「終末への針が0時へと刻み始めた…」
「私は見守るだけで良い。誰もが負けているこの戦いを」
概要
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 湯国市 湯国温泉郷 |
学校 | 湯国市立岩切山高等学校→神浜市外の学校 |
年齢/学年 | 15歳→16歳/高校1年生? |
身長 | 不明 |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 祖父の畑の土壌の復活 |
固有魔法 | 概念強化 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 楕円形/エメラルドグリーン/スカーフ |
武器 | ブーメラン |
キャラクターデザイン | 不明 |
声優 | 指出毬亜 |
※:イベント「那由他さん家の平和な日常」のストーリー中で16歳の誕生日を迎えた。高校生であること、市外の学校に通っていることも判明した。
人物像
湯国市の魔法少女の生き残り「午前0時のフォークロア」のリーダー格で、赤髪を三つ編みに束ねたおとなしめの魔法少女。第2部のタイトルロゴに描かれたシルエットの1人。
『キモチ戦 従順なルビーのへそ』にてファーストネームが判明、メインストーリー第2部第2章第4話でフルネームが判明した。
湯国温泉郷の民宿「大地のゆりかご」の生まれ。
マイペースな性格で、対人では慇懃かつどこか無礼な態度をとり時折浮世離れした言動をする。また友達の形見でもある懐中時計を所持しており、時々時計に絡んだ言い回しをする。
数年前に父を亡くし、かつて患っていた病の事も周囲に理解されなったが為に生きる目的も持てず、人と関わる事にも消極的な性格になっていた。
かつて起きた事件で里見太助に助けられた過去がある。実は彼に亡くなった父親の面影を見ているとか。
そのかつての病だが、元々山住まいだったのが、街中の学校に行くようになってから突如として原因不明の病気を発症する。人工物によるものあるいは心因性と推測できるが、根本原因は分かっていない。この為街にあまり行かず、学校でも友人を作りづらい状況だった。
そんな中、祖父が有機農業で作っていた野菜が体質に合っていたからか、それを中心とした食事にしたことで病状が改善していくようになり、ある程度は普通に暮らせるようなレベルになっていった。
祖父と母はラビと似たような境遇の子供たちのためにと、有機野菜の栽培に力を入れ始めた矢先、夏に起きた長い嵐によって、崩れた土砂が流入、海水も入ったことで塩害が発生し、祖父の畑は作物が育たない土壌となってしまった。そこでラビは「土壌の回復」を願って魔法少女としての契約を結ぶことになる。これにより自身の病気に関しても魔法少女となった副作用で改善されたという。
普段は里見那由他の元で使用人として働く。普段は「那由他様」と呼んでいるが、9章で彼女が一般人に実力行使しようとしたときに、一度だけ「やめなさい那由他!」と呼び捨てにしている。
成績優秀で、全教科100点を取ったこともある。
時折、戦いの裏で暗躍している面もあるが、本人は魔法少女の戦いには直接参加せず、あくまでも傍観者の立場に徹しており、他勢力のメンバーとのつながりは10章まで全く無かった。ただリヴィア・メディロスとは顔見知り。
環いろはの動向を注視している。
魔法少女として
ネイティブアメリカンのスー族などが付けるようなウォーボンネットを付けており、衣装もそれに準じた物となっている。OPムービーではブーメランを武器としている。
かなりの実力者で、作中ではプロミストブラッドの一団を相手に軽くあしらっていた。
固有魔法は「概念強化」。他の魔法少女の固有魔法を強化する。
ゲーム上の性能
小さなキュゥべえが持っていた斜めブラストをディスクに持つ。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(斜め右方向) | Blast(斜め左方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 20,019 | 8,071 | 6,566 |
コネクト「見捨てはしませんよ」
レアリティ | 効果 |
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★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& 木属性攻撃力UP[Ⅴ]& AcceleMPUP[Ⅴ] |
マギア「パンタ・レイ」
レアリティ | 効果 |
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★4 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅵ]& ダメージUP & ダメージカット状態& 状態異常を1回無効(味全/3T) |
ドッペル「仁恕のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅵ]& ダメージUP & ダメージカット状態& 状態異常を1回無効(味全/3T) |
専用メモリア「」
基本データ
レアリティ | ★3 |
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タイプ | |
装備可能 | |
イラストレーター |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.40 |
「」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | ||
限界突破 |
活躍
メインストーリー第2部『集結の百禍編』
第1章『前書きは靴音と一緒に』
神浜マギアユニオンとプロミストブラッドの抗争が始まったことを知り、「終末の針が0時へと刻み始めた・・・」とつぶやく。
第2章『微笑みと火花』
太助に依頼されて那由他の使用人として神浜で共同生活を始める。
第4章『彼方の群青』
リヴィアを訪れ、ユニオンとプロミストブラッドの交渉が決裂し争いが激しくなるとの見通しを伝える。また、父親の手がかりを求めて宝崎で別れた母親と会う約束をした那由他の足止めを依頼するも、リヴィアは依頼を遂行しなかった。
第5章『揺れて恋歌に霞む理想』
太助の足取りを追って湯国市へ向かおうとする那由他に、なぜか非協力的になる。結局那由他の計画に付き合うことになるが、自分たちが留守の間に神浜で一波乱起きるだろうとの予想をみかげに伝える。
第6章『薄氷のレゾンデートル』
サーシャを連れて那由他と共に湯国市へ行く。那由他が太助の手掛かりに近づくのを見て那由他と太助が再会する時期だと判断し、密かに太助に連絡した。
神浜に戻った後、里見メディカルセンターで那由他とともに太助を待つが、太助が兄に監禁されたと知ると那由他が灯花と手を切るよう煽る。このときに、太助に頼まれて彼の居場所を那由他に伝えてこなかったこと、那由他の父親捜しを止めはしなかったもののあえて協力しなかったことが明かされる。
その後公園でいろはの会話を立ち聞きするが、いろはも諦念に呑まれるだろうと悲観する。
第7章『トワイライト・レムナント』
グループの会合で、那由他と灯花の対立を煽り、2人で手を組んで魔法少女を世間に広めることを妨害したことを報告する。2人の活動に否定的なようだ。
その後監禁されていた太助を逃がし、那由他と会わせる手はずを整える。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
太助が那由他に全てを説明するのに合わせ自分と太助のつながりを明かすとともに、午前0時のフォークロアの目的が明らかになる。
その後フォークロアのメンバーに太助と那由多を加えた6人で、灯花とねむの自爆を目撃する。
第9章『光差す正機迷宮』
魔法少女の救済を諦めない那由他に事情を知らせるべく、彼女を湯国市へと案内する。しかしその那由他が撲滅派に拉致されると言うアクシデントが発生し、どうにか助け出した。
アナザーでは母が那由他に対し、太助がラビを救うべく最小限の出席日数で保健室登校をさせたり神浜市の家に住まわせてくれた事を明かす。
自分達が僕滅派から受けている仕打ちを知った那由他が僕滅派を説得しようとすると、無駄な行為だと彼女を止め、事故が起こった現場を案内して過去の事を解説。
神浜に帰る中、ラビは那由他に変わって欲しくないと思いつつも彼女の抱く希望というものが分からなくなっていた。
第10章『疾走ドラスティックラバー』
神浜市に戻りユニオンとネオマギウスの戦いを見届ける中で、いろはの理想を貫く姿に希望を見出し始める。そして最後にひめなが改心し、集まった魔法少女たちの力でひめなが仕掛けた暗示を解こうとしているところに現れ、天音姉妹の固有魔法を強化して協力した。
ここに来て初めてみかげ以外の神浜の魔法少女の前に姿を見せたことになる。
第11章『喜びと悲しみの終幕流転』
他のチームを南凪の水族館に案内し、太助と共に諦念に至るまでの経緯を説明する。
その後はいろは達と共に自動浄化システムをキュゥべえから奪い返すべくシステムの中に入るも、ひめなが仕掛けた未使用のシステムをみことが利用した事で周囲の魔法少女が魔女化するまで目覚めなくなり、再び諦念に駆られて全てのキモチに乗っ取られてしまう。
しかし結菜や静香、ひめなの妨害を受け、その隙にういと小さなキュゥべえの協力でいろはが心の中に入り、キモチ達を受け止めた事で救出された。
魔法少女ストーリー
第1話「覆水盆に返らずとも」
朝食の匂いにつられて目覚めた那由他の元にみかげが助けを求める。宿題のウェブ新聞づくりでインタビューの必要があり、働く人をテーマにラビに密着取材をしに来たのだ。
プライバシーへの配慮を条件にオーケー。買い物で店員から言うとおりにしたら土も野菜も元気になり、秋野夫妻が喜んでいた旨を告げられる。そこからラビが祖父が畑を持っていて家庭菜園をやっていた事、本をよく読むのは父が読書家であった事などが明らかになる。
そんなラビを見て二人は彼女の家族の事が気になり、祖父は畑で野菜を作り、体の弱い子を中心に有機野菜を販売している事を教えてもらう。その知識で体の弱い娘を持つ母の助けになっていた。
だがその時、天気予報に反して雷が鳴ったので家に帰る。
「みかげさんのため一肌脱ぎましょう」
第2話「それは、青天の霹靂」
何とか雨が降る前に洗濯物を取り込めた一同。みかげは先の話でラビは昔体が弱かったのではと尋ね、ラビは自身の過去を語る。
小学校の頃は原因不明の症状に悩まされ、実家の山から町へと学校に通うようになると自然由来でない人工物が原因で体調が悪くなっていった。祖父が作っている有機野菜で症状が緩和されていったものの、友達の家や人混みに行けず、理解されにくい症状だったので一人で生きてきた。
それでも普通の生活はできていたし、祖父を始めとする家族が自身を大切にしてくれ、ラビと同じ境遇の子の為に新たな作物を育て始めようとした矢先、地元で酷い嵐が続いたせいで畑の土壌が壊滅してしまった。
ラビが魔法少女になったのは土壌の回復を願ったためであり、みかげはそれで多くの子と家族を救えたとフォローを入れ、その話を記事にしようとするも、魔法少女の事は書けないしラビと同じぐらい良くなる保証も無い。加えてラビが元気になった真の理由は魔法少女になって身体能力が高まった影響が高いからである。
ただ症状の事を知らせるのは良い試みであり、多くの人の注目を得るべく取材映えする姿を撮る事に。その時、誰かがラビの家を訪れる。
「私の家事は、まぁ…仕込まれてますからね」
第3話「胡蝶之夢の如く」
頼んでいた園芸用品が届き、後の事を那由他とみかげに任せて取りに行くラビ。戻ってくると案の定二人はやらかしていた。ラビはそんな那由他に「人は試練を与えられて生きているが、最終的には救われるように出来ている」と告げ、諦めるには早い事を示す。
早速ラビは先ほど入手した野菜と卵で二人の失敗をチャラにし、みかげも新聞作りに取り掛かる。
やる事を終えて那由他とみかげは寝静まり、ラビは新聞に載せる動画を振り返る。それを見て先ほど那由他に言った言葉が引っかかった。確かに自身の家族はラビを救う目標に生きる喜びを得ていた一方、ラビ自身に生きる喜びがなかったから。
それでも魔法少女になって今度は自分が人を救う側に回り、身内の幸せを夢見ているものの、湯国市での一件が原因で魔法少女は決して救われない現実に直面していた。
「結論が出ないうちは、まだ…」
期間限定イベント
16歳の誕生日が近いことから、那由他とみかげが彼女のために誕生日を祝うことになるが…
那由他と一緒にパーティーの準備をする予定だったが、家に差出人不明のプレゼントが届いたため那由他はそっちの解明にまわり、一人で準備をする事に。
湯国の状況や魔法少女の人数を把握すべくネット上でグループを構築していた。
唯一心を許せる友人である白金との交流を経て魔法少女の真実を打ち明け、理解してもらえたのを機に旭とサーシャ、うららも魔法少女を世間に知らせる活動を行っていく。
しかし魔女の起こした事件で魔法少女が敵視され、黒田率いる撲滅派の迫害を自分達3人の魔法少女に集中させて他の魔法少女を守ったが、学校で陰湿ないじめに遭う。
耐え切れなくなった所で太助に救われ、彼の白金が率いる擁護派の協力を経て人々の信頼を取り戻していくも最終的に予期せぬアクシデントのせいで活動は失敗に終わり、親友の白金もそのアクシデントであるバスの事故で亡くしてしまう。
自分たちの目論見は完全に失敗し、市民や同胞共々誰一人守れず、どころか日常での自分たちの居場所まで無くしたばかりかたった一人の親友すら失ってしまい、しまいに自分達はどこまでも運命に踊らされる存在でしかない事を思い知らされて完全に生きる希望をなくしたラビ達は、せめての最後の足掻きとして太助の重大な仮説を検証すべく、キュゥべえに唆される形で神浜市に赴く。
うららをプロミストブラッドに潜入するように命じたのがラビである事が判明。
結菜にスパイである事がバレて離脱しようとするうららにけじめをつけるように促す。
那由他さん家編にて太助からの連絡を機に使用人を辞める…はずだったが連絡に伝達ミスがあった為今しばらく使用人を続ける事に。
なおオンライン料理サークルで那由他に料理を教えた「旅」という人物はラビである。
ピュエラ・ヒストリア チベットのラクシャーシー編
モンゴル帝国からの侵略を受けている13世紀のチベットへと赴き、いろはが調査していたと思われるラクシャーシーを探すも、ドロアダイ率いるモンゴル軍によってサーシャ&うららと引き離されてしまう。
尼僧院に逃げ込むと院長のドルマから親友の少女僧であるヘルカを守るべく、モンゴル軍の打倒とヘルカのラクシャーシー化を阻止するようお願いされる。
そのヘルカはモンゴル帝国に故郷を滅ぼされており、奇しくも大きな力を前に屈してしまっていた。
余談
- 第2部のロゴには彼女のシルエットが他の4人の魔法少女(いろは・静香・結菜・ひめな)のシルエットと共に描かれている。
- 彼女が持つ壊れた懐中時計は諸説の終末時計になぞらえて「魔法少女を救う道を本当に諦めた時に0時にする」。
- ラビ達は起こりえる終末を避けるため、犠牲者を出さないよう行動しているのだが、果たしてその目論見は果たせるのだろうか。
- ちなみにこの時計は死んだ擁護派のリーダーであった白金の形見の品である。
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里見那由他:使用人として住み込みで仕えている相手。というのは表向きで、彼女を守るのが太助から依頼された真の任務。
第二部のその後は大地のゆりかごを母と切り盛り。湯国の大学に入り、太助と繋がりのある学者に教えを乞う。