・・・にで会ったら・・・、手…足と・・・首・・・ある物をわた・・・
概要
コトワリさまとは、深夜廻に登場するお化けの一人。何故コトワリさまという名なのかは不明。
大きな手の形をしたお化けで、体と同じくらい大きく鋭い刃物を携えており、少女たちをその凶刃にかけようと追い回す。今回のキーパーソンとも言える。
対処方法
物語序盤から終盤まで襲ってくるボスなのだが、夜廻シリーズの主人公は基本お化けを倒すというより、死を回避する戦法しかない。その為コトワリさまに出会ってしまった場合、『両手と両足と首のある物を渡す』事で死を回避する事が出来る。
当たれば即死してしまうが、基本パターンとして唸り声を上げてから突進攻撃・一定距離をおくと乱舞攻撃をしかけて寄ってくるだけ、後半からワープ攻撃やクロス分身攻撃などしかけてくるようになるが、判定自体はかなりマイルド。むしろ道中のお化け達や他のボス戦の方が判定がシビア。
しかし後半になるにつれ、攻撃を誘導してショーケースを破壊させたり、逃げ回りながら複数のアイテムを集める必要があったりとそれなりに難度は高くなる。
夜廻シリーズ6周年を記念して行われた『お化け人気投票』ではよまわりさんや大百足の神様を抑え見事人気投票1位を獲得した。
関連イラスト
擬人化のイラストも描かれている。
関連タグ
…コトノハさま…とは特に関係ない…はず。スプラッターだが。
考察
以降、最終ネタバレと考察が記述がされています。 |
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ゲーム本編未プレイ・未クリアの方は、ゲームの面白さを損なう可能性があるので閲覧のお勧めはできません。
↓記事をスクロールするとネタバレが記載されています。閲覧は自己責任で御願いします。↓
- 正体
コトワリさまはお化けではなく、迷いを断ち切る・縁を断ち切る神様である。
ちゃんと祀られている神社が存在することから、古くからハルたちの街にいる神様のような存在だと思われる。また祀られている神社の絵馬に「縁を切りたい」という願掛けの内容から縁切りの神様だと思われる。
あらゆる縁を「断つ」神であるため、名前の由来は「断り様」ではないか、という説が強い。
PHP研究所発行の公式小説によれば、縁切りと縁結びを司る神であり、漢字では「理様」と書くことが判明した。
- 何故襲ってくるのか?
コトワリさまが襲ってくる理由は作中で示唆されており、作中で拾えるメモから察するに「もういやだ」という言葉がトリガーとなっている模様。おそらく、「もういやだ」と思うほど辛い縁を切ることで人間を助けているだけであり、悪意を持っているわけではないようだ。
恐らく最初は重い病気などのどうしようもない運命を断って助ける神様だったが、神社がダムで水没し、管理する人間もおらず、神格がダウンしてしまう。
加えて、絵馬の「人の殺意」や「不幸を望む」お願いのせいで人を殺めてしまったが為に神格が更に穢れてしまい、五体を持つ生命、または人型であれば関係無しに殺める荒神になってしまった。
神社に人型のギミックがあったのは、コトワリさまが無駄に殺生をしないよう止める為に設けられたと考えられる。
- 何故助けてくれたのか
最後のボス戦前の分岐で、ハルの助けに応じたかのようにコトワリ様が駆け付け、地蔵様を破壊し山の神を一時的に退け、ハルに『赤い裁ちバサミ』を授けたのか。何故、いつものように襲わなかったのか。
- 「五体を持つ生命、または人型」の条件を満たすお地蔵様を破壊したから
- 祠前の山の神の呼びかけをハルが拒んでいたのをコトワリ様が願いとして解釈し、それに呼応したから
- 山の神とコトワリ様が対立関係だったから
- ハルがコトワリさまの神社を掃除したことによって神格を取り戻し、無差別に襲うのを止め、本来の役割である「困っている人を助ける」ために行動した
といった説がある。
ちなみにコトワリ様の神社の先へいくと、山の神のお地蔵様がある。
新たな説だと、山の神は『縁結びの神』であり、コトワリ様はその対になる神様だったからというのがある。
(これは上記の『山の神とコトワリ様が対立関係だったから』に当て嵌る)
クリア後に、コトワリ様の神社に訪れると『赤い裁ちバサミ』を返還する事が出来る(藁人形必須)。
いつものように突進攻撃で現れるが、返したはずの『赤い裁ちバサミ』を再度貰える。
「かみのきれはし」の内容を見るに山の神はかなり執念深い性質を持っている。
このため、コトワリ様の力でも山の神は完全に倒せないと考えられるので再び声が聞こえた時用に渡したと考えられているが真偽は不明。
人や他の生命を無差別に襲うようになってしまったが元は悪神ではないのである。