CV.日笠陽子
概要
人間を背に乗せられるほどの大柄なオオカミ。
性格は穏やか。
ヨハネの良き相棒として寄り添い、ヌマヅでの日常生活を共にする。
ライラプスの「誕生日」は正確には不明であるがヨハネとの出会いから推察して冬頃の生まれであろうとのことからヨハネによって「1月11日」と設定されている。
漫画版
漫画『幻日のヨハネ -Unpolarized Reflexion-』では、言葉を話すシーンは無く吠えるのみ。表情は無表情。アニメ版より目が小さく、三白眼気味。
人間の言葉こそ喋らないがリコには及ばずともヨハネとの意思疎通が出来る模様(ヨハネが一方的に話しかけている絵面で、ライラプスはヨハネの指示通りに行動している)。……もっとも、忠実に言う事を聞くとまではいかないが。
ヨハネの傍らで昼寝する他、彼女が仕事で使う物を持ったりして手伝っている。
アニメ版
アニメではヨハネとヨハネの母と意思を疎通することができており、特にヨハネに対しては人間の言葉と思考で会話を行っている(これには驚いた視聴者が多かった模様)。
ハナマルにはワンワン吠えている様に聴こえるらしい。そのためヨハネ以外と会話しているシーンは8話まではない。またヨハネのそばに誰かがいる時にはヨハネに話しかけたりはせずその時にヨハネになにか伝えたい時は動作で伝えたり「バウッ」と吠えたりする(吠え声は視聴者視点での話でヨハネにはちゃんと言葉に聞こえているのかもしれないが)。
トカイで大物歌手になる夢が上手くいかず帰郷してきたヨハネを気遣ってよく喋るが、一言多い。
なお虫が大の苦手で、ヨハネに辛辣な発言をしたり、気に入らない発言をすると虫がいると言われ、驚かされる。
そして何度も言われてるはずなのにそれでも飛び上がって逃げるレベル。しかし8話ではヨハネの「虫さんがいる」と言われても動じなかった。
また虫ならなんでも苦手というわけでもなく同8話で本当に虫が頭にいた場面で驚いて飛び上がるも蝶だと気づくと「なんだ蝶か…」とホッとしていた。
ビジュアルは漫画版と共通だが、三白眼気味で無表情だった漫画版とは違い、大きな瞳をもち微笑む程度に表情豊か。尻尾には紅色のメッシュが入っている。
数年前の時点では子どもだったヨハネよりも小さな仔狼だったが、今では16歳のヨハネをすっかり追い越した。
その点から、「兄弟みたいな関係」だと言ってくれたヨハネを「妹」だと捉えている。ヨハネの方はライラプスに妹になる魔法を掛けようと試みて失敗した。
以上から性別はメスとされる。
以下ライラプスの秘密
ヨハネと意思疎通ができる理由は、幼い頃、冗談半分でヨハネが願ったことによりかかった魔法によるものである。ヨハネの合わせ鏡、心の一部分、心の音など様々に言われ、解釈されているものがライラプスに与えられたことでヨハネと意思疎通ができるようになった。なお、その際の発言からライラプス自身はそれ以前から人語を理解し、伝えられないまでも人並みのことを考え、犬の鳴き声で意思を伝えるなど、人間同様の知能を持っていたことが分かる。
ただ、ヨハネの心を共有したことによってヨハネの心の音を伝える力は欠けたものとなっていた。
ヌマヅ全域での大規模な異変を受け、ヨハネの変わっていく姿を見届け、一人前になったと認めたライラプスはヨハネが一人前になるまでと思って持っていた力をヨハネに返す。最後は9人の手によって異変は鎮まったが、ライラプスはかつてのように会話はできなくなってしまった。(もっとも、人語は理解しているためヨハネに対して鳴き声で返答はしている。)
その後もヨハネの相棒・姉妹として共に行動しており、ヨハネや知り合ったヌマヅの人達と共に日常を過ごしている。
メディア展開・出演
サンシャイン!!ではAqoursとして活躍する9人同様、主要な登場人(獣)物としての扱いを受けており、伊豆箱根鉄道のラッピング電車や、沼津のプレミアムショップの装飾、その他多くのグッズにはライラプスも登場している。また、ライラプスを演じる日笠陽子氏もアニメの上映会やラジオに度々出演しているなど、10番目のメインキャラポジションとなっている。
ファンからの人気も高く、2023年12月15〜17日のライブイベントでは、願ご出演と書かれたライラプスのフラワースタンドも送られている。
そして…
先述のイベントの千秋楽となるDAY3、Aqoursとしても初となる3DAYSイベントの終盤、未発表曲である「BLOOM OF COLORS」でのこと。
「ヨハネ、もう1人じゃないね。絆で繋がってる、それがヨハネの魔法」
「ありがとうヨハネ」
そう語りかける声と共に会場に登場したのはライラプスの担当声優・日笠陽子その人であった。ヨハネ役・小林愛香は前2日とは異なる日笠氏と対になる衣装で歌唱を行い、日笠氏はライラプスのカラーをモチーフにした衣装で、10人のBLOOM OF COLORSを歌い上げ、会場は大きな熱気に包まれた。
元々彼女は小林愛香らからのお願いもあり、劇中のように客席で見守る予定で3日目の予定を空けていたそうだが、丁度その日のオファーが来たことで劇中でも実現しなかった10者によるステージが実現した。
なお、この10人でのBLOOM OF COLORSはBD7巻に収録されることが発表された。
余談
- CVを担当する日笠陽子氏はアニガサキで三船薫子を担当している。そのため最速配信後のCV発表時には「異世界転生したら犬(狼獣だが)になっていた」、「妹の部屋にセミをぶちまけた結果業が巡って虫嫌いの犬に転生した」「にじたびで推定7000kmを運転したことによる過労で転生した」、「転生したらヌマヅだった件」、(栞子の台詞をもじって)「姉は鳴いていました」などと弄られていた。ライラプスの尻尾同様に薫子も髪に赤色系のメッシュが入る。また、ライラプスと薫子はどちらも姉キャラであるため安定の美少女の姉枠とも言われている。
- サンシャイン!!アニメ劇中で鞠莉がてへぺろと言っているが、このワードの発祥は日笠氏である。
- スーパースター!!では、夏美、冬毬の鬼塚姉妹の母親役を担当している。
関連タグ
あんこ(ラブライブ!サンシャイン!!):パラレルワールドで津島善子が拾って桜内梨子が面倒を見た迷い犬。あちらはシェルティの子犬だが体の模様が非常に似ている。ヨハネに似た容姿を持つ善子は「ライラプス」と名付け呼んでいた。
三船薫子:中の人繋がり。ラブライブ!シリーズで越境して複数のキャラを演じているのは林鼓子、東山奈央等。
トルガル:アニメ放送間近に発売されたファイナルファンタジー16に登場する主人公の相棒の優しい狼。毛の配色が似ており幼少期と成体どちらも劇中で描写される等の点から「トルガルにしか見えない」と話題になった。
ジジ:主人公の成長と共に人語が話せなくなった動物パートナー繋がり。