「今から0を100にするのは無理だと思う。でも、もしかしたら1にすることはできるかも」
「絵を描くのが好きなんだぁ。いつか、内浦の綺麗な海を描けたらいいなぁって思ってるの」
プロフィール
名前 | 桜内梨子 |
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英字表記 | RIKO SAKURAUCHI |
学年 | 2年 |
身長 | 160cm(シリーズ17位タイ) |
スリーサイズ | B80/W58/H82 |
血液型 | A型 |
誕生日 | 9月19日 |
愛称 | リリー(by津島善子) |
星座 | 乙女座 |
趣味 | 絵画・手芸・料理 |
特技 | 楽器(ピアノ・ビオラ) |
好きな食べ物 | ゆでたまご・サンドイッチ |
嫌いな食べ物 | ピーマン |
CV | 逢田梨香子 |
所属ユニット | Guilty Kiss |
イメージカラー | サクラピンク(ライトピンク) |
概要
1stシングル『君のこころは輝いてるかい?』で主人公の高海千歌と共にラブライブ!シリーズ史上初のダブルセンターを務めた少女。
梨子が内浦に来て千歌と出会うことがこの物語の鍵になっており、もう一人の主人公とも言える存在である。
TVアニメ版では要所の活躍も多く、特に1期では彼女のピアノに対する想いに焦点が当たり、ピアノを弾けなくなった過去のトラウマを乗り越える姿が丁寧に描写されている。
人物
赤紫色のロングヘアーをバレッタで留めたお嬢様結びと黄色い瞳が特徴の女の子。
決め顔が困り眉になりやすい。
初期のキャラ設定は「落ち着いて見えるが実は慌てん坊、早とちりや勘違いをしてしまうことも」。
現在の性格は、G's版でのピアノと絵が得意だが自分を「地味」と自称する程の恥ずかしがり屋の大人しい少女、となっている設定が、メディアの違いごとに変化しながら派生。
ただしアニメ版はピアノと恥ずかしがり屋以外の要素がほぼ別人に書き換わった。
G's版、1stシングルPV、アニメ版、漫画版といった、Aqoursの始まりを描いた物語における梨子はほぼ必ず、
まず転校先の教室で千歌に一目惚れされ、彼女が創ったばかりのスクールアイドル部に誘われるもののお断り。ところが諦めず何度も勧誘してくる千歌の熱意に負けてアイドル部の手伝いをしている内に、彼女を助けようと入部を決意、初期のAqoursメンバーになる…
という一貫した道を辿っている。
梨子と千歌以外の7人は媒体ごとに過去の設定から加入理由までが大きく異なっているため、千歌創部→梨子加入以外の流れに入ると各媒体ごとの特色が出てくる。
出身は東京の秋葉原。国立音ノ木坂学院に通っていた(→オトノキ梨子)が、2年への進級と同時に浦の星女学院に転校してきた。
ただしスクフェスの自己紹介では、本人曰く「全然都会の子っていうわけじゃない」と否定していることから、出身の秋葉原とは実家を指しているわけではなく出身の高校を指している事が分かる。下町出身なのかもしれない。
またμ’sと同じ音ノ木坂出身とは言っても、μ’sでは4人しかいないB80以上、2人しかいない身長160cm以上、さらにはたった1名しかいなかったつり目持ちなど、μ’sの中ですら希少だった要素を複数持ち合わせており、割と異端な存在だったりする。
1stシングルPV、及びアニメ第1話(と7話の回想シーン)やスクフェス初期SR、漫画版の回想で音ノ木の1年制服姿の梨子を確認することができる。
沼津の良さを実感するために、東京と沼津の違いを述べるシーンが多い。浦の星に来たばかりの頃は田舎の光景に驚きの連続だったが、今は大好きな場所になっている。みんなの夢を叶えるのが夢。
ピアノのスランプが無いG's版・ドラマパート版などでは、東京にイヤな思い出は無かった事や、音ノ木の元クラスメートとは現在でも交流がある事などが触れられている。
プロフィールの趣味は絵画・手芸・料理。特技は楽器(ピアノ・ビオラ)。
ピアノが得意なのは各媒体で共通。Aqoursの作曲担当を引き受けており、音楽室のピアノを弾く姿もよく描かれている。あとは絵画の趣味が描写されるものがある程度。ビオラの特技はスクフェス版での一文以外拾われておらず、『グランブルーファンタジー』のコラボイベントでやっとその弓だけが登場したのが初出。
好物なのもあって、弁当は大体サンドイッチ入りが多い。
両親の呼び方は「お父さん」「お母さん」。
ユニットGuilty Kissでの梨子は、正直乗り気ではない様子。ユニット仲間の善子と鞠莉の2人が彼女達の性格的にユニット色に大喜びでノリノリなのに対し、梨子はひたすら恥ずかしがっている。ところが、いざ楽曲で歌うとなるとどういうわけか2人に負けないハード&セクシーなアピールができている。
2人の愛称「ヨハネ」「マリー」に合わせて梨子も「リリー」と呼ばれている。
歌声は、歌の終わりの音が上がるしゃくり(いわゆるヒーカップ唱法)が大きな特徴。
ライブでのコール&レスポンスは『「ビーチスケッチー?」→(観客)「「「さくらうちー!!」」」→「好きな食べ物ー?」→(観客)「「「サンドイッチー!!」」」』。
アニメ2期放送開始後であるファンミーティングから『くらえ!梨子ちゃんビ~~~ム!』が追加された。
G's版
メンバー向けのセリフはやや女性寄りの中性的口調。地の文はですます口調がほとんどになる。
自分にあまり自信が持てず、趣味や日常生活を語るのにも謙遜がよく入る。
Aqoursでは鞠莉と2人で作曲担当。ライブの前はいつも失敗しないか緊張して怖くなるが、3rdライブ時には改善を実感している。
今の目標は、千歌によって教えられたスクールアイドルの魅力を広められるようなアイドルになりたい。
父親の仕事の都合で、内浦へ引っ越してきた。実はその前に東京内で引っ越しした事もあった。秋葉原ではマンション暮らしでユニットバスもそれなりに広かった。
千歌の家の話題の中で梨子の家の話が出た事がないので、家はアニメ版とは異なる位置にある可能性が高い。
家事は嫌いではなく、掃除は毎日、洗濯と料理もたまにする。沼津ではAqoursでのかつどが忙しくて家事の時間が減った。お箸の使い方が上手いと祖母からよく褒められたという。
旅したい地は熊本、福岡、東北。
絵は昔から好きで上手い。幼少期はラクガキ帳とクレヨンでずっと遊んでおり、小学生時は趣味レベルでお絵かきスクールに通っていた。風景画と少しの静物画を描いてきたが、内浦では人物画を描き始めている。校内でも中庭にイーゼルとパレットを用意して本格的に描く。
手芸は小物を作り、出来た物が家にいっぱいある。その趣味はAqoursの衣装作りの補助に活かされ衣装デザインの決定にも関われる。
ピアノにも絶対の自信を持っていないものの、先生に言われた毎日指を動かす事を大切にしている。ピアノに飽きたら度々一緒に歌う。
転校前は休日はこれらで過ごし夏休みも退屈だったが、内浦ではみんなに誘われよく遊びに行く。虫が苦手。
好きな音楽家はチャイコフスキー(「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」などのバレエの曲が綺麗で好き)、聞くならモーツァルトの軽やかなオペラ曲。
好きな言葉は「心の目で見なければものごとはよく見えない、肝心なことはいつも目で見えないんだ|」。好きな童話はラプンツェル。
冬のファッションはマフラーが好き。
ゆでたまごは塩味の半熟派。茹でる時間を沸騰後から8分と決めている。
料理が好きで、冬はけんちん汁とビーフシチューをよく作り、ポトフは料理と言えるのかと言うほど。家に誰かを泊めるなら一緒に料理をしたい。アルバイトはファーストフードのキッチンスタッフ希望。接客業は見ただけで不向きを感じているが、小さい子向けの家庭教師ならできる気がしている。
得意であるお菓子作りの量をいつもより増やそうと張り切ったら材料を倒しまくるそそっかしさだが学校への弁当忘れは珍しい。冷たい食べ物が早く食べられず棒アイスをよく落としてしまう。
名前の由来は、父親が漢詩好きらしいので楊貴妃の喩えに使われた「真っ白な梨の花」からだと聞いていて、梨子本人は非常に恥ずかしがっている。
転校後も音ノ木の友達と連絡を取っているが現状を伝えてもあまり信じてもらえていない。
『マルのヨンコマ』では準備が良い常識人。
アニメ1期
初期設定の性格から内気さが抜けて、イヤな物はイヤという態度を見せる性格に変更された。
出会って間もない他人を叱りながら威圧できる。初対面で梨子に迷惑を掛けてしまった高海美渡もたじろいで逃げた。
他メディアと比べて気が強くなった分、3年生組のAqours加入までは他のスクールアイドルのブログを参考に練習メニューを作って先導したり、ダンスのリズムのずれが判るなど実質的なまとめ役だった。3年生組の加入後も果南とダンスやステップ決め、花丸と歌詞を詰めている。
その代わり、ギャグ寄りのキャラが付加。
千歌ママに「美人だね~」と言われて「それほどでも…あるかな」と呟いてしまっている。
上記の梨子の勧誘シーンも、最初は困り笑顔だったらしいが勧誘が連続するにつれ真顔でスルーするようになり「ごめんなさい」の言い方も雑になっている。
日常生活では、トラブルに巻き込まれるか、自分でボロを出すタイプのおっちょこちょいシーンがよく差し込まれている。詳細は後述。
アニメ版においては、μ'sはおろかスクールアイドルに関して「ピアノばかりやってきたからそういうのは知らない」とやや浮世離れしている。
(但し『サンシャイン』では無印1期から5年後と思われており、μ’sに関しては12話で「音ノ木坂には(自身の持ち物、優勝の記念品、記録等を)全く残していかなかった」ということが判明しているので、梨子が知らなくても不自然ではない)
音ノ木は嫌いではないものの、ピアノの練習ばかりして過ごしていた。千歌たちと交流するうちに音ノ木が好きだった気持ちに気付く。
G's、漫画版では趣味として絵画が強調されることが多かったが、アニメ版では(そちらには触れずに)ピアノが彼女にとって重要な意味を持っている。
幼少期は楽しんでピアノを弾いていて、中学でピアノの全国大会に行ったため期待されていたが、転校前にあったピアノコンクールがスランプで弾けずに終わり、転校した当初はピアノが上達せず楽しみとやる気を失っていた。それでもピアノを諦めたくない、とコンクールに向けてひたむきに活動しているがゆえのスクールアイドル勧誘拒否であった。
コンクールで弾けなかった曲は自作の『海に還るもの』。
内浦に来た理由は、環境を変え海の音を聞けば何か変わるかもしれない、と考えたから。千歌に悩みを伝えて誘ってもらったダイビング体験で音を掴み、スクールアイドルの曲作りの手伝いだけをすると決めるが加入に至らず。スクールアイドルとピアノは両立できそうになく、何しても楽しめず、何よりもスクールアイドルは千歌が真剣にやろうと始めたものなので、自分がお試しでやるのは失礼だとも感じていた為だった。
千歌はこれらの想いを聞いて、梨子がスクールアイドル活動で笑顔になれたらまた弾けばいい、皆を笑顔にするのがスクールアイドル、と手を伸ばしてAqours3人目のメンバーに引き入れた。
梨子は千歌を「変な人。」と呆れつつ受け入れている。
海の音が聞きたいからと4月の駿河湾(三津海水浴場)に飛び込もうとするなど行動力はあるらしい。その行動からTwitterでは放送翌日には大喜利大会が開かれた……。
第8話や第11話で千歌や曜が悩みを見せた際には優しい言葉で励ましている。
第10話や第13話などでは一生懸命な千歌やAqoursの皆、他の生徒の思いを考えるあまり、本心や真実を言い出せないこともあった。
前作の海未と同じくネタキャラ化が進んでいたものの、3年生組が加入してからはまとめ役から解放された事もあって、きつい発言は少なくなった。
もっとも、(きつい発言に隠れがちではあるが)アニメ版の序盤からチラシ配りが苦手だったり、衣装のミニスカートに恥じらいを見せるなど、恥ずかしがり屋な部分は実は変わっていなかったりする。第5話で善子のPVのためにやった初めての堕天を後悔した。
自宅は高海千歌の家である旅館「十千万」の隣。この事実を梨子は知らなかった。千歌の部屋の前の廊下と梨子の部屋のベランダが向かい合わせになっており、2話で千歌と想いをぶつけ合った。
その後も度々そこで千歌と相談をするシーンが見られる。
アニメ版では極度の犬恐怖症で、高海家の飼い犬の大型犬しいたけを怖がり逃げ回るシーンが多い。しかし何故かしいたけには追いかけられるほど好かれている。
喫茶店「松月」にいる小型犬のわたあめですら怖がっており、彼女いわく「大きさは関係ない…そんな牙でかまれたら死ぬ」とのことらしい。
7話で「壁クイ」のワードに反応して同人誌店に駆け込む、意外な一面が追加された。
それを紙袋一杯まで買い漁った割には、この趣味だけは他のメンバーに絶対秘密にしておきたいらしく、同人誌に目を向けそうになった千歌を全力で目隠しして千歌の顔にくっきりと跡をつけるほど。
この設定はアニメ版のみしか存在しない。アニメでは初期設定と比べて梨子の性格改変が多いとは言っても、実はネット上では既に似たような改変を受けてたりするのだが……。ある意味、公式が便乗してしまった結果なのかもしれない。
11話時点の曜と千歌のスマホの「梨子からの着信画面」は梨子の写真で、それぞれ、曜は梨子がサンドイッチを食べている時の不意打ち激写(2期9話のLINE風アプリでの梨子の自アイコンもこれ)で、千歌はその直後の反論シーン。
第10~11話は第2話以来のメイン回。8月20日のラブライブ!予備予選に向けライブ用曲『想いよひとつになれ』を作り上げる最中に、梨子が抱いている迷いとその結末を描いた話である。
この結末は『想いよひとつになれ』の三次元再現ライブの演出に大きく関わることになる。
メイン回を複数人で抱き合わせにされてるキャラもいる中で実質2話も個人回をもらえており、待遇だけなら実はかなり良いといえるかもしれない。
アニメ2期
1期でピアノのスランプを克服した梨子は、スクールアイドル活動により一層力を入れられるようになった。
1話で学校説明会の中止が決定し落胆する千歌を励ますため、梨子は千歌の「普通怪獣ちかちー」に倣い「普通怪獣りこっぴー」を即興で演じた。この話以降のファンミーティングツアーで担当声優の逢田さんのコーレスに「くらえ!梨子ちゃんビーム!」が入り、スクフェスの決めゼリフの称号である梨子verにも選ばれた。
さらに、Guilty Kissのスクフェスコラボシングル『New Romantic Sailors』では、「くらえ!梨子ちゃんレーザービーーーーム!」というシャウトが取り入れられている。
2期はギャグシーンで各メンバーの口が「◇」の形に描かれるシーンが増えたが、特に1話で見せた梨子が代表キャラとして目立っている。Aqoursへの写真撮影と聞いた瞬間慌てて取り乱した。
TVアニメ2期は梨子の苦手な分野にスポットが当たる。
アシカを世話して近くで見ると犬っぽいと怯えて逃げた。
5話において、善子から保護した小型犬を半ば押し付けられるような形で預かってしまう。当初は餌を与えることすら紐を使って遠距離からケージを開けるなどしていたが、後に遊び道具を買ってきたり、「ノクターン(夜想曲という意味)」という名前をつけて可愛がっている。元の飼い主が見つかった際には複雑な表情をし、諦めきれない善子と共に犬のことを考えて沼津まで様子を窺いに行った。
その際、善子の話から運命のような出会いを感じたうえで、最終的にはずっと恐怖の対象だったしいたけを触ることに成功している。
同話中盤ではノクターンを飼い主に返してしまったことへの寂しさから、同じ心境である善子とグラウンドに木の枝で犬の絵を描いている。しかし、初期設定の元美術部設定はどこにいったのか、各媒体で一番ピアノに没頭していたから時空だからかは不明だが、中の人と同様の「画伯」な犬の絵になってしまった。正直、99%の人は同じように犬の絵を描いている善子の絵の方が上手だと感じることだろう。
「がんばルビィ!」のように中の人発祥のネタが逆輸入されることもあるのがラブライブ!サンシャイン!!ではあるが、何故そこを採用してしまったのだろうか。そしてこの絵はさらに、スクフェスのバレンタイン(part2)編善子のカードイラスト内に輸入された。
6話では、前話で善子と行動を共にしまくり最後は上級リトルデーモンに任命された影響なのか、まるで善子を思わせる厨二的な言動を自ら仰々しく行った。善子から「リトルデーモン、リリー」と言われ、我に帰って善子の言葉を否定しているものの、その否定の言葉がまたおかしく、これには千歌と曜も困惑し、花丸とルビィには「これが堕天ずら」「ぅゅ」と言われてしまった。この話から善子に懐かれ定期的に堕天関連のやり取りをしている。
11話の閉校祭では千歌たち2年A組主体の和服メイド喫茶で接客する傍ら、善子の占いの部屋の手伝いを率先して行った。オルガンの演奏もできる。
12話のラブライブ!決勝直前の自由時間時には、音ノ木坂学院に行き、音楽室のピアノを弾いた。音ノ木時代からずっと創ろうと尽力してきたコンクール用の曲「海へ還るもの」ではなく、それを基に浦の星のためだけの物として作り替えた「想いよひとつになれ」の方を。
千歌からラブライブ!に勝ちたいかと聞かれた際は、泣きながら勝ちたいと叫んだ。
TVアニメ1期で発覚した?同人誌趣味は相変わらず。(梨子の同人誌趣味に)理解のある善子に「ブクロに行きたがってる」と茶化され、プロレス技をかけて黙らせた。閉校祭で和服メイドの資料として和服物1冊がクラスで読み回された模様。
5話の自室ではクラシックピアノの雑誌を読んでいる。
茶房 菊泉で餡蜜の写真を撮った。
沼津への転校時期と統廃合のせいで高校時代は春に毎年学校が変わり、結果3校分の制服を夏冬服すべて着る羽目になってしまっている。
かわいい娘の為とはいえ、彼女の両親の心境は(主にお財布的な意味で)複雑に違いない……。
ノクターンやしいたけとの触れ合いを経て、梨子は最後に新たな出会いを果す。
劇場版
序盤のライブ失敗後やイタリアからの帰国後に千歌と話し合うなど、事実上のAqoursのサブリーダー的な立ち位置にある。ライブの失敗は次のライブで挽回するしかないと千歌に決意させたり、各メンバーが活動のために様々な事柄に取り組んでいたのを把握していたりと重要な役割をこなしている。
本人もローマでは活動の一助になることも目的にピアノのコンサートの鑑賞にも行ったりしていたようだ。善子の厨二病的言動へのツッコミも健在である。しいたけを始め、犬達との交流も描かれている。
また、冒頭では彼女が幼少時に内浦に来たことがあり、そこで千歌や曜と顔を合わせたことがあった…とも解釈できるシーンがあった。(終盤において「幼子のような純粋な心」の象徴であろう「メンバー達全員の幼少期の姿」が登場したが、その演出との連動、とも解釈できるが…)
アニメにおいての梨子はピアノでスランプに陥り、環境を変えるために家族と共に内浦に転校してきたが、内浦が「桜内家にとって、縁もゆかりもない土地だった」よりも「桜内家にとって、なにがしかの縁が既にあった土地だった」方が移住先に選ぶには無理がない…という見方もできよう。
漫画版
漫画版は、初期設定に合わせた設定の、通称はわわ梨子な性格をしている。
典型的な恥ずかしがり屋で緊張しやすく目立つのが苦手。想定外の事態に遭うとパニックで涙目になる。友達との話題にもなかなかついていけないのんびり屋だと自覚している。
アキバの風景を見慣れているだけあって、スクールアイドルの事は最初から知っていた。
転校以来ずっと千歌がどこに隠れても梨子を見つけだして勧誘攻撃をしてくるのを恥ずかしさで断り続けた。
だがしかし、勧誘や日常会話の時に笑顔で喋りかけてくれる千歌の優しさに癒されてもおり、このままいつか千歌が離れてしまうのではと恐れ始める。
内浦が廃れていく姿、その中で輝く千歌たちの想いを受け止めて、涙をこらえながらスクールアイドル部加入を決める。余談だが、この時まだ曜は入部していないのだが代わりに果南が入部しており、入部1番目というか発端である千歌を除いて、アニメ版と同じ加入順番のメンバーは今のところ梨子(3番目)だけである。
デビューライブ前なので内気はまだ克服できておらず、何をするにも自信が持てないのでセンターを歌ってと冗談で言われた時は青ざめる。出来そうにない事は千歌に地味だからムリと大声でアピールするようになっている(「自信を持って」と励まされるが)。
ちなみに彼女の容姿は、初めて出会ったとき千歌が梨子のことを女子大生だと勘違いしていたほど落ち着いていて大人びて見えるようだ。オトノキでも浦女でもクラスメートからは美人だと評されている。
音ノ木では好きな美術部に所属していたので油絵の道具の匂いに安心する。
ピアノは幼稚園から習い事にしていて鞠莉も曜も認める上手さだが、コンクールに出た事はない。しかし、そのせいで千歌によって(事前相談もなく)作曲を担当させられることになった。
浦の星への登校路の登り坂はまだ慣れないがそこから見える綺麗な景色を見て、頑張れそうだと前向きに捉えている。
沼津にやって来る際は電車の切符を無くしかける、新居を目指して何故か淡島の登山道に辿り着く、などのおっちょこちょいなところも見られた。
曜は仲良くなったクラスメートの1人だったが、彼女がスクールアイドル活動に参加したいと言ってくれた時は大喜びの千歌の隣で静かに彼女へのハグや手を握る形で喜んでいる。
善子のことはバス停でよく見かけて知っていたが、初めて会話をした時には善子の強めのツッコミに怯えた。
School idol diary
『School idol diary』の漫画版は、第2話が主役回。ただし他の話とは違って上の漫画版本編の一部エピソードを完全にリメイクした作品。作画担当も同じなのでセリフも9割以上一致しており、異なる点は漫画の描き方と会話をしている場所のみ。
本作で内浦に来るため使用した引っ越し会社は「イルカ引越社」(正式名称は不鮮明、英名「Dolphin Corporation」)。漫画版本編ではキリンマークの引っ越し会社になっている。
スクフェス版
性格はドラマパート版寄りの、気弱だが真面目なツッコミ役。
口調はアニメ版に近付いた為、この性格にしては珍しく女性語が多いキャラで、たまに「~(する)わ」が語尾になる。
プレイヤーに喋りかける時もメンバー相手の口調とあまり変わらない。気合を入れる時はですます口調になる。
アニメ版同様、犬が苦手でしいたけに怯えている。しいたけに優しく語りかける努力はしているが、急に寄られると悲鳴を上げながら逃げてしまうので克服する様子はまだない。流れ星への願いは「しいたけちゃんともっと仲良くなれますように」。生き物の世話は自信がない。
スクールアイドルに誘われて最初はちょっとビックリしたが、千歌のおかげで叶えたい夢が増えた。
作曲はピアノで行う。ビオラも弾けるが、音楽はピアノで弾くものと感じるくらいピアノ歴が長い。そのためライブで触れられないのを経験した後のピアノは凄く落ち着ける。
綺麗な景色やステキな物を見たり、そういう物の話を聞くと、曲が思い浮かんでAqoursの曲に活かせる。とびきりスウィートな曲を依頼されるのは恥ずかしい。ピアノを弾いてる時にその曲が生まれた国の事を考えることがある。冬はピアノ練習で過ごす。
『第39回スコアマッチ』イベントストーリー『Aqours the ROCK』では、あまり聞いたことが無かったロックの作曲を頼まれて困惑、果南に何度もアドバイスを受けながら当たらな一曲を完成させる様子が綿密に描かれている。
ダンスはまだ果南や曜ほど自由に動けない。
8章のカラオケデビュー時に善子から「リリー」と呼ばれ驚く。
スクフェス版の梨子は善子の堕天にはAqoursメンバーの中でも特に寛容。堕天の話がAqours内で盛り上がってきたらまず拒絶せず、時に笑顔で「リトルデーモンリリー」を自称して堕天に参加する事がある(『Aqours the ROCK』では唯一「リリーはやめて」と否定した)。何事も堕天使に結び付ける善子に堕天使文章が正しい使い方かツッコんでおり、第六感を磨く特別メニューの受講を薦められ遠慮している。
30章ではUTX学院のイルミネーションが好きである事と、新宿よりも池袋の風景を覚えていると言って善子に「さすがリリー!ブクロは外さないのね!」と返され、困りながら話を続けている(理由は明かされない)。
音ノ木時代は美術部所属。Aqours活動でのイラスト作成やペンキ塗りにも役立てている。自信なさげだが工作面も優れており、彫刻が可能。バレンタイン編や紅葉狩り編の衣装の小物を作っている。クリスマス(part2)編では好きな色は桜色。
月見や運動会や花見のイベントでは皆と食べられる一口サイズのサンドイッチ(たまご、ツナ、いちご、みかんなど)を作っている。海の家用に作った料理は小さめに切った冷やしおでん。
家は十千万の隣。十千万の風呂が大好き。
東京では海にあまり入った事が無かった。
淡島の内、果南宅と鞠莉宅以外のあわしまマリンパークは『第4回おさんぽラリー』で初訪問。
スクフェスでは他のメンバーがアニメが進むにしたがって性格や設定が変化したのに対し、差が大きく変化させにくいのもあってか梨子は現在でも初期設定の内気な部分が多めに残されている。
主に初期のサイドストーリーでは本来の性格である内気で恥ずかしがりやな彼女をたっぷり堪能できる(水着の衣装に戸惑ったりもしている)。
特に初期URは彼女の魅力を十分に堪能できるものになっている。
HAPPY PARTY TRAINサイドストーリーでは体験した駅構内放送の声を乗客に褒められる。
1期BDジャケ絵URのサイドストーリーでは、ピアノが大好きだったはずなのに上手くピアノが弾けなくなって、千歌に出会って作曲を手伝うまで変わらなかった事を語る。
JOYSOUNDコラボストーリーではカラオケはしっとりとした歌。カラオケは誰かが作った歌かつ音楽よりも肉声なので新しい発見になる、と8章以降楽しんでいる。
カードイラストの一部衣装は人気が高く、ナース梨子(職業編SR)のように個別タグがあるほどの人気のものも。Guilty Kiss所属なのでクリスマス編part2の覚醒後は堕天使になり、不思議の国編覚醒後イラストのいつもと違う表情も話題になった。
バレンタイン編サイドストーリーでは「シャイニーでギルティなチョコ」と言うときに同じユニットのふたりの物真似をしているなど、新衣装が出る度にネットの各地で様々な話題が出たりもするのも彼女の人気ゆえなのだろう。
ドラマパート・幕間アニメ版
楽曲CD収録のドラマパートやライブの幕間アニメに登場する梨子は、
感性がとにかく普通で、絶対に場の空気に流されない「東京からやって来た一常識人」というキャラクターである。
他のメンバー同様Aqoursでどの分野を担当しているか言及されない。
どの話でもツッコミ担当。通行人の目を気にする唯一のメンバー。
他メンバーのコントには流されて仕方なく参加するが、恥じて役に入り込む事ができないので、声がイヤイヤだったり嘆いていたり、最終的に勇気を出してコントを中断したりしている。なのでキャラ崩壊をした事がほとんどない。
その分メンバーの言動をよく見ており、鋭い指摘でダイヤや千歌を説き伏せた回がある。
関東地方の主要都市の町情報に詳しく、都会的な物への耐性が強い。
その代わり、主に花丸から都会の象徴として一方的に敵視されてしまうこともしばしば。
2ndライブ時点では埼玉は近いせいであまり行った事が無かった。
アウトドアは今まであまり経験がなかった分楽しみにしている。
カエルが苦手。しかしカエル館を無理矢理紹介された結果、少しは悪くないと感じる事が出来た。
毎話ツッコミ役を担ってきた梨子だったが、3rdライブの福岡公演の幕間アニメで放映された3話分では全て、花丸達のボケに乗るかメンバーのボケに反論しないかのとても珍しいボケ担当だった。
物語の大騒動を解決した後のエピローグでは時に梨子も千歌たち並にはしゃぐ事もある。(『Aqoursのグルメレポート』『Thank you,FRIENDS!!』『Believe again』など)。沼津に来てよかったと心から感じている。
ツッコミ担当なのは子安秀明脚本の作品に限るので、
普通にボケ担当の回もある。
Aqours EXTRAライブの幕間アニメでは、バレンタインコンサートで「探偵」、ホワイトデーコンサートで昼ドラの主人公「新婚の花嫁リエコ」を務めた。
スクスタ版
『スクスタ』では、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の憧れ兼友達として登場。
μ'sと同級生かつ友達になったこの世界線のAqours。その影響なのか”梨子の音ノ木坂学院からの転入生設定”が消えた。(音ノ木坂学院生だった場合明確に高坂穂乃果達の元同級生になっていた所だった)
スクスタ版では秋葉原出身で東京の案内に長けたAqoursメンバーに変更されている。
西木野真姫参加のコンクールに招待され彼女と連弾をした。
ピアノでの作曲をする者同士の「あなた」から曲の相談を受ける機会もある。
性格は、怒るとアニメ版と並ぶ否それ以上の強気。
犬嫌いは物語当初で既に克服しており、プレリュードと暮らしている。それでもしいたけは梨子が好きなのか走って寄って来る模様。
サービス開始前のプロフィールに記載されていた「隠された趣味がある」の文言はサービス開始と共に消去された。そのためその「趣味」設定はナーフされたのかと思えば実際には逆。
梨子SRカードに「同人誌を堪能する梨子」のイラストがあり、どのメディアよりも明確に趣味に没頭した姿が登場するに至っている。
セブンイレブンイメージガール
コンビニセブン-イレブンとのコラボ企画で、投票により梨子がセブンイレブンイメージガールに就任。セブンイレブンカラーの専用衣装イラストが描き下ろされ、大方の予想を裏切る華やかな姿が話題となった。
そのイラストのフィギュアは2018年7月13日にセブンイレブンで発売。製造は品質の高さに定評のある「アルター」で、Aqoursメンバーの中で先んじてのアルター製フィギュアとなる好待遇である。
就任以後はセブンイレブンでの小さなコラボ企画のポップもコラボ商品も梨子が代表になっている。沼津市の「セブンイレブン 伊豆三津シーパラダイス前店」では、まちあるきスタンプ設置等のコラボ中。
作曲について
アニメ版
入部前からAqoursの作曲を担当。
1期第3話では千歌達が梨子の作ってきた曲を「ゴージャス」と評しており、編曲も出来る模様。
μ'sの楽曲を短時間で耳コピ、さらにピアノ弾き語り仕様にアレンジ出来るなど、ミュージシャンとしての技能は折り紙付き。
作編曲にはピアノの他、PCのDAWを使用。
ピアノ以外のパートはMIDIによる打ち込みで対応していると思われる。
ちなみに、アニメ版の梨子がずっとピアノ一筋で生きてきた事を考えると、千歌達と出会う前はDAWを使っていたとは考えづらい(楽譜の読み書きが出来る人なら、ピアノ曲の作編曲にDAWを使う必要はない為)。
そうなると、千歌に依頼されてからものの数週間で複雑なDAWを使いこなせるようになっている訳で、実はAqoursでも一二を争う天才肌なのかもしれない。
実際、劇場版ではDAWを用いて作曲を行っている様子がアニメでも示された。
作曲スタイルは概ね詞先(歌詞が定まってから作曲する)だが、想いよひとつになれのような例外もある(この曲は詞先と勘違いしがちだが、梨子がコンクール用に以前から準備していた曲(海に還るもの)と同じメロディラインを使っている部分があり、実質的に曲先となっている)。
実際、3年生加入後の1期第13話では鞠莉と協力して曲を作っているかのような発言が見られた。
幻日のヨハネ
『幻日のヨハネ』には、桜内梨子と同じ容姿と名前を持つキャラクター「リコ」が登場する。
ヌマヅの外からやってきた動物学者で、動物と会話できる特技を活かし沢山の種類の動物達と暮らしている。
当然このリコは犬も平気。そして動物スケッチのおかげで動物絵も上手だ。
余談
彼女の趣味・特技に絵画があるが、彼女を演じる逢田梨香子女史は画伯である。
かつてAqoursニコ生でレトルトハンバーグの話を持ち出されて以来、逢田氏は料理面もネタにされているが、梨子の趣味は料理。
基本的に風景画が上手いキャラである梨子だが、アニメ2期に限り梨子の絵画の技術があろうことか中の人に寄ってしまったため、トークで梨子が語られる時に2人の特徴が混ざるタイミングがある。
千歌役の担当声優伊波杏樹氏は初期から、逢田氏のあだ名を「りこちゃん」にしている。
ラブライブ!の歴代メインメンバーは各メディアやアニメの活動を通じてコーレスに使いやすい決めゼリフが定着していくものだが、梨子だけは今も代表的セリフが存在しない。
なので、スクフェスとぷちぐるラブライブ!に用意されているプレイヤー称号の各メンバー推し称号の内、梨子の称号セリフは、どちらもアニメ版の特徴の強いシーンから取られているためアニメ版以外の梨子にはやや使いにくい物になっている。
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ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Guilty_Kiss
浦の星女学院 音ノ木坂学院(オトノキ梨子) 普通怪獣りこっぴー
澁谷かのん:2作後に登場する主人公。何度も挫折しそうになりながらもそれでも夢(大好きなこと)を諦められずもがき続けた経験をしている。