「全てのリトルデーモンに授ける。堕天の力を!」
「ヨハネ降臨! 待たせたわね、リトルデーモンたち!」
プロフィール
名前 | 津島善子 |
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読み方 | つしま よしこ |
英字表記 | YOSHIKO TSUSHIMA |
誕生日 | 7月13日 |
一人称 | 私、ヨハネ |
愛称 | ヨハネ、よっちゃん |
星座 | 蟹座 |
血液型 | O型 |
身長 | 156cm(シリーズ33位タイ) |
スリーサイズ | B79/W58/H80 |
好きな食べ物 | チョコレート、いちご |
嫌いな食べ物 | みかん |
趣味 | 小悪魔ファッション |
特技 | ゲーム・魔法 |
CV | 小林愛香 |
イメージカラー | ホワイト(青色寄り)、サブカラー:黒 |
所属ユニット | Guilty Kiss |
人物
高校一年生。浦の星女学院でスクールアイドルグループAqoursに所属している。
髪はダークブルーの姫カットで、右側頭部にシニヨン(よしこ玉)を作っている。瞳はワインレッド色。
Aqoursメンバーで唯一、鼻の筋が強調されて描かれているのが特徴。
イメージカラーは白だが、衣装の全員共通パーツや画像の背景に白が使われやすい仕様の中で「メインカラーは白」とアピールするのは少々難しいため、代わりに薄い灰色や藍色・水色のパーツといった青系色のものを付けている事が多い。この仕様は前作の白色担当同様だが彼女の方は緑色寄り。
元々はヨハネという名の天使だったのだが、あまりに美しい容姿を持っているため神に嫉妬され、運気を奪われたがために堕天使となり、人間界に降りてきた……というAqoursメンバーの中でも突き抜けて痛々しい自己設定。
他人から三人称で呼ばれる際は「ヨハネ」と呼んでもらうのを希望しており、そう呼ばれないと怒る。
その理由は、本名の「善子」が非常にダサいと考えており口にもしたくないので、善子と呼ばれたくないのが真相。公式で名前を書かれたシーンが出る時に「津島善子」の善子の部分にバツを付けてヨハネに書き換えていることがある。
もちろんAqoursメンバーにもヨハネ呼びを強要しているが、ドラマパート、アニメ、スクフェスでは誰もあだ名にしていないどころか、ほぼ無視されて善子と呼ばれているため、「善子じゃなくてヨハネよ!!」と訂正している。メンバーの善子呼びがとにかく徹底的なので善子本人もほとんど指摘できておらず、機会を見て一回言っておく程度になっている。
ただ堕天使キャラそのものが否定されているわけではないため、たまにはあえてヨハネと呼んでくれたり、ノリでリトルデーモンになってくれたりしている。
公野櫻子執筆の作品ではめでたくメンバーから「ヨハネちゃん」「ヨハネ」と呼ばれている(G's版、ニコ生内の朗読など)ものの、たまに「よっちゃん」という更なるあだ名で呼ばれていたりする。
自らのファンを「リトルデーモン」と呼称。
目元で横ピースを出す決めポーズを、善子も担当キャストも頻繁に行っている。
音声媒体における決めポーズの効果音は「ギラン!」。これは自ら口で言っている。
堕天使の色としてとにかく黒色を好み、堕天使を思わせる黒い羽や黒魔術グッズに目が無い。
聖書やキリスト教をよく学んでおり咄嗟に天使の名や地名を言える。自称特技の魔法の種類は攻撃魔法ではなく、悪魔召喚、対象を恋に落とす、サーチ、占いなど。
堕天使キャラのなりきり台詞の一環として、年上の人に高圧的な言動で接したり、周りの人を一般人や凡人扱いする事があるがこの言葉使いは特に注意されない。
G's版・スクフェス版では超が付く不幸体質で、学校行事の際に雨が降ったり風邪をひいたり、道を歩けばドブに落ちたり、撮影は常に雨、と日頃から大小様々なアクシデントに見舞われている。
上記の厨二設定はこの不幸体質に対してのカウンターと自分の名前へのコンプレックスから来るものであり、そういう自分を作ることであらゆる不幸を納得させてポジティブに日々を送っている。
ただし不幸は自分一人にしか降りかからないもので、Aqoursメンバーにはほぼ影響がない(アニメ2期3話の騒動や、一緒に雨に降られた事がある程度)。
公式サイトで紹介されている性格は「明るく物怖じせず、気が利いて頭もいいが、ものすごく運が悪い」。
実際の性格は、メディアによって多少の差があるが、自分が一番かわいくてカッコいいと言っておりナルシスト気味。面白い事や気に入った物相手には女の子らしくとても無邪気に振る舞うが、冷静に考える時や興味が無い物の前ではサバサバした中性的な態度を取る。
日常会話に悪魔、地獄、儀式などの堕天使系単語を織り交ぜて喋り、可愛らしいアイドルモードと堕天使ヨハネモードを瞬時に使い分けるも、いじられ屋で少々短気な素がすぐ出てしまう。不運に見舞われたり自分がいじられるとムキになって大声で短くツッコむ。一歩引いた所で他のメンバーを見ているシーンもよくあり、自分のキャラを出していない時はツッコミに回りやすい。
普段堕天使としてふざける中で、落ち込む他人や捨て猫等を想って行動する事もありスクフェス版で「よい子」と言われている。
堕天使モードは声がかなり低くなる。このモードをキャストとファンは「ヨハネ」と呼称している。
小林さんによるとアニメ1期1話の収録時に音響監督から「GACKTさんのようなハスキーボイスで」とディレクションされて以来この声が生まれたそうなので、この頃の収録と推測できる『Strawberry Trapper』ドラマパート辺りからこの低い声が聴ける。『スペシャル朗読動画第6回』でも聞けるがトーンがやや高い。
これにより声を出す時は高音・低音・冷静・ツッコミの4つのモードが台詞の途中で入り混じっていて忙しい。
ユニットGuilty Kissの方向性はまるで自分の為にあるかのようなものだ、と非常に喜んでいる。実際にユニット名募集時の候補は善子からイメージされたと思しき物が多かった。ユニットの芸風もアニメ版の善子に寄ってしまっている。
家は内浦からやや遠い沼津駅付近にあるので、沼津地域出身者なのにどのメディアでも幼馴染関係のメンバーがほぼいない。明確な幼馴染はアニメ版・スクフェス版の花丸くらいである。実家が寺で内浦在住である花丸と幼稚園が同じという背景から、アニメ版・スクフェス版の善子は幼少時に内浦の近くに居住し、内浦周辺の幼稚園に通園していたのかもしれない(花丸とも幼稚園だけしか接点がないようなので、この場合は小学校入学頃に沼津駅付近に引っ越したとも考えられる)。
アニメ版では沼津あげつち商店街のマンションに住んでいる縁で、2018年7月12日に善子は上土町の名誉町民の称号を得た。
アニメ1期放送以降は、彼女の横にデフォルメされたサメの大きなグッズを配置した公式イラストがいくつか用意された。(アニメ第10話、スクフェスURサマービーチ編、グッズ「ぬいぐるみ抱っこVer.」シリーズ) サメが好きなのかもしれない。
楽曲での歌声は、安定した伸びのあるクールな声が基本。そのうえで台詞同様に曲のジャンルによって声のトーンをがらりと変えており、『Strawberry Trapper』と『地元愛♡満タン☆サマーライフ』の違いはその最たる例である。
惜しくもバストは80cm台には僅かに届かず、ルビィと団栗の背比べでワースト2。
不幸だ…
G's版
メンバー8人からあだ名で「ヨハネ」「よっちゃん」と呼んでもらえており、「善子」と茶化す者は誰もいない。キャラ設定も全く否定や小馬鹿にされず「悪魔のヨハネちゃん」と親しまれている。
自称している種族は「悪魔」「小悪魔」「堕天使」。
口調はキュートな言動で強気な小悪魔キャラを基本としており、メンバーを「ちゃん」付けしている(ルビィのみ呼び捨て)。なるべく堕天使キャラを前面に出す中で、性格は割と素直で真面目。
アイドル業界の御約束に詳しい。アイドルに対する姿勢はかなり真剣で、千歌たちの後先考えない能天気さに呆れて強めにツッコむ。メンバーの体育会系のノリについていける方。
初期設定ではこんな事もあろうかと歌と踊りの練習をしてきていた。
歌声は梨子曰く透き通った声質で綺麗。
スタイルに自信が無く花丸や鞠莉を羨ましく思っているが今の自分も受け入れている。開放感のある露天風呂に恥じらいがある。
趣味用の小悪魔ファッション制作を続けているので、Aqoursでは衣装作りの補助を担当。小遣いはほとんどファッションに付ける装飾で消える。背負う羽の重さは3kgあるらしい。
深夜に悪魔の儀式を執り行おうとするも途中で寝落ちしてしまう。
不運属性の強さは各世界線で最強。善子の個別ピンナップイラストの文章は彼女1人が突然の雨に打たれているシーンの物が多い。くじ引きは当たりなし、学校行事はいつも雨で、防寒具は失くすし、夏休みに骨折、修学旅行も卒業アルバム撮影も風邪で参加できなかった。お守りやお祓いやラッキーアイテムはまったく意味が無かったと善子は語る。
不運に見舞われるとしょぼくれるので鞠莉やダイヤに慰められている。小さい頃は不運は全て自分のせいだと考えていたが、中学1年生で思想の変え方に気付いて堕天した。この時からサンタクロースやキリスト教のものを拒否するようになった。
今も自分の存在に自信が無く、曜から自分と名前が似ている事を何度も感心されたり、1年生トリオの秋の行楽に誘われた時は自分の運の悪さで迷惑を掛けるかもと悩んでいる。エイプリルフールの噓は悪運か魔力のせいで実現すると怖いのでつかない。
将来はこのままアイドルとして成功し、年齢で引退した後は起業でもして、最後は皆を連れて地獄に帰る予定とのこと。
プロフィールに反して宿題をやらず叱られるタイプ。数学が得意なのでテストは一夜漬けで大丈夫。学内で本来自分がする必要が無い箇所の掃除をさせられる時はいつもぶーたれて抗議している。待つ時間がキライ。
特技のゲームは乙女系ゲームよりも戦闘物が好き。動物モノと子どもの病気の話に弱く泣ける映画やホラーが好きだがゾンビ物は苦手。虫も苦手。
みかんは給食やおやつとして出過ぎて嫌いになった。チョコレートは苦い物よりとても甘いほうが好き。
行きたい場所は北海道(おいしい物巡り)、ハワイ、東京。
自室はなんと普通の部屋(だがピンナップイラストではアニメ版通りなので紫のゴシック)。中学の頃はカーテンを黒っぽくしてゴスな雰囲気のポスターを貼り頑張ったが飽きて、陽が当たる方が良い、家でくつろぎたいと思うようになった(「私が堕天使で悪魔だからどこも地獄なんだし。」)梨子を泊めた際は必死に片付けてもまだ散らかっていた。親の手伝いは家業が無いので風呂掃除くらい(「でもこれって当たり前よね」)
G's版ではAqours唯一の少し遠い沼津からの通学者。
入学早々に決定してしまった浦の星廃校を喜ぶほどには内浦の田舎さに思い入れが無かったが、Aqoursに入ってからは考えを大きく改めた。それでも生活面で不便を感じる度に田舎脱出を計画している。
『マルのヨンコマ』ではツッコミ役でうっかり屋。
テレビアニメ版1期
アニメ版では、第1話で木の上に隠れていたところをルビィの奇声に驚いて落下。そのまま上記設定の自己紹介を始めるが、幼稚園が同じだった花丸にあっさり見破られてしまう。
何とか押し通そうとするも彼女にじゃんけんを仕掛けられ、昔からの癖であるらしいどう見てもグワシなチョキを出したことで看破されて逃亡。
花丸とは幼稚園の頃以来の再会ではあったが、お互いの顔がすぐ分かる、花丸が昔から近未来的な物を見ると感激して喜ぶ性分だったのを覚えているなど親交は深い。
第2話では、入学早々にやらかした、以下のようなイタい自己紹介が原因で高校デビューに失敗したと自ら思い込み、不登校になっていたことが判明。
『堕天使ヨハネと契約して、あなたも私のリトルデーモンに…なってみない?』
中学時代もこのキャラ作りで浮いてしまっていた為、本人もこのことを改善したいと考えていた。だが自室を黒魔術風に飾りたてて「えがお動画」のコメント付き生配信で堕天使キャラを演じた占いをして視聴者を楽しませる活動をやめられなかったり(しかも多くの絶賛・応援の生コメントが来ている)、普通の女子高生トークをしようとして堕天使用語が口に出そうになったり、通学カバンに黒魔術グッズが入っていてテンションが上がるとつい取り出して儀式をしてしまったりして、それらを嬉々として行っては我に返るという具合に、所々で素が出てしまうので花丸にストッパーになるように頼んでいたほどには悩んではいた。
第3話では終始サングラスとマスク姿で沼津と内浦を歩く。天使大辞典をマルサン書店に買いに来て花丸と鉢合わせになりかけ回避、店を出た先で梨子のライブ告知のチラシ配りに遭遇し奪うように受け取って帰った。Aqours3人のファーストライブ本番はかなり早く入場しており、あと約10人いる観客(浦の星の生徒たち)のド真ん中にいる。彼女たちのライブを観てマスクを取っていた。
第5話(4話が6月18日なのでそれ以降)で花丸の協力の元、学校へ復帰。結局素が出て失敗しスクールアイドル部の部室に逃げ込んだ時に、生配信の評判と「堕天使アイドル」の前例の無さを見込まれてAqoursに誘われ人気が出ると言われて一時参加するも、完成した堕天使中心のPVを生徒会長であるダイヤに否定されたうえに結果もあまり出せなかったため、堕天使キャラのせいだと感じ堕天使もスクールアイドルも辞める決意をする。
しかし、善子がかつて幼稚園の頃に「自分は天使で、いつか羽が生えて天に帰る」と言い続けていたのを覚えている花丸が「彼女は地味な普通がイヤなのでは」と考えている話をきっかけに、千歌たちから善子が堕天使を好きなら隠さず表現していい、と肯定され、改めて勧誘されて正式加入した。
その後は他メディア同様、堕天使用語を多用し「善子じゃなくてヨハネ!!」とアピールするようになっている。ただしクラスメートには普通の女子高生モードで接する努力をしている。何かにつけては目元に横ピースを出し、息を切らせている時も厨二ポーズを取っている。
1期に限り「リアル」という単語を発言しているが、初期は「痛い空想は捨てなくてはいけない」を意味していたこの言葉、1期後期には「夢のようだけれど本当」という意味になっている。
感性が独特過ぎる点が多い。
- 黒魔術グッズに目が無い。
- 堕天使グッズを鞄に入れていないと落ち着かない。
- 8月になっても屋外炎天下のダンス練習の時に真っ黒で長袖・長い丈のパーカーを着ている。本人曰く「黒は堕天使のアイデンティティ」。
- 合宿回では旅館の布団に紛れて1人だけサメの寝袋型ハンモックを使用。
運動神経が良いらしく、目の前で突然全力で逃げだした人の後から走って追いつけるうえ、ターゲットの左足に自分の左足を絡めターゲットの首を両腕でホールドして動きを封じる関節技「堕天使奥義!堕天龍鳳凰縛!」(要はコブラツイスト)が使える。技名は小林愛香氏のツイートより。
OP映像ではラストカットで高い段差に腰掛けるメンバーの中で1人だけ格好付けて花丸の膝枕の端っこで仰向け寝をしているポーズを取っており、そのため花丸たち8人が段差を飛び降り走って行くカットになる関係で段差の下へと跳ね落とされているが、体を捻って着地してみせている。
いじられ役ではあるが、不運な面は1期ではあまり見られない。挙げるとすれば、
- 膝上の深さ程度の浅瀬で一人だけ腰まではまる。
- コンビニくじで狙いを外してD賞を引く。
- 合格祈願で歩道に設置した儀式のロウソクがトラックの風で消される。
- 部活後のアイスおつかい担当決めじゃんけんで毎回負けていたりする。
まとめるとギャグ要素くらいである。ただしじゃんけんは不運要素ではなく善子が咄嗟にヨハネチョキを出してしまう癖のせいなのかもしれない。
自宅は沼津駅前にあり、マンションの約10階のベランダから見て最左端(第5話冒頭より)。現実の「上土商店街」沿いにあるマンションがモデルになっている。アニメ版では沼津暮らしの渡辺曜とバスの方向が同じ(上土商店街から狩野川沿いに下流に向かえば1~2㎞ほどで曜の家の在地モデルである下河原町である)。
占い生配信の時にはカーテンで真っ暗にした部屋の中でロウソクを使って自身を照らし、風で衣装をなびかせるために扇風機を使い、スタンドに取り付けたハンディカメラで撮影している。配信で鍛えたらしい動画編集スキルを持つ。
手料理は、たこ焼きのタコ代わりにタバスコをたっぷり入れた真っ黒なタバスコ焼き「堕天使の泪」。知らずに食べたルビィはしばらく悶絶し続けていたが、作った本人は平然と食べていたため激辛好きなのが窺える。
「堕天使の泪」はセガコラボカフェで「シャイ煮」(お手軽ver)とセットの実際の料理(¥1,200)になった。黒いたこ焼き6個中の1個だけが激辛のロシアンルーレット仕様。
6話で苦手なはずのオレンジジュースを飲んでいる。
浦の星女学院の統廃合については最初は「自分みたいに流行に敏感な生徒が集まるから良い」と言っていたが、「中学時代の同級生とまた会うハメになる」と気づいてからは反対している。
インターネットで流行った定型句のような言葉をよく使う。
Tシャツのような半袖の服をよく肩までまくっている。
リラックスしたり手持無沙汰状態だったりする時、よく寝転んだ姿勢でいる。
1年生同士の花丸&ルビィと3人での交流がよく見られる。その影響で「ヨハ~」という鳴き声が生まれた。
物語序盤では中二病癖や自己顕示欲の高さをコンプレックスとして捉えていたものの、Aqoursに加入してありのままの自分をさらけ出すことに抵抗がなくなってからは、ある意味誰よりも1番スクールアイドル活動を楽しんでいるメンバーであるかもしれない。特に舞台袖での様子やステージ上でのパフォーマンスは勿論、ここぞという場面でも殆ど緊張やプレッシャーを感じさせることが無く(7話のように逆境の直前声が上擦る程度)、堕天使という設定が持ち前の前向きな性格と相乗してポジティブに働き、1年生であるにもかかわらず非常に強いメンタリティを備えているキャラクターである。いじり甲斐のある後輩であると共に、暗い雰囲気があってもそれを一掃することができる、グループとって決して欠かせないマスコット的ムードメーカーであると言えよう。
ちなみに母親は善子似の容姿。アニメ1期オフィシャルブックによるとなんと学校の先生である。
テレビアニメ版2期
相変わらずの中二病な言動が目立つ。2期は「ヨハネよ!」の指摘頻度が増加。
ちなみに身体は固い方。
自宅は1話から放課後の練習場所になった貸しスタジオのあるPlaza Verdeより歩いてすぐで、ペット禁止である。
1話で母親が声付きで登場。母親は梨子の母と前回のラブライブ!の時以降から交流を深めており、その影響で梨子には善子の恥ずかしいエピソード(「母親なのに部屋に入れてくれない」「幼稚園まで哺乳瓶を離さなかった」)が複数伝わっていることが判明した(上にメンバーの前でばらされた)。後の5話で母親は桜内家で梨子の母と会い、スマホを忘れて帰るというやり取りを見せている。
善子の部屋(配信用の部屋と自室が別なのかは不明)が映っていたが、そこは堕天系アイテムに溢れた魔窟と化していた。後述のヌーマーズでのお供のリトルデーモン下魔ぬいぐるみが私物アイテムとしてゲスト出演。
2話ではラブライブ!用の曲作りのために鞠莉の家に着いて早々にソファーでひとり寝転がったり、曲作りが進まないからと場所を移動した際には「もっとポップコーンを食べたかったのに!」とぶーたれる、曲のテーマとして花丸が出した「無」というテーマに「なにそれかっこいい」とノリノリで同調したり、などのはっちゃけぶりをみせる。
温泉では(確認できる範囲では)Aqoursの1、3年生しかいなかったものの肌をみせることをひとり恥ずかしがって脱衣場から出てこないというメンバー内では珍しい面も見せた(暗黒ミルク風呂なるものがあると知った直後のシーンで嬉々として入浴していたが)。
なお、同話において(アニメ世界では)Aqoursの1年生と3年生では「趣味が違いすぎる」「決定的にコミュニケーションが不足している」「前から1年生と3年生はあまり話していなかった」といった衝撃の事実が明らかになった(が、同話中で皆でドッジボールや読書、温泉による裸の付き合い等を通して、親睦は深められた模様)。
上記のドッジボールの際には鞠莉に狙われた花丸を庇うように彼女の前に出て、新必殺技の「こくじくうえん(黒磁喰炎?漢字は関係者による報告待ち)」を発動……しようとしたが当然のように何も起こらずに顔面にボールを受けていた。
3話ではルビィによって善子の不幸なエピソード(何もない所で躓いて海に落ちる)が語られ、しかも花丸には「マル達がハッピーなのは(代わりに不幸を被ってくれる)善子ちゃんのおかげずら」とまで言われており、今までの不幸な描写が薄かっただけでアニメ版でもG's版のような幼少からの不幸設定は消えていない。なお、花丸とルビィには制裁として二人相手に同時に「堕天使奥義!堕天龍鳳凰縛!」を行うという器用なことをしていた(ただし、技名を言っていないので似てるだけの別技である可能性もある)。
ラブライブ!予備予選の抽選を誰が引くか決めるべくダイヤとじゃんけんする際には、チョキを出してしまう癖を善子本人以外に熟知されていながら、花丸の助け(もしくはセクハラとも言う)もあって勝利。しかし、負けたダイヤ(グー)よりも勝者である善子(パー)の方が信じられないと言わんばかりの表情をしており、彼女がどれだけじゃんけんの勝率が低いのか窺える。
ちなみに善子が引いたそれは……(なお、善子本人は御満悦だった……のだが空気を読んで謝罪した)
あと、同話終盤ではAqoursが遭遇したあるトラブルに対して、花丸が呆れるように「冗談は善子さんずら」と言ったのに対し、同じ意見だった善子は「ヨハネ」と短く返している。
4話ではAqoursの活動資金を集めるためのフリーマーケットにメンバー全員と参加。しかし、善子の出品したものはひとつも売れなかった……が、それは不幸でも何でもなく単に「出品したのがダンボールいっぱいの大量の黒い羽根(ヨハネとしてシニョンに刺してるあれ)だった」という因果応報なものである。描写が無いので他に出品したものがあるのかどうかさえ不明だが、仮に無いならば2期1話で見せたあの部屋のものはすべてが売れないもの=捨てられない系(片づけられない系)女子である可能性が浮上してきた。
その後、曜から聞いた要望による応援として伊豆・三津シーパラダイスでの1日限定アルバイトに参加したときでは暘と共に子供達とのふれあい係になっているが、スタッフとしての衣装(の袖を捲って疑似的なノースリーブにした上)に堕天使の翼と悪魔の尻尾(とそれがついたズボン?パンツ?)をつけた姿という自由すぎる服装で参加した。他メンバーは以前アルバイトしていたためにうちっちーの中の人であった曜を除いて、全員が当然真面目な服装である。
なお「恋になりたいAQUARIUM」のPVと違って、皆が着ている伊豆・三津シーパラダイスの衣装は長袖であるため、同PVのときと善子が袖を捲ってノースリーブにしているというのは同じものの、長袖をノースリーブになるまで捲ろうとするのは実際にやろうとしたら大変である。アニメ二期は二学期からの話であるため、前話までの展開を考えるとこの話は9~10月の話だろうと想像できる。そのため仮に善子だけが上記PVと同じ半袖の衣装をあえて選んでいたとしてもおかしくはない(ちなみに、伊豆・三津シーパラダイスがある沼津市のアニメ二期の放送時期である2017年の、9月の最高気温は21℃~33℃。10月になると稀に25度以上の日もあるが、最高でも20℃未満、最低だと10℃を下回るような日が増えてくるので、おそらくこの4話は遅くても10月序盤だったのだろうと思われる)。
この姿のまま園児相手に黒い羽根を両手に持って「ヨハネ降臨!」と言ったりなどしてるが、手に持つ黒い羽根を「1個ちょうだい!」と笑顔で言われるくらいに園児達からは好かれていた(直後のシーンで1枚も善子は持っていないので、持っていた分は全て園児にあげたと思われる)。ただし、園児達の引率の先生と思われる女性は苦笑いしていたが。
余談だが、アルバイトを終えて皆が集まっているシーンでは善子含めて誰も堕天使の翼や尻尾を……どころか手荷物すら持っていなかった(上に少なくとも見える範囲に彼女らの荷物だとわかるものが置かれていなかった)ので、それらは伊豆・三津シーパラダイスの備品である可能性もある。万が一そうならばアルバイトとして参加しているのにそんなものをつけているということに曜もダイヤも怒らないことには納得できるのだが。
この話で善子は2話以来打ち解けられた鞠莉に呼びかけて2人で堕天ポーズを決めるのだが、この時アニメ映像内で初めて「ずら丸」以外のメンバーの名前をちゃんと本人に向けて呼んだ。
5話では沼津駅周辺にて迷子ならぬ迷犬を拾う(その前に雨の中、風で傘が飛ばされてなかなか拾えないというプチ不幸も起きる)。
人懐っこいそれに内心で「ライラプス(ギリシャ神話に登場する犬で「どんな獲物でも決して逃がさない運命に定められている」という特徴がある)」と名付けて可愛がっていた。その可愛がり方というと話し合いが全く進む気配が無いと見るや、それを抜け出してホームセンターに餌等を買いに行くほどなので相当である。
梨子にばれた際は戯れとして、そんなライラプスに「行け!」と逃げる梨子を追うことを命じて、それに従っては戻ってきた際に善子の胸元に抱かれに戻る程なので、余程の信頼関係を得ていたと思われる。
その後は梨子の母が迷犬のチラシを見つけてライラプスを返すことができるが、飼い主に返せたことに対する喜ぶべき気持ちと、可愛がっていたライラプスを失うというありふれた悲しみの果てに揺れ動き、ライラプスに会いたい一心で飼い主の家の元に同じ気持ちの梨子と向かった。
その際に、吐露した自分が堕天使と名乗りだした経緯を梨子に説明する際には正式に「何をやってもダメな不幸な自分は神が嫉妬している=特別な存在(=堕天使←要約)」と思うようにしたことを語っており、2期3話でも出てきた善子の不幸設定が元になって堕天使を名乗るようになったというG's版の設定がアニメ版でも正式に明らかになった。
紆余曲折あって、ライラプスを諦めて帰る際には心情を露呈した自分を認め、励ましてくれた梨子を感謝の気持ちと共に上級リトルデーモンと認定した。
6話は千歌がメインなので出番は控えめ。果南に言われた課題をこなすべく頑張る千歌を他の1、2年生メンバーと共に見守った。
前話で意気投合した上級リトルデーモンである梨子あらためリリーが無意識に(?)善子と同じような中二病全開な言動をしたことに「Welcome to hell zone.」と御満悦だった。これ以降は梨子に非常に懐いておりほぼ毎話「リリー」と呼んで積極的に話しかけている。梨子も一部シーンに限り善子のする事を真似しだしている。
7話では活躍?は控えめ。
「なんかひとりでいるとイライラしそう」という言葉通り、途中「やっぱりパソコンが壊れてるんじゃないの!?」とパソコンにやつあたりすることはあったが、色々あって不安やらを押し殺す三年生メンバーと違い、涙を流したり弱音を吐くなどのマイナスの感情を見せず、相変わらずの態度とポーズは変わらず、メンタル面が強いことを見せた。ただし、そのポーズは胸元での腕組み立ちだったり、座ってるときも他が正座や体育座りなどの中で善子ひとりだけ胡坐だったりと、中二病なポーズ以外はヤンチャ以外の何物でもない。
上級生が責任を感じていることに対して動けないでいることに対して、代わりに一年生組で買い出しに行く際に「まったく、世話がやけるったらありゃしない」「そんなもん(=責任)感じなくていいのに。少なくとも私は感謝しか……リ、リトルデーモンを増やしにAqoursに入っただけなんだし!」とツンデレな面を見せていた。
ちなみに買い出し時の一年生組での会話から、おでんの具の好みは「黒はんぺん>餅巾着<卵」な模様。
なお、花丸に「みんな善子ちゃんの滑り芸を待ってるずら」と言われて「善子ちゃん」の部分のみしか否定しないあたり、自分の中二病な言動が若干滑っていることは理解しているようである。
8話でSaint Snowから函館招待を受けたAqoursだったが、地区予選ライブ直前に自信満々な態度であったのに本番失敗してしまったSaint Snowを見て多少辛辣な言葉を投げる善子。9話でルビィに依頼され、素直じゃない態度を取りながらルビィ・花丸と3人での函館滞在を決める(が、それは善子が考えたことだろうと梨子がマジな目で推察しており、Aqours内でのトラブルメイカーとして認識されているのだろうとよくわかる。もっとも、この話にて梨子のスマホのLINEらしきアプリでの名前を勝手に変更していたようなのでそう思われていても仕方がないが)。滞在理由の鹿角理亞との交流は最初は斜に構えていたが、性格上慣れない面接等を2人でやり切ったルビィ&理亞の勇姿を見届けて泣き、理亞にリトルデーモン10号の称号を与えた。
五稜郭タワーが魔法陣のようだとうっとりしている。
8話~9話の間に花丸の大食いシーンが特に強調されていたので、9話で体重管理の大切さを指摘して詰め寄る。……が、花丸よりも善子の方が摂取カロリーが体に出るタイプであると明かされた。
11話の閉校祭では善子一人で教室を一つ借りて、占いの部屋を主催。花丸が飾り付けや呼び込みを、梨子がBGM演奏を手伝ってくれたが客が来ず困っていた。水晶玉とタロットカードで占ったが、タロットカードは見覚えのある柄の物を使用。
実は怖がりで、正体不明の者が潜り込んだ部屋に入るのを怯えた。
12話ラブライブ!前日、千歌にラブライブ!に勝ちたいかと問われると「あんたバカなの!?」と即答し、世界中のリトルデーモン達に自分の力を知らしめる為に勝ちたい、勝利の為もう少しAqoursとして堕天してやってもいい、と告げた。本番直前の自由時間には聖橋で景色を眺めていた。花丸を呼び出して統廃合後も彼女らとの契約……つまり友情が続くように約束させ、花丸はルビィと3人で契約の絶対を保障する。
13話の卒業・閉校式の日、気合を入れて髪をセットし失敗、花丸とルビィに直してもらった。この日の善子は9人の中で最も学校への未練を残した顔をしている。花丸が図書室へのお別れとして一年生トリオ3人で扉を閉める提案をした時は強がって拒否、花丸の頼み方が変わるまで意地を張り続けた。
必要とあらば口調を自在に変えることができる。友達の母(梨子の母)の前では上級生メンバーへの呼び捨てをやめ、宿泊先でお世話になる目上の人(鹿角聖良)相手には敬語で頭を下げている。
1年A組の中でAqoursではないクラスメート9人と接する時は普通の女子高生風に喋るのを1期6話から徹底、2期5話時点でも続けているらしい。
劇場版
全体としてギャグパートの中心にいることが多く、特に中盤のイタリアでは、フィレンツェの大聖堂を訪れてから暫くの間は堕天使あらため「天使ヨハネ」を名乗る、ローマでは花丸につられてホテルの夕食を食べ過ぎてダウン寸前になる(ホテルの部屋に向かう台詞から花丸と同室であることが窺える)など相変わらずの厨二病ぶりや不幸ぶりをいかんなく発揮している。とはいえ、中学時代の黒歴史を知る同級生との再会と交流など、彼女自身の確かな成長を窺わせる描写は幾つもある。
スクフェス版
性格はアニメ版に近いが、G's版のように不運属性が強調されるシーンが度々挟まれる。
そしてツンデレが付加。
意外とよく気を配る礼儀正しい人柄で、行事や観光先の下調べ、季節行事でのお楽しみ要素の仕込み、ホットドリンクや少し凝った料理の用意をこっそり行い本番でメンバーを感心させる。「人間界に溶け込む術が上手いだけ」らしい。
プレイヤーを「リトルデーモン」「あなた」と呼び、ヨハネとして大人っぽく立ち振る舞うよう心がけている。
Aqours主催のイベントを堕天使色に染めるのに憧れており、日常でも何かある度に詠唱したり物事をファンタジー的に考えたりしてしまうが、堕天が場の雰囲気にとてもそぐわないと覚ると素直に謝っている。一方メンバーは皆善子の堕天芸を好意的に捉えており、堕天をAqoursに導入する事を容認。花丸と梨子がよく善子の堕天用語にツッコんだり便乗したりしている。
儀式時には自らを「漆黒教」と名乗る。部室にも本やローブといった私物を持ち込み、床には魔法陣を描いている。
ステージ上の堕天使パフォーマンスは観客やメンバーを大いに盛り上げる。日常でもびゅうおや除夜の鐘や塔などどこか特別で高い所などに行くと堕天をする(縁側やステージからの飛び降り)のがお決まりで、それを見た人は良い意味で驚いている。成功祈願や晴れ乞いには長ったらしい詠唱や激しい動作の儀式を行う。雨乞いの経験も何度かあるらしい。
だがAqoursだけでなくSaint Snowにも気に入られている一方、24章以降全員から頻繁に「堕天使設定すごい!」「堕天使設定パワーアップしてるね」「私も堕天使設定があれば」等と言われており「設定言うな!」と善子が叫ぶのがお約束。
29章でも身体はまだ硬め。砂浜ダッシュは速い。夜は眠くなりがち。
アニメ版同様の生配信を行っている。動画を録っててPV撮影は慣れてる。
堕天使料理なる自作料理をイベントの度に作る。堕天使の涙のバリエーションに富み、チョコやおせちになっている。8章のみ激辛好きが過ぎて味覚音痴疑惑。25章では黒い甘口カレーを、29章で漆黒弁当(海苔巻き唐揚げ)を作った。32章の恵方巻きは具が唐揚げで激辛ソース後付け式。28章の里芋のコロッケなど意外な物も作ってきている。みかんとみかんジュースが苦手でいちごスイーツとチョコ好き。小原家のスイーツやマカロンがお気に入り。
『第19回メドレーフェスティバル』のストーリー『シャイニー・バレンタイン』には鞠莉との合作チョコ作りに奮闘する善子の姿がある。
日本の行事を下界・現世の行事と称して満喫。
キリスト教や神道の物を遠ざけているが、Aqoursの活動内でそれらに触れる時は強く拒否していない。クリスマスパーティーも楽しみにしている。天使編で天使服の良さを、クリスマス編(part2)で聖歌隊の魅力を知って葛藤、最終的に堕天使の仮の一面として1日だけ楽しんでいる。不運設定を消せるならば宗教上のラッキーアイテムも受け入れる。
動物と触れ合う機会が多いので、使い魔候補が徐々に増えていく。深海の知識に興味がある。
サイドストーリーでは衣装のメインデザインに携われる機会がある。特にゴシックドレス編はテーマが決まった瞬間善子が大喜び、参考雑誌を持ち込み衣装作りを監修した。ハロウィン編では鞠莉と組んでGuilty Kiss組用の堕天使の翼を梨子に作ってもらった。
不思議の国のアリスでは帽子屋に共感。タイムトラベルは中世ヨーロッパ希望。おとぎ話編ではいばら姫の魔王的ポジションになりたかった。
カラオケでは堕天ソングを歌い振り付けが格好良い。みんなが歌ってる曲を口ずさんで覚えている。大富豪は都落ちと革命派。
イタリア(ローマ)旅行では、イタリアは堕天使に縁が深いと、一人で手作りしたパンフレットをメンバーに配布。遺跡の巡礼方法と歴史からオススメのレストランまで網羅した超本格的な物。
ワールドイメージガールで担当であるイギリスは南西部の魔法博物館に行きたい。
メインストーリーの内、アニメ1期5話放送後の4章より「フツーな女子高生」「リア充」に憧れる姿がよく描かれるようになった。ただし善子の思い描くリア充とは「友達と一緒に、お洒落な都会や季節行事イベントで遊ぶ」を意味するので「田舎で友達といかにも田舎くさい事をして楽しむ」は違うとのこと。メンバーが居る前でかわいい物を見かけた時は無関心を装うが格好をつけているだけで内心は飛び付きたい気持ちでいっぱい。こういう事を他人の前でつい考えてしまうが口に出さないので善子一人だけ台詞にモノローグが多い。
21章にて、アニメ版同様クラスでは普通の女子高生でいる事が語られた。クラス用の趣味はゲームや占い。
母親の呼び方は27章4話以降「人間界における仮の同居人」(メンバーの前限定。最初「ママ」と呼びそうになっている)である。16章では「おかあさん」(家の中かつ風邪時)。教師である母親は27章にAqours分の弁当、34章でメレンゲクッキー、32章で節分のお面の型紙を差し入れとして善子に持たせている。
16章は善子の占いが主軸となった担当回。「神秘の占術七つ道具」を謳っておりタロットカード占い、棒倒し、袋に入った小石を掴んでもらってそれを広げたときの見え方による占い、の3つが登場。タロットカードのみ占いというよりは助言であったが、残りふたつのそれは見る人から見れば怖いと思うくらいの的中率をほこり、Aqoursメンバーを助けていった(そして普段あだ名等で呼ぶことの少ないダイヤをはじめとして、珍しく他者からヨハネ呼びを多用された)。なお、モノローグからは中二病な言動思考では隠しきれない良い子な点を窺えたり、自身は不運な目にあうのはいつも通りであったが最後は……
この活躍を通じて以後、神頼みが必要なシーンでは善子が頼られるようになり、善子本人もノっている。Aqoursの活動の為に何度もてるてる坊主を作り、劇中二回も劇的な効果を発揮した。
エイプリルフール2018に登場した幼少期の善子は、幼稚園児姿なのでアニメ版通り、自分を天使と信じている。園児なのに言葉使いが現在とあまり変わっていない。黒い羽根を身に付けているが、これは「地上に来た時に黒くなった」「葉っぱが落ちる時に赤くなるのと一緒」「天に帰ると白色に戻る」らしい。
この幼少期善子のライブ用セリフは他メンバーと同じく高校生姿の既存セリフの発音し直しだが、善子のセリフは堕天使要素を含む物が多いせいで「歌を届ける」系のセリフのほうが選ばれている。ついでに天使でも名前は「ヨハネ」である模様。
スクスタ版
『スクスタ』版では、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の憧れ兼友達のひとりとして登場する。
性格はアニメ版寄り。
堕天使趣味は、他校生メンバーにとってもリアクションしづらい物だったので、彼女らが立派なリトルデーモンになれるよう布教している。
毎日劇場では、なんとかその成果が出た様子。そしてその結果生まれてしまったのが「堕天使ヨハネは、敵勢力である天使の軍勢から追われており、彼らを追い返すために闘っている」……という設定を本気で信じ、その設定をさらに膨らませた脚本を作って周りのメンバーに吹聴しているA・ZU・NAの面々だった。
漫画版
通学カバンに禍々しいデザインのステッキが入っており黒魔術的な本を見て詠唱しながら登校している。
ところどころで電柱にぶつかっていたり、興味を持って他人に話しかけようとした瞬間に突然爆音や大雨に煽られ、仲良くなろうと会話をすればタイミングを誤り話の内容がすれ違うなど、厨二病&不運属性は顕在。
この世界の善子は容姿端麗で、連載雑誌のあらすじで「校内きっての美少女」と紹介されるほど。特に評価の高い描写があるのはスクールアイドルに憧れる千歌やルビィからである。
千歌はスクールアイドル部員勧誘で善子の顔を見た時に一瞬見惚れた。さらに後に再会したときも最初こそ千歌達が中庭で勝手に練習していたことを善子が注意しにきたと勘違いして怯えていたものの、それが違うとわかるや「1年生にしてはすごく大人っぽいし…」「超高校級のかわいさ!」と容姿を褒め称えつつ勧誘し、ヨハネモード全開でそれを断られてなお、「すごい子かも♡」「スクールアイドル一緒にやってほしいなあ」と再度勧誘したい意思を示している。また、直接の描写ではないが「都会から来たオシャレな人」と認識しているようだ。
ルビィからは一目見て「美人!」と驚きつつやはり上級生と勘違いし、同じ制服姿にもかかわらず「雰囲気もオシャレだったし」「アイドルみたいにかわいかった」と好評価をしている。自宅に帰ったあとも「あの子くらいかわいかったらもしかしたらご当地アイドルになれたかも」と自分の容姿を鏡で見ながら善子の容姿と比べてしまっており、アイドル好きとして幼い頃から色々なアイドルを見ていたであろうルビィがある意味で善子を憧れとして抱いている。
花丸や梨子は、千歌やルビィと違って制服のタイの色などから一年生だと冷静に気づいている。
曜は放課後すぐにバスで帰宅する善子をよく見かけ一年生に人物像を聞きに行っており、直接会話する前から好感度が高かったことを匂わせている上に、千歌や果南と共にかわいいと直接褒めつつ勧誘していた。
もっとも善子は地元の子が多い浦女の生徒では珍しい沼津暮らしなので、黙っていても目立つ存在でもある。帰りのバス停にいる姿を梨子に、バスに乗っている姿を曜に度々目撃され、一方的に顔を知られていた。クラス内では毎日放課後になるとすぐに、誘いも断って帰宅してしまう何か忙しい沼津の子だと認識されている。
性格は、表向きは気が強くて浮世離れしている大人びた印象。
出会ったばかりの上級生にも普段のタメ口で話す。
千歌の最初の勧誘は親しげにあしらったが、この時はこんな田舎町でアイドルは絶対成功しないと決めつけていた為だった。メンバーがどんどん増えているのを見て、勇気を出して千歌達に声を掛け、改めて勧誘してもらう機会を得た。
実は本当の性格は、好きな物に近付くと顔を綻ばせる浮かれやすい女の子。だが見栄っ張りでもあるので覚悟を決めないとその素を他人に晒す気になれず、学内ではつい孤高を装ってしまうせいでせっかくの勧誘も突き放して後悔している。
千歌に付けられたあだ名「よっちゃん」を好んでいない。
アイドル好きである事を漂わせている。図書室にスクールアイドルの本の入荷を頼み続けていた縁で、性格を明かしていない内からその趣味だけはルビィに知られ気に入られた。逆に善子もルビィが花丸を連れて東京にアイドルを見に行くという話をミーハー丸出しなプランと思いつつも興味津々だったりと、同じアイドル好きなルビィに興味を抱いている様子である。
ドラマパート版
楽曲CD収録やライブでのドラマパートでは、厨二病具合は他媒体と変わらず。
性格や性質はアニメ版に近いが我が強くて不運属性がほぼ無い。
ただし悪役を好んで演じてしまうキャラ性質なので、他メンバーと人気勝負をすると必ず味方が付かなくて負けるし、トランプは何しても勝てない。
何かにつけて悪魔を召喚しようとしていて、未知の物は悪魔や魔物や呪い等と表現する。血や死といったオカルト要素も好む。
ちょくちょくツッコミをしつつも、すぐ堕天使モードに入って悪魔だなんだとまくし立て始め、大体はスルーされるのだがドラマパート時空では冗談や妄想を真に受けるギャグがよく展開されるので、超理論に呑まれた誰かと論争が始まる事も。
気分が乗ると他人のコントに全力で付き合い、堕天使、ヤンキー、武闘家、レスラー、園児、相撲取り、ドームの主といったキャラを即座に演じている。ただし堕天使以外の役はいつも甲高いほうの声で演じるので、これに上記の性格が加わった結果、レスラー役をやれば三枚目ヒールレスラーに、任侠劇をやればチンピラに……とどうも小物感が出てしまう。『Thank you, FRIENDS!!』CDでは半分だけ声色を低くした悪の親玉を2回演じた。
某テレビゲームなどネットで有名なネタに対応可能。
角界に詳しいがこれは閣下リスペクトだと明言された。
カレーは辛いから好きだが、コーヒーは苦くて飲めないらしい(2ndライブ神戸公演では特に拒絶していなかったが)。みかんジュースが嫌い。
2ndライブ埼玉公演の幕間アニメでは何故かひたすらルビィを儀式の生贄にしていた。
ゲーマーズ 看板娘
オフィシャルタイアップショップであるゲーマーズ沼津店の看板娘総選挙では1位に輝き、看板娘に就任。
…したのは良いが、あろうことか看板の「GAMERS」のロゴをバッテンで消し、「ヌーマーズリトルデーモン店」に書き換えるという暴挙をしでかしている。
「堕店長」が正式な肩書きとなり、自分の胸の名札もしっかり善子を消してヨハネに書き換えている。
ヌーマーズの開店記念日には毎年描き下ろしイラストが用意される。
公式イラストではリトルデーモン下魔をお供に連れている。
スクフェスでは通常の衣装カードでも、先生編覚醒後(理科担当で「marmot」の帯を巻いてる)、チャイナドレス編覚醒前(饅頭)で下魔と共演。
なお、ゲマはひっくり返った状態が正位置なのだが、それを知らずに逆位置で描かれているファンアートが多い。
スクフェスでは周年の度に堕店長の配布URカード化キャンペーンが行われており、サイドストーリーで一日店長の仕事中シーンが展開されている。
全国のゲーマーズ店舗にて、堕店長やリトルデーモン下魔のグッズが販売中。
空間移動?疑惑
この疑惑が起きたのはアニメ版1期13話の善子のある台詞と行動からである。
この話の冒頭でダンス練習のアドバイスに対して「承知。空間移動を使います」と返している。
ここまではただの中二病なセリフだと笑いで済んだのだが、同話にてラブライブ!のステージでミュージカル調の演出を行うAqours達の中でその疑惑が起きることになった。
皆がコミカルに今までの経緯を説明する中、善子はというと相変わらずの中二病なセリフを「ステージではなく客席後方からいつもの漆黒のローブを着て喋る」という善子らしい演出を行っていた(上の動画の終わり間際)。
しかし、その直後のシーンで数十メートルはゆうに離れているであろう客席の後方からステージ上までローブを脱いだ上で、時間にして10秒足らずで降りてきていたのだ。
これもまあ、カメラから離れた瞬間に全力疾走して、ローブもその辺に脱ぎ捨てたとするならギリギリ納得できるラインではあった(ただし、客席からステージまでは平坦な道ではなく階段等あるので、実際に我々ができるかと言われれば疑問だが)。
もっともそれ以前である1期9話にて逃げるルビィに「堕天奥義!堕天龍鳳凰縛!」をかけるシーンも、Google Maps等を用いて背景からそれぞれの位置を割り出して計算してみればわかることだが、実は世界最速である短距離走の選手のスピードを遥かに凌駕するスピードで移動して技をかけていることがわかる。このとき計算上、ルビィは女子高生としては普通というかちょっと遅い程度なので、善子のみがおかしいスピードである。なお、善子を普通の女子高生レベルだとすると相対的にルビィは小学生にすら圧倒的に負ける速度で走っていたことになるので考えづらい。ちなみにつっこみにきた花丸に対しては、花丸が明確に走りだしたとわかる瞬間がわからないので早いかどうかは推測できない。
同話でダイヤに同じ技をかけるシーンでも部室から逃げ出したダイヤを、ダイヤが逃げてから約4秒経って追いかけだし、なおかつ次の瞬間ではダイヤが部室を出てすぐの場所にて捕まえて技をかけている。部室があるのが校内(体育館内)故に部外者たる編集者の私には正確な位置関係が割り出せないので推測の域を出ないものの、これも実は空間移動を用いていたとするならば何の不思議も無くなるレベルの出来事であることには変わりないだろう(そもそも逃げるダイヤと4秒差がある善子が、部室から出てすぐのあの場所で追いつけること自体がおかしい話である。ダイヤ側は、逃げるためにおそらく閉まっていたであろう戸を開ける時間もあるだろうから、全力で走ったならばあの位置にいるのはおかしくはないと思われる)。というか、ダイヤに対しては善子が動き出すために身体を向けてはいるものの、走ってるシーンは描写されてないし。
しかし、疑惑が確信に変わるさらなる問題が起こったのは2期5話である。
話し合いをしていた千歌の家(のモデルである安田屋旅館)から買い物に行っていたホームセンターであるジャンボエンチョー沼津店とでは最短ルートでも10km以上あり、自家用車ですら20分(バスだと当然それ以上だし、タクシーを使うとは考えづらい。ちなみに徒歩だと2時間以上)はかかる場所なのだが、話し合いをしている中で隙を見て抜け出し、皆にいなくなったことが気づかれた頃(いなくなる直前に映っていたその場面から姿が見えなくなってすぐに移動を開始したとしても約1分)には花丸に帰る旨のメールを送りつつ、自身はホームセンターに到着している。
これはもう描写されている通りだとしたら空間移動以外で説明できるものではない。
仮に花丸達の台詞音声とホームセンターにいる善子の映像がばらばらで、その後善子がホームセンターについたところを描いていた映像がつけられていただけだったとしよう。
それでも狭い部屋の中で場所も向いてる向きもばらばらに座っていたメンバーの誰にも気づかれずに部屋を抜け出し、代わりにしいたけを置く。さらに花丸にメールを送り、描写はないもののそうやって和を乱す行動を怒ってすぐに追いかけそうなダイヤ達に追いつかれることなく脱出を成功する行為自体が空間移動(もしくは時間停止のような超絶能力)以外では説明できない行動と言えるのではないだろうか。
空間移動という言葉は上記のように善子自身の口から「空間移動を使います」と答えているだけのいつもの感じの言動であり、これだけならば中二病な言動だと一笑に付すレベルである。
だが、これだけのことを見せられた今となってはどこまで本気の言葉だったのか、笑うに笑えない言葉となってしまっている。
余談
- この手の名前訂正をネタにしているキャラクターの御約束ギャグ「善子」「善子じゃなくて!」「ヨハネ」「ヨハネじゃなくて……あれ?」の流れは、数は少ないものの重要シーンで行っている。アニメ1期ではヨハネの存在を自ら完全否定するシーンで使われた。
- 最初期の設定では黒澤ダイヤと同じく二年生だったが、元一年生の渡辺曜と入れ替わる形で今の一年生のクール属性担当になった。
- 中二病キャラはホラー好きなこともあるが、善子にそういった描写は無い。なお、担当声優の小林愛香はホラーゲームが大の苦手だったりする。
- サメのぬいぐるみが一緒に描かれることが多い。
- 2021年6月開催のモンスターストライクコラボのキャラなりきりでは堕天使繋がりでルシファーのコスチュームを着用した。ちなみにアニメのルシファーの中の人はこちらで元・スクールアイドルの役で出演している。また、後年にはこの役も担当する事となった。
※なお、このイラストはコラボが開催される遥か前に描かれたものである。
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