概要
『スクスタ(スクフェス)』及び『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』に登場するスクールアイドル、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会内ミニユニットの一つ。
ラブライブ!シリーズ初の4人組ユニット。
メンバーは中須かすみ、近江彼方、エマ・ヴェルデ、天王寺璃奈の4人。
腹黒ぶりっ子、居眠りキャラ、マイペース外国人、顔を隠しているギーク ……という、個性の強い4人が集まっているのが特徴で、『個性派ユニット』といった趣がある。
ユニットメンバーの組み合わせからユニット名まで全てファンの投票で決めることが出来るユニット投票にて誕生した。発音はクォーツ(水晶)。クォーツの元の綴りは「QUARTZ」なので、ユニット表記にある「4」は「A」の変形文字として扱う。
メンバー
ユニット詳細
1年生2人と3年生2人のカルテット。
前述のとおり、性格面では個性が際立った集団。
『スペシャルドラマ』では、かすみがリーダーを自称して進行しようとするが3人に意見を無視されたり、彼方のベッドで皆で寝るステージにしようとしたり。
『にじよん ニジガクデート編』ではこの4名ではデートの話題が最初全く盛り上がらず4人でピクニックに行く話だけはするっと決定していた。『にじよん シーズン3』では、ピクニック中にエマ&彼方の膝枕でかすみ&璃奈が眠っているだけのひたすら平和な4コマが描かれた。
料理上手が3人もいて残る璃奈もある程度までは作れる、家庭的なユニット。アニメBD特典の描き下ろしイラストでは、4人でコッペパンサンド作りをしている。
それでありながら、いざ歌うとなるとユニットの性格がまた一変する。
特筆すべきは、合唱によるハーモニー。
スクフェスでのクール属性メンバーが不在なので(スマイル:璃奈&彼方、ピュア:かすみ&エマ)、4人全員が可愛い系の声で歌唱するキャラクターである。なので似た声質で歌声を重ねられる。
『Sing & Smile』『Make-up session ABC』には「wo wo」「デュワ デュワ」といったスキャットが入っている。
『Twinkle Town』では、最初のコーラスで聖歌隊の合唱を思わせるアカペラも披露している。
曲調は、お洒落なナンバーに寄っている。
『Sing & Smile!!』は、みんなと笑顔で歌う姿の希望や夢がテーマの、ラブライブ!シリーズのメインテーマに沿った明るいコーラス曲。2ndライブでは2番でブランコを漕いで歌っている。
『Beautiful Moonlight』は最もクールな曲調。恋人と離れて過ごす時間が寂しい、と大人っぽい恋慕の曲を歌い上げた。
『Make-up session ABC』ではジャズ調。女の子らしいメイク修行や、かすみが普段心がけているような仕草の向上による「かわいさ」がテーマ。
『Twinkle Town』は聖歌隊やケーキ、チキン、サンタクロースなど、クリスマスをテーマとした、全体的に明るい曲調。こちらは、「みんなで決めるニジガクの歌♪」コーナーのテーマ募集投票で決定した曲である。
『Swinging!』は時に天気や不安定な毎日に翻弄されながらも、手と手を繋ぎ合い、いつまでも素晴らしい歌声を響かせようという、QU4RTZらしさが強く表現されている曲。歌詞の最初には、「久しぶりの青空にも気づかなかった」と歌っていることから、時期は恐らく梅雨明けではないかと思われる。
『Not Sad』は大切な人との別れを惜しみつつも、サヨナラは新しい始まりでもあると励ます曲。
Beautiful moonlightやNot Sadのような切ない曲を収録しているところから、同じような属性のメンバーで集められた先代ユニット、PrintempsやCYaRon!の要素を引き継いでいるのではないかと思われる。
ちなみにニジガクキャストは血液型がA型の比率が13人中7人と高く、QU4RTZは偶然にもA型以外の4名の寄せ集めになっている。(相良茉優=O型、鬼頭明里=B型、指出毬亜=AB型、田中ちえ美=O型)
11人時代までは新規加入キャストの三船栞子役小泉萌香および高咲侑役矢野妃菜喜も含めて『QU4RTZ以外はA型』の法則が成立していた。
13人時代となり、加入キャストがミア・テイラー役の内田秀=B型、鐘嵐珠役の法元明菜=B型と判明した今、『QU4RTZとミアとランジュ以外はA型』と言い表すしかなくなった。
結成ストーリー、及び活躍
スクスタ
2ndシーズン26章。スクールアイドルエキシビションに向けた三船薫子引率の同好会&部の合同合宿にて、ソロ活動しか道が無かったはずの12人の中から宮下愛&朝香果林(DiverDiva)がユニットを組んだのを目の当たりにし、触発されたエマが3人を誘って結成。理由は、4人共スクールアイドルであると同時にスクールアイドルのファンであることから。
4人で手を繋ぎ合って手のあたたかさを補い合う関係・・・調和をテーマとしている。
同好会ファンからは「ふわふわでかわいくってすっごく好き」「QU4RTZ癒されるよね~。あれ聞きながら半身浴したい」とSNSで評価された。
テレビアニメ
第2期2話(メイン回前編)にて、鐘嵐珠の本音を引き出したいと考えた4人が、嵐珠にスクールアイドル活動の形の一つとして"同好会の在り方"を知ってもらうことを目的としてエマの提案で結成。そのシーンでは4人でブランコにバラバラのリズムで漕いでいたのが、ファンと心を繋げたい、気持ちは一緒と会話しながら漕ぎ続けている中で、リズムが一致する演出がなされた(止まる瞬間も同じだった)。
続く3話(メイン回後編)では、合同ライブまで残り1週間、やる気を出してそれぞれのライブの案(かすみは可愛い衣装、エマもそれに乗じて着ぐるみで踊る、璃奈はバーチャル空間でライブ、彼方はお昼寝ライブを考案したが、彼方はかすみからツッコまれる)を出すが、案の定アイデアがまとまらない。
やはり4人でのライブは無茶だったのかとエマ、かすみは弱気になるが、璃奈は「諦めるのはまだ早い」と以前の経験から前向きに諭し、「4日間順番に寝泊まりし、1日1人づつ自分のやりたい事を発表しあう合宿」を提案し、3人が賛同したため開始する事となった。
かすみ、彼方(かなはるの母親が初登場)、璃奈の家の順番でアイデアを披露するが、またもや意見がまとまらず、合同ライブまで残り4日に近づき、部室でため息をつくエマ達。その隣でも1人の少女がため息を一つ。
そんな侑に4人や歩夢達はアドバイスをする。更に侑自身が自覚していなかった、情熱的な個性を指摘し戸惑われるも、不安を払拭し、やる気を出させた。
その一部始終を見届けたエマ達4人は、エマの寮の部屋で「みんな(侑以外の誰でも)人の事はよく見えてて、自分の事は見えてない」と気づき、かすみから「みなさんから見た自分はどんな印象か?」と質問し始め、彼方達からは「みんなの事(衣装等)を考えてくれる」と答えられた事を皮切りに、互いの印象を語り合う(彼方は「マイペースに見えて、実はお世話好き」、エマは「いつもぽかぽかしているけど、意外と芯は強く、とても真っ直ぐ」、璃奈は「今回の合宿を提案する等、(みんなを)引っ張っている」と語られ、お互いに初めて自覚した)。結局当初の目的から離れたとはいえ、"みんなから見た自分の新しい人物像を教えてもらい合い"、合同ライブの方向性が見つかった。
そして迎えた合同ライブ当日、Y.G.国際学園の次に出番が回り、ステージに立つ4人。沢山の観客が迎え入れる中、エマは、約束通り嵐珠(隣には三船栞子もいた)が会場にやって来たのを確認。公の場で初めて、ユニット名『QU4RTZ』を名乗り、『ENJOY IT!』を披露。会場を沸かせ、歩夢達残りの虹ヶ咲メンバーやY.G.国際、栞子をも虜にした。
一方、肝心の嵐珠からも「(同好会ではない)自分には真似したくても出来ないステージだった」と認められた。ただし直後に「でも……」と呟いて去っていったため、この時は彼女の考えがすぐに揺らぐ事はなかった模様。それでも、同好会初めてのユニットでのライブとしては大盛り上がり、大成功した。
その他、第13話のファーストライブでは、同好会内の各ユニットのようなユニットとしてのパフォーマンスはなかったが、璃奈ちゃんボードなしの素顔で歌い切った璃奈のソロステージを終えた後に他の3人が璃奈を抱きしめる場面が描かれている。
ディスコグラフィー
2020年2月12日 | 1stシングル | Sing&Smile!! |
2021年2月25日 | アニメ虹ヶ咲Blu-ray 第1期第3巻限定版収録 | Make-up session ABC |
2021年5月26日 | アニメ虹ヶ咲Blu-ray 第1期第3巻限定版収録 | Twinkle Town |
2021年7月14日 | 2ndシングル | Swinging! |
2022年5月11日 | アニメ連動シングル | ENJOY IT! |
2022年7月27日 | アニメ虹ヶ咲Blu-ray 第2期第2巻限定版収録 | Fuwa Fuwaアワー! |
2022年11月23日 | 3rdシングル | PASTEL |
名前の由来
海外の方の発案らしく、説明文は英語であった。説明文は電撃G'sマガジン公式サイト内の、決選投票の告知ページに残っている。
「Pronounced like "quartz" but use the number four to singify the amount of members who are glamorous like gemstones.」
この名前はクォーツと発音します、という部分を除いてざっくり訳すと「メンバーの人数と、彼女らの宝石のような魅力を表している」とのことである。
関連動画
関連イラスト
関連タグ
ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
元祖スクールアイドル同好会:4名中璃奈を除く3名がこれにも該当している。
5yncri5e!:次作のミニユニット。一部の文字を数字に置き換える、その数字がメンバー数と同じという共通点を持つ。
Over"Quartzer"(楽曲) Over Quartzer(映画) クォーツァー(集団)…いずれも特撮番組「仮面ライダージオウ」シリーズに関連するワード(璃奈も同番組と類似点がある上、クォーツァーのメンバーでライダーに変身するのは、奇しくもQU4RTZと同じく4人である)。造語で、発音は全部「(オーバー)クォーツァー」。ファンの間では「QUARTZ」と「quarter(クォーター、四半世紀)」が名前の由来と推測されていた。※いずれのタグもネタバレ注意!