「わたしの好きな言葉はね、やってみなけりゃわからない!」
「出たとこ勝負だっていいじゃない!」
「わたしは強いからかーーーーーつ!」
概要
最強を目指す猪突猛進な魔法少女。
由緒正しい歴史ある生家と祖父を敬愛。
祖父が営む中華料理屋を誇りに思っている。
(『マギアレコード』公式サイト内のキャラクター紹介より)
元気いっぱいで猪突猛進な魔法少女。
由緒正しい歴史ある生家と、その隆盛を導いた祖父や曽祖父を敬愛してやまない。
一方で、現在は没落した由比家をどうにか再興しようと奮闘しており、そのために最強の魔法少女となることを目指している。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
左:通常 右:魔法少女姿
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市参京区 |
学校 | 神浜市立大附属学校 |
年齢/学年 | 17歳/高校生(※1) |
身長 | 162cm |
肩書き | 魔法少女 |
所属グループ・チーム | チームみかづき荘、神浜マギアユニオン |
願い事 | 宝くじで一等を当てる |
固有魔法 | 幸運 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | ひし形/橙/腰のベルト |
武器 | 鉄扇 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 夏川椎菜 |
舞台版配役 | 富田鈴花(けやき坂46)(※2) |
(※1)保澄雫のホーム画面における台詞(魔法少女タップ6)で深月フェリシアと4歳違いであることが言及されている。イベント『そしてアザレアの花咲く』のシナリオにて夏目かこ・三栗あやめ・フェリシアの3人が同い年の13歳であることが判明したため、鶴乃は17歳ということになる。
(※2):舞台版『マギアレコード』での配役。
人物像
一人称は「わたし」。「やってみなけりゃわからない」がモットーであり、とにかく元気で明るく裏表のない快活な性格。初対面の相手にも物怖じせずに話しかけるが、お喋りで一度話し始めると止まらない。会話に夢中になりすぎて息継ぎを忘れてしまうこともあり、よく「ふんふん!」と息が荒くなる。かわいい。
頭の回転が速く、天音月夜からも「頭が回るが故に危険」と評されている。成績も学年1位を取る優等生であり、フェリシアに分かりやすく勉強を教えたりするが、細かいことを考えるのはなぜか苦手。
また、フェリシアの辛い境遇を知って素直に涙を流したり、敵として現れたにもかかわらず梓みふゆとの再会を喜んで抱きついたり(余談だがこの抱きつき、結構な威力があるようで、抱きつかれたやちよとみふゆは「うぐっ」と呻いている)するなど、非常に純粋。
フェリシアからは「バカというより精神年齢が低いんだよな」と評されたことも。
自称「最強の魔法少女」。里見灯花からも「最強さん」と呼ばれた。
そのために日々の鍛錬は欠かさないが、内容は無計画で無茶苦茶。
過去にやちよとチームを組んでいたことがあり、彼女を「ししょー」と呼んで慕っているが、そのあまりの騒がしさから煙たがられている。
実家は神浜市参京区で中華料理屋「中華飯店 万々歳」を経営しており、普段は店の看板娘として配膳や出前などの仕事を受け持っている。ちなみに店の味は自他共に「50点」という評価であり、不味くはないが旨いとも思わないとのこと。曾祖父、祖父の代では好評だったが、父親の代で味が落ちたらしい。
鶴乃に言わせると、「昔は超々有名な名家」で、一族に「国の軍隊に出資したり」した政治家もいたという。
鶴乃はかつての由比家を誇りに思い、自分の力で再興しようと思っている。
チームみかづき荘の中では唯一の家からの通い組。頻繁にやちよの家に転がり込んでは一緒にご飯を食べたりテレビを見たりゲームをしたり泊まったりしている。
アニメにて私服姿を披露したのだが、視聴者からは「ファッションも50点」「花澤香菜」とあらゆる意味で酷い言われようであった……。
魔法少女として
変身後の服装は中国の僧侶を思わせるものとなり、おへそが出ている。
武器は火炎を吹き出す2本の扇子で、「ちゃらぁー!」「しゃっしゃー!」と聞こえる独特な掛け声と共に敵に斬りつけて攻撃する、あるいはブーメランのように投げる。
固有魔法は「幸運」。ワルプルギスの夜との戦いで魔女が飛ばしたビルが逸れていったり、Angels on the roadではスロットルマシーンで大勝するなど。
「最強」という高い目標に違わない実力者であり、十咎ももこ・秋野かえで・水波レナの三人からは「強いし、気迫もすごい」と言われており、ベテランのやちよでさえ「猪突猛進なところを除けば実力は確か」と評している。
ゲーム上の性能
ななみけ最初の3人で、中の人達的にも揃えた方が納まりが良かったからなのか、メインキャラでありながら初期レアリティは★2且つ、下記にもあるように(いろは、やちよを差し置いて)最速の★5開放となった。また、2020年2月15日時点でも、★5昇格組の中で唯一の恒常ガチャ産火属性である為、無課金・微課金プレイヤーにとっては頼れる存在。
性能は攻撃偏重で守りは脆いものの、水属性相手に組まなければ未熟なメモリアでの補強で済むレベル。
ブラストが縦方向しかない点は長所にも欠点にもなるので何とも言い難い(1WAVEを1ターンキルする必要がある場面では役立つ)。
基本データ
初期段階では★2スタートで最大★4となっていたが、2017年11月30日より上限が引き上げられ、★5への覚醒とドッペルの解放が可能になった。初期★3以下の魔法少女の覚醒上限引き上げおよびドッペル実装が行われるのはこれが初の事例となった。
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×2 | ×0 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★2 | Lv.50 | 9,165 | 4,128 | 2,933 |
★3 | Lv.60 | 11,607 | 5,232 | 3,714 |
★4 | Lv.80 | 15,270 | 6,888 | 4,885 |
★5 | Lv.100 | 18,927 | 8,552 | 6,056 |
コネクト「出たとこ勝負で行こうよ!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | BlastダメージUP[Ⅲ] & 攻撃力UP[Ⅲ] |
★3 | BlastダメージUP[Ⅴ] & 攻撃力UP[Ⅴ] |
★4 | BlastダメージUP[Ⅶ] & 攻撃力UP[Ⅶ] |
★5 | BlastダメージUP[Ⅸ] & 攻撃力UP[Ⅸ] |
マギア「炎扇斬舞」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | 敵全体にダメージ[Ⅱ] & BlastダメージUP(全/3T) |
★3 | 敵全体にダメージ[Ⅳ] & BlastダメージUP(全/3T) |
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅵ] & BlastダメージUP(全/3T) & Accele MPUP(全/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅷ] & Blast & Accele MPUP(全/3T) & 必ず回避(自/1T) |
「いーから、いーから!倒されちゃいなよッ!!」
読みは「えんせんざんぶ」。英語表記は「Flame Waltz」。火炎弾を雨のように降らせた後、敵を一閃する。
ドッペル「団欒のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅹ] & Blast & Accele MPUP(全/3T) & 必ず回避(自/1T) |
専用メモリア「味はいかほど?」
下町の面影が残る、古めの中華料理店。
彼女の曾祖父と祖父が、戦時中に現地で会得した中華料理の技を活かす為に、帰国後、中華料理店の経営を始めた。
提供される料理は見た目、味ともに“普通”という感想が多いらしい…。
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 由比鶴乃 |
イラストレーター | 吟の筆 |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 460 | 0 | 460 |
Lv.20 | 690 | 0 | 690 |
Lv.40 | 1,150 | 0 | 1,150 |
スキル「マギアアップ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | マギアダメージ[Ⅸ](自/1T) | 8T |
限界突破 | マギアダメージ[Ⅹ](自/1T) | 7T |
活躍
メインストーリー
第1部『幸福の魔女編』
第3章『神浜うわさファイル』
水名区に噂を調査しにやって来た環いろはと出会い、2人で手分けして「口寄せ神社」の噂を調べ始める。その後、同じく「口寄せ神社」について調べていたやちよとも合流し、3人で水名神社に乗り込むものの、3人の攻撃はことごとく跳ね返され、窮地に陥る。
アニメ版ではウワサが吐き出した粘液が扇にまとわりついて炎を吹けなくなっていた。
第4章『ウワサの守り人』
天音姉妹の笛の音を反響させての攻撃に対して、大声で叫ぶことで笛の音をかき消すという作戦を発案するなど、随所で活躍する。
第5章『ひとりぼっちの最果て』
天音姉妹の片割れ・月夜が水名女学園の制服を着用していたことから、フェリシアと共に彼女を捕獲して「電波少女」の情報を聞き出すが、鶴乃と月夜の天然ボケがかみ合わずに会話がそれる場面も。
第6章『真実を語る記憶』
いろはが招待されたみふゆの講義について行くことになり、いろは、フェリシア、さなと共に里見灯花の話を聞くことになる。やちよがいろはたちと行動を共にする前のみふゆたちがいた頃のチームにも入っていたが、たまたま自分が参加しなかった戦いで仲間が死ぬことになり、そのことをみふゆの記憶で改めて見た鶴乃はマギウスの翼へ加入することを決めた。
第7章『楽園行き覚醒前夜』
マギウスに洗脳されたのち家出状態になってしまい、目からも生気が失われている。心配したいろはとやちよが実家に行くと、一度店に帰って「本当に心安らげる場所を見つけた」と謎の言葉を残していなくなったとのこと。その後、フェリシアとさなはみかづき荘に無事戻って来るが、彼女は依然として囚われたままだった。
その後ウワサの一部となっていろはたちの前に現れた。元気さはなくすっかりやる気のない性格になってしまい、ウワサでできた遊園地「キレーションランド」に大勢の人々を永遠に閉じ込めて「やる気」を奪おうとしてくる。
みふゆから「心がつながっていればウワサをはがせる」と教えられ、みんなでウワサに憑かれた鶴乃を攻撃するが、ウワサははがれず・・・
ネタバレ注意
「…………はぁ……疲れた……」
大好きだった祖父が亡くなり、曽祖父から祖父、父親へと代々受け継がれている中華料理屋が寂れてしまう。店を立て直そうと願いで宝くじを当てるが、せっかくの賞金は母と祖母に散財されてしまった。
さらに以前やちよの魔法少女チームに参加していたが、自分がいなかった日に安名メルが魔女との戦いで失われたことで自分を責め続けていた。その後梓みふゆが行方不明になり、やちよは単独で行動し始め、チームは自然消滅してしまう。
そんな中自分だけでも明るく振舞わなければと思って無理に笑顔を作っていたのだが、とうとう限界になってしまったのだった。
鶴乃の虚ろな表情を見て、やちよはメルの件の後にみんなで気晴らしに行った遊園地の帰り道の表情を思い出す。この時ははしゃぎ疲れて気が抜けただけと思っていたが、実際は遊園地という別世界で、日頃溜め込んでいたものから解放されて安心していたのだった。生気のない表情は、遊園地に行った帰りに見せた安心した表情だった。
鶴乃は辛かったんだ。理解しなくちゃいけないのは最強を目指す鶴乃じゃない、何があっても笑顔だけどどこかで傷付いている鶴乃。そんな鶴乃の明るさに頼りっぱなしだった私たちは本当の苦しみを理解していなかった・・・そう愕然としているいろはとやちよのところにフェリシアとさなが合流。「我慢しなくていい、強がらなくていい、気を張らなくてもいい、もう一人で頑張らなくていいから、これからは私たちを頼ってよ!」と鶴乃に伝え、4人の思いをフェリシアのハンマーに乗せ、鶴乃からウワサを剥がすことに成功した。
なお、今まで継続してきた皆勤賞を達成できなくなったことが分かると、再び目の光が消えて落ち込んでしまっていた(直後にいろはに活を入れられてすぐに復活したが)。
第8章『偽りに彩られ神浜』
マギウスに洗脳された羽根たちが神浜の魔法少女たちへの攻撃を始めたため、手分けして魔法少女たちを調整屋に逃がす。
第9章『サラウンド・フェントホープ』
チームみかづき荘でフェントホープに突入し、いろはたちを救出する。
第10章『浅き夢の暁』
ワルプルギスの夜との決戦では、飛んできたビルを固有魔法の「幸運」で魔法少女たちから逸らす。
第2部『集結の百禍編』
第1章~第5章
チームみかづき荘・神浜マギアユニオンの主力メンバーとして各章で活躍する。
第6章『薄氷のレゾンデートル』
神浜監獄地下での戦いで、鶴乃の記憶力を生かしてプロミストブラッドの拠点を潰すことに成功する。
魔法少女ストーリー
七海やちよ
第2話「七海やちよと決闘少女」
魔法少女になったばかりの頃は、強くなるための特訓として手当たり次第に他の魔法少女に決闘を申し込んでいた。そのため、「決闘魔法少女」として魔法少女の間では有名になり、やちよ・ももこ・かえで・レナともその過程で知り合った。
やちよと戦うが、猪突猛進な戦闘スタイルが災いして7戦連続で敗北。ついでにやちよに説教を食らい、とうとう泣きべそをかきながら逃げ出した。それでもやちよには「まともに戦ったら危なかったわ。紙一重の半分くらい」と評された。
第3話「七海やちよは見逃さない」
その後、やちよに弟子入りをしたいと考えるようになり、紆余曲折の末に弟子ではなく仲間として迎え入れられた。
由比鶴乃
第1話「もっと強くなりたい!」
祖父が他界してから廃れてしまった家の飯店を再興させるべく、「宝くじが当たりますように」と願って魔法少女となる。家を守るためとはいえ、金銭を願って契約した魔法少女は彼女が初である。
願いは確かに叶えられ、鶴乃は8億円という大当たりを引き当てるが、店にあまりこだわりの無い母と祖母がそのお金で豪華客船の旅に行ってしまった。
上記の経緯から鶴乃は自分が飯店を守ろうとより一層気張るようになり、「家を守れるほどに強くなる」ために「最強の魔法少女」を目指すという、少々ぶっ飛んだ独自の生き方を選んだのだった。
第2話「もっと修行したい!」
やちよ達の仲間となった後も、強くなるための修行をしようとする癖は変わっておらず、ももこ・かえで・レナにもたびたび特訓の相手を頼んでいた。ある日、レナの勧めで「エミリーのお悩み相談室」に行き、あきらや美雨の知り合いの工場の手伝いをすることになるが、迷子の犬を追いかけて他人の家の庭を荒らしたり、転んで工場の部品をぶちまけたり、などといった失敗を繰り返してしまう。
第3話「やっぱりもっと強くなりたい!」
申し訳なさからすっかり落ち込む鶴乃だったが、やちよの励ましやあきら・美雨を通して犬の飼い主や工場長からの感謝の気持ちを伝えられ、いつもの元気を取り戻すのだった。
環いろは
第2話「相手を思う」
メインストーリー第4章〜第5章の間、いろはとフェリシアが七海家で暮らすようになってからの話。漫画のイベントから帰ってフェリシアと盛り上がる鶴乃。フェリシアが駄々をこねて外食となりだったらと鶴乃の家で食べることになる。食べながら自分の家のことについて話す鶴乃だったが、「それなのになんで中華料理屋やってるんだ」と面白がるフェリシアの言動から鶴乃は酷く傷ついてしまう。
第3話「お帰りなさい」
メインストーリー第5章終了後、さなが七海家で暮らすようになってからの話。明日香の道場で魔法少女強化合宿をやることになったので土日そっちで過ごす鶴乃とフェリシア。しかし、いつも七海家で過ごしているせいか2人ともどうにもテンポが狂う。
千歳ゆま
第3話「アタシが守ってやるから」
いろは・やちよ・鶴乃が杏子と面識を持っており、メインストーリー第4章以降の出来事と推測される。
織莉子の策略で結界内に取り残されたゆまをいろは・やちよと共に偶然発見し、保護する。その際、ゆまのうわ言から彼女が杏子の知り合いだとわかり、直後にやって来た杏子に無事ゆまを引き渡すことができた。
フェリシアと年齢差が4歳差であることが言及され、間接的に年齢が17歳であることが判明した(テキスト修正前は5歳差で、18歳と推定されていた。変更の理由は不明。)。
期間限定イベント
みたまの特訓 天音姉妹・鶴乃編
鶴乃は夢を見ていた。それは久しぶりに見る小学生の頃の自分。とにかくおじいちゃんが優しくて大好きだった鶴乃、由比家再興のため、おじいちゃんのために頑張りたいと作文で書いていたのだが、そのおじいちゃんは「鶴乃は無理せず鶴乃の幸せを探して大切にしたらいい」と言うのだった。
夢を見たということは遠方より便りありの知らせ。海外留学中の姉から手紙が届いたのだが、同じく再興のため頑張っている姉からの言葉で酷く落ち込むことになる。それを引きずったまま天音姉妹との戦闘。どうやら月夜は前述の捕獲の件を根に持っているよう。しかし悩みを引きずりすぎている鶴乃は上の空。為す術無く倒されるどころかそのままダウンしてしまう。慌てた姉妹はみたまの元へ担ぎ込んでいった。
鶴乃が落ち込む原因となった姉からの手紙には「これまで再興のために頑張っていたのはおじいちゃんのためになっていなかったのでは。鶴乃も自分の幸せを考えた方がいい」というもの。まさかの同志である姉からの言葉が鋭く刺さり、これまで頑張って来たことがおじいちゃんを苦しめていたのでは無いかと悩むようになる。
そして深層心理の中で、もう一人の自分からもキツい言葉を投げられる「他人の夢に乗っかって満足していただけ」「望んでもいないことをしようとする、お前がしていたことは無意味で無価値」。それに呼応するかのように鶴乃のソウルジェムも濁ってしまう。
そして絶望し、もう一人の自分からも「全てを捨てて眠ろう」と最終宣告を受けた鶴乃。その時だった。思い出したのは大切な仲間たちがいることを。そして今の自分にはういを見つけみふゆを連れ戻し、その先はまだまだ分からないけれどみんなを幸せにするという目的があること。そして確信する。「これが成し遂げられ、その幸せを大切にしていれば、気がついたら偉業になっているはず」だと。
もう一人の自分を打ち払った鶴乃が目を覚ますと、そこには光り輝く中みたまと天音姉妹が見つめている。なんでここまで光っているのかと思えば鶴乃がドッペルを発動させていたのだった。「さらに最強に!」と喜ぶ鶴乃だったが、その姿を見ようと見上げてみれば、なんと金色に光り輝く豚。しかも月夜からは「成金の趣味みたい」とバッサリ。かっこ悪くて皆の前で見せられないとショックを受けドッペルをしまい込んでしまう。
みたまは珍しい物を見せてもらったと、特別に調整をサービスしてくれるという。特に天音姉妹に関しては双子を同時に調整するのはなかなか機会が無いらしい。嫌がる天音姉妹に対し、倒れてるところを救ってくれた二人には感謝している鶴乃はせっかくだからと調整屋へ引きずり込んでいく。鶴乃は満面の笑みで「おじいちゃんは本当の偉業の成し方を遠回しに教えてくれたんだと思う。わたしはみんなを幸せにするよ!」と決意するのだった。
鶴乃がたまたま出会った見知らぬ少女。何やらかずみという名前を覚えている以外は記憶喪失のようである。しかもお腹が空いたと号泣する始末。仕方なく自分の家の店に連れて行くわけだが、かずみはチャーハンを食べて美味しいとご満悦。鶴乃もまさかの事で「斬新なリアクション」としか言えない。しかしかずみは突如何かが聞こえたのか店を飛び出してしまう。
しばらくして、海香とカオルが謎の敵と戦っていたのだが、歯が立たず逃げ出すも逃げ切れない状態。そんなときに颯爽と助太刀に現れたのは鶴乃。迎撃態勢を取ろうとするのだが、よく見れば敵の正体はかずみに似た人物だった。ひとまず何とか振り切って海香・カオルと共に逃げ出すことには成功したが、何故かずみが攻撃するのか分からない。で、なんか妙案が無いかと衣美里の相談室に行くのだが、衣美里はあいにく留守でそこにいたのは莉愛。だったのだが、莉愛の名前を思い出せない鶴乃は「レアさん」「ミディアムさん」などとボケ倒す。
色々協議するうちにやちよに連絡を取った方がいいとなったその時、あのかずみらしき敵が襲撃。応戦しつつやちよに連絡を取ることができ、調整屋へと向かうことになった。
永遠にクリスマスが続く世界で、偉業を成すためフェリシアと一緒に世界の果てを目指す。
ピュエラ・ヒストリア 神浜の戦神子編
さなと共に戦国時代へと遡り、水名露と出会い本来の歴史通りに露と千鶴を和解させようと奔走する。
露の父正綱が大切にしていたカササギを逃がしてしまう等のトラブルはあったが、自らカササギとして活躍。
テレビアニメ
第4話で初登場。みたまの紹介で店にやって来たいろはと知り合う。口寄せ神社のウワサの調査中スーパーで立ち耳の魔女と遭遇し、いろはのコネクトもあって撃退。
神社ではやちよに言われたからとはいえ、絵馬に会いたい人の名前を書かずうわさに反したため、黒い影に捕らわれてしまう。
第13話ではフェリシア、さな同様記憶ミュージアムでいろは&やちよといつの間にか別れ、灯花の演説シーンでレナにぶつかった際、一瞬だけウワサの鶴乃の顔を見せた(DVD版以降?)。
第2期では、本人の再登場は5話からだが、1話Cパートにて、黒羽根の背後の壁に彼女に関する張り紙が見られる。その内容は、鶴乃の行方に関する情報提供を求めるものである様子(家族から見れば、鶴乃が失踪した状態である)。
5話で再登場した際は、ウワサの侵食具合が深刻化しており、みふゆを困惑させた。続く6話ではホーリーマミと共にいろは・まどか達の前に姿を現した。第7話では元に戻す方法を知ったいろは・やちよ・杏子・ほむらと対峙する。ほむらのネットランチャーを受け流すがその隙を杏子の槍によって拘束されたあといろはに拘束を固められやちよにコネクトされるも失敗。
大ダメージを受けてる点では同じだがその無惨さはアプリ版の比ではなく、体中血まみれになったうえ、幾つかの関節はありえない方向に曲がり、下半身に至っては捻じ曲がっているというもはや死体に近い状態になってしまっている。そして壊れたマリオネットの如く動き始めるところで7話は終わる。
8話ではいろはが記憶ミュージアムで見た鶴乃の過去が再生される。大東区から魔女がやって来た事をやちよから聞かされるも店が珍しく繁盛しており、お店の方を優先。その間にメルが魔女化してしまったがために、仲間からのフォローも虚しく「自分が弱かったからメルを守れなかった」と自責の念に駆られ、ももこが新人魔法少女のレナ&かえでの教育で忙しくなり、やちよからも鶴乃は強いからと一人で参京区を守らざるを得なくなった。更に過去に卜者の魔女を倒したのだが、魔女化したメルだった事を知ってしまう。
それでも心の闇を押し殺しつつ活動を続けていたが次第に限界を感じ、その隙を突かれウワサを入れられた事が判明。
それを理解したいろはとやちよによって今度こそウワサから解放され、傷はいろはの固有魔法で治療された。
直後、マギウスの聖堂を守ろうとした兵隊グマのウワサの群れを撃退するもいろは以外の仲間は門前払いされてしまう。
3期2話ではエンブリオ・イブの起動によるドッペルシステムの暴走の影響で団欒のドッペルに人格を乗っ取られてしまう。
事が終わった後は壊滅してしまった神浜市で元気に万々歳の出前をしていた。
マギア☆レポート
本編とさほど性格は変わらないが、出自故かやたら「自他共に認める50点評価」であることが強調されており、作中でも、
- 杏子に食について良い風に語られた上で50点評価。
- 質より量で挑もうとするもフェリシアに一律50点の評価を受ける。
- ウワサに料理を食わせて口コミで好評を広めようとして見事に50点評価という噂が広まる。
- 50点の噂が広まり事件の野次馬感覚で客が寄ってくる。
- 噂を聞きつけ本場中国の方が来訪した際、プライドを捨てて一番人気のカレーうどんで勝負に出ようとする。
- ななか一派からも微妙な評価を受けるが、ななかのみ「不足の美」というまさかの高評価。
- あやかに「手抜き料理」という評価を題材に謎かけのネタにされた上に雫に冷静なダメ出しを食らう。
- 季節のコラボメニュー会議で、バレンタインの季節にちなんでチョコレートを使ったメニューのアイデアを提案してもらうが、本人は冬季オリンピックの時期だと認識していたために理解できなかった。
- 開き直ってあえて半分の評価を受けるのを前提に200点満点で採点してもらおうとしてなお200点中50点。
- フェリシア経由で「50点ラーメン」という呼称が広まる。
- スープの成分を分析したら成分が「50」になっている。
- 夕飯時なのに客が一人も来なかったという身の毛のよだつ恐怖体験(さな談)。やちよ「透明なのはお客さんだったのね」
- 星2.5評価(食レポ誌)。
- 恋の妄想ですら50点評価。
- 激辛スープとモミの木を使ったクリスマスメニューを開発しようとしてフェリシアに「地獄みてぇ」と評される。
- エイプリルフールに「店を閉める」と嘘をついて本気にされる。
- 女子会で好きな異性の為に叶えた願いで盛り上がる女子達に対して鶴乃の願いは「はちおくえんですけど」
- ミュージカル風に50点。
- 「VRしなびた実家が大繁盛!?」をプレイする鶴乃とそれを見ている美雨とかこ。
- 万々歳かウォールナッツかという選択肢で迷わずウォールナッツ。
- 食レポ番組で見事に星1個半。
- アニメ版のドッペルのような状態になってしまった月咲をなだめようと月夜が「ウォールナッツに行こう」と聞くと表情が和らいだが、「店でドッペルを出されると店に迷惑がかかるので万々歳に変更しようか」と聞いたとたんに露骨に嫌な顔をされた。
……等といった具合に周囲にいじられ、本編以上の苦労人ぶりを発揮している。
尚、ウワサの鶴乃は未登場だが、本誌おまけの魔法少女図鑑でのみ姿を確認できる。
派生バージョン
鶴乃・フェリシア 宅配ver.
関連イラスト
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時女静香:第二部9章にてネオマギウスに入った彼女を「昔の自分に似てる」と評する。
第二部12章の後は店の看板娘をフェリシアに譲り、父から味を引き継ぎ始める。
そして姉が帰国し再び力になる可能性が見えたとのこと。