概要
「夜廻三」の舞台となる町では古くから「人面鳥」の怪異について語り伝えられており、「コトリ」はその人面鳥の名前として知られている。
街の人間でこのコトリの怪談を知らないものはまずいないと言われている。
だが、実は……
※この先は「夜廻三」ストーリー及び小説版に関する重大なネタバレが含まれます。
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主人公(ユズ)の思い出の中に度々登場する少女。
実は彼女の本名もまた「コトリ」であり、
同じ名前を持つ人面鳥との関係についてはストーリー終盤に明かされることとなる。
記憶
思い出の中で度々登場するが、7つある思い出の品を通しても真相がほぼわからない。
唯一分かるのは度々主人公と行動していたような節がある程度で、記憶同士の整合性もほぼ無い。
7つの記憶を拾い集めた後、OPに行った廃ビルの屋上に行くことでようやく主人公は真相に近づくことになる。
本当の記憶
廃ビル屋上での出来事を経て、主人公はある記憶を取り戻し、その記憶のヒントを元に整合性の取れなかった記憶を整理していく。
7つの間違った記憶をただした後、最後の思い出である8番目の記憶を合わせて主人公がすべての記憶を取り戻すことになり、最後に必要なものを持って再び廃ビルの屋上に向うことになる。
神様に鈴を返す時
OPの森で二人は合流する。時間制限ギリギリのせいか、森の中は進むにつれて荒れてくる。それでも森を突破し、最深部で2人は鈴を返却し、呪いは解かれる。しかし……
人物
どこか物憂げな雰囲気を纏っている、黒い一眼レフを手にした少女。見た目は緑髪のロングウェーブに黄色いサマーコートを着ており、サンダルを履いている。
ユズに見せるニコッとした笑顔が特徴的で意外にも表情は豊か。
性格は基本的に大人しく穏やかで優しい。また、理不尽なことに関しては面と向かって立ち向かったり怒りを露わにしたりするなど芯は強い。
まだ少し幼さの残る年齢に反して色々家庭問題で苦労や苦悩してきた為か、年齢の割には大人びている印象を受ける。
小説版によれば、高校一年生の女子高生で、年齢は15、16歳だと思われる。
また、手にしているカメラは失踪した母親の形見である。
因みにデザイナーによれば「ダウナー系の頼れるお姉さん」がコンセプトにあるらしい。
二人の関係
小説版のネタバレを含みます!
最後の記憶を取り戻した際の主人公が少女に対する呼称の変化(おねえさん→おねえちゃん)や二人の両親に対する伏線などから、本当の姉妹ではないか?という考察もある。ゲーム本編ではそれが明言されておらず、幼馴染であるということ以外は確定ではなかったが、ノベライズ版で実の姉妹であることが判明。因みに姉コトリは顔も性格も母親似、妹ユズは性格が父親似らしい。
両親の離婚に伴い、父はユズと、母はコトリと互いに暮らすことになり離れ離れになってしまった。
どうでもいい余談
なお偽りの記憶を見るのが本来のルートなのだが、実は偽りの記憶を見ずとも思い出の中の行動で正確な手順を踏めば思い出の品を入手した時点で本当の記憶を見ることが可能。最初から本当の記憶をそろえておくと1回ボス戦を丸ごとスキップする以外にも二度手間になる部分がいくつかカットできるため、2回目以降のプレイを始める人はこの方法を使う人も多い。ただし偽りの記憶をスキップするとストーリーの深みまで半減するので1周目ではやめた方が無難だろう。