概要
2019年3月25日〜4月8日に開催された期間限定イベント。前半パート(第1話〜第10話)が3月25日、後半パートが3月29日に配信された。
ストーリーはチームみかづき荘やアリナを除いたマギウスや翼の面々、万年桜のウワサ(同年3月25日実装)が登場し、時系列は第一部完結直後となっている。
期間中は高難易度のチャレンジクエストや、万年桜のウワサの限定ガチャが登場した。
あらすじ
前半
マギウスの企てが失敗し、組織は壊滅した。しかし、マギウスと、マギウスが呼んだワルプルギスの夜によって、魔法少女、一般人を問わず大きな被害を受けた。直接の死者は出なかったとは言え、神浜市中央区の中心地が瓦礫と化し、その他の地域も大なり小なり被害を被る大惨事だった(一般人には自然災害としか認識されなかったが、市長は初動対応の遅延を追及され、辞任に追い込まれた)。
マギウスの首謀者である、灯花とねむへの他の魔法少女たちから視線は、当然厳しかった。
いろはたちチームみかづき荘は、アリナはともかく、ういの大親友である灯花とねむに厳しい処分を下したくはなかったが、他の魔法少女たちがそれで納得するとは思えなかった。
そこで、ねむと灯花からの申し出で、万年桜のウワサを裁判官に立てて模擬裁判を行い、マギウス・マギウスの翼の幹部及び重要協力者から、行方不明のアリナ・グレイを除いた6人への責任を取らせることになった。
「ウワサは内容通りに動く」ので、万年桜を裁判官のウワサに仕立てれば、私情に囚われずに「判決」を出せるというのがねむと灯花の言い分だった。
そこで、チームみかづき荘と話し合った結果、以下の進行で「裁判」を行うことになった。
- 一審 万年桜のウワサに法律などの概念を入力し、罪状と情状酌量可能な事情から、そのまま「判決」を出す。一審とあるが、実質的な審理は行わず、求刑と「判決」を同時に出す。(つまり、万年桜のウワサは検事と判事を兼ねている)
- 二審 神浜の魔法少女たちに、一審判決に対する意見書を提出させる。意見書の内容次第で、再度「判決」を出す。ただし、「回収率が著しく低い場合は事件性の認識が薄い」として一審「判決」で確定する。
- 三審 二審「判決」の賛否を問い、総員の過半数の反対がある場合に限り行われる。この時のみ、代表者3名(誰を指すのかは不明)による合議で「判決」を確定させる。
- 「判決」が確定した時点で、万年桜のウワサが刑を執行する。
「被告人」となった6人への一審判決は、以下の通りだった。
- 里見灯花:極刑(ソウルジェムの破壊)
- 柊ねむ:極刑
- 梓みふゆ:無力化刑(魔法少女変身するとソウルジェムが破壊される)
- 天音月夜:制限刑(魔法少女変身すると痛みを伴う)
- 天音月咲:制限刑
- 八雲みたま:条件付無力化刑(調整屋施設内での変身のみ許可)
模擬とはいえ遊びでは無く、「極刑」は文字通り「死刑」である。
とはいえ、実際の法律を参考にする以上、チームみかづき荘も、ういも、『小学生が極刑になるはずが無い』(日本で14歳未満に可能な処分は少年院送致のみ)と安心しきっていた。ところが、あっさり「極刑」を言い渡されたので狼狽したが、灯花もねむも平然としていた。
やちよ曰く「今回の一件、間違いなく年齢の概念がない」「判決は、小学生に出すものじゃないわよ」。灯花曰く「実はそんなに影響はないと思って入れてなかっただけだよ」
そして二審が始まるが、意見書は一通も届かず、やちよ達は急遽手分けして意見書の回収に走るが、万年桜のウワサは判決に従って6人を処刑しようとした。
後半
……以上は全て、灯花とねむが仕組んだ茶番だった。年齢の概念を入れなかったのは、極刑「判決」を受けるため。そして意見書を他の魔法少女に送付するに当たって、受付期間を絶対に二審に間に合わないように改竄し、確実に極刑が執行されるようにしていた。「わたくしたちと一緒にいると、ういの迷惑になっちゃう!」と判断した二人は、自ら死を望んだのだった。
すんでの所で、意見書の回収が進んでいるというやちよ達の連絡が来たため、いろはは日付改竄の形跡が無いか調べるように万年桜に要求した。万年桜は、改竄の立証を条件に、「ウワサに反しない」と判断して執行を思い止まることができた。
届けられた意見書は、「死んでって言ってしまいそう。けど大丈夫、顔さえ見なければ平気」といった内容を含めて、極刑は重すぎるという意見が大勢を占めた。その結果、二審ではそれぞれ減刑された。
- 里見灯花:無力化刑
- 柊ねむ:無力化刑
- 梓みふゆ:監察(執行猶予)
- 天音月夜:無罪
- 天音月咲:無罪
- 八雲みたま:監察
※灯花・ねむへの判決は劇中では明確に述べられていないが、「変身しようと考えただけで一日寝込んだ」という灯花の発言と、判決以降のストーリーで変身したシーンがないことから推測。
二審「判決」への反対意見は過半数に満たず、そのまま確定した。また、他に素性の判明した羽根への処分を要求する意見もあったが、人手不足を理由に天音姉妹の例にならって無罪(不起訴処分)となった。
その他の、一般人には自然災害として現れた被害は、魔法少女に裁ける内容ではないとして審理は行われずに終わった。
なお、アリナ・グレイはその後発見されたが、記憶を失っていたせいもあり、現時点では「裁判」は行わず、監視下に置くに留めている。記憶が戻ったらどうするのかは不明だが、少なくとも「極刑」に処すつもりはないようだ。
さらにその後、灯花とねむはある目的で、意図的に魔法少女に変身して自爆した。結論からという二人は死ななかったが、変身すると自爆するようにソウルジェムを加工したのが、「制限刑」の内容であることが明らかになった。
遊び方
通常のクエスト(メインストーリー、アナザーストーリー、魔法少女ストーリー、強化結界、覚醒結界)をプレイしてアイテム「メモリーピン」を入手し、これを消費して本イベントのクエストをプレイ。本イベントのクエストで「ヘルプアンケート」を入手し、ショップで限定アイテムと交換する、という流れとなっている。
登場人物
関連動画
予告編
2024年10月18日、後継ゲーム魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedraの公式 YouTube チャンネルにて全編が公開された。
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