概要
MAGIA DAY 2022で発表され、2023年1月27日から開催された期間限定のイベント。
本編とは異なる時代に生きた魔法少女達の物語で、アーカイブのストーリー一覧ではイベントストーリーとは別枠で扱われる。
3月10日からは現代神浜編と神浜の戦神子編がメインストーリーに追加され、アレクサンドリアの蜃気楼開催以降はイベント終了後、メインストーリーに各編がストーリークエストとして追加されていった。
ラストのPillar of Tomorrowは9月11日に追加。
各話リスト
メインストーリー「現代神浜編」
*1:先行配信
*2:2023年4月24日予定だったが不具合のため配信延期を発表していた。
イベントストーリー
シリーズ | タイトル | 開催期間 |
---|---|---|
第1弾 | 「神浜の戦神子編」 | 2023年1月27日 - 2月10日 |
第2弾 | 「アレクサンドリアの蜃気楼編」 | 3月10日 - 3月20日 |
第3弾 | 「ヴィークのワルキューレ編」 | 4月24日 - 5月8日 |
第4弾 | 「チベットのラクシャーシー編」 | 5月19日 - 5月29日 |
第5弾 | 「邪馬台国の跡目編」 | 6月26日 - 7月10日 |
第6弾 | 「パクス・ロマーナの恋人編」 | 7月24日 - 8月4日 |
最終章 | 「Pillar of Tomorrow」 | 8月17日 - 8月22日 |
現代神浜編
2023年3月10日から追加及びプロローグがここに組み込まれた。やちよやかごめといった現代に残った魔法少女達を中心にシリーズで一連とした共通の物語が展開される。ただしバトルは無い。
ストーリーはシリーズのストーリークリア数に応じて順次解放され、ホーム画面>ストーリー>メインストーリー>ピュエラ・ヒストリアから閲覧できる。
数多の魔法少女達を記録している∞いろはは、自身がかつて存在していた現在の神浜市とは違う6つの時代を巡り、現代に戻ったが突如として意識を失う(なお里見灯花もいろはと紐付くウワサなので彼女の影響を受けたが、ねむはういに紐付くウワサなので平気)。
一方、現代ではドッペルが出てもソウルジェムの浄化が遅くなっていたり自動浄化システムが正常に機能していない、いろはの魔力を感じられないなどの問題が起き、佐鳥かごめと七海やちよは万年桜のウワサの元へと向かう。
分身を介して姿を現した柊ねむによると、自動浄化システムと繋がったいろはのソウルジェムを空間ごと持ち運べる「魂の器」を作り、それを利用したのが原因とのこと。
転送先にソウルジェムを置き、そこに繋がったゲートを持ち運ぶことで魂と肉体の距離を誤魔化せるという仕組みだが、現代に魂を置いて過去で行動するという捻れのせいでいろはという概念が崩れたとねむは推測。
もしいろはが消滅すれば自動浄化システムも消滅するので、ねむは皆にいろはの概念を回収するよう依頼し、やちよとかごめはユニオンや他のメンバーに連絡を取り多くの魔法少女だけでなくピュエラケアもやって来る。
他のグループから時女静香、紅晴結菜、藍家ひめな、氷室ラビ(後にチームももこも参戦した事が明らかに)が集まり、ねむは環ういの持つ魂の器を繋がった空の魂の器を6つ用意。
空の器はいろはの概念を感知すれば自動的にそれを回収し、ういの持つ器に届くという仕組みであり、皆はそれぞれ器を持ち、いろはが巡った6つの時代をなぞらえる事となった。
なお当時の言葉などに関してはそれぞれの時代毎に用意したねむの分身が宿った本が補助、解説を行う。
また風の伝道師のウワサと同じように相手に好印象を持たれる力も宿っており、相手に敵対されるような状況は少ないという。
現代に残った魔法少女達は下記の通りいろはの肉体を自身の魔力で支えようとしたが、調整屋の力があっても魔力の消耗が激しく、フェリシアの提案で魔女を狩ると同時にグリーフシードを集める事に。
かごめが自分だけ楽をしているのではないかと思い悩むなか、ねむが万年桜のウワサに持ってこさせた瀬奈みことの本の解読を頼まれる。みことはアリナやいろはにしか心を開かないので、情報収集能力を持つかごめが適任だと判断したためである。
無理矢理本の中を覗いた事でみことの記録から干渉を受けたものの、みことから彼女はいろはに何もしてない事と過去と未来の魔法少女を救う約束を信じ見守っている事を教えられ、いろはの中にいる本物のみことと仲良くなってほしいと頼まれると同時に皆の側に「みことが何度も見てきた魔女」が居る事も告げられた。
一方やちよ達はいろはの概念を探そうとするも見つからなかった為、万年桜のウワサまで戻るとかごめから魔女の気配を告げられた。調整屋が感じた僅かな気配を頼りに空を切ると結界が見つかり、中にいた象徴の魔女の使い魔を倒すといろはの概念が回収された。
何故この使い魔を今まで見つけられず、そしていろはの概念を持っていたのか?みたま曰くこの使い魔が落とす魔力の塊で調整し続けた事で象徴の魔女の魔力に馴染んでしまったのが原因であることと象徴の魔女の手下がこっそりいろはの概念を奪い続けていたという事らしい。
そこでフェリシアとやちよは同じ使い魔を狩りに行こうとするが、みことから情報を教えられたかごめに象徴の魔女についてを教えられる。
その魔女は古代から存在し、親の魔女が自身の分身を作って操り、更に時間を越えることで今日まで世界中に繁殖。だが時間干渉に力を割いている影響でそこまで強くないとのこと。
神浜市で見かける使い魔は水名城の地下に生息している魔女が操っているので、やちよとフェリシアは万年桜のウワサを連れて水名城へ。
その時、過去へ旅立った魔法少女達が帰還する。
水名城の地下に生息していた魔女を倒すといろはの概念が回収され、やちよ達は過去に遡っていたチームと再会。いろは、灯花、ねむ、ういは復活し、声も姿も確認できた。
だがその直後象徴の魔女の本体が現れ、いろはとやちよを取り込んでしまう。
魔法少女達は灯花、ねむによってウワサの外に弾き出され、空は結界で覆われ、浄化システムも飲み込まれる。
かごめが察するに魔女はいろはの概念を得るべく分体を過去へと飛ばし、分体を吸収することで成長しているようだ。
神浜の戦神子編
早速フェリシアは過去へ向かおうとするも、いろはの肉体を心配したやちよは現代に残って彼女を魔力で支えることに。
それを聞いたフェリシアもやちよのサポートを優先し、頭の良い鶴乃と隠れられるさなに戦国時代を任せた。
二人はおよそ1540年頃の戦国時代、水名の領主である水名正綱が返り咲く前の相磨の国へと飛ばされる。
そこは隅谷の一門の悪政によって支配されており、水名は隅谷との縁組みを断ったために北養区へと飛ばされ、代わりに隅谷の一門である熊井に乗っ取られてしまっていた。
民の生活は凶作によって困窮しており、農民が一揆を起こすほどである。
更に水名は妖魔を操っているとされる東側の山賊団、泰党とも対立状態であり、鶴乃とさなは概念の回収も兼ねて水名の姫である水名露と泰党の頭領、万守山右衛門の娘である千鶴を和解させようと奔走することに。
アレクサンドリアの蜃気楼編
時女一族の静香、ちはる、すなお、涼子、ちかは古代エジプトのプトレマイオス朝末期、クレオパトラの時代を担当。
そこではクレオパトラがメトの一族より出仕してきた魔法少女の力によって栄華を保っており、時女一族はクレオパトラを調査しようとした結果、女王に仕えるエボニーと遭遇し、王朝の闇とそれに翻弄される少女の実態を知る。
ヴィークのワルキューレ編
舞台は中世ヨーロッパ、ヴァイキングの黄昏の時代。暁の戦士団首領アルネの娘であるオルガとガンヒルトはイスヴィークによって一族ごと故郷を滅ぼされ、スレール(奴隷)としての生活を余儀なくされた。
かつて暁の戦士団は略奪行為を繰り返してきたが、自分達が略奪される側に立たされこの悲劇の連鎖を断ち切ろうとオルガはひたすら神に祈り続けていた。
その後イスヴィークはエッベ率いる熊の爪の戦士団によって壊滅し、エッベはアルネからの恩を返すべくアルネの娘であるオルガをガンヒルトと共に首領とした新たな戦士団を結成。この場所もイスヴォルという名の拠点に改名された。
だがキュゥべえを追跡したオルガは妹が魔法少女である事と戦士団の結成は姉の夢実現の一歩として妹がキュゥべえに願った事を知り、その後妹の活躍で戦士団が急成長した事もあり戸惑いを覚えてしまう。
一方でプロミストブラッドの結菜、樹里、アオ、ひかるは歴史干渉を避けるべく事の成り行きを見守っているが、姉妹の変化と後に起こるスタンフォード・ブリッジの戦いを知らされ、心が揺れ動く。
チベットのラクシャーシー編
13世紀、モンゴル帝国の侵略を受けているチベットが舞台。午前0時のフォークロアのラビ、サーシャ、うららがこの時代を訪れるが、ドロアダイ将軍の襲撃に遭いラビは二人から引き離されてしまう。
いろはの概念の手がかりは「ラクシャーシー」と呼ばれる魔法少女で、ラビはその人物のいる尼僧院を訪れ、院長のドルマから親友のヘルカがラクシャーシーになるのを阻止&モンゴル軍の討伐を頼まれる。
しかしモンゴル軍に狙われるのは先にラクシャーシーが手を出したのが原因である事と後世に伝わってる歴史と今の状況にズレがある事を知り、現代への影響を避けるべくねむから本来の結末「ヘルカがラクシャーシーとしてチベットの平和を守る」を迎えられるよう干渉を促され、ドルマへの協力は不可能に。
一方サーシャとうららはモンゴルのドロアダイ将軍からラクシャーシーとみなされ、尼僧院への侵攻を促されてしまうも、争いを止める糸口を探るべくあえて将軍に手を貸す。
だが尼僧院への裏口を見られた事で襲撃を受け、ヘルカはドルマを失う事を恐れている事に気づき、ラビからの説得を受けた事もあり争いの原因であるラクシャーシー関連の記憶を人々から消す事を願って魔法少女になり、この場を収めた。
一時は歴史の軌道も修正されヘルカの教えもモンゴルに広まっていくのだが、今度はヘルカへの信仰を巡ってモンゴル内で同士討ちが発生し、これを重く見たドロアダイは信者の住む村を焼き払っていく。
果たして、ここからいかにしてヘルカがラクシャーシーとしてチベットを平和に導くのか?
邪馬台国の跡目編
女王ヒミコが治める3世紀の日本でトヨはヒミコの後継者になろうと奮闘していたが、祟り神の子として人々に疎まれていた。この時代に来たレナ&かえで&ももこはこれから魔法少女になり、やがてヒミコに代わり邪馬台国を統率するトヨと共にこの時代を歩み、いろはの概念を回収することとなる。
邪馬台国はヒミコに統治されているが、魏の助力を快く思わない狗奴国は対立。
この時代では魔法少女は「祓い巫女」、魔女は「祟り神」と呼ばれており、これまで祓い巫女をヒミコの後継者候補に選んできたものの、祟り神が人々に災いをなす中で全員命を落としてしまっていた。
邪馬台国に導かれた矢先、ヒミコからは候補者を知ると追い払われそうになるトヨだがレナ達の協力もあって村を豊作へと導き、信頼を獲得。
だが、トヨは原因不明の神懸かりに苦しみ…
パクス・ロマーナの恋人編
ネオマギウスはベスビオ火山の噴火で壊滅したポンペイを救うために魔法少女になったアマリュリスの足跡を辿るため、古代ローマ時代へと向かうが、向かう途中魔女の襲撃に遭う。魔女を倒せず、直後本にあるアマリュリスの記述と時空が不安定となり、ひめな・時雨・ミユリとはぐむ・燦・みつねは時空の狭間で離ればなれになってしまう。
ひめなたちは77年のポンペイにたどり着き、そこでアマリュリス本人と富豪の娘コルネリアに出会う。アマリュリスとは時代が異なるとは言え、互いに未来からやってきた魔法少女である事からひめなたちは意気投合、またコルネリアは妹のユニアの侍女であるアマリュリスが見たポンペイの様子を信じていた。それと共にアマリュリスがかつて辿った「ポンペイ住民が数多く死んだ」ということが、後世で本来伝わっている「噴火の前に住民の避難が行われ人的被害は最小限に留まった」と違っているため、歴史の分岐が発生しており、さらにひめなたちがやってきたことにより魔女を刺激し活性化させたことで状況が不安定になりタイムパラドックスが生じていることが明らかになる。
タイムパラドックスを解消するためにも、ひめなたちはアマリュリスに協力し、本来の歴史通りポンペイ住民をできる限り避難させるため共に行動を起こす。その一環としてコルネリアと幼馴染みで、参事会で強い発言力を持つ名家の出であるマリウスが婚約できるようサポートすることになる。
Pillar of Tomorrow
『ピュエラ・ヒストリア Pillar of Tomorrow』として、2023年8月17日から開催。
専用マップ上に出現するレイドボス「象徴の魔女(親)」やボスを守る敵「象徴の魔女(株分け)」を他プレイヤーと協力して倒すレイドバトル方式。参加には『ピュエラ・ヒストリア』全シリーズのクリアが必要。
イベント開始と同日に七海やちよ ヒストリアver.が実装される。また、象徴の魔女を攻撃する際に各時代の魔法少女(露、千鶴、エボニー、オルガ、ガンヒルト、ヘルカ、トヨ、アマリュリス)が編成されている場合、各魔法少女に対応した専用ストーリーが見られる。
余談
第2部『集結の百禍編』ストーリーの関連
本イベントは事実上正式な第2部最終章と思われる。理由は以下の通り
- 第2部12章クリアの称号「いつもそばにある温もり」が第1部10章クリアの称号「今、ここにある温もり」と同じでないこと。
- 前回のサイドストーリーとは異なり、該当シリーズイベントのメインストーリーはアナザーストーリーとして表記されていると考えられる。
そのため、このイベントは第2部のトゥルーエンドと言える。
関連タグ
魔法少女たると☆マギカ…同じく本編とは異なる時代の物語。
メインストーリー
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