時女の血は日ノ本の血
始まりはなく終わりもなく
祈りと無を捧げ続け
あとは己が影に染まりゆく
もはや静かに無と底に
沈みて全てを忘れよう
ただ一つの誇りを残して
概要
広江ちはる、時女静香、土岐すなおの3人を中枢にした魔法少女グループ。
メインストーリー第2部『集結の百禍編』での登場が告知され、前日譚にあたる期間限定イベント『深碧の巫』でお披露目となった。
構成メンバーの名字や生まれが違うにもかかわらず「一族」と括られているのは、時女家が本家であり、土岐家や広江家を含む他のメンバー達の出自がその分家に当たるため(後述)。
「最期の時まで日の本を穢す悪鬼(魔女)から人々を守る」という古の先輩魔法少女『巫(かんなぎ)』達の決意と覚悟を継承し、ほぼそのまま組織の理念・目的としている。
「社会正義の味方」と言ってもよいだろう。
血縁者で構成されているためか、魔法少女の衣装は、いずれも和装をベースとしてフリル・スカートなど洋装を織り交ぜたデザインとなっている。
キュゥべえから魔法少女が魔女になる事や神浜市では魔女にならないシステムが存在する事を聞いた事で一族を救うべく遠い神浜へ向かう事となる。
そこで、環ういたち神浜マギアユニオンの構成員と出会い友達に。3人は自動浄化システムを分けてもらうよう交渉し、キュゥべえの助言を聞いて神浜市に来たことを打ち明け、そして里見灯花からキュゥべえの正体や魔法少女の真実を知る事となる。
そして、自身の魔女化の運命を乗り越え、日本にいる全魔法少女の宿命を変革するためにシステムを広げようとする神浜マギアユニオンに協力する事となる。ただ、方向性として根本的に違う所もある為か、内部ではマギアユニオンに懐疑的な者もおり、後に色々と考えた末に魔法少女への姿勢の違いにより同盟を解消してしまう。
一方、神浜への怨みだけで活動するプロミストブラッドと人々を支配しようとする魔法少女至上主義を掲げるネオマギウスとは理念の点で合わず対立することとなる。そもそも他所の魔法少女とは環境や価値観などがかなり違っており、プロミストブラッドのメンバーからは思想を「馬鹿げてるとしか思えない」と言われる始末。
尚、神浜市における拠点は一族の親戚筋でもある参京区にある水徳寺と言う寺。
構成員
中枢メンバー
時女一族を率いる中枢組で、ちはる、すなお、静香の3人で構成されている。
親交のある木崎衣美里から3人は「トキメキ3人組」と呼ばれている。
時女静香(声:内田秀) |
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時女一族を率いるトップ。時女の本家出身。 |
広江ちはる(声:相良茉優) |
時女一族の中枢メンバー。時女の遠縁出身。 |
土岐すなお(声:大西亜玖璃) |
時女一族の中枢メンバー。時女の分家出身。以前は神子柴家に住み込みで巫を務めた他、神子柴に仕える暗殺者でもあった。 |
主な構成員
中枢メンバーに直接仕える戦闘員や諜報員たち。
南津涼子(声:戸松ゆきな) |
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時女一族に所属する戦闘要員。敵対勢力の一つ・プロミストブラッドの鈴鹿さくやとは交流を深める仲にある。 |
青葉ちか(声:山田麻莉奈) |
時女一族に所属する諜報員。 |
三浦旭(声:入江麻衣子) |
時女一族に所属する狙撃手。実は「午前0時のフォークロア」から潜入してきたスパイで、第2部8章の終盤で脱退する。 |
末端構成員
モブ構成員は仮面を着けたくの一スタイルと雑面を着けた神官スタイルの2種類が特徴。
前者はオマエにずっと手を振るのストーリークエストの10層にて登場し、扇子を武器として使用している。メインストーリー第2部でも登場している。
時女一族の血を引く者達
時女一族の本家の集落は霧峰村という山村の、しかも人工衛星からの上空写真には写らず、携帯電話の電波も圏外という人里離れた山奥にある。
時女家には以下の分家がある。
- 土岐家:すなおの実家。霧峰村の、本家の集落がある山の麓に住んでいる。すなおは神子柴家に住み込みで巫をしていた。
- 広江家:ちはるの実家。より厳密には神子柴家の末裔である。
- 三浦家:旭の実家。湯国市の朱鷺集落に住む。源流である「朱鷺家」は、「土岐家」と同じく、時女から分かれて名字を変えた家。
『深碧の巫』のエピローグで「時女とそこから分かれた家」があり、彼らを募って時女一族の集団を作ろうとしているというセリフがある。その為チーム名・ユニット名(後述)としての「時女一族」は3人であるが、それ以外にも時女の血を引くキャラが今後登場すると考えられる。
またイベント『新たな息吹より』で新たに顔出しした涼子が、ドッペルを目撃して「コイツは時女の本家に連絡せにゃあならんねぇ」と発言していることから、この時には既に時女一族の集団が出来上がっていたと思われる。
ちなみに
『深碧の巫』終盤の流浪の魔女との戦いの中で、BGMとして3人によるキャラソンが流れる。
その後、2019年9月8日に行われた2周年記念イベント「Magia Day 2019」で発売された記念本「Magia Record 2nd Anniversary Memorial Book -シラツユ-」に記載されたスタッフクレジットにおいて、「山茶花の跡」というこの歌の曲名の名前とともに、「時女一族」という名称が静香・ちはる・すなおの3人及びその担当声優(内田・相良・大西)によるユニットの名称でもある事が明かされている。
そのイベントでは声優3人がそれぞれの魔法少女の服をイメージしたフリル付きの和服姿でサプライズ出演、さらにイベント本編終了後会場限定ライブにおいてこの歌をライブ初披露している。当時の3人は声優としては新人であるため、こうしたライブ出演も初めてであったが、それを感じさせないパフォーマンスで大歓声を浴びている。
さらに言うと、2020年9月30日に内田がCaliCom、相良がDigital Doubleにそれぞれ移籍するまでは3人とも所属事務所がリンク・プランだった。
他にも、3人は『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』で共演(内田がミア・テイラー、相良が中須かすみ、大西が上原歩夢として出演)しており、うち相良と大西は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーでもある。そして2021年秋に晴れて3人揃って虹学メンバーとなった(他のマギレコ出演かつ虹学メンバーには鬼頭明里(木崎衣美里&宮尾時雨/近江彼方)、指出毬亜(氷室ラビ/エマ・ヴェルデ)、楠木ともり(エボニー/優木せつ菜(初代))がいる)。
もっと言えば2020年11月に脱退した大西も含め、声優ユニット「PrimaPorta」のメンバーでもあり、こちらにはゲーム的にはネオマギウス、事務所的にはリンク・プランの母体のプロ・フィットに所属する首藤志奈(藍家ひめな役)と高柳知葉(安積はぐむ役)も所属している。
現在、山茶花の跡は2021年8月25日に発売されたミュージックコレクション2に収録されている。作詞作曲は渡辺翔、編曲は森谷敏紀。
関連イラスト
関連タグ
ピュエラ・ヒストリア:アレクサンドリアの蜃気楼編で古代エジプトまで遡り、クレオパトラを調査する過程でエボニーと出会う。
魔法少女たると☆マギカ:キュゥべえを天使とする時代を描く。