まぶたの裏で、君が死ぬ
概要
日本一ソフトウェア開発のホラーゲームで、「夜廻シリーズ」の作品の一つ。対応機器はNintendo Switch、PlayStation 5及びPlayStation 4。2022年4月21日発売。プレイ人数は1人。また、本作は夜廻6周年記念作品に位置付けられている。
2022年4月14日よりNintendo Switch、PlayStation 4共に体験版の配信を開始。夜廻三を一足先に体験できるチュートリアル的な内容となっており、体験版のみでのオリジナルストーリーを体験できる。また、それに伴い「夜廻シリーズのプレイ動画・生放送の配信に関するガイドライン」が発表された。動画配信を行う場合はガイドラインに沿っての投稿をお願いしたい。詳しくは公式サイト(下記)を参照のこと。
「夜廻シリーズ」は、オバケ達を避けながら夜の町を探索し、謎を解明する夜道探索アクションゲームであり、デフォルメされたキャラクターと、それに反したおどろおどろしい夜の町が生み出す世界観や切なく悲しげなBGMが人気で、本作でもそれらは継承されている。
シリーズ恒例の操作やアクションは変わっていないが、変更点としては今まで草むらや看板に隠れてオバケをやり過ごす操作が「目を閉じる」という操作に変更された。今までの隠れると違い好きな時に使うことができ、目を閉じたまま移動することも可能。目を閉じながらオバケを避けて行動することが本作では重要なアクションとなる。
また、本作は「思い出」が重要なキーワードとなっており、町中に散らばったこれらを集めることが本作のメインストーリーとなる。町には学校・墓地・廃船等、幾つかの曰く付きの場所が存在しており、それらを廻って無くした記憶を集め、思い出すことでストーリーが進んでいくシステムとなっている。
あらすじ
主人公は見知らぬ暗い森の中で目を覚ました。
なぜその場所にいたのか、主人公にはわからなかった。
深い森を彷徨った主人公は、姿の無い不思議な人物と出会う。
その人は、どこか懐かしい声で語りかけた。
「あなたには強い呪いがかけられている」と。
呪いを解くためには一晩のうちに
「忘れてしまった大切な事を思い出さなければならない」と・・・。
大切な思い出を探すため、主人公は不気味な夜の街へと駆け出した。
登場人物
本作の主人公。
呪いを解くために夜の街を廻り、各地で「思い出」を見つける度に失った記憶を取り戻していく。
本作ではキャラメイクが可能になっており、主人公の名前や見た目・性別が変更できるようになった。デフォルトネームは「ユズ」。
「思い出」の中に度々現れる、主人公より少し年上の少女。
ボサボサの長い緑髪とジト目が特徴で、どことなくクールな雰囲気を纏っている。
カメラを持ち歩いており、彼女もまた何かを探して街を彷徨っている模様。
本作のキーパーソン。
ムギ
主人公が飼っている、白くてふわふわな猫。
「夜廻シリーズ」のペットと言えば犬だったが、本作では初めて猫が登場することとなった。
街で古くから噂となっている「コトリ」という名の怪異で、過去作のよまわりさんやコトワリさまのように、本作の鍵となるオバケであると思われる。
特別な目で全ての時間を同時に観測することが出来るらしく、その目で街中を見張り誰かが来るのをずっと待っている。
この他にも「顔のない大男」や「水のおばけ」等の新たなオバケと過去作に登場したオバケの一部が登場する。
小説
2024年7月29日にPHP研究所より刊行。
著者は黒史郎、イラストは溝上侑。
基本的にユズ視点よりの語り部で進むが、途中でコトリの視点からも物語が描かれる。
お化け達の過去も本編を補完する形で明らかになる。
余談
溝上侑氏のインタビューによると、「夜廻シリーズ」は深夜廻で完結させるつもりだったとのこと。本作の開発が決まったのもMAD RAT DEADの制作が終わった半年後で、開発期間が短く、様々な人に手伝ってもらいながら開発したらしい。MAD RAT DEADの発売日は2020年10月29日なので開発期間は実質1年ほどしかなかったことになる。そのためか、グラフィック、音楽、オバケなどは過去作から流用しているものも多い。
関連動画
ティザームービー
ティザームービー(Long ver)
プロモーションムービー
関連タグ
夜廻 / 深夜廻 / 夜廻シリーズ / 日本一ソフトウェア / ホラーゲーム