「屋上から聞こえる歌に 盛り上がっているみんなを見て 自分も未知なるミチにチャレンジしたいって そう思ったんだ」
スタッフ
- 脚本:田中仁
- 絵コンテ・演出:堀部周
- 作画監督:市原圭子、鎌田均、冨吉幸希
- ダンスパート絵コンテ・演出:ほりゆちゆうや
- ダンスパート作画監督:市原圭子、冨吉幸希
- 総作画監督:横田拓己、渡邊敬介
- 最速放映日:2020年10月24日
あらすじ
今回から突如として主要メンバーとなる宮下愛の能力に主軸が置かれたストーリー。
愛個人だけでなく、同好会が引き続き抱えている問題、そして同好会の本来の明るい姿が満遍なく描かれている。
前話にて虹ヶ咲学園のスクールアイドル同好会は復活したものの、その方向性は依然として暗礁に乗り上げていた。
そんな中で、先のゲリラライブに魅かれた宮下愛と天王寺璃奈が自らの意志で入部。
愛が部のライブに対する意見がバラバラの中であることを見抜くと、最も重要な「楽しむこと」を提案した他、身体の柔軟に悩ましいメンバーのサポート、趣味の共有など、入部早々に宮下愛が持ち前のコミュニケーション力や、各分野で活躍する人材が全国から集まることで有名学校内で「部室棟のヒーロー」とされるほどの運動能力、飽くなき好奇心などを発揮し、メンバー間と次第に馴染み打ち解けて同好会の雰囲気を明るくしてゆく。
「未知」への不安
休日の練習の打ち合わせの最中に、愛が改めてスクールアイドル同好会の方向性について示唆。彼方ら初代同好会メンバーは既に「ソロ活動」という選択肢に気づいてはいるものの、ステージ上でのパフォーマンスなどで一人ですべてをこなし正解を求めることへの不安を抱いていた。
愛自身も、これまで勉強やスポーツなどで優秀な成績を修めてきたもののこれらは誰かと常に協力して行っていたため、ルールや形式の決まったこれらの分野で活躍していた環境とは明らかに事情が異なり、今回のソロライブのような「一人のスクールアイドルが導き出すべき形式的に定められていない答え」というものは完全に未知の世界であり、流石のポテンシャルを持つ彼女でも不安に陥る。
新たな「道」
そして休日、愛は自宅から待ち合わせの「お台場レインボー公園」まで1時間のランニング(約8kmほどの距離)で移動、予定時間よりも早く到着したため「ゆりかもめ」にて更に走り込んだ先でエマと遭遇。
彼女から「愛が同好会に加入したことで各々が明るくなった」という話を聞くと、愛はライブはソロでも「みんなが楽しめればよい」「ライブ中でも一人ではない」と気づき、レインボー公園へ向かって走り出し、ソロライブを開始。
愛が公園に居合わせた同好会や老若男女を巻き込んだことで、自分と同じく他の同好会メンバーが抱いていた「ソロライブに対する不安」という愛でしか解決できない問題点を完全に払拭する形で、復活したスクールアイドル同好会のソロライブという新たな道の先陣を切り、同好会メンバーに「楽しい」を魅せつけた。
これを見た高咲侑は他のメンバーのライブも見てみたいと期待する一方で、愛のダジャレ連発の前に笑い転げて撃沈。侑の笑いの沸点が赤ちゃんレベルであることが明かされた……。
この回では宮下愛個人の能力に関してスポットが当てつつ同好会メンバーが抱えた同じ悩みを解決する様子が描かれており、後の第6話ではあいりな主軸の人情に関する能力にスポットが当てられている。
挿入歌&MV
歌:宮下愛
楽曲の詳細については楽曲記事で。
小ネタ
- 今回のサブタイトルは、宮下愛のソロ曲第一弾「めっちゃGoing!!」の歌詞中の「未知なる道の先に 光り輝く未来」と同じフレーズであり、前述の「未知」「道」に関するストーリーを構成している。
- 同曲衣装が「サイコーハート」MV内のカットに挿入された。
- 第4話予告(第3話の最後)や本編にて、空(太陽)に向かって手を伸ばす、あるいはMV内で両手でハートを組むシーンがある。
- 2話でかすみが生徒会室から強奪した同好会のドアプレートは今回そのまま新しく決まった別の部室に取り付けられている(筆記体が一緒)。過去シリーズでもサンシャイン以外は本編開始前から取り付けられているドアプレートがそのまま使われているが、ドアプレートはそのままで部室が変更されたというケースは非常に異例である。
- ちなみに奪ったプレートは取り付け直すにあたって2話でかすみによって好き放題書き加えられていた落書きはさすがに全て消されていた。
- 同じく2話でサングラスをかけていたかすみは、今回は中川菜々の眼鏡を勝手に使って講義を開いていた。
- 侑が歩夢に「歩夢~今日もかわいいYO!」「そういうところがかわいいYO!」とヒップホップ調で褒めるシーンは、NHK放送時での字幕でも「かわいいYO!」表記になっていた。
- 実はアニガサキが放送された同年、れっきとしたアイドルであるTOKIOの城島茂が「ザ!鉄腕!DASH!!」で急遽生放送でダジャレを披露するという出来事が話題になった(収録時に良いネタが思い浮かばず本人がリベンジを希望したため)。奇しくもその場所は同じゆりかもめ沿線にある汐留(日本テレビ本社)である。
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