山の神(深夜廻)
やまのかみ
>古い掲示板だ…
やまにいるとき
かたりかけられることばに
へんじをしてはいけない
どのようなことをいわれても
むししてやまをおりるべし
>なんのことだろうか…?
以降、最終ネタバレと考察が記述がされています。 |
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>…
>………
>…………遠くからかすかに犬の鳴き声が聞こえる。
行ってみますか?
先に進んでください
進んでください
すすんでください
引き返さないでください
うん
やだ
先に進んでください
うん
やだ
さきにすすんでください
うん
やだ
このさきにににににににに
うん
やだ
おいでおいでおいでおいでおいでおいで
やだ
おいでおおおいでおおおいでおでいでおいいで
やだ
ソウカイソワカウウウイソワイソウカイソワカウウウ
いっしょにきてあげて
山の神とは、本作「深夜廻」におけるラスボスお化けである。
ユイ操作時にメニュー画面を開いた時、上から覗いた本人でもある。
大きな顔に無数の目玉、両手の指がひしゃげるように全て折れ、内側に目玉がある巨大なお化け。左手の掌だけ何故か目玉が潰れている。
何故、潰れているかは不明。同じく今回のキーパーソンであるお化け「コトワリさま」との関係性も不明。
- 正体
山の神は、お化けというよりも縁を結ぶ神様である。ただしそれは生死関係なく結ぶ、それが悪縁だとしても。
人為的に封じられてる描写があるため(注連縄・たくさんの地蔵の配置)、「善神」としてではなく元から「悪神」「祟り神」として祀られていた可能性が高い。
コトワリさまが既に亡くなっているユイに襲い掛かっていったのも合致する。
- システム文章
ここまで読むのに見てきた誘い言葉、ハルまで自殺しかけたあの文章。
プレイヤー視点では「チュートリアルのシステム文章」にしか映らなかった文章であるが、ゲーム終盤でこれが山の神の「誘い言葉」であったということが判明する。
これに従ったが為に、ユイは自殺してしまった、させられた。
このため、過去にもチュートリアル時と同じく人を誘い殺していたのではないかと推測される。
戦闘中でも同じように「うごくな」「いとをきりにオイデ」「はしってにげろ」と誘いハルを誘うがこの通りに従うと死ぬ(「いとをきりにオイデ」は文章が消えるまで逃げ続けること)。
チュートリアル前、すなわちゲーム開始前の「画面から目を離さないでください」の文章はプレイヤーへ宛てた誘い言葉かもしれない。
なお、チュートリアルに偽装した誘い言葉の他にも、メニュー画面を開いているときに急に襲い掛かる場面が存在する。
「チュートリアルはプレイヤーに向けたもの。ストーリー・世界観とは無関係」「メニューを開いている間は安全」というプレイヤー心理の隙をつく、若干メタな演出をしてくる神様といえる。
- 姿
概要にも書いたように、身体全体に無数の目玉を持ち、奥に二本の足があり、手前の左手の目だけ潰れている。頭部に目玉が集合しており蜘蛛のような姿に似ている。
手だけを見るとコトワリさまのような手に見える為、おそらく対となる存在だと思われる。
節々、人間のような部位や言葉巧みに人間の言葉で操る為、自殺者集合体で固まった負の念のような姿に見える。本質の姿とは異なる場合がある(神性低下、認知と人間の信仰関連)。
山が元から自殺の名所として扱われていたかは不明だが、山の掲示板に「いのちはだいじに」と書かれていた辺り、山では行方不明者や自殺者が出ていたと考えられる。
ハルが見たフラッシュバック、ユイが書き残したメモの内容から察するに、二人は前にこの山の神に会ってしまった事が分かる。
(小説の内容も加味すると、二人は、花火がよく見える場所の下見の為に、ユイの愛犬の一匹『クロ』とともに山に入り、山の神が封じられている場所に迷い込んでしまったらしい)
この時、山の神から逃げる時にクロが死んでしまう。
このせいでハルは気を失って山の神に遭遇した部分だけの記憶が抜け落ち、ユイは心のよりどころだったクロを失い罪悪感に苛まれる。
(山の神はこの罪悪感につけ込み、ユイと自身との悪縁を結んだと思われる)
そして冒頭のチュートリアルで彼女が自殺するように仕向け、そこからハルへの悪縁を結んだ。
コトワリ様がハルに襲いかかるのも『山の神との悪縁』が結ばれた為にそれを裁とうとしていると予想される。
コメント
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