概要
『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』に登場するスクールアイドル、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会内ミニユニットの一つ。
メンバーは朝香果林、宮下愛の2名。
クールやセクシーな楽曲を2人で歌いながら、お互いをライバルとし競い合うユニット。虹ヶ咲のコンセプト「仲間でライバル」の要素が最も色濃く出たユニットである。
通称は「DD(ディーディー)」。ライブ実況用Twitterハッシュタグの他「Eternal Light」の歌詞にもある。決めポーズもお互い片腕でDを作る。
ユニットカラーはシルバー。
ユニットイメージは、大銀河の平和を守る宇宙船「DiverDiva号」のクルー。
由来は下記ドラマパートとファンミーティングvol.1~Big Bang~より。
対決とバディもモチーフにある。
4ユニットある虹ヶ咲内部ユニットでは何かと1番手を務めるユニットでもある。(アニメBD封入特典ユニット楽曲、2ndシングル、ユニットファンミーティング、3rdシングル(ただし同時期リリースのR3BIRTH 2ndシングルが先行した))
作品の主人公メンバーが所属していないユニットでこれは珍しい例だが、主人公格の上原歩夢属するA・ZU・NAが1番手にならないユニットなのも要因にある。
ユニット名については、『ハートの奥深くまで潜り込む「Diver」と歌姫を意味する「Diva」が名前の由来です。舞台がお台場というシャレっ気も含んでいます(笑)。』とのこと。
ユニットメンバーの組み合わせからユニット名まで全てファンの投票で決めることが出来るユニット投票にて誕生した、ラブライブ!シリーズ初の2人組のユニット。(2人組という点ではラブライブ!に登場したデュオ(ほのりん、ことぱな、のぞにこ)、ラブライブ!サンシャイン!!に登場した北海道出身のグループSaint Snowも該当するが、DiverDivaは初の2人組ユニット。)
メンバー
宮下愛(2年) | 朝香果林(3年) |
---|---|
CV:村上奈津実 | CV:久保田未夢 |
2人とも抜群のプロポーションを誇るのが特徴で、ユニットの衣装も露出度が高く刺激的なデザイン。『ニジガクのセクシー担当』といった趣のユニットである。
ドラマパートなどでは「お互いが正反対な面がある」とされている。
特に愛が元気な「太陽」や「昼」、果林はクールな「月」「夜」というイメージが、キャラクターのイメージカラーやユニット衣装、そして声にも表れる。
キャラクターの設定的にも、愛が「砕けた子供っぽい雰囲気だが実はしっかり者」であるのに対し、果林が「大人びたしっかり者の雰囲気だが実は未熟な面が多い」と対照的。
声優陣
声優ユニットとしてのDiverDivaのメンバーは、アイドルグループ歴や現場経験の長い朝香果林役久保田未夢と、「生き方を目標にしている人はみゆたん」と答えるくらい久保田未夢推しを公言する宮下愛役村上奈津実の2人。
そんな2人で組まれたDiverDiva。普通のコンビになるはずもなく。
結成当初は村上が「みゆたんと目を合わせられなかった」と振り返っており、2019年の虹ヶ咲学園生放送時に久保田が「最近やっと目を合わせてくれるようになった」と喜んでいる。2020年10月の生放送でも「2人だといっぱい見てもらえるから調子がおかしくなる」と照れて拒否の村上に「やり返して私を照れさせるぐらいまでにはならないと」と久保田は返答。
ユニットファンミーティングVol.1~Big Bang~では、みゆたんへの耐性を上げると誓いDAY.1公演で完遂した矢先、DAY.2公演では自己紹介中に来た相方の過剰なファンサービスで台詞と表情を全部飛ばしたり、2人曲中の手を繋いで歌うシーンで顔を寄せられて照れたりと、前途多難そうである。
楽曲イメージ
EDMを中心に力強いパワー系の曲の他、恋愛ソング、青春ソングなども取り扱っており、まさにZIYU! ZIZAI!(自由自在)。
愛はDiverDivaではラップを担当。ほとんどの曲に本格的なラップが入っているため(ラップか怪しいと言える曲が「Love Triangle」1曲のみ)、もはやラップはDiverDivaのノルマのようになっている。果林も収録時にはラップを含めた全パート歌っているがCD音源に採用されていないだけである。久保田は「いつか果林にも廻って来るんじゃないか」と怯えているとか。ここで定着した愛のラップ担当イメージの影響はソロ曲「楽しいの天才」にも波及した。
対照的に果林はラップ無しのボーカル担当。低く大人びたメロディーを奏でるような歌声と合いの手を披露しており、キャラだけでなくボーカルにもDiverDivaの対極性が現れている。
EDM系などの洋風の曲がメインと思いきや、「祭花-saika-」では虹ヶ咲の中でも非常に珍しい超本格的なJ-Pop調曲を披露している。もう何でもこなせる。
大銀河宇宙連邦
一部時空でのみDiverDivaが所属している架空の組織。
DiverDivaは大銀河宇宙連邦の本部からの命を受け、捜査権を持つ宇宙パトロールとして大銀河の惑星中で起こるトラブルを解決して回っている。どう銀河を守っているのかは下記のドラマパートや幕間アニメで語られた。
設定・名称の初出は一応1stシングル『SUPER NOVA』(2020年2月12日発売)のボイスドラマ。
その設定を踏まえ、上記ライブの開催当日、ラブライブ!シリーズ公式Twitterアカウントがいきなり「本日の会場は『大銀河宇宙連邦本部(GGFSL)』」(会場:東京ガーデンシアター)、当ライブの観客や有料生配信視聴者の事も「『宇宙パトロール』として参加される皆様」と呼び始めた(該当ツイート)。専用ロゴも作成済であった。
こんなに突然組織が出来た理由はどうやら当ライブのday2が9月12日「宇宙の日」にあたったかららしい。
ファンミの幕間アニメによると、本部の局長は三船栞子が務めており、彼女がDDを大銀河宇宙連邦にスカウトした。
なお、DD以外のミニユニットのファンミにおいても、会場が架空の組織・施設、運営スタッフおよび観客がそのスタッフという設定が用いられている。
ドラマパート・幕間アニメ
ドラマパート
DiverDivaのシングルCDに収録されているドラマパート。
虹ヶ咲のドラマパートは、世界観が割とめちゃくちゃなパラレルワールドが舞台になりがちだが、それの最たるものがこのDiverDiva主役の作品である。
DiverDivaにお任せ!!
1stシングル『SUPER NOVA』(2020年2月12日発売)収録。
大銀河宇宙歴212年、スクールアイドルの歌が宇宙平和をもたらす力として認められた。その力を持って大銀河宇宙の平和を守る活動をしているDiverDiva。
「大銀河バレンタインツアー」期間中の大銀河虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会メンバーの中から、火星人に大人気の上原歩夢が他の星人に攫われてしまい助けに行く。という視聴者置いてけぼりSF。元ネタっぽい作品が分かるラブライバーは何人いるのだろうか。
アイキャッチあり、CMあり、次回予告あり、と無駄にテレビアニメーション風の構成になっている。
名探偵カリン&アイ!
2ndシングル『THE SECRET NiGHT』(2021年5月26日)収録。
今回は学園モノ。探偵同好会も兼部している果林と愛が、スクールアイドル同好会メンバーの身に起こった謎を解決する。
ファンミーティング幕間アニメ
ファンミーティングvol.1~Big Bang~の幕間アニメは、虹ヶ咲のライブ恒例のおとなしいスペシャルドラマ(通称「生首ドラマ」)…………ではなく、あのAqoursのライブでよくあるドラマパート寄りの作品であった。
内容はまさかの上記ドラマパート「DiverDivaにお任せ!!」の前日譚。大銀河宇宙歴211年、月砂漠で宇宙船が横転したランジュ達や暴れ星に乗って止まらなくなったかすみ達を救助、火星で屋台を経営する歩夢達の悩みを2人の筋力と宇宙船と歌声で解決する。
この事件解決のお礼で「DiverDiva」号がロケット型から車型にパワーアップする。
怪盗を捕まえろ!?
3rdシングル『Shadow Effect』収録。
大銀河宇宙歴に戻り、今回本部の栞子より下された指令は、昨今太陽系のあちこちの星で出没しているという「宇宙怪盗K」の確保。その調査の途中で偶然出会ったのは、買い物のため暴れ星に乗り暴走してしまった近江彼方とそれに付き合ったエマ・ヴェルデ&ミア・テイラーであった。疑われた彼方は無罪を訴えながらショックで逃げ回る。
スクフェスALL_STARS
メインストーリー第26章(2021年4月29日実装)での同好会・虹ヶ咲学園スクールアイドル部の合同合宿において誕生。(第24章の校内トーナメントイベントを踏まえて)今のままではせつ菜やランジュに勝てないと考えた果林と愛。来たる大型イベント・スクールアイドルエキシビションは各校が代表スクールアイドルを校内オーディションで決めて参加と告知された際に、自分たちの新たな可能性を見つけるために結成した。
第30章開始時点(スクールアイドルエキシビション 校内オーディションのステージが終わった後)では、すでにユニット名が「DiverDiva」に決まっており、誰が考えたのかは語られていない。
この世界でのQU4RTZ・A・ZU・NAの他ユニットは、DiverDivaの練習を見たのをきっかけにして同じく校内オーディション用に結成された設定。
アニメ版
1期
歴代アニメ同様にユニットそのものが描写されることはなかったが、個人回での悩みの本質は二人とも似ている。
1期第4話「未知なるミチ」の愛回では、愛が自分一人で成功を修めなければならないソロライブへの不安が、1期第9話「仲間でライバル」の果林回では、果林が大観衆の前で同好会代表として自身を表現しなければならないライブに対する不安がそれぞれ描かれており、どちらも未知の領域からのプレッシャーに挑む方向性となっている。
1期最終話では挿入歌「夢がここからはじまるよ」中のカットで、「サイコーハート」と「VIVID WORLD」の衣装を着た愛と果林が「SUPER NOVA」のジャケットポーズを決めている。
2期
第4話にて、明確に結成された。
前話でQU4RTZが結成されたことをきっかけにエマから果林に提案されるが、果林は一人でやるのが性に合っていると断る。
その後、愛の幼馴染の川本美里が、愛がスクールアイドルを始めたことで孤独を感じていることが発覚し、愛は一時スクールアイドルをやめた方がいいとまで考えてしまう。
それに対して果林は、愛がやろうとしていた配信ありライブを代行し、愛のファンや美里を自分のファンにしてしまおうと言い出す。
愛は「そんなの嫌だ」と、スクールアイドルを続けたい本音を吐露した。果林が挑発のような発言をした目的は、愛の本音を引き出すことだったのだ。
自分の本音を引き出してくれた果林に対し、愛はユニット結成を申し出る。
仲良くやったり、合わせるためではなく、お互いの魅力をぶつけあう、ステージ上で勝負をするようなユニットコンセプトを説明された果林は、それは面白そうだと快諾。
そして二人は、愛主催のオンラインライブのステージにて、DDとして登壇する。美里は葛藤した末に、今は外から生ライブの様子を観ている。
愛「みんな〜、楽しむ準備はできてる〜?(歓声)できてない人、いるんじゃないの〜?でも大丈夫!愛さんの中には、小さい頃からもらってきた、たくさんの楽しいがあるから、それを今からみんなにあげる!明日から一歩でも、進んでみようって思える様な、最ッ高〜のライブをするから、だからここにいるみんな!配信を観ているみんな!笑顔になる覚悟は決まった?」
披露前のMCで、上記の台詞が美里の心に突き刺さり、一粒の涙が落ちる。2人のMCが終わった直後、オリジナル曲「Eternal Light」を披露した。
曲が終了した後の観客席の前列には、涙を浮かべながら微笑んだ美里が既に駆けつけていた。それにつられて嬉し泣きする愛。ライブ後に美里が愛のファンになってくれて、愛も感謝を伝える。
13話の同好会1stライブでは、愛のソロ曲「友&愛」でバックダンサーとして果林が参加。2人でDDポーズを取った。
ディスコグラフィー
2020/2/12 | 1stシングル | SUPER NOVA |
2020/12/24 | アニメ虹ヶ咲Blu-ray 第1期第1巻限定盤収録 | POWER SPOT!! |
2021/3/26 | アニメ虹ヶ咲Blu-ray 第1期第4巻限定盤収録 | 祭花-saika- |
2021/5/26 | 2ndシングル | THE SECRET NiGHT |
2022/5/22 | アニメ虹ヶ咲挿入歌シングル | Eternal Light |
2022/6/24 | アニメ虹ヶ咲Blu-ray 第2期第1巻限定盤収録 | Fashionista |
2022/10/5 | 3rdシングル | Shadow Effect |
関連イラスト
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スクフェスALL_STARS ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会:登場する作品
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会:所属する部活動
A・ZU・NA QU4RTZ:同じ経緯で誕生したミニユニット
R3BIRTH:後続の虹ヶ咲ミニユニット