Stars!」とネイティブな発音を披露している。
スクスタ版
『スクスタ』では、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が無人島で郊外合宿を終えた頃に、鐘嵐珠とともに虹ヶ咲学園へ転入してきた。
学科はスクスタ版では不明。
第19章第10話にて、μ'sと虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の合同合宿を終えて学園に登校し、理事長により生徒会室へと呼び出された栞子の前に現れたシーンでラブライブ!シリーズ初登場。
あなたちゃんや桜内梨子や小原鞠莉ら(音楽の道を進む者か、海外滞在歴が長い者)が名前だけでまさかと驚く、世界でも有名な音楽一家テイラー家の次女で1日に50曲を作曲するほどの天才である。
自身が作曲した曲の内、昨年動画サイト等で再生された再生回数のTOP100にミアの曲が30曲が入っている。
その作曲スキルを買われ、ランジュが創部した虹ヶ咲学園スクールアイドル部でランジュが世界から集めた部のプロサポート集団の中の作曲担当に就く。ランジュからは『エース作曲家』として信頼されている。
実はランジュによって半ば無理矢理ニジガクへ転入させられたので、来た当初は日本や虹ヶ咲学園には興味がなく、「こんな田舎くさいところへ来たくなかった。」天才過ぎる為か、高校生活も『今更、It's boring(退屈だ).』等とぼやいていた。人と関わることをあまり好まず、ランジュが新たに用意した最新設備の作曲ルームに籠って依頼をこなすばかり。
22章はミアの担当エピソード。彼女の私生活や詳しい経歴が明らかになった。
音楽(特に歌手)の名門ともいえるテイラー家に生まれ(ファミリーのプロフィールは下記参照)、かつては純粋に家族全員で歌を楽しんでいた。鞠莉が思い出した昔の一家のホームビデオにも歌うミアの姿が映っている。だが来たる人前での歌唱デビューの日、楽しもうとしたステージ上で観客の期待の眼差しを一身に受けた瞬間、情熱が一気に冷め歌えなくなった。その一件を「名家に泥を塗った」と恥じて歌うことから作曲へと逃げていった。
作曲という形でテイラー家の名誉を守ること自体には満足しているが、その経験故に「『楽しい』なんて悠長な考え」「曲を作れない自分に価値はない」と強迫的な考えも持っていた。
21章でミアがある1人のスクールアイドルのために最高の曲を用意し、実際にライブで完璧に披露されたその専用曲を、その人が置いて後日改めて披露した「あなた」作の曲のライブステージ以来満足に曲が作れなくなる。作曲ルームに籠りきりになり、ランジュ達が置く食事のプレートも残し、その状態で学食が休みの日に出てきてしまいとうとう本当に行き倒れた。そこを助けてくれたのが天王寺璃奈で、軽く話してハンバーガーを食べる。
ところが作曲にさらに詰まり、ついには失踪。
失踪先を予測して探しに来られた璃奈のお喋りを聞く内に、自らの過去と今のスランプの事を語り出したミアは、璃奈に悩みに対して深く共感され、それでいてミアの曲が好きでミアの歌を聞いてみたいと受け入れられ号泣。
璃奈がお互いの共通点を、ハンバーガーが好き、静かな所が好き、と見出して友達だと告げた事からミアも「2人の共通点探し」をしたくなり、彼女とは特別な友達になった。そして部に戻ったミアは一念発起、スクールアイドル同好会のゲリラライブのスペシャルゲストとして歌うことになり、『I'm_still...』を披露。新たにスクールアイドルとして、再び自分の歌を歌う決意をした。以降、自分の曲は自分が歌う為の曲として、ランジュに曲の提供を依頼されるも拒否をするようになった。
これを機に、部と同好会や「あなた」への態度も軟化。
部では作曲家としての上から目線を減らし、同好会メンバーとも普通に話せるようになった。
特にあなたちゃんへは”作曲家の卵から一歩進めた”「ベイビーちゃん」と呼ぶことに変わりはない。だが同好会メンバーの気持ちに寄り添うという作曲スタイルを、自分には真似できないがメンバーのポテンシャルを引き出す最善の方法だと認めており、27章での栞子の新曲制作はあなたちゃんに一任している。
27章でランジュとは、ニジガクに来る直前に海外で初めて会った(つまり27章時点で、数ヶ月程度しか付き合いがない)、仕事と留学の承諾はランジュに居座られて観念した結果という事実が判明した。これだけでもランジュがどれだけ俺様気質なのかがわかるというものだが、今となっては(璃奈たちニジガクメンバーに出会え、過去のトラウマも払しょくできたので)感謝しているとのこと。
後の38章第8話の回想では、当時ランジュ用の曲に作り直しを命令された時に怒ると「その辺のアーティストに提供しているのと同じクオリティなら必要ないの、このランジュが歌うのよ」「普通の作曲家には難しい注文だと思うわ。でもミアは違う。ランジュが選んだの。最高の中の最高よ。やれないわけないわ」と返された。自分勝手で強引で迷惑な奴だ、と思っても彼女から離れられなかった、それがアイドルであるランジュへの憧れだったのだと振り返る事になる。
ところが、ランジュがひとり自主退学・香港に帰国をすると誰にも相談せずに決め、あろう事か失踪。まだ恩返しできていないと憤る。「あなた」協力のもと、ランジュ、そして部の新体制DiverDivaを褒めていた彼女のため自分と栞子との3人で歌う新曲「MONSTER GIRLS」を製作。見事にランジュを翻意させることに成功した。
復活した部は順調だったが、同好会の良さを実感したランジュが部を電撃解散、部のメンバーと揃って同好会へ入部。それとともに改めてランジュ・栞子とユニットを組み、スクールアイドルエキシビションの学内オーディションに出場した。
スクールアイドル同好会に入ってからはあなたちゃんと2人で作曲の相談をしている。
3rdシーズンでは、38章第2話でミアの母がミュージカル女優である縁もあり、演劇部部長と3年生4人組で意気投合、スクールアイドルエキシビション用のPVに使う感想動画を録るため舞台を観に行く。
38章第8話ではPV再撮影を卒なく完璧にこなすランジュを見て、彼女は他人の評価でダメージを受けないと思っていそうなくらい自分の表現に迷いがない、だけど自分はどうしても他人の目が気になる。彼女を一番評価しているのはそういう判断基準がぶれない所だと悔しがりながら認めた。あんな風になりたいと呟いた璃奈の事は慌てて静止した。
住居はニジガク寮。だがミアの部屋は驚くほど家具と装飾が無い。備え付けのベッドやテーブルやテレビ以外は、床に置いたノートPCとスピーカー、あと目立つのはゴミ箱1つ、とエマ・ヴェルデや朝香果林と比べると生活用品が明らかに少ない。壁には額に入れた球団ユニフォームを飾っている。
料理は一切興味がなく覚える気がない。野菜の水洗いには洗濯機を選び、プチトマトのヘタ取りは全て握り潰したしそもそもヘタを知らない。作曲にはココアと言っておきながらインスタントココアの粉末を鍋で炙った。その後どうなったかのは不明だが、スクスタイベントエピソード『日本流サンクスギビングデー』では、母親のサンクスギビングデー料理のレシピを思い出したり、調理も悪くなかったり、と改善された様子が見られた。
大人びた印象だがこう見えて、漫画やファンタジー、都市伝説の話はかなり好き。スクスタ30章6話で優木せつ菜から戦隊物ポーズをさせられそうになると「そういうのはハリウッドの方が本場」と張り合った。『がさらじ』ラジオドラマで同じくせつ菜が好きな小説を姉妹の怪物退治モノだと熱弁されると「国でもドラマで同じような物を観てた」と興味を持った。そしてミアが信じているのが政府の秘密基地。洞窟のある無人島には宇宙人を捕えて研究する施設でもありそうだと心を躍らせていた。
アニメ版
2期から登場。
スクスタからの容姿の変更点として、前髪の分け目の形が変わっている。
また「ヒットチャート常連の有名作曲家」ではなく、「プロだが期待の新人作曲家」という設定にグレードダウンしている。
学科は音楽科。
性格も基本的にはスクスタと同じく天才肌で人と話すのが苦手。
ただ流しそうめん同好会でそうめんを食すなど日本自体には多少の興味がある。
ランジュがミアの曲を歌いたいからミアに声を掛けたという。ミアは自分の曲を広めるために話に乗り、虹ヶ咲学園に短期留学生としてやってきた。
現在の住居はニジガク寮。
6話まで
2学期という年度途中の編入だったため、転科生達と共に1学期の補習をしばらく受ける。
ただし遅刻、文房具も持参せず、小テストは即答し無断退出、と授業態度はよろしくない。
今作の「あなた」である高咲侑と出会い鉛筆を借りた日から、彼女との接点が出来る。
後日侑が補習の課題であるオリジナル曲の作曲に頭を悩ませ、もう作り終えていたミアの袖を掴んできたので、先生に受けそうな曲の作り方をアドバイスすると彼女を「ベイビーちゃん」と呼びながら別れる。課題発表の日、彼女がアドバイスには従わず、しかしながら悩みを振り切ったような調べのオリジナル曲を演奏、ミアも目を見張った。
5話で、その曲を弾く侑の録画映像を聴いているとランジュに会い、イヤホンを貸す。
虹ヶ咲学園中庭で飼育され暮らす子猫のはんぺんと1話でニアミスし2話以前に出会うと、どうやら惹かれたらしく、2話で呼びかけ、3話からは猫のおもちゃを持参。その度に逃げられてしまうが毎回同好会の部員達と交流するきっかけに繋がっている。璃奈から撫でると喜ぶ場所を教えてもらうと触るのに成功した。この時璃奈とは初会話だったが既に璃奈は最近アップされているミアの新曲の数々を聴いてくれており、良い感想をもらえた。
スクールアイドルとの関わりはまだ浅め。
1話でランジュがデビューライブを行う際には音響を担当。ランジュがライブをすると決めた瞬間にメッセージアプリで連絡を受け機材室に駆け付ける。スマホを音響設備に接続して再生した楽曲は、自作曲『Eutopia』。後日侑に絶賛された。
以後はランジュが虹ヶ咲でスクールアイドル活動する動向にはあまり関わっていない。
スクールアイドル自体への興味は不明。ただ4話のDiverDivaのオンライン映像を自室で視聴、6話の文化祭&スクールアイドルフェスティバル前夜祭ステージも笑顔で見届けている。
7話
7話の5校合同文化祭&第2回スクールアイドルフェスティバル(SIF)はランジュの想像通りフェスに参加せず虹ヶ咲で過ごす。
4日目の紫苑女学院開催の日も虹ヶ咲の食堂で1人ハンバーガーを主食にタブレットをいじっていた。だが、1年組の璃奈&かすみ&しずくに発見されると、ハンバーガーを食べた包みをヒントに璃奈が持っていた「紫苑女学院で販売中の特別なハンバーガーの割引券」を見せつけられ、即反応。彼女等による三者三様の棒読みすぎるアドリブ演技も全く気にせず、紫苑女学院に同行。「こいつらしつこいんだ」と言い放ちながら紫色の紫苑バーガーを楽しんだ。
8話
8話の虹ヶ咲の文化祭&SIF最終日にも同じく1年組の3人とハンバーガーを食べている(虹ヶ咲のハンバーガーは紫苑女と違い普通のハンバーガーだった)。そこにメンバーが集まり、侑が曲作りに行き詰っていることを話したりメンバーが励ます姿を見て傍観。その後一人ステージ下の階段に佇む侑のもとに足を運び、同好会のために曲を作る侑の判断は間違っていないと励ます。会話のうちに自分の「トキメキ」に目覚めた侑から曲のアレンジ変更の手伝いを申し入れられて協力、その甲斐あって曲は完成した。
フィナーレでは後列と思われる場所のベンチに座ってステージを眺め、ライブ前のメンバーからの挨拶では名前こそ出なかったが、璃奈が自分に対しての感謝の言葉をステージ上から伝えているのを聞き反応を示している。
9話
とうとう回ってきたミアの主役回。
しかし、ランジュが自分の実力が同好会にかなわなかったことから、香港への帰国を決断し、準備を始めているところ、引き止めようとしている描写から始まる。ランジュに対し、「同好会を今度こそ圧倒できる曲を作る!その出来に納得できたら撤回してほしい!」と強気な発言をした。
苦労の末に曲は完成し、確かに高いクオリティだったが、ランジュは自分のための曲ではないと認めてくれず、ミアは苛立ちを募らせる。
心配した璃奈が声をかけるが「うざい!」と思わずその手を振り払ってしまう。
自己嫌悪に苛まれる中、璃奈がお腹が空いているのならご飯を食べようと提案し、ふたりでハンバーガーを食べることに。それは徹夜続きのミアにとって久々の食事であった。
自分を気にかけてくれる璃奈に対し、ミアは自分の過去を語り始める。
かつては歌を歌うのが大好きで、歌っているだけで幸せな気持ちになれたこと。
念願だったはずのデビューライブだったが、そこではテイラー家の一員ということを期待する観客達の姿があった・・・・・・
あまりにも大きすぎる一族のプレッシャーに押しつぶされ、ミアは歌うことができず夢を諦めた。代わりの手段として作曲家としての道を見つけ、そこで才能を開花することでテイラー家の一員として認められたかったのである。
話を聞いた璃奈は「テイラー家のことはよくわからないけれど」と前置きをしたうえで「ミア・テイラーじゃなくてミアちゃんの歌が聴きたい」と言い、更にミアに音楽を楽しんでほしい一心から「ここならミアちゃんの望むものを叶えられる」と語りかける。
その言葉に心を打たれたミアは「ここが、僕が辿り着きたかった場所なのかな」と右手を空に掲げ、ここでランジュが帰国の準備を始めていた時に聞いた「いくら手を伸ばしても、やっぱりあそこには届かないって思い知らされた」という言葉を思い出し、「やるべきことが見えてきた」と璃奈に礼を言って嘗ての気持ちを再燃させ曲の改良に取り組む。
同好会メンバーの協力もあって曲は完成したのだが、その日にランジュが帰国するという報せが入る。メンバーがランジュを引き留めようとするが、ランジュの心は動かない。
その時、息を切らせながらミアが現れた。そして自身はランジュに語る。
「この曲はキミの曲じゃない。ボクの曲だ!」
そして楽曲「stars we chase」を披露し、ランジュの心を動かした。
「僕たちはもうビジネスパートナーじゃない。これからよろしく。ライバルさん」
そしてスクールアイドルのライバル、そして友達として新たな一歩を踏み出すのだった。
「stars we chase」はこれまでの楽曲の例に漏れず全英語詞で、本編映像でもシネマスコープサイズの映像の下に歌詞を入れている他、公式youtubeチャンネルでも概要欄に日本語訳の歌詞を付けてくれている。
10話
栞子・ミアと共にスクールアイドル同好会に入部し歓迎を受ける。前話では「ちゃん」付けされることには抵抗しなくなっていたが、愛から「ミアち」呼ばわりされることにはまだ抵抗があった模様(のちにその抵抗もなくなっている)。更にかすみの姿を見て「子犬みたい」と呆れていた。
そのかすみの提案で横浜・鎌倉の旅を兼ねたお泊り会では、1日目の買い物で集合場所がわからず、途中で合流した方向音痴の果林と行動を共にし、足を運んだスタジアムを見て興奮する。
お泊りの場所となったしずくの家で、かすみから「枕の持参が必要」と言われて真面目に受け取った栞子とランジュに「そんなわけないだろ」と伝える(もちろんかすみの茶番である)。
先述した様にかすみを子犬呼びする一方で本物の犬は苦手らしく、しずくの家で飼っているオフィーリアを愛が撫でる姿を見てしずくの背後で警戒していた。この際、前髪をヘアピンで顔が見えるようにしていたことから、普段は前髪で隠れている右目が回想以外では初めて見えている。
翌日のオリエンテーリングでは璃奈が作った位置情報アプリを見て、璃奈が作ったことを聞いて誉めている。中間の時点では5匹捕まえていたが、最終結果は不明。その後の結果発表ではみんながかすみのことを褒める中、ミアもかすみに「子犬ちゃん部長」と褒めていた。
11話
同好会が部に昇格するという話で騒然となるのでは、と言う流れで、部に昇格すると公式大会(ラブライブ!)に参加できることを聞き、ラブライブ!開催自体を知らなかったことから、自分たちはその大会に出ないのかを聞く。せつ菜が過去の経緯を説明し、璃奈から出場したかったかを聞かれてそれを否定し、「歌えればそれでいい」と返す。
部の昇格も重要だが、その前に定期試験が控えており学年ごとに分かれてテスト勉強に励む。ミア自身は勉強する素振りを見せず飲み物を飲んで眺めており、果林から勉強しなくていいのかと聞かれるが、「ステイツでは大学に通ってた」ことを打ち明けエマらを驚かせ、彼方から「神童じゃん」と言われる。更に赤点ギリギリ常連の果林に勉強を教えている。
再び全員集まってクレープを食べながら部の昇格の話になったときには「この場所が気に入っている」と話し、相談の結果、部への昇格はせずに同好会のままで活動することに賛成している。
更にかすみの勉強も教えることとなり、この時にしずくからいつまで(虹ヶ咲に)いるのかを聞かれ、「やっと夢に手を伸ばしたばかり」と帰らないことを宣言している。
少し経って、果林からのメッセージで海浜公園に駆け付けるときには璃奈が手を繋いで引っ張られ、果林が提案したファーストライブに「悪くないんじゃない?」と賛同した。
後日、かすみがテストで55点を取り赤点こそは免れたが、「勉強を見てやったのにその点数なのか…」と頭を抱えて嘆いていた。
12話
果林が提案した同好会単独ライブの企画を考える際、かすみの考えるキャッチコピーに英語で「意味わかんない」と返す。
栞子と共にランジュに呼び出され、まだ皆と歌うことを苦手とするランジュから特訓を手伝ってほしいと頼まれる。
上原歩夢から日本以外でもスクールアイドルができるかをエマ・ランジュと共に聞かれ、海外は日本とは部活の形が全然違うと返答している。
13話
ファーストライブ当日、控室に差し入れとして用意されていた遥のお手製厚焼き玉子サンドを見て「美味しそう」と褒めている。
幼少期に初めての舞台でステージに立てなかったことがあってスタート前からかなり緊張しており、栞子の「私たち同好会のためだけに集まってくれたんですよね」の言葉に反応し焦りの表情を見せている。そこに璃奈の「璃奈ちゃんボード」が故障というトラブルが発生。出番直前まで調整するも直らず、璃奈の次の出番だったため順番変更を申し出るが、緊張している声と手の震えを察した璃奈は「大丈夫、見てて」と素顔のままでステージに立つ。その璃奈から勇気を貰い緊張が解けて吹っ切れたか、初めて立つ表舞台で「Toy Doll」を熱唱、パフォーマンス中に「璃奈もすごい、ファンもすごい、スクールアイドルって、最高だ!」と心の中で呟き歌い上げた。
この後の栞子のパフォーマンスでは途中でランジュと共にステージに向かい、ユニット名こそは出なかったが、「R3BIRTH」としてパフォーマンスをしている。なお3人でのステージパフォーマンスはランジュ曰く「サプライズ」として他のメンバーには内緒にしていた。
後半パートのメンバー全員で歌う「Future Parade」では、彼方の歌唱パートで果林にタブレットを使って勉強を教えているのと、反対にせつ菜の歌唱パートでは果林が自身の化粧道具でミアへ化粧をしている、それぞれのカットが挿入されていた。
ライブ終了後の後日談として、新たに生徒会長となった栞子のいる生徒会室で作曲づくりに勤しみ苦言を言われるも「固いこと言うなよ」と返答。直後に副会長から受け取った「凧あげ同好会」の部活設立申請を見て認めるのかを栞子に問いていた。
NEXT SKY
冒頭でランジュ、栞子と共にユニットでのライブを披露。
アイラとは来日3日目から行動を開始し、果林、かすみ、栞子と共にそれまでの歩夢やランジュたちのように街を巡るものだと期待していたようだったが「学校行事の一環だから」と寄り道を制限する栞子に対し残念そうな様子を見せた。
その後は栞子の招集に応えて学校を早退し、アイラのもとに集まって『GoOurWay!』を披露。
披露後、自分が硬い人間だと悩む栞子に「学校をサボるような生徒会長のどこが硬いのさ」と栞子の悩みを吹き飛ばした。
ラストでは同好会メンバー全員で学校をサボったことへの反省文を書いていた(早退する理由の言い訳は考えていたそうだが、やはり無理があったようだ)。
えいがさき
1章時点ではほぼ出番も情報もなく、GPX優勝者に与えられる特典のドームライブを楽しみにする様子や、GPXの概要を聞いて「面白そうじゃん」と期待を寄せている様子だった。
1章のエンディング後に彼女の母(姉?)と思しき人物の後ろ姿が登場し、2章へ続くカットでは璃奈と背を向けあってどこか暗そうな表情を浮かべていた。
1章の主役が歩夢とランジュであったこと、ラストシーンのカットなどからファンからは「2章の主役は璃奈とミアでは?」と予想されている。
2章のティザービジュアルでは璃奈と隣り合って並んでいる。
テイラー一家(スクスタ版)
世界的に有名な音楽一家。
- 父
世界中でコンサートを心待ちにされるテノール歌手。
- 母
ブロードウェイトップのミュージカル女優。しずくや演劇部部長らの憧れ。
ミアは「マム」と呼んでいる。
- 姉(長女)
アメリカで驚異的セールスを記録しているポップシンガー。日本のCMソングでもお馴染み。
- ミア(次女)
楽曲
他のスクールアイドルとの曲は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会またはR3BIRTHを参照。
関連動画
余談
ミア・テイラー役の内田秀はオーストラリアからの帰国子女であり特技は英語。成人するまでオーストラリアで暮らした経歴から、英語が母国語でネイティブ。日本語もネイティブだが必死に習得した第二言語である。但し豪州英語は米国英語とは発音が異なるなどの違いがある。
かつては上原歩夢役の大西亜玖璃と中須かすみ役の相良茉優とは同じ事務所(移籍のため2020年9月30日まで)であり交友関係が深く、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のライブにも来ていた。また、Prima_Portaという声優ユニット、マギアレコードの時女一族でも2人と同じメンバーである。
14歳という歴代最年少スクールアイドル。世間の中学2年生、もしくは中学3年生と同じ年齢で高校3年生(アメリカでは大学生)。スクールアイドルの年齢制限が学年以外は緩い事実を提示する生きた例となった。日本人のスクールアイドルは現実の法律を当てはめると義務教育制度に従っているはずなので、中学生以下の飛び級制度が認められていない現代日本ではまずこのような例外は生まれないだろう。(理事長、実質の学校オーナーを兼任してる者はいるが)
ファミリーネームが「テイラー」である著名なミュージシャンは実在しており、「Bohemian Rhapsody」で有名なロックバンド「クイーン」のドラマーであるロジャー・テイラー(イギリス)、同じくドラマーである「ザ・ベンチャーズ」のメル・テイラー(アメリカ)などがいる。
ファミリーネームに限らなければ、シンガーソングライターのテイラー・スウィフト(アメリカ)、フォークシンガーのテイラー・ミッチェル(カナダ)などがいる。
スクフェスの担当属性はクール属性(但し、スクスタのオールスタープロローグ衣装姿は緑色)。
関連イラスト
制服
冬制服 | 夏制服 |
ソロ楽曲衣装
I'm Still... | Toy Doll |
stars we chase | Lemonade |
ユニット楽曲衣装
グループ楽曲衣装
Love U my friends | Just Believe!!! |
L!L!L! (Love the Life We Live) | ミラクル STAY TUNE! |
Colorful Dreams! Colorful Smiles! | 繚乱!ビクトリーロード |
Future Parade | 永遠の一瞬 |
Sugar Sugar Yummy Yummy Parfait | Go Our Way! |
関連タグ
ラブライブ!シリーズ
渡辺月…同シリーズで先駆けて登場したボクっ娘。こちらはイタリアに住んでいた。
澁谷かのん…ミアと同じように幼少期の際にトラウマを負い、一時期歌えなくなった。
ウィーン・マルガレーテ…4作目2期で新登場し3期で加入したメンバー。海外生まれ・音楽一家出身で歌が優秀な姉がおり、歌の道を志すも挫折、再起したソロスクールアイドル。ミアと違って飛び級では無いが、途中で中学生から高校1年生に進級した。当初はライバルポジションだったが後に主人公グループの追加メンバーとなる。おまけに中の人がダジャレ好き。
乙宗梢…音楽一家出身のスクールアイドルの一人。高校2年生であるため、彼女の登場によって、ミア、上述のマルガレーテと合わせて、音楽一家出身のスクールアイドルが各学年に1人ずついることとなった。