私は、許さない・・・私たちの未来を奪った、神浜の連中を・・・
概要
プロミストブラッドの中心に立つ三姉妹の長女。
故郷で起きた血の惨劇で、復讐を決意して神浜に来た。
恨みの強さは優しさの裏返しで仲間には甘く、復讐も故郷の魔法少女を救うための一環。
(第2部公式サイトより)
プロミストブラッドを率いる姉妹の長女で戦略的な戦いが得意な魔法少女。
自身の恨みを受け入れてからは険呑とした空気を隠さず、感情が高ぶりやすくなった。
しかしそれは敵にだけであり、仲間には激甘。
頭を冷やせる氷菓子が好き。
(ゲーム内説明文より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 二木市 |
学校 | 虎屋町学園 |
年齢/学年 | 17歳?/高校生(※1) |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 生徒会の選挙制度の改正が認められるように、反対している人たちの心を変えて |
固有魔法 | 対象変更 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 涼本あきほ |
(※1)大庭樹里の1年先輩であることから推測(樹里の魔法少女ストーリーより)。
人物像
Crimson Resolve〜深紅の決断〜で初登場した、二木市虎屋町を拠点とする魔法少女チームのリーダー。
同チームには鈴鹿さくや等が所属している。
語尾が消え入るような独特な口調で喋る。
二木市の市長の娘で、親に反発して自分の実力より低い虎屋町学園に入学し、生徒を縛る理不尽な校則を変える為に生徒会長を務めており、厄介事が重なっている為か草臥れた空気を纏っている。時折、首を左手で触るような仕草をする。
素の彼女は責任感は人一倍強いものの、性根自体はそれほど強くはない。
心に魔女化で喪った敬愛する先輩の声が聞こえるという妄想があり、その声に従う事で難局を乗り切ってきた。
樹里が事ある毎に「小細工ばかり」と罵る通り、自他共に認める策士。
彼女の最大の武器は魔法ではなく策と言ってもいいかもしれない。
"色々あって、あんなこと(後述)"になってしまったが、実は仲間思い・部下思いの優しき統率者である事は変わらなかったりする。…寧ろ、その所為で"あんなこと"になったとも言える。
"あんなこと"になった後、「プロミストブラッド」を結成。
尚、キュゥべえと『魔法少女システム』の裏切りにより理想を砕かれ(先輩の件もあってかキュゥべえを害獣と罵っているほどに嫌悪している)、Crimson_Resolveの事件にて現状維持もままならず多くの仲間も喪った彼女の在り方はよその魔法少女とは真逆と言ってよく、よその連中とも全面対立している。
魔法少女として
浅黄色のミニ裾単衣という比較的古風な装いをしている。
狼牙棒…というか鬼の金棒めいた棘付き鈍器が武器なのだが、前述の衣装と相まって『平安時代の鬼』を思わせる。…あくまで彷彿とさせるだけだったのだが…(以下、期間限定イベントの項を参照)。
固有魔法は「対象変更」。ストーリー中ではタイヤを殴ったダメージを大庭樹里に移すという呪いの藁人形じみた使い方をした。対象との距離が遠いほど魔力を消費するという。
また、この能力は形の無い物にも行使でき、フェリシアの真実を隠している力を攻撃して彼女の思い出したくない真実を思い出させている。
固有魔法を抜きにしてもフェリシアの攻撃を冷静に回避し、返しの反撃三発で重傷を負わせるなど、純粋な戦闘能力も確かなものである。
ゲーム上の性能
第6章で敵専用として先行登場した。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 20,074 | 8,076 | 6,522 |
★5 | Lv.100 | 25,019 | 10,253 | 8,027 |
コネクト「共に恨みを晴らしましょう」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& 必ず防御無視 & 必ず回避無効 |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]& 必ず防御無視 & 必ず回避無効 |
マギア「雷霆の埋葬」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵単体に属性強化ダメージ[Ⅴ]& 攻撃力UP & マギアダメージUP & バリア(7000)を付与(自/3T) |
★5 | 敵単体に属性強化ダメージ[Ⅶ]& 攻撃力UP & マギアダメージUP & バリア(10000)を付与(自/3T) |
ドッペル「折檻のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵単体に属性強化ダメージ[Ⅸ]& 攻撃力UP & マギアダメージUP & 光属性攻撃力UP & バリア(15000)を付与(自/5T) |
専用メモリア
基本データ
レアリティ | ★3 |
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タイプ | |
装備可能 | 紅晴結菜 |
イラストレーター |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 |
スキル「」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | ||
限界突破 |
活躍
メインストーリー第2部『集結の百禍編』
第1章『前書きは靴音と一緒に』
早々に神浜市に登場。ひかるらと共にのっけからいろは一行への襲撃を実行する。その際に反撃とばかりに攻撃してきたフェリシアを動物みたいな子と評しながら怒りのままに攻撃した。
環いろはたちが対話を試みて結菜たちを説得するが、二木市の事情を理解していないことを知って彼女たちは更に憎悪を深め、自身とひかるの名を名乗って宣戦布告の如く一時退散する。
「神浜の言葉を信じられると思うわけぇ?」
その夜、アジトを見られたとはいえ、たまたま遭遇した神浜の魔法少女を一人、自らの手で殺害している。
ただしこれは失策だったようで、その後新たに尋問用の魔法少女を一人捕え、色々と情報を聞き出した。
殺害および捕縛された魔法少女はネオマギウス所属である事を知り、神浜市内の電波望遠鏡で何らかの行動を起こそうとしていることを把握。
そこの神浜の有力者がいると断じた結菜達もまた二手に分かれて、樹里とアオを強力な魔力反応のあった大東区に向かわせ、自分はひかると共に有力者を抹殺する為望遠鏡へ向かう。
そこで有力者二人を拉致しようとするネオマギウス、時女一族の3人も交えてのドロドロの乱戦となる。その争いに心を痛めたいろはの叫びで一旦戦闘を中断、その際に二木市の事情を話し、いろは達神浜市の魔法少女に対するやり場のない怒りをぶちまける。
それを聞いた時女静香から「馬鹿馬鹿しい」「自動浄化システムを奪うよりも広げるのを手伝った方が良い」「殺し合いで更に血を流すより、血を流した仲間だって浮かばれると思う」と言い返され、結菜と二木市の魔法少女たちの復讐を非難されてしまう。
結菜も「仲間の想いを勝手に決めつけるな」「そちらのルールを勝手に適応するな」と反論する。
その後、灯花の手引きで真実の確認としていろは達と共にキュゥべえと対話をする事に。その際に、灯花からキュゥべえの目的を知るが魔女化を知った時ほどの衝撃は無かった模様。そして戦いのルールを確認した後に、撤収した。
その後、帰還してきた樹里からキモチのブレスレットを譲渡される。
第2章『微笑みと火花』
戦いのルールについては確認できたが戦場である神浜の地理に関しては把握ができず、また肝心のキモチの発見方法はわからずじまいだった。
そんなある日、結菜と樹里は仲間から呼ばれて一旦二木市に戻る事となった。その理由は二木市に引っ越してきた新しい魔法少女と接触するためであった。
その後、スタンプラリーを隠れ蓑にしてキモチを捜索していたいろはたちを付けていたひかるとアオに加勢するが隠れていた時女のスナイパーの威嚇攻撃で一旦撤収する事に。
しかし今度はかつての抗争で使った手段で神浜マギアユニオンを撹乱させる作戦を決行する。それは魔力を与えた石を部下達に多数持たせて、ユニオンに他所の魔法少女たちが大挙して神浜に侵攻してきたと思わせて、自分たちはキモチがある場所へ向かうと言うものであった。
その際に妙な魔力を探知し佐鳥かごめと遭遇、彼女が魔法少女の事をまとめている事を知り、勝手について来いと言う。その際に「どう書かれたって構わないわぁ」と発言しており、現在の自分達の目的以外の事はどうでもいい模様。
その後日に行われたキモチ争奪戦では「日の本を穢す悪鬼から人々を守る」と言う自分たちや他の魔法少女とはかなり異なる時女一族の思想を抱く静香に対して彼女の思想をけなした。
「ユニオンの連中ですら利他の中に利己を持っている。対して全てが利他であるあなたの魂は他人がいないと存在できない抜け殻の様なものよぉ」
「己を尊ばない者は、機械だけで良い。そんな者の矜持など、叶える必要なんてないわぁ」
その結果静香から嫌悪される事に。
第3章『内なる常夜の夜明け』
有愛うららがさらってきたういに対し、キモチの居場所を探らせようと強要。その後小さいキュゥべえがういとキモチの居場所を書いた暗号メモを運ぼうとすると樹里と二人で痛めつけるが、メモはチームみかづき荘の手に渡ってしまう。
ういを奪還しようといろは達が二木市を訪れた事を知ると、自らのホームグラウンドでマギアユニオンを潰そうと帰還し、彼女達を取り囲む。
その上でいろはを拘束し、彼女をカタコンベに連れてきた上で「ういは抹殺した」と偽装し彼女を魔女化して始末しようとしたが失敗する。
第4章『彼方の群青』
手を取り合いたいいろはたちユニオン側から降伏を申し出てきた。キモチ争奪戦に敗北するものの神浜監獄のショートカットに令達が向かったことをすると交渉は決裂、監獄へ向かう。
万が一、ユニオンが降伏した際には彼女らを死ぬまでこき使うつもりであった模様。
『言わなかったかしらぁ私たちは地獄行き。ならば畜生道を生きることを貫いて見せるわぁ・・・』
そして令はアオに殺害され、結菜は証拠を収めた彼女のカメラを破壊した。
死者の魂を足蹴にするその行動をみふゆから非難されて平手打ちを受ける。
更には神浜中の魔法少女への同時攻撃を敢行しようとするもキモチのルール制定で阻止される。
第5章『揺れて恋歌に霞む理想』
キモチによるルールの制定以来ゲリラ戦法に徹していた。
令を手にかけて戸惑うアオに無理はするなと言う。
第6章『薄氷のレゾンデートル』
神浜監獄の戦い以降、フェリシアに何かを感じ、対象変更で彼女の記憶を思い出させる。
そして彼女の心を滅茶苦茶にしてユニオンをかく乱させると言う卑劣な行動に出た。
しかしその後の地下での戦いで立ち直ったフェリシア達が参戦した事で形勢が逆転、株分けのミラーズを失う事になる。
以下、メインストーリー7章ネタバレ
第7章『トワイライト・レムナント』
神浜へのショートカットである株分けのミラーズを潰されたことで故郷の二木市にユニオンと時女一族を誘い、最後の決戦を仕掛ける。
キモチの石争奪ではなく、相手の魔法少女を皆殺しにする目的で別空間に隔離される事を避け、相手を分断させて個別に叩く戦法をとり追い詰めるも雫の能力で難を逃れた一行によって逆に追い詰められ、対する結菜は手持ちの全てのキモチの力を借りて再び彼女達を圧倒。
しかしさくやが涼子との戦いで死亡し、心の隙を見せてしまったが故にキモチに意識を乗っ取られ見境なく暴走。ここで自分がキモチの手の平で踊らされ、先輩の言葉を放棄した事を後悔して死を選ぼうとするも、同じくキモチの石を持ったいろはと互いの記憶に干渉し、相互理解を行った事で救出される。
神浜への恨みは消えないものの、多くの魔法少女が救われる可能性に賭けていろは「のみ」を信用した。
チームの持つキモチの石は3つは仲間に、1つはいろは経由でマギアユニオンの十七夜に託された。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
ユニオンと手を結ぶ事に決めるも、その決断が逆にひよったと思われ竜ケ崎の連中から反発されてしまい、終息したら神浜市に来るといろはに連絡を入れる。
竜ケ崎の代表として樹里から決闘を挑まれ、カタコンベ内で衝突するもそこに事情を知らないいろはが現れ、戦いは中断。ここに眠る魔法少女達も未来に連れて行くと言われ、改めて神浜市で彼女の力になると約束した。
直後、らんかからアオの異変を聞かされ本人を尋ねると天辺を目指す野心家に変わっていたため、ひかるに監視を任せ樹里にも手を上げるなと釘を刺したうえでもしもの時にアオを救う為に戦えと進言。
神浜市では樹里と共に令と郁美の墓参りに行くも、ひなのと遭遇。対話の末、彼女達の思いも背負えと言われ、支えてやると返答した。
神浜市の魔法少女達が集まる竜真館の道場。ユニオンがプロミストブラッドとの和解を説明する中、自身が神浜に行った東西の関係に亀裂を入れる策を明かし、二木の魔法少女を救える環いろはしか信じないと宣言した事でこの場にいる魔法少女から反感を買い、文字通り衝突。
しかしこれは芝居であり。最初から協力的な態度を取れば裏で手を組んでいると誤解される為であった。結菜曰く「樹里の乱暴さがうつったのかも。」
第9章『光差す正機迷宮』
アオがネオマギウスに移り、同じく仲間を奪われたユニオンと手を組む。
ひとまず体勢を整えるのとアオの監視のため二木に戻るが、それはひめなが戦力を削ぐための計画通りであり、株分けのミラーズが無い今神浜に戻りづらくなってしまった。
それでも先にネオマギウスの計画を潰す事を優先し、ユニオンの元に駆けつけ同じく神浜に戻ったアオを引き受ける。
第10章『疾走ドラスティックラバー』
ネオマギウスのテロに対処する中で神浜市の放送網を掌握するよう皆に提案し、月咲を追うも地下に誘い込まれ、笛の音の反響によって取り逃がしてしまう。しかしアオを連れ戻す事が最優先なので、彼女達蛇の宮の魔法少女が湯国市にいる撲滅派を見せしめに痛めつける動画を配信する作戦を行っている事を知ると樹里らを率いて湯国市に急行する。
そして撲滅派の存在をうららから知らされ、くらら率いる撲滅派を捕らえたアオを戻すべくちはるから譲り受けたキモチの石で恐怖心を取り戻そうとする。
それはアオの人生を産まれた時からやり直し、14歳になるまでキモチから恐怖の感情を守りきるというものである。
「アオの粉ミルクだって言ったでしょー!!」
キモチの妨害に遭いながらも、アオ自身がキモチを退け恐怖の感情を取り戻す事に成功した。
魔法少女ストーリー
紅晴結菜
ひかるの魔法少女ストーリーと同時進行。
- 1話「生徒会長の憂鬱」
血の惨劇が起こる前の話。生徒会長の結菜は周囲から頼りにされており、彼女が会長になってから学校の雰囲気が改善されている。しかし髪型と髪色を自由にしようと動き出した矢先、父母会からの抗議に遭い教師陣とも言い争いになっているからだ。
魔法少女としてはかつて魔女との戦いでひかるが魔法少女だと知り、そのひかるからの紹介を経て先輩のチームに入ったが、力で他者を押さえ混む樹里の事を任されていた。そして話を聞いてもらう為に次の日の夜、先輩の呼び出しによって樹里と結菜は衝突。ひかるの助力もあって樹里を下し、彼女は負けを認めたのだった。
- 2話「革命の裏で」
それでも結菜は悩んでいた。樹里の件は正攻法とは言えないやり方でかつ力で屈服させた為、樹里は納得してないのではと。結菜は生徒会長になった時も、反対する大人の気持ちをキュゥべえとの契約で無理矢理押さえつけたのもあって。
結菜の父は二木の市長で、父からは政治の道を歩んで欲しい為に進学校への入学を勧められていた。しかし当時は父の外面だけ良くしているような態度や、連日大人達と食事に行く姿に対する反抗心から自分のレベルより低い虎屋町学園に進学。
そこは理不尽な校則で生徒達の自由を奪われており、最初は父の勧めを了承すれば良かったと思っていたが、生徒からの熱い要望に背中を押され、生徒会長を目指す事に。教師からの反対は結菜の実力で解決したものの、今度は父母会からの抗議が殺到。そしてキュゥべえと出会い、「生徒会の選挙制度の改正が認められるように反対している人たちの心を変えて」と願った事で選挙制度は変わったものの、完全に納得していない父母会は事あるごとに横槍を入れてきている。
この過去を聞いた先輩からは「平和的な解決の為に力を使ったからには、最後まで責任を取る必要がある」と言われ、結菜は今あるしこりはいつか、取り返しのつかない程大きく膨れ上がり、周囲の人物へのしわ寄せとなり続けると確信。
樹里の件は先輩との協力で「他の子を巻き込まないなら結菜に戦いを挑んでもいい」と条件をつけ、結菜も樹里の気持ちを受け止めた事でひとまず解決した。
- 3話「過ぎ去りし日は遠く」
そして生徒会長となった結菜は生徒、教師、父母会と共に校則の変更について話し合う。
大人達の言い分は生徒達の事を考え、問題を未然に防ぎたい。
それに対し結菜は大人の気持ちを汲んだうえで、校則の強制で問題が起これば本末転倒とし、服装や髪を自由にする意義は自主性を育てる為であり、それは今後の人生を生き抜くうえで必要なスキル。学生時代に決められた道筋を歩かされれば、いざ就活で突然「自分らしさ」を求められた時に困惑してしまう。故に校則の変更は学生の自主性を伸ばせると説明する。
これに対し「服装が自由な進学校は真面目な子が多いから」との意見が出たが、中等部のひかると顧問は、生徒の自主性を重んじる重要性と目標を持って何かに取り組む姿勢を語り、自分達生徒の事を信じて欲しいと申し出る。
そして校長は顧問の提案した「1年間だけ新たな校則を試し、悪い変化があれば戻す」という条件を取り付け、結菜とひかるの懇願も相まって教師も父母会も生徒も納得させた。
この結果は以前からの慈善活動や、教師達と話をつけていたので結菜の筋書き通りであり、ひかるは思わず「政治家みたい」と発言した事で結菜は「自分の父もこうして戦ってた」のだと身に染みるのだった。
そして先輩からは樹里との和解と生徒会長就任の祝いを兼ね、思い出の万年筆をプレゼントされた。先輩は少し前まで、別の進学校で高校2年になってから生徒会長をしており、その時に使っていたものを贈呈したのだ。
更に「誰かを想うあまり、他の誰かを憎んだり恨んだり怒りに呑まれる事が結菜にも起こる。そういう時は憎まず、嫉まず、利己的にならず何よりも誰かの為であり、世の平和と心の安寧を願い続けるべき」という言葉を残す。誰かの為に頑張れる結菜になら皆がついてくるし、遺恨を残さない解決もできるからだ。結菜は学校及び二木の皆の為、この身を賭して皆を守ると誓う。
学校では校則が変わったために生徒が嬉しそうにしていたが、結菜にとってこれはまだ第一歩であり、この学校にはまだまだ改善せねばならない事が山積みだからだ。
目的の為に力を使ったからには責任を果たさなければならない。願いで生徒会長になったからには生徒の為に学校を変え、力で樹里を屈服させたからには二木の魔法少女全員を守り、幸せにする必要がある。
先輩からは友達同士として遊びに誘われ、彼女の舞い上がる様に笑いがこみ上げた。
そして回想は終わったが、多くの同胞を喪った今の結菜にとって未来を語る事など虚しい以外の何でもなかった。
煌里ひかる
- 1話「本気になれない子」
エピソード内にて虎屋町学園の高校一年生として登場。泣いていたひかるを見かけハンカチを貸したことがきっかけとなって知り合うことに。
- 2話「走り出す日常」
被選挙権を持たない一年生でありながら、様々な校則で自由を奪われている学校を改革すべく生徒会長の座を本気で目指しており、ひかるを始めとする多数の生徒の指示を得た。
しかしそこに他の立候補生である女子生徒が現れ、選挙をかき回すなと難癖をつけられてしまうも決して引き下がらない態度で彼女を退けるも、今度は教師達から校則を理由に活動を止められそうになる。
- 3話「全てはあの人のために」
これに対し結菜はひかるを筆頭とした協力者や校則の穴を付く策略等を活用し、生徒会長の座につく。
この頃はまだ草臥れたような様子は無く、温和で志の高い人格者として描かれている。たが、このころからひかるに自身の策略を伝えない行動をとっており、徹底した秘密主義の行動をとっていた。
また二木市長の娘であり、より偏差値の高い高校に入る学力がありながら虎屋町学園に入学したことが明らかとなった。
「もしも、私の主張に少しでも同意してくれるなら…その手を合わせて拍手をしてください!」
鈴鹿さくや
- 1話「」
- 2話「」
- 3話「」
期間限定イベント
メインストーリーに先駆けて登場。
樹里率いる竜ヶ崎グループと戦いつつアオ率いる蛇の宮グループの存在を察知しつつ、馬を動かしてそれに対する対処も行っていた。
しかし激闘の後に発生したトラブルでひかるとさくや、アオ以外の仲間達が竜ヶ崎グループへ移ってしまう。
調査に帰って来た仲間から二木市から魔女が消えた原因が神浜市にあることを知る。魔女とそこから産まれるグリーフシード、そしてそれによって形成された自動浄化システムを神浜市だけが独占していたような事を知り、更にそれが原因で二木市で多くの血が流れたことに憤対し激怒。
「これが殺意なのねぇ・・・」
「ごめんなさい。もう、先輩の声が聞こえない」
「血を流させただけ血を流してもらう」として自動浄化システムを略奪するため樹里とアオを少しばかり強引に協力させ、「プロミストブラッド」を結成する。
その際、先輩の声が聞こえなくなる程に増した死者達の断末魔の声に突き動かされ、神浜市への怒りと殺意を募らせた結果、頭から一本角が生え、目つきも少々荒々しくなり本物の復讐の鬼となった。
「これからは二木を率いて神浜に恨みを返す鬼よぉ」
「もしも、私たちと共に戦うつもりのある人がいればその武器を鳴らしてちょうだい!」
今後の戦いに備えるべく仲間達の悩み事を聞くこととなる。しかし結菜自身も魔法少女としての活動で手一杯なため生徒会に顔を出せていない現状である。
ピュエラ・ヒストリア ヴィークのワルキューレ編
樹里、アオ、ひかると共に1060年代後半の北欧へと遡り、∞いろはの概念を回収しに向かう。歴史干渉を避けるため、極力オルガとガンヒルトと関わらずに見守っていたが、姉妹が運命に翻弄されていく様に感情移入していく。
そしてヴァイキングの末路をねむから知らされたうえでハーラル3世によるイングランドへの遠征に同行し、4人でオルガを守っていくのだが妹のガンヒルトが魔女化してしまい、オルガにその現実を突きつけたうえで「自らの意思を持って運命と対峙して」と叱咤し、魔女の相手をオルガに任せる。
イングランド軍に惨敗し、全てを失い自暴自棄になったオルガが象徴の魔女に狙われているのを目撃すると自身も魔法少女である事を明かし、再びオルガを激励して避難させ、魔女を倒し、オルガの決意を見届けたうえで元の時代に帰っていった。
衣装ストーリー
冬服「次の夏を想う」
いろはと互いに友好的な態度をとっている為、時系列はメインストーリー7、8章の後。
明日父の会食に付き合うための衣装をデパートで探している所、いろはと出会いやちよを通して店に案内してもらう。
衣装のお礼をしようとすると、いろはから自身の好物を聞かれたので最近見つけた店のアイスを奢り、一緒に食べる。夏なら毎日でも通えると言うと、夏になったらまた一緒に行こうと誘われる。
しかし結菜はそんないろはに対し、次の夏及び未来がある事を当たり前に信じていると想い、皆で一緒に行くと心に誓った。
スペシャル
想いを包んでバレンタイン!
2022年のバレンタインストーリー。こちらも神浜の魔法少女と和解した後の話であり、ういと親しげにしている。
樹里と共に仲間達のためにチョコを買いに来た所でういと出会い、直後に開催された無料のラッピング講習会に参加。そこでアシュリー、あやか、かのこ、美雨、ななかとも出会う。
帰る前にかのこ、美雨、ななかと写真撮影をし、後日それをういに送信した。
その他
プロミストブラッドの調整屋ジャック 第4弾
2019年12月28日に開催されたf4ファンフェスティバルpart2で行われたワンリミットキモチバトルで、プロミストブラッドチームが勝利したため2020年7月6日~7月15日の期間限定でみたまに代わり調整屋を担当する。
余談
2019年9月8日に開催されたイベント『Magia Day 2019』にて「PROMISED BLOOD」のグループ名と紅晴結菜を含むメンバー4人のシルエットが紹介された。
第2部のロゴには彼女のシルエットが他の4人の魔法少女(いろは・静香・ラビ・ひめな)のシルエットと共に描かれている。
関連イラスト
関連タグ
二部12章のその後はプロミストブラッドの解散を宣言し、魔法少女の存在が悪用されないよう国会議員の秘書になろうとしている。